6.7番欠損。G76DCブリッジか部分入れ歯かで迷っています
相談者:
cyacyaさん (49歳:女性)
投稿日時:2013-02-18 22:35:23
1、ブリッジ、部分入れ歯の選択についてお尋ねします。
左奥歯8番ー7番6番欠損ー5番4番の土台を外し、根幹治療し残っている部分も多く削りました。
左上はインプラントです。
いま8、5、4番をブリッジで繋ぐか、7番6番を部分入れ歯にするかで迷っています。
又土台の材質についても、メタル以外の材質のメリット、デメリットを教えて頂ければと思います。
2、今歯が入るまで仮歯のブリッジが入っていますが、溶け出す成分のせいか、口の中が常に苦く胃も不快感があり吐き気がします。
プラ以外で陶器とかの仮歯はないでしょうか?
早く外したいのですが。
よろしくお願いいたします。
左奥歯8番ー7番6番欠損ー5番4番の土台を外し、根幹治療し残っている部分も多く削りました。
左上はインプラントです。
いま8、5、4番をブリッジで繋ぐか、7番6番を部分入れ歯にするかで迷っています。
又土台の材質についても、メタル以外の材質のメリット、デメリットを教えて頂ければと思います。
2、今歯が入るまで仮歯のブリッジが入っていますが、溶け出す成分のせいか、口の中が常に苦く胃も不快感があり吐き気がします。
プラ以外で陶器とかの仮歯はないでしょうか?
早く外したいのですが。
よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
山形屋歯科坂上医院(鹿児島市金生町)の坂上です。
回答日時:2013-02-19 12:31:12
cyacyaさんは、入れ歯にするかブリッジにするかお悩みとの事、心中お察しいたします。
さて、実際のお口の中を見ておりませんので、一般論として回答させて頂きます。
入れ歯にするかブリッジが良いのかは、残っている歯がしっかりしているかどうかが基準となります。
8,5,4の骨植が良ければブリッジでつなぐ事になると思います。
この件については、主治医の先生に尋ねてみましょう。
さて、ブリッジにした場合の土台の材質ですが、メタル以外のものをご希望ならば、『ファイバーコアシステム』がお勧めという事になります。
強度は十分にありますし、金属アレルギーの心配もありません。
実際に装着するブリッジは、現在ジルコニア冠の強度がかなり強いものが開発されておりますので、これが一番かと考えます。
欠点としては、ちょっとお値段がお高くなるという事でしょうか。
8,5,4の骨植があまり良くなければ、ブリッジでつなぐと自分の歯の寿命を縮める事になります。
この場合には、8,5,4をそれぞれ別々に冠を被せるという修復を行ったあと、6,7部に入れ歯をいれる事になります。
この入れ歯も、金属を使用した従来良く使用されているタイプのものと、金属を使用しない入れ歯があります。
入れ歯のバネに金属を使用しますと、バネの金属が見えて、いかにも『私は入れ歯を入れています!』とという感じになり、嫌な思いをされる方もおられると思います。
また、このバネの付近に隙間が出来ますので、そこから食べ物が入れ歯の下に入り込むという欠点もあります。
金属を使用しない入れ歯は『ノンメタルクラスプデンチャー』と呼ばれ、これにもお口の中の条件によって色々な種類のものが開発されています。
この『ノンメタルクラスプデンチャー』はバネに相当する部分が樹脂で出来ておりますので、審美性の良いのが特徴です。
さらに、このバネの部分は入れ歯本体から連続して作製されているため、隙間がほとんどなく、食べかすが入り込みにくいというのも大きな特徴のひとつです。
67相当部の粘膜が荒れているような場合には、この『ノンメタルクラスプデンチャー』の内側に生体用シリコーンを貼った製品もあります。
入れ歯の内側に生体用シリコーンを貼ると、はぐきとの接触も柔らかくなり、ギュッとかみしめることができます。
さて、現在お口の中に入っている仮歯ブリッジは、おそらく『即時重合レジン』という材料で出来ていると考えられます。
このパターンの仮歯ブリッジは広く用いられているもので、安価で、一時的に使用するにはもってこいの材料です。
仮歯ブリッジを作製する別の方法は『熱可塑性樹脂』を使ったものが考えられますが、仮歯とはいえかなり価格が高いと思われます。
現在のもので、最終の修復まで頑張れない場合には、主治医の先生に相談してみて下さい。でも、あまりお勧めできません。
さて、実際のお口の中を見ておりませんので、一般論として回答させて頂きます。
入れ歯にするかブリッジが良いのかは、残っている歯がしっかりしているかどうかが基準となります。
8,5,4の骨植が良ければブリッジでつなぐ事になると思います。
この件については、主治医の先生に尋ねてみましょう。
