レントゲンに写らない歯肉内の物、左下7番クラックの保存治療(オランダ)

相談者: y.yさん (43歳:女性)
投稿日時:2013-03-17 05:08:13
左下大臼歯7番につきまして、アドバイスお願いいたします。
当方、オランダ在住です。

去年1月に眠れないほどの痛みが出て、歯肉炎症で6ミリポケットが1カ所にあると診断されました。
オキシフル消毒で敏感だがかむことはできる状態になり、その後フィステルができました。

歯肉炎は、歯肉内で 上にあがってきている20年前に抜いた親知らずのかけらが原因だろう、フィステルはそこにたどりつくというので 取り除くことになり、麻酔後、それがかけらの下にさらにたどることができ、何か表面がエナメルのような音がするものがあるとのことで治療を中断しました。

その後、7番の歯髄壊死が確認されたため、とりあえずかけらはそのままで10月に根管治療歯内療法士にしてもらい様子見、実際にフィステルもポケットも消失し治ったかに見えましたがまだ少し敏感さが残っており、今年の1月に再び新しいフィステルが以前より少し手前に現れ、歯茎も腫れました。

先日歯内療法士にみてもらったところ、歯冠から下の方にクラックが入っており、その線上に歯肉ポケットがあるので、この歯は壊れている、抜歯しかないとのこと。

その訪問後、以前のフィステル付近の歯肉にも出血と腫れが出現しました。
以前のフィステルからも出血しているかもしれません。
敏感ではありますが、かむことにさほどの支障はありません。

今の段階で、最初にうたがわれた エナメル音のする謎の物体について歯医者も歯内療法士も全く念頭においていないようなのですが、 それが原因のひとつなのではないかと心配です。(新しいフィステルが親知らずのかけらの方からは来ていないためだということですが、数日前から以前のフィステル付近がまた腫れてきているので歯医者に聞いてみるつもりです)。


そこで質問なのですが、この謎の物体はどのようなものである可能性が考えられますか?

歯医者は第3の親知らずかと思ったらしいですが、レントゲンには何もうつりません。
また、それをほっておいてもいいものでしょうか。

7番の治療としては、なんとか保存できるよう自分なりに調べて

1、外部もしくは内部より接着
2、意図的再殖で接着
3、ヘミセクション
4、ルートセパレーション
5、エクストルージョン
6、クラウンレングシング

のどれかができないかと聞くつもりです。
同時にナイトガードもお願いしてみます。

先生はどう思われますか?

長文失礼いたします。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-03-17 07:22:11
西山です

歯肉内のなぞの物体・・・

7番の歯根にクラックがあるのであれば,表面のセメント質剥離の可能性があるかもしれませんね.

どんな種類のレントゲン写真を撮られたのでしょうか.
セメント質剥離だと顎全体が写るパノラマX線では確認が難しい気がします.
デンタルX線じゃないと無理ではないでしょうか.


7番の保存方法ですが,意図的再植くらいですかね.

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-03-17 09:33:09
>そこで質問なので すが、この謎の物体はどのようなものである可能性が考えられますか?
歯医者 は第3の親知らずかと思ったらしいですが、レントゲンには何もうつりません 。
>また、それをほっておいてもいいものでしょうか。

ネットではほっといて良いとは言えませんが、CTで三次元的に謎の物体を確認されてみてはどうでしょうか。
その物体が確認出来れば処置も変わってくると思います。

また、根の治療状態も確認出来ますので、根の治療の診断も出来ます。
そこで7番の治療がどうすべきか決まると思います。


参考までに。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-03-17 14:17:44
こんにちは。
その正体不明の物体。。。
私も頭にまず浮かんだのはセメント質の剥離です。

その後のクラックの入った歯の温存的処置ですが、現状が診れないので何とも言えませんが、お調べになった方法はどれもアリといえばアリなのですが、、、

ただしそれらはクラックや破折全てに適応ではありません。
ケースバイケースなのでどの方法が合っているというのは、患者さん側から指定出来ないものと思われます。

もう一つ加えるならば、どれも一般的な治療法とはいえないため、それらに長けた先生でなければならないでしょう。
どの歯科医師でも同じような結果が出るとは到底考えられません。

また、たとえそれが得意な先生であっても、大抵の場合予後は芳しくない事は多いと思ってお考えになって下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: y.yさん
返信日時:2013-03-19 22:54:22
ご回答ありがとうございました。

セメント剥離、初めて聞きました。
また、レントゲンは小さなデジタルレントゲンでした。

今日、歯医者に行ってきました。

最初に破折を確認した歯内療法士の診断レポートをもとに、歯医者と今後の治療方針を話し合うというものです。

歯内療法士には、さっと歯肉ポケットチェックと視診をしただけで、これは破折なので抜くしかない、意図的再植はクラックが歯冠部分まで行っているときには行えないと言われ、クラックの状況を検査して治療が可能かどうか検討するという感じではなく、破折=抜歯の考えのようでした。

