歯周病治療において、砂糖の摂取についてはどう考えるべきか

相談者: すまっぴさん (49歳:女性)
投稿日時:2012-06-28 09:03:35
⇒参考:過去のご相談
「臼歯の挺出で出っ歯の矯正予定だが後戻りが心配」



このサイトを知ってから、自分がどれほど歯について無知であったか思い知らされています。

自分にとって都合の悪いことから目をそむけたり、責任転嫁したりせず、また一度悪くしてしまったことを元通りに戻すことはどんなに優れた歯科医でも限界があることを知りつつ、信頼できる歯科医のもと、自分で出来ることは努力を続けていきたいと思っています。

私は歯周病がらみでいろいろな症状を抱えてしまっています。
今は歯周病クリニックにかかりながら矯正をしています。
そのクリニックではプラークは物理的に取るしかないという考えのもと、歯磨き指導はありましたが、砂糖の摂取についての言及は今まで特にありません。

ところで先日、このサイトで砂糖の摂取を控えるようにというご意見を目にしました。
ここ2,3日ケーキ類などを食べないように過ごしたところ、確かに朝起きた時の口の粘りなどが減少したように思います。

しかし栄養面から考えると、砂糖もある程度の摂取は必要な気もします。
また間食以外にも、和食の煮物などには相当量の砂糖を入れることもあります。
経験上、あまり極端なことは避けるべきという直感も働きます。

歯周病を悪くしないために、砂糖の摂取はどのように考えるべきでしょうか?
ご意見を伺いたく存じます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-06-28 09:20:21
すまっぴさまこんにちわ。

歯周病を悪くしないために、砂糖の摂取はどのように考えるべきでしょうか?

やめてしまうのが一番です、おそらく甘党だと思うので全くやめてしまうのは現実的ではないかもしれません、そのような場合はお菓子は一日一種類一個になさるといいと思います。


>しかし栄養面から考えると、砂糖もある程度の摂取は必要な気もします。

炭水化物はなくても問題ありません、お砂糖は栄養素はゼロです、カロリーのみです。

脂肪とタンパク質については最低必要量はありますが炭水化物については最低必要量というのはありません、勘違いなさらない様にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すまっぴさん
返信日時:2012-06-28 09:49:08
山田先生

ご回答ありがとうございます。

そうだったんですか?砂糖に栄養はないのですね。
調味料としてもあまりに当然なものなので、ある程度、必要なものと思っていました。

私はそれほど甘党ではありません。しかし遺伝でしょうか、子供のころからの生活習慣でしょうか、その両方でしょうか、兄弟全員歯周病で中年以降、治療費がかさんでいます。ちなみに父は63歳で亡くなるまで、歯もろくろく磨かないし歯医者にも行かない人だったのに、歯は1本も欠けていませんでした。

それでは当面、砂糖の摂取をやめてみようと思います。

ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-06-28 10:33:07
はじめまして。カワサキです。


> 歯周病を悪くしないために、砂糖の摂取はどのように考えるべきでしょうか?

※ 山田先生も、おっしゃられている通り、過剰な摂取をやめて、最小限にするといいです。

※ @ 粘度の高い食物(歯にはさまりやすい・溝につまりやすい)は、避ける。
  A 間食や、だらだら食いは避ける。
  B ジュース・スポーツ飲料に気をつける。

などでしょうか?


 
> そうだったんですか?砂糖に栄養はないのですね。
> それでは当面、砂糖の摂取をやめてみようと思います。

※ 日本糖尿病協会の登録歯科医師をしていますが、砂糖には、栄養(=カロリー)があります。
※ 歯周病に限らず、全身の健康のために、主食・副食・主菜など、バランスがとれた食生活が、大切です。
※ 炭水化物・たんぱく質・脂質とを、採り、『偏食』にならないようにするのがいいと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-06-28 10:37:09
>砂糖には、栄養があります。

どのような栄養でしょうか???

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2012-06-28 14:18:47
>砂糖には、栄養があります。
>どのような栄養でしょうか???


