中心結節が折れた場合の治療。衛生面で今の歯科での抜髄はどうか

相談者: ねとさん (44歳:女性)
投稿日時:2012-11-20 21:53:07
前回の投稿の際、回答して下さった先生方ありがとうございました。

長くなりますが改めて投稿させていただきます。


今日、前回診ていただいていた歯科医院から当時の診察内容とレントゲンのコピーをいただいたので、持参して診ていただきました。

前回の歯科医院の診察では、中心結節の所見はなかった。
溝は浅い。
スーパーボンドを流してある。
でした。

当時、中心結節についてあまり詳しい内容の説明はなく、あくまでも推測で様子見といった感じでした。


現在の先生は資料と、診察をして残念ですが中心結節があったが何等かの原因で折れたのでしょうとのことでした。

みせていただいたのですが、右下の第二臼歯の中心に、本来ならへこんでいるのが多少盛り上がっているようなでっぱり?がありました。

ほとんどの中心結節は左右対称にあるが、左側にはとがっている部分がないと。

私はスーパーボンドの詰め物はとったのですかと聞きますと、刺激するのが嫌なのでとっていないとのお答えでした。

たしかにつるっとしていました。
ただ、あきらかに山盛りに詰め物が盛ってあるといった感じではありませんでした。

とらなくてもわかるのでしょうか?

ただ、今は強い痛みもないのでこのままもう少し様子見でもいいし、すぐに神経をとってもどちらでもいいですよとのことでした。


そろそろ抜髄は決心しなくてはいけないですよね。



こちらの先生は日本歯内療法学会 専門医の方ですので今後の治療をお任せしたいと思っていたのですが、いかんせん衛生面が気になってしかたありません。

他の方の診察からこちらに来られるときはほとんど素手ですが、そのまま診察にかかるか、石鹸は使用せず水洗いの後、共用のタオルで手を拭きます。

そして、手袋の使用は初診時だけであとは素手で診察でした。
この前は衛生士?の方が、そのタオルで水回りをさっと拭いたりしていました。

口内を診るときも、器具の歯に触れる側を指でつまんで取ったりしてらっしゃいます。





質問です。

1 中心結節が折れた場合の今後の治療の進め方はどういった方法が考えられますか。



2 来週は中間テスト、再来週は修学旅行(新幹線)があります。
抜髄をするのはいつ頃がよいでしょうか。
旅行先で歯髄炎で痛いのも、抜髄後で痛いのもかわいそうです。



3 神経の治療感染には気を付けて・・・とこちらのサイトでも良くお見かけします。

衛生面では上に書いた感じからして?と考えてしまいます。

いざ、抜髄となったら手袋をして・・・と思いたいのですがわかりません。
先生方のご意見をお聞かせ下さいますか。


また、マイクロスコープなどがある医院がよいとのご意見もよくお見かけします。
保険診療と自由診療どちらにするか迷いがあります。

金銭面では保険診療はとても魅力的ですが、中心結節がおれた場合の治療となるとどちらがよいのでしょうか。

ただ、この治療が落ち着いたらTCH顎関節症の治療もしくは歯列矯正をと考えています。
矯正では抜歯もあり得ると思うので考えてしまいます。



4 右側の中心結節は折れないようにプラスチック?だったか忘れてしまったのですが、まわりを埋める?処置をしていただきました。
今後、こちらはこのままでよいのでしょうか。



娘は学生なので病院を探すにも、自由になる時間が限られるのでなかなか大変です。


長い質問になってしまいましたが、回答の方ぜひお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2012-11-20 22:19:17
>1 中心結節が折れた場合の今後の治療の進め方はどういった方法が考えられますか。

A 抜髄か場合によっては生活歯髄切断法直接覆髄が適応になると思います。
娘さんの場合は過去のご質問でかなり症状がありましたので、おそらく抜髄だとは思います。



>2 来週は中間テスト、再来週は修学旅行(新幹線)があります。
抜髄をするのはいつ頃がよいでしょうか。旅行先で歯髄炎で痛いのも、抜髄後で痛いのもかわいそうです。

A 歯髄炎で痛いほうがかわいそうだと思います。
抜髄後の痛みのほうが軽度で鎮痛剤でコントロールすることができると思いますし、痛みが出ないこともあります。



>3 神経の治療感染には気を付けて・・・とこちらのサイトでも良くお見かけします。

>衛生面では上に書いた感じからして?と考えてしまいます。

>いざ、抜髄となったら手袋をして・・・と思いたいのですがわかりません。
先生方のご意見をお聞かせ下さいますか。


A もちろん衛生面では気になるところではありますが・・・
実際の治療では、根管内への唾液プラークの侵入を防ぐ技術が大切です。
ラバーダムや防湿のテクニックが上手なことを期待します。

