左B2@、右@2Bで右1番を抜歯予定。6本ブリッジの強度について
相談者:
こ-さん (40歳:男性)
投稿日時:2012-11-19 23:17:36
ブリッジの強度について質問です。
10年近く前から左上2番、右上2番の合計2本欠損で、各1番〜3番のブリッジにしていたのですが、右上1番も最近歯の根が割れて抜歯するしかないと言われております。
そこで、選択肢は2つあり、
@インプラント:
右上1番と2番の2本をインプラントにし、右上3番は刺歯
Aブリッジ:
6連のブリッジ。
3本欠損を残り3本で支える。
この場合、Aブリッジは、費用や治療時間的にはメリットがあるのですが、強度的には不安があるとの事です。
今まではブリッジにする事に強度の不安は感じた事が無いのですが、今回の場合は不安もありどちらを選択するべきか判断がつかなく悩んでおります。
一般的な見解で構いませんので、ご回答お願いしたいのですが。
10年近く前から左上2番、右上2番の合計2本欠損で、各1番〜3番のブリッジにしていたのですが、右上1番も最近歯の根が割れて抜歯するしかないと言われております。
そこで、選択肢は2つあり、
@インプラント:
右上1番と2番の2本をインプラントにし、右上3番は刺歯
Aブリッジ:
6連のブリッジ。
3本欠損を残り3本で支える。
この場合、Aブリッジは、費用や治療時間的にはメリットがあるのですが、強度的には不安があるとの事です。
今まではブリッジにする事に強度の不安は感じた事が無いのですが、今回の場合は不安もありどちらを選択するべきか判断がつかなく悩んでおります。
一般的な見解で構いませんので、ご回答お願いしたいのですが。
回答1
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2012-11-19 23:25:02
こんばんわ。
カワサキです。
>今まではブリッジにする事に強度の不安は感じた事が無いのですが、今回の場合は不安もありどちらを選択するべきか判断がつかなく悩んでおります。
>一般的な見解で構いませんので、ご回答お願いしたいのですが?
費用的・時間的に許すのであれば、インプラント治療が、一般的に、好ましいです。
残存歯への、負担を考えると、インプラントの方が、予後はいいと想像します。
ご参考までに。
お大事になさって下さい。
カワサキです。
>今まではブリッジにする事に強度の不安は感じた事が無いのですが、今回の場合は不安もありどちらを選択するべきか判断がつかなく悩んでおります。
>一般的な見解で構いませんので、ご回答お願いしたいのですが?
費用的・時間的に許すのであれば、インプラント治療が、一般的に、好ましいです。
残存歯への、負担を考えると、インプラントの方が、予後はいいと想像します。
ご参考までに。
お大事になさって下さい。
回答2
回答日時:2012-11-19 23:56:48
こんばんは。
当院でもまったく同じケースで、長い期間悩みながら治療を進めているケースがあります。
実に難しいところです。
こーさんの場合は分かりませんが、ひとつのポイントとして右上1番が割れた理由を考えておいた方がいいと思います。
仮に特に何の理由もなく割れた・・となると、次回の6本ブリッジはやはり壊れやすいと思います。
どこか一箇所でも壊れた場合に、6本の巨大な人工物は非常に厄介になります。
当院のケースでは、噛み合わせに問題があったので、奥歯の欠損部分にインプラントと、受け口傾向だったのを修整するための矯正治療も行って、現在仮歯で検証しているところです。
ですので一見すると前歯だけの問題が、実は奥歯の状態や噛み合わせの問題が絡む場合もあります。
逆にインプラントですが、安全に出来るのなら確かに一定のメリットが考えられます。
ところが上の前歯、特に2番のあたりは骨が薄っぺらいことが多く、インプラントに不向きなことがあります。
骨の厚みに関しては通常のレントゲン写真ではなくて3次元で把握出来るCTの撮影を行って判断した方がいいですね。
運よくたっぷりと骨が確保出来そうなら、他にも色々環境を整える必要はあるものの、インプラントにはそれなりのアドバンテージがあると思いますよ。
ブリッジも無理、インプラントも無理・・となれば、「マシ」な方を選択するか、いっそ入れ歯にするか・・ということになるかと思います。
主治医の先生とはよくよく話し合われて下さいね。
お大事にどうぞ。
当院でもまったく同じケースで、長い期間悩みながら治療を進めているケースがあります。
実に難しいところです。
こーさんの場合は分かりませんが、ひとつのポイントとして右上1番が割れた理由を考えておいた方がいいと思います。
仮に特に何の理由もなく割れた・・となると、次回の6本ブリッジはやはり壊れやすいと思います。
どこか一箇所でも壊れた場合に、6本の巨大な人工物は非常に厄介になります。
当院のケースでは、噛み合わせに問題があったので、奥歯の欠損部分にインプラントと、受け口傾向だったのを修整するための矯正治療も行って、現在仮歯で検証しているところです。
ですので一見すると前歯だけの問題が、実は奥歯の状態や噛み合わせの問題が絡む場合もあります。
逆にインプラントですが、安全に出来るのなら確かに一定のメリットが考えられます。
ところが上の前歯、特に2番のあたりは骨が薄っぺらいことが多く、インプラントに不向きなことがあります。
骨の厚みに関しては通常のレントゲン写真ではなくて3次元で把握出来るCTの撮影を行って判断した方がいいですね。
