クラウンの型取り、インレー作製、精度について知りたい

相談者: motomuさん (40歳:女性)
投稿日時:2012-06-11 11:01:47
参考:過去のご相談
ラバーダム&拡大鏡により根管治療以外の虫歯治療も精度が上がる?


1.クラウン型取りについてですが、自身の歯と歯肉の境目を明確にする為に、健康な歯茎の場合の、最良な方法を教えて下さい。
また、歯茎との境界をレーザーを使用して明確にする方法について。


2.金属のオンレーインレーを、セラミックに変えたいと考えています。
3DCADシステム使用の、適合精度について。

また、強化セラミックスにする事で、術後の破折トラブルは少くなるものでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2012-06-11 11:19:27
クラウン型取りについてですが、自身の歯と歯肉の境目を明確にする為に、健康な歯茎の場合の、最良な方法を教えて下さい。

歯肉圧排でしょうか(削った部分と削っていない部分を明確にする為ですが)。


>歯茎との境界をレーザーを使用して明確にする方法について。

歯肉縁下マージンを歯肉を蒸散させる事によって、明確にする事なんでしょうか?


>3DCADシステム使用の、適合精度について。

最近の物は精度が上がってきていると聞きます、ただしその様に形成がなされた場合です。


>強化セラミックスにする事で、術後の破折トラブルは少くなるものでしょうか。

強化セラミックが何を指すのか解りませんが、セラミックは欠ける可能性は有ると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-06-11 11:23:20
>健康な歯茎の場合の、最良な方法を教えて下さい。

一般的には、圧排糸による歯肉圧排がよろしいかと思います。


>3DCADシステム使用の、適合精度について。

かなり今は精度が高くなっていると聞きます。
(今度勉強してきます)


>強化セラミックスにする事で、術後の破折トラブルは少くなるものでしょうか。

咬合状態、メインテナンスにもよると思います。
また、TCHなどご自身の「咬み癖」によっても変わってくると考えます。

参考にされてください。


細見先生とかぶりました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: motomuさん
返信日時:2012-06-11 11:41:27
以下について教えて下さい。
宜しくお願いします。

1.圧排糸による歯肉圧排と、歯茎との境界をレーザーを使用して明確にする方法についての違い。

2.3DCADシステム使用の適合精度については、まだ取り入れている医院が少ない→精度については?ということでしょうか。

3.就寝中に歯ぎしりをしているようなのですが、強化セラミックスジルコニアクラウンにした場合ですが、マウスピースなど付けるなどすれば、欠けるなどのトラブルは軽減されますか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-06-11 11:53:17
>1.

個人的には

圧排糸による歯肉圧排 
→ プロビジョナルなどで歯肉形態を時間をかけて整え、歯肉炎が無い場合

レーザーを使用して明確にする
→ やや歯肉炎があって出血していたり、歯肉形態の修正が必要な場合

と分けております。
(他の先生方とは違うかもしれませんが)


>2.
>精度については?ということでしょうか。

一つは「まだ新しい方法」である事。
いくら「良い」と言われても自分の患者さんで人体実験をするわけにはいきませんから、おのずと慎重になります。

今後、いろいろなデータが出て、本当に良いと思われたら導入に踏み切ると思います。
(なので、個人的にはまだまだ勉強が足りないと思っています)


そしてもう一つは「導入コストがかかる」と言う事。

院内で機材を購入するにしても、ラボが購入するにしても1000万円近い投資になります。
採算が取れないと判断すれば、いくら「良い」と思っても導入に踏み切れない場合もあります。


>就寝中に歯ぎしりをしているようなのですが
マウスピースなど付けるなどすれば、欠けるなどのトラブルは軽減されますか?

個人的にはマウスピースに頼らなくとも、ご自身でコントロールできるようになると思っております。

なので、セラミックスクラウンが書けるというのは「トラブル」とは考えておりません。
むしろ「力のコントロールが必要であると自覚するためのきっかけ」の一つだと思っております。
(もちろん、頻繁に欠けるようでは困りますが…)

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-06-11 12:05:49
質問1 健康な歯茎歯冠長が充分ある場合は、歯冠形成を歯肉縁上に留めておけば形成も印象クラウンの試適も、セット後のセメント除去も簡単だと思います。

返信1 うちではレーザーの代わりに電気メスを使用しています。

返信2 即日治療が終わるというメリットと初期投資が高額な事と、適合性などを勘案して導入しない歯科医院もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: motomuさん
返信日時:2012-06-11 16:09:50
先生方、ご回答頂きまして、ありがとうございます。
何度もすみませんが、教えて下さい。

1.現在、通院しています医院では、3DCADを取り入れています。
先生が仰るには、適合誤差は10ミクロンくらいとの事なのですが、『10ミクロン』とは、いわゆるぴったりと適合していると判断される範疇になりますか?

2.また、被せ物の材質についてですが、E−MAXと、LAVA(ESPE社)について教えて下さい。  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-06-12 01:09:50
適合誤差がどういう意味かが、本当に大事だと思います。

内面なのかそれ以外の部分なのか。

一番大事な部分(歯質被せ物の接合部)が10ミクロンであれば、パーフェクトだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: motomuさん
返信日時:2012-06-12 09:45:18
柴田先生、回答ありがとうございます。

1.先生の仰っている、『歯質』とは、どの部分(エナメル質象牙質)との適合性が重要になるのかを教えて下さい、宜しくお願いします。

2.今、通院しています医院では、クラウン型取り時に、レーザーを使用しています。

一般的には圧排糸による歯肉圧排がよいとされていますが、『痛みも少なく、確実に型を取ることが出来ます』との説明を受けました。
この方法については、どう思われますか?
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2012-06-12 09:51:03
>1.

