4歳、乳歯7本が先天性欠損のインプラントについて

相談者: まはりくさん (37歳:女性)
投稿日時:2012-05-28 14:47:05
参考:過去のご相談
2歳、乳歯3本(後に7本と判明)先天性欠損の今後の治療について


こんにちは。

以前、こちらで下記ご相談させていただいたまはりくと申します。

その際は大変お世話になりました。 
有難うございます。

あらためて相談させてください。

現在4歳の娘は、乳歯7本(前上212、前下2112)が欠損しております。
アドバイスしていただきましたとおり、3歳より大学病院に通院し始め、昨年3月より乳歯義歯を入れております。
先日レントゲンで確認しましたところ、永久歯は上記7本+全ての5番計11本が欠損と判明いたしました。


1年経ちましたし、大学病院の先生に

「今後は成長するまで義歯で過ごし、顎が成長し終わったらインプラントとなるのでしょうか?」

と伺いましたところ、

「乳歯から欠如している場合、インプラントを入れることが難しいかもしれない。
歯があった穴に対して棒を入れるので、その穴が無い場合、つまり顎の骨が薄すぎる場合はインプラントが出来ないかもしれない」

とのお話を受けました。

つまり、一生入れ歯です。


7本の乳歯欠損、11本の永久歯欠損の話を伺ったときは、もちろんショックでしたが、将来インプラントが出来るまでの辛抱だと思っておりました。

しかし、インプラントそのものが出来ないとなると、今の苦しみが一生続くこととなります。


もちろん、今現在の歯科技術のお話であって、娘が20歳になるまでこれから15年ほどありますから、その時点では有効な技術が出てくるかもしれませんが、やはり、乳歯からの先天性欠損の場合、インプラントは厳しいのでしょうか。

宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-05-28 15:30:52
乳歯からの先天性欠損の場合、インプラントは厳しいのでしょうか。

乳歯の先欠だからではなく、歯が欠損する事によってその部分の骨が少なくなっているからという事だと思います。

かなりアドバンスな治療になりますが、増骨処置が出来ればインプラントは可能だと思います、実際にその年齢になった時に増骨しょちを必要とするか必要無いかなどを考えれば良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2012-05-29 11:27:09
まだ最終形を考える時期ではないと思いますが、いずれ矯正を考える必要があるかもしれません。

この4月の保険点数改正により、「6歯以上の非症候性部分性無歯症」の矯正治療保険で治療できるようになりました。

自立支援医療機関になっている矯正歯科大学病院へ通院中との事ですから問題ないと思いますが)でもご相談ください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まはりくさん
返信日時:2012-05-30 11:29:15
細見先生 伊藤先生

ご回答有難うございました。

インプラントも出来ないと将来を悲観しておりましたが、細見先生がご回答くださったような増骨処置というものがあるのですね。 
細見先生、お教えくださり有難うございます。


矯正治療に一部保険適用が出来るようになったのですね。
伊藤先生、有難うございます。


先天性なのに、保険が使えないというのは正直厳しいと思っておりました。 
もちろん娘には最善の治療を受けさせるための努力は惜しみませんが、保険が利用できるかもしれないと教えていただいただけでも、ずいぶんと救われました。 
有難うございます。


現在出来うることは、

@現在ある乳歯を長持ちさせるためにも虫歯にさせない
A将来のインプラントに備えて、積極的にカルシウム摂取を行う

くらいでしょうか。 
他にも色々とやるべきことはあるでしょうか。

宜しくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-05-30 12:20:49
>@現在ある乳歯を長持ちさせるためにも虫歯にさせない
>A将来のインプラントに備えて、積極的にカルシウム摂取を行う

@は良いとして、Aは^^
カルシウムを採る事は成長期の御嬢様には大変重要な事だと思いますが、それでインプラントに備えることにはならないと思います。


>他にも色々とやるべきことはあるでしょうか。

先天欠如何かに負けない大らかなお子様にさおだててあげて下さい。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-05-30 13:04:12
ご相談ありがとうございます。

細見先生の回答通り、骨を広げたり持ち上げたり移植したりすることで、かなり状態が良くなります。

お話の状況ではかなり高度な治療となり、インプラントをしているしか医師全てができるわけではありませんが、今でもすでにその治療に優れた実績を残している先生もおられます。

また将来はもっと進歩します。

骨の再生医療、それどころか歯の再生医療と言って、歯の芽を植えると、チューリップの球根を植えたら花が咲くように、歯が生えてくる、という研究が実現しているかもしれません。
実際に、現在ネズミでは成功した報告も出ています。



>現在出来うることは、

>@現在ある乳歯を長持ちさせるためにも虫歯にさせない
>A将来のインプラントに備えて、積極的にカルシウム摂取を行うくらいでしょうか。 
>他にも色々とやるべきことはあるでしょうか。


むし歯予防大事ですね。
でも歯磨きだけではでは予防できませんよ。

将来もっと良くなる希望はありますから、悲壮な覚悟で予防をしないで、家族みんなで楽しく予防ができるよう「笑顔」で実行することが効果的です。

友達と仲良く遊べると、お話が好きになって、これが大きなむし歯予防になります。
子供のうちは入れ歯を入れていることがヒロインとなり、自信がつきます。
堂々と、親からではなく本人から自然に、友達に教えちゃいましょう。


骨を丈夫にすることも大事ですね。
栄養の勉強をしましょう。

牛乳の飲みすぎはかえって骨を無くします。
また、一食あたりの、糖質量を越えないようにしましょう。
その上でタンパク質をたくさん取りましょう。

そして適度な運動が続くと骨が増えます。


それに追加です。

入れ歯はピッタリ合っていると快適ですが、子供の入れ歯は大人と違う注意が必要です。

顎の骨が成長するに従ってこまめに、入れ歯を調整するか、作り直してあげないと、入れ歯に閉じこめられて骨が発達できなくなることがあります。

身体や精神の成長を前提に、お口の中の骨の成長も誘導できるよう、総合的に見守れると良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まはりくさん
返信日時:2012-05-30 15:16:41
細見先生 さがら先生

ご回答有難うございました。

歯の再生医療、素晴らしいですね。
再生でなくとも、インプラント技術もどんどん高度化していくことに期待したいと思います。

>将来もっと良くなる希望はありますから、悲壮な覚悟で予防をしないで、家族みんなで楽しく予防ができるよう「笑顔」で実行することが効果的です。

はい。
有難うございます。
今回も前回同様温かいお言葉を頂けて、とても前向きになれました。
本当に感謝いたします。 
栄養に関しても勉強していきたいと思います。悲壮になんかなっていられませんね。


現在は1〜2ヶ月に一度通院し、入れ歯調整をしております。
昨年3月にはピッタリだった入れ歯も現在は少しゆるくなってしまい、取れやすくなってきてしまっているので、そろそろ新しい入れ歯を作ろうと思っております。


いろいろなご助言、本当に有難うございました。
細見先生もおっしゃるように、おおらかな子供に育ててまいりたいと思います。



タイトル 4歳、乳歯7本が先天性欠損のインプラントについて
質問者 まはりくさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
小児歯科その他
歯の数が足りない(先天欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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