糖は炭水化物の一種で、最も基本となる栄養素、三大栄養素の一つです。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-06-28 14:34:54
>そのクリニックではプラークは物理的に取るしかないという考えのもと、

科学的に証明された、最も一般的な事実で、世界的にもコンセンサスのある考え方です。


>しかし栄養面から考えると、砂糖もある程度の摂取は必要な気もします。
>また間食以外にも、和食の煮物などには相当量の砂糖を入れることもあります。
>経験上、あまり極端なことは避けるべきという直感も働きます。


砂糖も含め炭水化物は必要な栄養素ですが、現在の日本では摂取しすぎの方が多いようです。
極端な事は避けて、摂取量を減らす事は有益です。





歯周病を悪くしないために、砂糖の摂取はどのように考えるべきでしょうか?

歯周病との関連は今のところ証明されていません。
歯周病のために制限する必要はありませんが、全身的な健康と虫歯予防のためには、制限されたほうが良いでしょう。

回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-06-28 14:58:23
歯周病を悪くしないために、砂糖の摂取はどのように考えるべきでしょうか?


>>歯周病との関連は今のところ証明されていません。

砂糖(分解しやすい炭水化物)は、歯周病の足場を作るS.gordoniiや、p.gingivalisのような菌や、その他の歯周病菌の増殖因子にはならないのでしょうか?


砂糖のとり過ぎ(現代の一般的な日本人の食生活ではとり過ぎているといわれています)により、インシュリンが過剰に分泌されると炎症を誘発することはすでによく知られたことですね。

歯周病は全身的にとらえることもできますから(炎症反応として)、砂糖のとり過ぎはお勧めできないように思います。



ただし、ほんの少しの小さな幸せを感じる程度にとることは、人生においてとても意味のあることだと思います。

美味しいものは、ほどほどに。
幸せに感じるものは、みんなで分けて食べましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すまっぴさん
返信日時:2012-06-28 15:26:40
諸先生方

ご回答まことにありがとうございます。

諸先生方のご回答から以下のように解釈しました。

歯周病と砂糖摂取の因果関係は科学的には立証はされていないものの、摂取をある程度控えることは有効であると思われる


ここ2,3日間だけですが、間食をやめたところ、朝おきたとき、口の中がさっぱりしたように感じることは感じました。

私はおそらく、普通の方より、歯周病菌に対する耐性が弱い体質なのだと思います。
歯も磨かないヘビースモーカーの父が亡くなるまで歯の悩みなど全く抱えていなかったのと、実に対照的です。

自分の体質は体質として受け止めて、砂糖の摂取を控える方向で生活していこうと思います。

また、ふなちゃん先生ご指摘のとおり、女性ですから、たまには甘いものも食べたくはなりますので、甘さを抑えた質の良いものを月1回ほどいただくようにしていこうかなと思っています。

ご回答誠にありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2012-06-28 16:23:28
歯周病と砂糖摂取の因果関係は科学的には立証はされていないものの、

科学的かどうかはわかりませんが砂糖の摂取量が多いとプラークが明らかに増えます。

おさとうを減らすと歯肉炎症は軽減されます、こんなこと臨床家ならしょっちゅう経験していることです。


>女性ですから、たまには甘いものも食べたくはなりますので

女性云々は関係ないと思います、要するに健康を害するほどおさとうを摂取しないことです。

WHOは総カロリーにしめるお砂糖の量は10%以内にするように勧告をしています。

参考までに。

歯周病を歯磨きで治す http://yamadashika.jugem.jp/?cid=163

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すまっぴさん
返信日時:2012-06-28 21:22:50
山田先生

ご回答ありがとうございます。

これからは、安易に甘いものを食べるのはやめるようにします。

やせ気味ですし、そんなにバクバク甘いものばかり食べてきたわけではないとは思うのですが、結果歯周病なのですから、この事実を受け止めるようにします。

ありがとうございました。



タイトル 歯周病治療において、砂糖の摂取についてはどう考えるべきか
質問者 すまっぴさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病(歯槽膿漏)予防
歯磨き(プラークコントロール) その他
歯周病関連
回答者




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