マージン部ですね。
エナメル質に設定されていればエナメル質との接合部と言えますし、象牙質に設定されていれば象牙質との接合部と言えます。


>2.

良いと思いますよ。


担当の先生は非常に丁寧な治療を心がけておられると思います。
安心しておかかりになられる事をお勧めいたします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: motomuさん
返信日時:2012-06-12 13:26:14
櫻井先生、回答、ありがとうございます。
何度も、申し訳ありませんが、教えて下さい。

1.適合誤差についてですが、担当の先生にお聞きしたころ、次の様な、回答をいただきました。
『型どりした模型に対して、10ミクロン以下の適合精度で、適合誤差は顕微鏡で見ないと分かりません』

これは、適合精度については、とても良い物と判断して良いのでしょうか?
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-06-12 13:49:07
色々理想的なことを探られていますが、実際やるのと話すのは大きな違いがありますよ。

マージン1つ取っても、被せ物の種類でもマージンの設定は異なりますし、患者さんによっては歯の形が複雑でデコボコになったり、マージン幅が取れない時もあります。

10ミクロンは0.01mmの誤差ということになりますが、それが毎回出来るとしたらもの凄いレベルの先生だと思いますよ。

*説明するのは簡単ですが、実際それが出来ているかmotomuさんが確認するすべはありません。


読ませて頂く限り、ここまで来ると先生を信じれるかの問題だと思いますよ。

またマージン1つこだわった所で、技工の問題、接着の問題、次から次へと疑問は出てきますよ。

説明は受けられているようですし、それに対し後で毎回疑問を持つようであれば、もっとすんなり説明が受け入れれる先生の歯科医院に転院された方が良いように思えますが・・・

実際担当の先生に、何か不審・不安な部分がある訳ですよね!?


私見ですが、被せ物の精度が良くても虫歯になる人はすぐ虫歯になってしまいますし、大きな段差があってもタマタマうまく磨ける人は長く被せ物が使えます。

適合が10ミクロンでも、細菌の大きさはそれより小さい3ミクロンですよ^^;

私なんかは患者さんに説明する時、「出来る限り合わせるからねぇ」ぐらいで、そこまで細かく説明していませんから、担当の先生はかなり時間を取って話してくれていると思いますよ。

おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: motomuさん
返信日時:2012-06-12 14:37:41
井野先生、回答いただきまして、ありがとうございます。

仰るとおり、担当の先生は、こちらからの疑問点には、きちんと説明をしてくださっています。

担当の先生には、不安な点は無かったのですが、『1度、削って手を加えてしまえば、無かった事には出来ない』との思いから、患者として、納得し治療を受けたい為、こちらの先生に、お聞きした次第です。

回答いただきました先生方、ありがとうございました。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2012-06-12 19:40:41
>患者として、納得し治療を受けたい為

いいと思いますが、ここで質問をして担当の先生に不信感が生まれることもありますから注意してくださいね。


例えば、

>2.金属のオンレーインレーを、セラミックに変えたいと考えています。
>3DCADシステム使用の、適合精度について。
>また、強化セラミックスにする事で、術後の破折トラブルは少くなるものでしょうか。

普通、セラミック系のインレーの適合は、メタルに比べると断然悪いです。
(その証拠に、治療させて頂いている歯科医師の先生の殆どは、ゴールドを選ばれます)

セラミックで度精度を追求しようとすれば、かなり削るテクニックがいるのと、後は歯をメタルより削り込む必要があります。

それが元で歯髄炎を起こすこともあります^^;

またセラミックは割れる、かけると思って治療は受けられた方がいいと思います。
かなり咬み合わせのことまで気を使われている先生であれば問題ないかもしれませんが、一般論で言えば、かけたりしているものがよく見られます。

私の経験ではセラミック系のインレー、アンレーはあまり良いイメージがないので止めてしまいました。。。
自分の口の中の修復方法にも、セラミックインレーは持って来ないと思います。

先生毎に得意な治療法は異なりますし、ここで一方的に言いたいことを我々が言っても担当の先生は反論出来ない状態ですので、信頼出来る担当の先生がおられれば、このサイトは卒業された方がいいですよ。

10ミクロンと言うのも、私はあまり見たことがないので、そこまで言える先生は相当上手な先生なんだと思います^^


迷わせてしまったかもしれませんが、セラミックインレーについての私の考えをかかせてもらいました、ただ、歯科ではよくあることです。

患者さんからしたら、ある程度調べて受診して話をして、この先生に治療をお任せしようとしたら、その後は先生と話し合ってその先生が提示する治療選択肢の中から自分が良いと思われる治療を選ばれた方がいいです。

これは私一個人の意見ですので、深く捉えずに軽く読み流してくださいね^^;


おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: motomuさん
返信日時:2012-06-13 09:00:03
井野先生、貴重なご意見を頂きまして、ありがとうございます。

次回、治療時に、担当の先生によくお聞きして、どのようにするかを決めていきたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル クラウンの型取り、インレー作製、精度について知りたい
質問者 motomuさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
補綴関連
回答者




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