また私も治療方法を提案するような知識がまだなく、再植についてだけしか質問しておりません。

ですので、今日の歯医者には抜歯以外の治療方法を相談すると同時に、セカンドオピニオンをしてくれる歯内療法士を紹介してもらいたかったのですが、歯医者は議論の余地なく抜歯、ほかの治療法はもとの歯が弱っているのでできない、との姿勢で、とりつくしまもないといった感じでした。歯の状況をみてももらえませんでした。

口腔外科で抜歯、そのときに例の謎の物体と親不知のかけらも同時にとりのぞくようにとのことです。
謎の物体がセメント剥離である可能性を聞いてみましたが、そうかもしれないが、どちらにしても取り除くのでCTをとる必要はない(抜歯しかないので破折状況を見極める必要もない)と言われました。

セカンドオピニオン紹介についても消極的です。

いろいろ調べても、破折歯修復の予後はおもわしくなく、実際に破折歯の治療に積極的なのは日本の数少ない歯科医院だけのようなので、抜歯もやむなしかとは思っていますが、精査もセカンドオピニオンもとらずに抜歯を受け入れるというのは心情的に難しいです。

これだけ断言されると、私のケースは歯内療法士が見て、疑いの余地なくこれは抜歯しかないという破折状況なのかとも思いますが、そのような明らかなケースはあるのでしょうか?

血でそまったときに破折線が見えましたが、普段は自分の目では「線が入ってるかな?」程度で、割れてわかれてしまっているわけではないと思います。

これからどうしたらいいのか困っております。
何かアドバイスいただけましたら幸いです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-03-20 17:34:29
日本で破折歯の治療に積極的な歯医者を探して治療を受ける。
オランダ抜歯等の外科処置を受ける。
これ以外に現実的な選択肢はないと思います。

ちなみに、破折線が見えるのは既にかなり状況が進行している、とも考えられます。
勿論、これが抜歯の適応基準ではありませんが。

破折歯の保存治療法はかなり進んでいます。
以前なら即抜歯が当然の症例でも、保存できる場合があるのも経験しています。

それでも術後数ヶ月、数年後に状況が再び悪化し、最終的に抜歯に至る症例も依然として少なくない事も付け加えます。

私の場合、状況によりますが、「保存治療をやれば抜歯を避けられるかもしれないです、やってもダメなら抜歯になります。」と言うスタンスです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: y.yさん
返信日時:2013-03-22 04:15:48
ご回答ありがとうございました。

全くそのとおりで、私も保存治療してだめなら抜歯というのなら納得がいきます。

ただ、オランダで保存治療をしてくれる医師を見つけるのが絶望的です。
先生のご回答を読んで、日本に帰国して保存治療を受けようかという気になってきました。

もしご存知でしたら、治療に必要であろう帰国期間と大体の治療費用の目安を教えていただけませんでしょうか。

最後にもう一つ、破折の100%確定診断は視診しかないようですが、私の場合、フラップ手術もしくは根の内部からマイクロスコープをつかって目で確認する施術は有用だと思われますか?

いろいろとすみません。
よろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-03-22 09:31:29
1、外部もしくは内部より接着
2、意図的再殖で接着
3、ヘミセクション
4、ルートセパレーション
5、エクストルージョン
6、クラウンレングシング

>治療に必要であろう帰国期間と大体の治療費用の目安を教えていただけませんでしょうか。

3,4以外は保険適応外になると思いますので、治療費は医院によって様々です。
(10〜20万円前後ではないでしょうか)

また、治療法により治療期間も様々です。
上記処置を行ってくれそうな歯科医院さんを探し、直接メールなどでやりとりされた方が良さそうな気がします。


>私の場合、フラップ手術もしくは根の内部からマイクロスコープをつかって目で確認する施術は有用だと思われますか?

有用だと思いますよ。(マイクロでも解らない時はあると思いますが…)

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: y.yさん
返信日時:2013-03-24 05:45:50
ご回答ありがとうございました。

最長でも1ヶ月ほどしか帰国できませんし、高額の治療なので、慎重に情報を集めて検討してみます。

私の場合でも、100%の破折確定診断にはやはりフラップ手術(いやですが、、、)、マイクロスコープなどによる視診が必要なのですね。
そうなると、ますます現在の診断(歯冠の破折線と歯肉の視診のみで抜歯と診断)が疑わしくなってきます。

セカンドオピニオンをしてくれる歯内療法士が見つかったので、その結果によってまた質問させていただくことになりそうです。

どうぞまたよろしくお願いいたします。



タイトル レントゲンに写らない歯肉内の物、左下7番クラックの保存治療(オランダ)
質問者 y.yさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯茎(歯ぐき)の腫れ
歯茎の出来物(できもの)
歯根破折
オランダ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい