保存が難しい右上7番の抜歯の是非と、抜歯になった場合の8番利用

相談者: たいたんさん (23歳:男性)
投稿日時:2012-06-20 20:52:45
参考:過去のご相談
暫間的間接覆髄(AIPC)の予後や先生方の評価について


こんにちは(*^^*)!!
日々こちらのサイトで勉強させて頂いています。

今回2度目の相談になります。
よろしくお願いいたします。


3年ほど前に右上7番を抜髄し、先日違う歯医者さんレントゲンをとってもらった時に偶然気づいたことなのですが

根の治療が不完全であり、土台?が外れているかも』

とご指摘頂き、再治療のためクラウンを外して頂いた所

『根の状態が悪い。歯質も少なく残せるかどうか微妙な所』

と言われてしまいました…。



『歯を作っても長持ちはしないと思う。
頑張って残すか抜歯して後ろの8番が動くのを期待する。
ただし平行移動するとは限らない』

とも言われました。


一応歯は歯肉より上にあります。(一部かも知れませんが…)
根の治療の際は少しきつめにラバーをして頂きました。

また、インプラント矯正、移植は提案されていません。



上記をふまえ質問があります。


@7番を抜歯した場合、後ろ8番が動く望みはあるのでしょうか?

現在8番は顔を出しており、高さは他の歯と比べ3分の1ほどしか出ていません。
また若干ほっぺた側に傾いています。

この場合でもぴったりとは言わないにしても近付き噛み合わせに参加することはありますか?



A微妙と言うことなので残す方が一般的ですか?
過去の質問をいくつか拝見していた所、なるべく歯を作る方が確実であり一般的な印象を受けました。

またお恥ずかしい話ですが今回虫歯がたくさん見つかり反対の7番も抜髄しており、1つでも抜髄歯が健康な歯に変わるなら…と夢見がちなことも考えており抜歯しようかとも考えています。



今回歯の事でとても落ち込み眠れない日もある位悔やみ悩みました。

その上でこのサイトにはとても救われました。
また少し不安も増えたりもしましたが…(笑)


上記の質問についてどうかお手柔らかに回答をお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-06-20 21:22:32
はじめまして。カワサキです。

≫≫@ 7番を抜歯した場合、後ろ8番が動く望みはあるのでしょうか?
≫≫この場合でもぴったりとは言わないにしても近付き噛み合わせに参加することはありますか?

※ 8番は、多少動くと思いますが、咬みあわせに参加するまで、矯正治療なしで)自然に動くとは、考えられにくいです。



≫≫A 微妙と言うことなので残す方が一般的ですか?

※ はっきりと、回答しにくいのですが、一般的に、まず、歯を残す努力をして、それでもダメな時に、抜歯を、するのが、いいと思います。


ご参考までに。お大事になさって下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-06-20 23:13:28
@ 実際に診てみなければ、なんとも判断できないと思います。



A 担当医の診断が、「7番の長期保存が難しい状態」ということであれば、矯正治療による8番の配列が理想的な治療だと思います。

一般論として、「上顎7番の予後不良が予測される場合に、8番を7番の位置に配列してください」という部分矯正の御依頼は、珍しくありません。

下顎8番を下顎7番に配列するのは、かなり難しいですが、上顎8番を上顎7番に配列するのは、どちらかというと、あまり難しくない場合も多いからです。
(もちろん、状況によっては、とても難しいケースもあります)
 

担当医に相談して、矯正歯科を紹介していただいてはいかがでしょうか?
(たとえ、矯正歯科を受診したとしても、必ず矯正治療を受けなくてはいけないということではありません)



まず7番の保存を試みるという方針も、川崎先生が御指摘するようにメリットがあると思いますが、中途半端に顔を出した8番は、ブラッシング難易度が高いため、虫歯カリエス)に罹患することもあります。

例えば、「出来る限り7番を利用して、7番が保存不可能になった時点で、7番抜歯を行い、8番を7番の位置に、矯正配列する」という治療計画も考えられます。

しかし、7番の保存が難しくなった時点で、8番が虫歯に罹患している場合には、矯正配列のメリットが小さくなっていたり、そもそも8番が保存不可能な状態となっている可能性もあります。 



まずは、担当医にご相談ください。
 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たいたんさん
返信日時:2012-06-22 01:52:41
遅くなり申し訳ございません。
川崎先生、堀内先生ご丁寧な回答ありがとうございます。


僕自身まだ20代で歯を抜くということがとても恐ろしく感じ、悩んでいる所アドバイスを頂き非常に、助かりました。

次回先生とご相談する予定なのでそこで色々と聞いてこようと思います。



もうひとつ失礼ながらこちらの先生方にも聞きたいことがあります。


この7番を抜歯し、自然に任せ、良い位置に8番が来なかった時に部分矯正を考えるのはどうお思いになりますか?

また少しでも8番が近づいてから部分矯正をした場合、費用が軽くなったりはしませんか?


お忙しい所恐縮ですが、ご教授お願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-06-22 15:52:21
 一般論では、矯正治療によって、上顎8番を上顎7番の位置に移動させる場合、7番抜歯直後で、まだ、7番歯根部の歯槽骨が空洞になっているタイミングの方が、8番を近心(前方)に矯正移動させることが簡単だと思います。

ただし、8番の現在の状況によっては、7番を抜歯しただけでも、かなり8番が7番の位置に自然に配列する場合もありますので、7番抜歯後しばらくたってから矯正治療を開始することが、最善な選択である場合もあります。


矯正医に質問すれば、わかりやすく説明してくれると思います。

費用については、私費診療は、医院ごとによって、設定が異なりますので、よくわかりません。
矯正医院で直接質問してみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たいたんさん
返信日時:2012-06-23 12:37:45
堀内先生、2度に渡りありがとうございました(*^^*)
おかげさまで少し…前向きに考えられるようになりました!!

また何かありました時は陰から見守って頂けたらなぁなんて思います(笑)

ほんとうにありがとうございました!!



タイトル 保存が難しい右上7番の抜歯の是非と、抜歯になった場合の8番利用
質問者 たいたんさん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:7番(第二大臼歯)
親知らずその他
回答者




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