ただ今までの先生は痛みの原因を特定できず、中心結節の破折を診断できなかったわけですから、その先生の方が診断力は高いと思われます。(誤診でなければの話ですが)



>また、マイクロスコープなどがある医院がよいとのご意見もよくお見かけします。

保険診療と自由診療どちらにするか迷いがあります。
>金銭面では保険診療はとても魅力的ですが、中心結節がおれた場合の治療となるとどちらがよいのでしょうか。

A 技術が確かであればどちらでもよいと思います。
しかし自費診療の方がよりよい治療である可能性は高いと思います。



>4 右側の中心結節は折れないようにプラスチック?だったか忘れてしまったのですが、まわりを埋める?処置をしていただきました。
今後、こちらはこのままでよいのでしょうか。

破折しなければそのままでかまいません。
抜歯矯正を行うのであれば、将来的な破折のリスクを考えると中心結節が存在する歯を抜歯する方がよいかもしれません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-11-20 23:38:22
抜髄か場合によっては生活歯髄切断法直接覆髄が適応になると思います。

同意します。

下顎第二小臼歯は、おそらく中心結節の破折に因ると思われる多彩な術式の症例を見ることがあります。
日本で発案・研究された技術を米国内で応用されたものもあります。

担当の先生とよく話し合われて、最善と考えられる方法を選択なさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねとさん
返信日時:2012-11-20 23:44:35
花新発先生、回答ありがとうございます。


>A抜髄か場合によっては生活歯髄切断法直接覆髄が適応になると思います。
娘さんの場合は過去のご質問でかなり症状がありましたので、おそらく抜髄だとは思います。


治療の時、一応だめもとで聞いてみます。


>A歯髄炎で痛いほうがかわいそうだと思います。
抜髄後の痛みのほうが軽度で鎮痛剤でコントロールすることができると思いますし、痛みが出ないこともあります。


そうですね。
でも、今週は三連休があるんですよね。
修学旅行前に治療していただこうと思います。


抜髄していただく病院については、もう少し考えてみます。





追加ですが、最後に口腔内の写真を撮ったのですが、その時に衛生士の方が口の中に大きな鏡をいれていたのですが、それがガンガンガンと前歯にあたりだいぶ痛かったそうです。

歯磨き中に歯ブラシが強くぶつかった感じと言っています。
このようなことで、歯の神経がとか脱臼とかありえますか?

見た目にヒビや欠けたような形跡はありませんし、動揺もないと思います。血の味はしないと言っています。

今回の件で娘は、だいぶ神経が死ぬとか抜髄におびえています。



よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2012-11-20 23:48:57
口腔内写真撮影用のミラーで歯を損傷したというのは聞いたことがありません。

まず心配いらないと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねとさん
返信日時:2012-11-20 23:58:01
藤森先生、回答ありがとうございます。



>同意します。

下顎第二小臼歯は、おそらく中心結節の破折に因ると思われる多彩な術式の症例を見ることがあります。

担当の先生とよく話し合われて、最善と考えられる方法を選択なさってください。



診ていただいた先生は、抜髄としかお話しになりませんでした。
神経をとり、仮の詰め物をして様子をみてよさそうならば、上の歯との噛みあわせをみながら調整して終了とのお話でした。

神経をとったあとは、歯内療法の専門なら誰もが使用している一般的な薬?を入れますとおっしゃっていました。


花新発先生もおっしゃっていますし、きちんと聞いてみようと思います。





花新発先生、本当にありがとうございます。


すぐに娘に話したところ、すごくホッとした顔をしました。

だいぶ几帳面で、少し潔癖症なところがあるので気にしすぎるところもあります。

これ以上、不安要素が増えなくて良かったです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねとさん
返信日時:2012-11-21 07:16:55
上記の質問に追加でお願いします。



日本歯科保存学会の専門の先生の病院のHPを拝見していると、神経や根の治療に力を入れておられるように思えます。

保存学会の先生も歯内療法のお詳しいということですよね?

