根管治療、ラバーやチタンファイル等を使用していなくても治るか?

相談者: YuMiYさん (49歳:女性)
投稿日時:2012-10-01 09:18:08
こんにちは。

根の治療についてご指導ください。

下顎7番(親知らずの隣)に数カ月前からフェステルができて出血もあります。

20年以上前に抜髄、5年前に虫歯治療をしましたが、どの先生も根の治療をされなかったようです。
大きな金属のコアが入っています。


●ラバー、チタンファイルなど使用してない一般的な治療でも治るものだのでしょうか?

まっすぐな歯など無いと思いますが、ほとんどの歯科が使っていないのでしょうか?



●根の治療が成功したら、コアはどんなものが歯にも根の治療にも優しいでしょうか?
できれば、再治療がしやすいものが理想です。


ファイバーコアが歯には良いと聞きますが、ファイバーが外しにくく再治療がしにくいとか・・。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-10-01 09:31:23
ご相談ありがとうございます。


>●ラバー、チタンファイルなど使用してない一般的な治療でも治るものだのでしょうか?


ふつう、治せるはずです。

それらは単なる道具ですから、診断と技術と経験のほうが大事です。
もちろん優れた道具がプラスされて、かつ、それを使いこなせていればさらに良い結果が予想されます。


>まっすぐな歯など無いと思いますが、ほとんどの歯科が使っていないのでしょうか?


統計は無いようですが、ほとんど使われていないようです。



>●根の治療が成功したら、コアはどんなものが歯にも根の治療にも優しいでしょうか?


歯の健康な部分がどれだけ、そしてどこに残っているかによって微妙に異なります。
それぞれ、得意といしている歯科医師に治療していただくことが良いでしょう。


>できれば、再治療がしやすいものが理想です。


今度も、またくりかえしの治療をするわけですから、これを最後と思って治療する、妥協をせずにベストを尽くす気持が大切です。

くり返せばどの名医でも歯を残すことが困難となるからです。



>※ファイバーコアが歯には良いと聞きますが、ファイバーが外しにくく再治療がしにくいとか・・。


これもいろいろ工夫ができます。

例えば、後から外しやすいようにファイバーの中心に細い針金が埋めてあり、そこを辿るように削れば歯のダメージが最小限に設計されてる製品もあります。


しかし、一生歯を残したい、とご希望があれば、くりかえし治療しない手段を、妥協せずに選択することに尽きます。
今回を総仕上げと思うと良いかもしれません。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: YuMiYさん
返信日時:2012-10-02 11:31:02
お返事ありがとうございます。
何度か送信してるのですが操作に不備があるようで・・。<(_ _)>


根の治療の得意とされる先生を探すのに患者側としては難しいです。
また、地方ということもあって、得意とされる部分を分業されてる医院もほとんど無いようです。

特に歯内治療のご専門の先生ということでなくても、一生懸命治療して下さりそうな先生であれば、問題ないということでしょうか。


くりかえし治療をしない手段とは、具体的には何なのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2012-10-02 12:35:49
>●ラバー、チタンファイルなど使用してない一般的な治療でも治るものだのでしょうか?

治る歯は治ると思いますよ。
1990年までニッケル・チタンファイルなど無かったですからね。
それでも普通に治療は出来ていました。



>まっすぐな歯など無いと思いますが、ほとんどの歯科が使っていないのでしょうか?

日本のニッケルチタンファイルの使用率は低かったデーターを見たことがありますが、海外に比べると治療費の桁が1つ少ないのであまり高コストな道具は使えない現状があります。

日本の保険根管治療の2回目の治療費は200〜300円ちょっとです。
ニッケルチタンファイルは大体1本1300〜2000円ぐらいしてそれを3〜5本使用することになりますので、使用すれば確実に赤字です。
それでも使用している先生は使用をしていますよ^^



>地方ということもあって、得意とされる部分を分業されてる医院もほとんど無いようです。

地方だとニーズも少ないので根管治療のみの開業は難しいと思います^^;

残念ながら、地方と都市の医療格差はあります。


ただ、どこに住んでいても日本であえば1日移動すれば全国中どこの歯科医院でも受診できますので、もしご自身のニーズ合う歯科医院があれば近所で探すのでなく移動して頂く必要があります。



根の治療の得意とされる先生を探すのに患者側としては難しいです。

歯内療法学会などのHPを参考にしてみてはどうでしょう。

http://www.jea.gr.jp/ippan/index-6.shtml


ただ、ラバーダム、ニッケルチタン、顕微鏡の使用は学会自体では義務付けられていませんので実際かかられて判断して頂くかたちにはなってしまいます。



>くりかえし治療をしない手段とは、具体的には何なのでしょうか?

さがら先生の解釈とは違うかもしれませんが、
私は、
 1質の高い治療を受ける
 2毎日の歯磨きを気を付ける
 3定期的に治療した歯を歯科医院で診てもらう
でしょうか。 


日本の保険診療は安いと言う非常に患者さんにとっては良い側面もありますが、こと根管治療においては治療費が他のアジアの国と比較しても安い治療費設定になっているので、道具や手間をかければかけるほど歯科医院側の赤字が膨らむ診療体系です。

国の医療費も限りがあり難しい問題だとは思います。
(お互いに負担しあって成立している制度ですが、その医療費の多くは老人の方が消費してしまっている現状もあります)


色々悩むとは思いますが、根管治療は2〜3回で打ち止めになり抜歯になる治療なので、可能なら移動しても上手な先生に診てもらった方がいいですよ^^

おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: YuMiYさん
返信日時:2012-10-04 06:01:08
両先生のメールも読みかえし、少し落ち着きました。
ありがとうございます。


いろいろ重なり歯科が恐怖になっています。
(数か月も腫れや痛みに耐えるほどです。)
でも、頑張らないと。

いつか「再根管治療など、めったに無いです。」と言われる日が来れば本当に嬉しいです。



タイトル 根管治療、ラバーやチタンファイル等を使用していなくても治るか?
質問者 YuMiYさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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