運よくたっぷりと骨が確保出来そうなら、他にも色々環境を整える必要はあるものの、インプラントにはそれなりのアドバンテージがあると思いますよ。
ブリッジも無理、インプラントも無理・・となれば、「マシ」な方を選択するか、いっそ入れ歯にするか・・ということになるかと思います。
主治医の先生とはよくよく話し合われて下さいね。
お大事にどうぞ。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2012-11-20 03:29:44
こ-さまこんばんわ。
上顎左右2番欠損でそれぞれブリッジを装着なさっていて、そのうち右上1番が歯根破折を起こしたため抜歯するしかないといわれて、抜歯した後の補綴方法について悩んでいらっしゃるわけですね。
実際に破折の状況を診察したわけではないので断定はいたしかねますが、接着修復という方法があります、引き受けていただけるDrを捜されて相談なされば助かるかもしれません。
もし抜歯してインプラントをなさる場合はよくよくそのデメリットについても説明を受けられてからになさったほうがいいと思います。
インプラントを強く勧めるDrは、得てしてメリットばかり強調なさいますが、このような説明は疑ってかかったほうが後悔なさらなくてすむと思います。
どんな治療についても言えることですが、必ずデメリットはあると考えていただいたほうがいいでしょう。
特に前歯部のインプラントは避けていただいたほうがいいと個人的には考えています、もし臼歯部の咬合関係が安定しているのならブリッジのほうが安心です。
もしインプラントを選択なさったなら、今後抜歯した場合、またインプラントにしなければならなくなってしまう可能性が高いでしょう、このような事態に陥らないためにも今後の見通しを考えておくことも大切だと思います、参考になさってください。
歯根破折歯の内部接着修復 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=193
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161
【※編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
上顎左右2番欠損でそれぞれブリッジを装着なさっていて、そのうち右上1番が歯根破折を起こしたため抜歯するしかないといわれて、抜歯した後の補綴方法について悩んでいらっしゃるわけですね。
実際に破折の状況を診察したわけではないので断定はいたしかねますが、接着修復という方法があります、引き受けていただけるDrを捜されて相談なされば助かるかもしれません。
もし抜歯してインプラントをなさる場合はよくよくそのデメリットについても説明を受けられてからになさったほうがいいと思います。
インプラントを強く勧めるDrは、得てしてメリットばかり強調なさいますが、このような説明は疑ってかかったほうが後悔なさらなくてすむと思います。
どんな治療についても言えることですが、必ずデメリットはあると考えていただいたほうがいいでしょう。
特に前歯部のインプラントは避けていただいたほうがいいと個人的には考えています、もし臼歯部の咬合関係が安定しているのならブリッジのほうが安心です。
もしインプラントを選択なさったなら、今後抜歯した場合、またインプラントにしなければならなくなってしまう可能性が高いでしょう、このような事態に陥らないためにも今後の見通しを考えておくことも大切だと思います、参考になさってください。
歯根破折歯の内部接着修復 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=193
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161
【※編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
回答4
回答日時:2012-11-20 16:03:17
こ-さん
こんにちは。
>強度的には不安があるとの事です。
インプラントのメリットは、インプラントがかみ合わせに参加する事により、他の歯の負担が減ることです。
また、長いブリッジを避けれるのもメリットです。
ただし横の歯が歯周病でぐらぐら揺れていたりすると、そこにインプラントを入れてもまったくメリットがない場合もあります。
渡辺先生がおっしゃるように全体を見て、インプラントが有効な場合とブリッジが有効な場合がありますので担当の先生と良くご相談してみてください。
こんにちは。
>強度的には不安があるとの事です。
インプラントのメリットは、インプラントがかみ合わせに参加する事により、他の歯の負担が減ることです。
また、長いブリッジを避けれるのもメリットです。
ただし横の歯が歯周病でぐらぐら揺れていたりすると、そこにインプラントを入れてもまったくメリットがない場合もあります。
渡辺先生がおっしゃるように全体を見て、インプラントが有効な場合とブリッジが有効な場合がありますので担当の先生と良くご相談してみてください。
回答5
やすひろ歯科クリニック(加古川市加古川町)の北野です。
回答日時:2012-11-21 08:58:38
おはようございます。
悩む質問ですね。
このような場合は、同じくですがなぜ前歯が折れたかにもよると思います。