さて、ブリッジにした場合の土台の材質ですが、メタル以外のものをご希望ならば、『ファイバーコアシステム』がお勧めという事になります。
強度は十分にありますし、金属アレルギーの心配もありません。
実際に装着するブリッジは、現在ジルコニア冠の強度がかなり強いものが開発されておりますので、これが一番かと考えます。
欠点としては、ちょっとお値段がお高くなるという事でしょうか。
8,5,4の骨植があまり良くなければ、ブリッジでつなぐと自分の歯の寿命を縮める事になります。
この場合には、8,5,4をそれぞれ別々に冠を被せるという修復を行ったあと、6,7部に入れ歯をいれる事になります。
この入れ歯も、金属を使用した従来良く使用されているタイプのものと、金属を使用しない入れ歯があります。
入れ歯のバネに金属を使用しますと、バネの金属が見えて、いかにも『私は入れ歯を入れています!』とという感じになり、嫌な思いをされる方もおられると思います。
また、このバネの付近に隙間が出来ますので、そこから食べ物が入れ歯の下に入り込むという欠点もあります。
金属を使用しない入れ歯は『ノンメタルクラスプデンチャー』と呼ばれ、これにもお口の中の条件によって色々な種類のものが開発されています。
この『ノンメタルクラスプデンチャー』はバネに相当する部分が樹脂で出来ておりますので、審美性の良いのが特徴です。
さらに、このバネの部分は入れ歯本体から連続して作製されているため、隙間がほとんどなく、食べかすが入り込みにくいというのも大きな特徴のひとつです。
67相当部の粘膜が荒れているような場合には、この『ノンメタルクラスプデンチャー』の内側に生体用シリコーンを貼った製品もあります。
入れ歯の内側に生体用シリコーンを貼ると、はぐきとの接触も柔らかくなり、ギュッとかみしめることができます。
さて、現在お口の中に入っている仮歯ブリッジは、おそらく『即時重合レジン』という材料で出来ていると考えられます。
このパターンの仮歯ブリッジは広く用いられているもので、安価で、一時的に使用するにはもってこいの材料です。
仮歯ブリッジを作製する別の方法は『熱可塑性樹脂』を使ったものが考えられますが、仮歯とはいえかなり価格が高いと思われます。
現在のもので、最終の修復まで頑張れない場合には、主治医の先生に相談してみて下さい。でも、あまりお勧めできません。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-19 12:38:52
CD67Gのブリッジと云う事ですね、確かに保険給付のブリッジです。
個人的な意見ですが、このタイプのブリッジは長期の安定は望めない様に思います。
まずGの支台が外れてしまう事が多いです。
私はこの場合先ず義歯を勧めます。
個人的な意見ですが、このタイプのブリッジは長期の安定は望めない様に思います。
まずGの支台が外れてしまう事が多いです。
私はこの場合先ず義歯を勧めます。
回答3
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2013-02-20 00:15:01
こんばんは。カワサキです。
>1について。
@ 5本連結のブリッジですと、どこかい本でも悪くなれば、全体がダメになります。部分入れ歯の方が、安心だと思います。
A ファイバー・ポストコア……メタルのコアに比べると、弾力性があり、ひずみもあります。歯根破折を、避けやすいメリットのある、素材です。
>2について
担当の先生に、直接、相談しましょう。
>1について。
@ 5本連結のブリッジですと、どこかい本でも悪くなれば、全体がダメになります。部分入れ歯の方が、安心だと思います。
A ファイバー・ポストコア……メタルのコアに比べると、弾力性があり、ひずみもあります。歯根破折を、避けやすいメリットのある、素材です。
>2について
担当の先生に、直接、相談しましょう。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-02-20 08:07:57
ご相談ありがとうございます。
>1、ブリッジ、部分入れ歯の選択についてお尋ねします。
>5、4番をブリッジで繋ぐか、7番6番を部分入れ歯にするかで迷っています。
4番5番8番に問題が無く、他の歯が安定していれば、20年30年とブリッジで長持ちさせることは可能です。
部分入れ歯でも長く使うことは可能です。
ただし、それには金属製が一番です。
アレルギーで金属が使えない場合の入れ歯には欠点が多くなってしまいます。
他の条件として、予防医療を継続して受けることが欠かせません。
>又土台の材質についても、メタル以外の材質のメリット、デメリットを教えて頂ければと思います。
メリットの一つがアレルギーが少ない可能性です。
デメリットはやや強度が弱いことです。
>2、プラ以外で陶器とかの仮歯はないでしょうか?