どちらがどうとか違いというかあるのでしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2012-11-21 09:21:13
前回の質問の内容がわかりません。

>中心結節が折れた場合の今後の治療の進め方はどういった

中心結節の中にどのくらい歯髄が入り込んできているか、なのですが、破折により歯髄が露出した可能性があるのですか?

なければ保護処置で様子を見ることになります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねとさん
返信日時:2012-11-21 10:10:29
松山先生、ありがとうございます。


>中心結節の中にどのくらい歯髄が入り込んできているか、なのですが、破折により歯髄が露出した可能性があるのですか?



申し訳ありません、全くわかりません。



前回通院していたA医院は前々からお世話になっていて、2009年に撮影したパノラマと8月に撮影した小さなレントゲンのコピーをくださいました。

最初は、その2枚を比べて中心結節は大丈夫とおっしゃたのですか、口内を診察すると話が変わり上記に書いた通りの内容になりました。

今回の診察では歯科医院で撮影したレントゲンはみていません。

ただ、前回に上下の型取りをしたので模型もみておられました。


今回、なぜ欠損したであろうところの詰め物をとらないのかと聞くと、いじって刺激するとこわいからとおっしゃいました。
ですので、実際に歯自体が見えたのでなく詰めてあるスーパーボンドをみたという感じでしょうか。


先生は、今までの経緯や症状が忘れてしまうのか、毎回なかなかつたわらなく不安なため以前の歯科医院から資料をいただいて持っていきました。

虫歯で削った歯と小臼歯との話しがまざってしまうようです。


どちらの歯科でも想像の診断といった感じなのでしょうか。



歯髄の露出はスーパーボンドをとらないとわかりませんか?

それともレントゲンでわかるのでしょうか。

A歯科医院でのスーパーボンドでの処置は保護処置とはまた違うのですか。


よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねとさん
返信日時:2012-11-21 11:17:32
返信4の質問を少しかえます。


ネットで治療例の写真を拝見してみました。
ただ、娘の右下の中心結節はホントに小さなものでした。

実際の歯を診れば歯髄の露出はわかるようですね。


前回通院していたA病院での処置のとき、これは痛いからと麻酔をしてからボンドを詰めていました。

1 このボンドを取るのは痛くなったり、取るのが大変なほど強力なものなのですか。


2 A病院での処置は保護処置とはまた違うのですか。


3 保護処置をしたら知覚過敏はなくなるでしょうか。



よろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2012-11-21 13:15:34
お子さんのことで心配なのは分りますが、これ以上ここで質問しても、実際診ていないので何とも言えませんね。

推測でかなり専門的なことになってしまっており、余計な知識で実際の治療に支障を与えないかと思ってしまいます。


また、既に話がゴチャゴチャで・・・

>A歯科医院でのスーパーボンドでの処置は保護処置とはまた違うのですか。

歯髄を保護するのと、歯質(中心結節)の保護は意味合いが違います。


>今回の件で娘は、だいぶ神経が死ぬとか抜髄におびえています。

中3のお子さんですよね、
お母さんに知識があり、変に不安がらせているような気もしますが^^;


中心結節が折れた為に露髄した状態なのか、また露髄よる感染があるのか、歯根は完成しているのかにもより処置は大きく異なります。

中心結節の処置は先生がおっしゃるように歯を保存させる為に色々な方法があります。
この方法でこう行うなどのセオリーはありません。
(歯を保存させると言う考えは同じですが、術式は色々あります)


我々も一般の人からの込み入った一方的な情報では間違った意見を多々言いますので、不安なこと困っていることは実際診ている先生に相談して見て下さい。

おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねとさん
返信日時:2012-11-21 13:43:27
井野先生、ありがとうございます。



そうですね、おっしゃる通りです。

自分のことでないのでどうしてもいろいろな事を考えてしまい、決断にいたれないでいます。

明日、診察に行くのではっきりとさせ娘を安心させてやりたいと思います。


回答くださった先生方ありがとうございました。



タイトル 中心結節が折れた場合の治療。衛生面で今の歯科での抜髄はどうか
質問者 ねとさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の形の異常
根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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