それによってブリッジでいけるか、インプラントをしたほうがいいというような結論がでると思います。
あと、前歯のインプラントは非常に難しいことが多いですよ。
骨が薄いことが日本人は多いので、埋入しにくいことがありますね。(トラブルケースや金属が出ている人見かけますよ)
ですので、インプラントがまず適しているかも診断基準になってくると思いますので、検査をしっかりしてみていく医院がベストだと思います。
あと、先生の説明がしっかりしていてアフターフォローもきちっと説明ができる先生を選んでくださいね。
よければ違う医院で一回診て頂くのもいいかもしれませんよ。
悩む質問ですね。
このような場合は、同じくですがなぜ前歯が折れたかにもよると思います。
それによってブリッジでいけるか、インプラントをしたほうがいいというような結論がでると思います。
あと、前歯のインプラントは非常に難しいことが多いですよ。
骨が薄いことが日本人は多いので、埋入しにくいことがありますね。(トラブルケースや金属が出ている人見かけますよ)
ですので、インプラントがまず適しているかも診断基準になってくると思いますので、検査をしっかりしてみていく医院がベストだと思います。
あと、先生の説明がしっかりしていてアフターフォローもきちっと説明ができる先生を選んでくださいね。
よければ違う医院で一回診て頂くのもいいかもしれませんよ。
回答6
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2012-11-21 09:55:31
ご相談ありがとうございます。
答えは簡単です。
まず、前歯がダメになってきた原因が解決できているか、次に、原因が同じであれば支えが減った分だけ強度はどう変わっているか、と考えれば、前より強度や信頼性が高いとはとうてい言えないと思います。
ご提案は後始末だけしか考えていないようですが、まず原因からの根本的な解決を計画することをお勧めします。
もし前よりも条件が悪くなっているだけでブリッジを作れば、今度は前よりも損害が大きくなると思ってください。
おそらく犬歯を失います。
犬歯は重要な歯であり、それを失ってしまうと、番は2番を失ったときのように、前歯を1本失ったと同じ被害ではないことを知ってください。
奥歯も含めて全滅する危険へと、まっしぐらに突き進む事が少なくありません。
犬歯はそういった、全体崩壊の歯止めとなる重要な歯です。
原因から解決して犬歯を守りましょう。
インプラントをする場合は、もし上手くいけば根本的な解決になる可能性があります。
しかし、前歯部分はとても高度なインプラント治療になります。
多くの場合、骨の造成治療が必要になります。
その場合は、顎のエラの部分から硬い骨の板を取ってきて貼り付ける方法が、長期的にとても良い結果を出します。
したがって、必ずCT検査を受けること、コンピュータで3Dシミュレーション画像で計画を見せて貰うこと、骨造成手術の実績を写真で見せて貰うこと、などが必須条件となります。
お話には書いてない方法ですが、良い入れ歯の選択肢もあります。
また歯の再生治療を待つ方法もあります。
iPS細胞の研究により、再生治療には弾みが付き、相当早く前倒しで実現しそうです。
答えは簡単です。
まず、前歯がダメになってきた原因が解決できているか、次に、原因が同じであれば支えが減った分だけ強度はどう変わっているか、と考えれば、前より強度や信頼性が高いとはとうてい言えないと思います。
ご提案は後始末だけしか考えていないようですが、まず原因からの根本的な解決を計画することをお勧めします。
もし前よりも条件が悪くなっているだけでブリッジを作れば、今度は前よりも損害が大きくなると思ってください。
おそらく犬歯を失います。
犬歯は重要な歯であり、それを失ってしまうと、番は2番を失ったときのように、前歯を1本失ったと同じ被害ではないことを知ってください。
奥歯も含めて全滅する危険へと、まっしぐらに突き進む事が少なくありません。
犬歯はそういった、全体崩壊の歯止めとなる重要な歯です。
原因から解決して犬歯を守りましょう。
インプラントをする場合は、もし上手くいけば根本的な解決になる可能性があります。
しかし、前歯部分はとても高度なインプラント治療になります。
多くの場合、骨の造成治療が必要になります。
その場合は、顎のエラの部分から硬い骨の板を取ってきて貼り付ける方法が、長期的にとても良い結果を出します。
したがって、必ずCT検査を受けること、コンピュータで3Dシミュレーション画像で計画を見せて貰うこと、骨造成手術の実績を写真で見せて貰うこと、などが必須条件となります。
お話には書いてない方法ですが、良い入れ歯の選択肢もあります。
また歯の再生治療を待つ方法もあります。
iPS細胞の研究により、再生治療には弾みが付き、相当早く前倒しで実現しそうです。
タイトル | 左B2@、右@2Bで右1番を抜歯予定。6本ブリッジの強度について |
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質問者 | こ-さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:1番(中切歯) 抜歯:2番(側切歯) ブリッジ治療法 ブリッジに関するトラブル 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。