他の材料であれば金属を使いますが、アレルギーをお持ちであれば無理です。
陶器製の仮歯は作れますが、本物と同じ手間ひま費用がかかり、本物を2回作ることと同じになってしまいます。
>早く外したいのです
仮歯を外しっぱなしは健康上お勧めできませんから、早く最終的な歯を作るしか無いと思います。
>1、ブリッジ、部分入れ歯の選択についてお尋ねします。
>5、4番をブリッジで繋ぐか、7番6番を部分入れ歯にするかで迷っています。
4番5番8番に問題が無く、他の歯が安定していれば、20年30年とブリッジで長持ちさせることは可能です。
部分入れ歯でも長く使うことは可能です。
ただし、それには金属製が一番です。
アレルギーで金属が使えない場合の入れ歯には欠点が多くなってしまいます。
他の条件として、予防医療を継続して受けることが欠かせません。
>又土台の材質についても、メタル以外の材質のメリット、デメリットを教えて頂ければと思います。
メリットの一つがアレルギーが少ない可能性です。
デメリットはやや強度が弱いことです。
>2、プラ以外で陶器とかの仮歯はないでしょうか?
他の材料であれば金属を使いますが、アレルギーをお持ちであれば無理です。
陶器製の仮歯は作れますが、本物と同じ手間ひま費用がかかり、本物を2回作ることと同じになってしまいます。
>早く外したいのです
仮歯を外しっぱなしは健康上お勧めできませんから、早く最終的な歯を作るしか無いと思います。
回答5
やすひろ歯科クリニック(加古川市加古川町)の北野です。
回答日時:2013-02-20 09:17:26
そうですね。。
僕も親不知を使うブリッジは、勧めませんね。(状態によりますよ)
あまり長くつかえててる方はいません。
いたとしてもほんの一握りだと思ってます。
ですので、無難にいくのあれば入れ歯をおすすめしるかもしれません。
ただ、やはり所詮入れ歯は入れ歯だと思っていますので、使い勝手等が気に入らないのであれば、ブリッジにして駄目になったときにインプラントや入れ歯をという風に考えられてもいいかもしれません。
この判断は、ご自身で決めて頂くしかないと思いますが、よく悩んでくださいね。
僕も親不知を使うブリッジは、勧めませんね。(状態によりますよ)
あまり長くつかえててる方はいません。
いたとしてもほんの一握りだと思ってます。
ですので、無難にいくのあれば入れ歯をおすすめしるかもしれません。
ただ、やはり所詮入れ歯は入れ歯だと思っていますので、使い勝手等が気に入らないのであれば、ブリッジにして駄目になったときにインプラントや入れ歯をという風に考えられてもいいかもしれません。
この判断は、ご自身で決めて頂くしかないと思いますが、よく悩んでくださいね。
相談者からの返信
相談者:
cyacyaさん
返信日時:2013-03-05 20:22:10
注:後日、お礼の投稿を頂きました
細見先生度々ご回答いただき有り難うございます。
坂上先生ご多忙の中長文の、又患者の立場によりそってくださる心のこもったアドバイスをいただき感激しております!
私のみならず同じような悩みを抱える方にとってもとても参考になるアドバイスであると思います。
両先生本当に有り難うございました。
今通院している先生に、教えて頂いた材料についてお話しその方向で治療していただこうと思います。
仮歯についてはもう少し我慢しなるべく早めに治療を進めていただくようお願いしてみますね。
これからも悩める患者の心強いアドバイス宜しくお願いいたします。
細見先生度々ご回答いただき有り難うございます。
坂上先生ご多忙の中長文の、又患者の立場によりそってくださる心のこもったアドバイスをいただき感激しております!
私のみならず同じような悩みを抱える方にとってもとても参考になるアドバイスであると思います。
両先生本当に有り難うございました。
今通院している先生に、教えて頂いた材料についてお話しその方向で治療していただこうと思います。
仮歯についてはもう少し我慢しなるべく早めに治療を進めていただくようお願いしてみますね。
これからも悩める患者の心強いアドバイス宜しくお願いいたします。
タイトル | 6.7番欠損。G76DCブリッジか部分入れ歯かで迷っています |
---|---|
質問者 | cyacyaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) 抜歯:7番(第二大臼歯) ブリッジ治療法 部分入れ歯 その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。