長期間根幹治療した箇所は抜歯後も感染症状がでることがありますか
相談者:
かものはしさん (45歳:男性)
投稿日時:2013-06-17 23:45:49
感染根管の治療が長期化し抜歯した後に、その周囲組織等に感染巣が残るようなことがあるかどうか、お教えいただけませんでしょうか。
約5年前に上顎洞炎症状と熱、強い全身倦怠感が続き、抗生剤治療で一旦おさまったものの、熱と倦怠感を繰り返しました。
その半年後に左上6番の感染根管と診断され、6ヶ月の根管治療を受けましたが、最初の4ヶ月は治療を繰り返しても奏功せず、治療のたびに発熱と上顎洞炎症状、全身倦怠、全身の血管拡張が続いて抗生剤の点滴投与を受け、約6ヶ月でやっと終了しました。
治療終了の半年後から、また数ヶ月ごとに発熱と左頬の腫れ・痛み、全身倦怠のために抗生剤投与と安静を要して日常生活が儘ならず、約2年前(初回治療から2年後)に再度根幹治療(また都度発熱)をお願いし、結局、1年半前に抜歯していただきました。
抜歯に関して、歯科の先生方は、根管の状態がそこまで悪くなく、この歯が熱や倦怠感の原因であることは考えにくく、抜歯しても良くならないかもしれないとのご見解でしたが、医科で発熱等の原因が見当たらなかったため、除外診断でもよいのでとお願いしました。
抜歯時の所見は、歯の周囲の骨が硬化して肉芽があり感染の既往を示すものの、感染性肉芽はなくアクティヴな感染はなさそうとのことでした。
上顎洞底の骨がなくなっていたため、抜歯後は上顎洞への穴を縫合していただきました。
抜歯後は画像診断等はしておらず、ブリッジを入れていただきました。
抜歯後は経過がよく、この1年半は発熱の頻度もぐっと減り、体調も少しずつ回復しています。
しかし、直近数ヶ月間、非常に忙しくしておりましたところ、左の5、6、7番の舌側に鈍い痛みが続き、以前のような微熱・鼻閉・後鼻漏・倦怠感を伴って1週間程度の抗生剤内服と安静を要することが2回ありました。
耳鼻科では明らかな副鼻腔炎がなく、歯科では、6番は抜歯しているため(5番、7番は治療済みの生活歯です)、痛みや熱の原因にはなりえないとのご判断です。
自覚症状は数年前までと大変似通っておりますため、何か残っているのでは?と不安に思っております。
おたずねしたいのは、一般的に、
1.長期化した感染根管の場合に、抜歯後にも周囲組織等に微細な感染が残ったりして症状を呈することがあるか。
2.その有無はどのように判断できるものか。
3.もしも微細な感染が残っていた場合に、局所除去は可能か、それとも自分の免疫で封じ込めるしかないものか。
の3点です。
お教えいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
約5年前に上顎洞炎症状と熱、強い全身倦怠感が続き、抗生剤治療で一旦おさまったものの、熱と倦怠感を繰り返しました。
その半年後に左上6番の感染根管と診断され、6ヶ月の根管治療を受けましたが、最初の4ヶ月は治療を繰り返しても奏功せず、治療のたびに発熱と上顎洞炎症状、全身倦怠、全身の血管拡張が続いて抗生剤の点滴投与を受け、約6ヶ月でやっと終了しました。
治療終了の半年後から、また数ヶ月ごとに発熱と左頬の腫れ・痛み、全身倦怠のために抗生剤投与と安静を要して日常生活が儘ならず、約2年前(初回治療から2年後)に再度根幹治療(また都度発熱)をお願いし、結局、1年半前に抜歯していただきました。
抜歯に関して、歯科の先生方は、根管の状態がそこまで悪くなく、この歯が熱や倦怠感の原因であることは考えにくく、抜歯しても良くならないかもしれないとのご見解でしたが、医科で発熱等の原因が見当たらなかったため、除外診断でもよいのでとお願いしました。
抜歯時の所見は、歯の周囲の骨が硬化して肉芽があり感染の既往を示すものの、感染性肉芽はなくアクティヴな感染はなさそうとのことでした。
上顎洞底の骨がなくなっていたため、抜歯後は上顎洞への穴を縫合していただきました。
抜歯後は画像診断等はしておらず、ブリッジを入れていただきました。
抜歯後は経過がよく、この1年半は発熱の頻度もぐっと減り、体調も少しずつ回復しています。
しかし、直近数ヶ月間、非常に忙しくしておりましたところ、左の5、6、7番の舌側に鈍い痛みが続き、以前のような微熱・鼻閉・後鼻漏・倦怠感を伴って1週間程度の抗生剤内服と安静を要することが2回ありました。
耳鼻科では明らかな副鼻腔炎がなく、歯科では、6番は抜歯しているため(5番、7番は治療済みの生活歯です)、痛みや熱の原因にはなりえないとのご判断です。
自覚症状は数年前までと大変似通っておりますため、何か残っているのでは?と不安に思っております。
おたずねしたいのは、一般的に、
1.長期化した感染根管の場合に、抜歯後にも周囲組織等に微細な感染が残ったりして症状を呈することがあるか。
2.その有無はどのように判断できるものか。
3.もしも微細な感染が残っていた場合に、局所除去は可能か、それとも自分の免疫で封じ込めるしかないものか。
の3点です。
お教えいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-06-18 00:11:15
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-06-18 01:02:34
かものはし さん、こんばんは。
>左の5、6、7番の舌側に鈍い痛みが続き、以前のような微熱・鼻閉・後鼻漏・倦怠感を伴って1週間程度の抗生剤内服と安静を要することが2回ありました。
何らかの原因があるようですね。
抜歯した6番は原因に成り難いと思いますが、その前後を含め、改めてよく診ていただいてください。
高次の医療機関を紹介いただくのも一法かもしれません。
>左の5、6、7番の舌側に鈍い痛みが続き、以前のような微熱・鼻閉・後鼻漏・倦怠感を伴って1週間程度の抗生剤内服と安静を要することが2回ありました。
何らかの原因があるようですね。
抜歯した6番は原因に成り難いと思いますが、その前後を含め、改めてよく診ていただいてください。
高次の医療機関を紹介いただくのも一法かもしれません。
相談者からの返信
相談者:
かものはしさん
返信日時:2013-06-19 19:51:41
細見先生、小林先生
ご多忙の中、早々ご回答いただきお礼申し上げます。
歯科で再度みていただきましたところ、5番、7番の神経は大丈夫、レントゲン上も怪しい影はないとのことでした。
以前の6番の治療では、口蓋根が最も悪かったのだそうです。
歯科から耳鼻科も再診するようすすめていただき、耳鼻科でみていただきましたところ、内視鏡検査では副鼻腔に膿もなくきれいでした。
ただ、また熱が上がって鈍痛が持続するようになり、7番の歯根部の少し手前の舌側にピンポイントの圧痛があり、今回は頬も少し腫れてきておりますため、耳鼻科の方で原因を探すべくCTを撮影していただく予定になりました。
どうもありがとうございました。
ご多忙の中、早々ご回答いただきお礼申し上げます。
歯科で再度みていただきましたところ、5番、7番の神経は大丈夫、レントゲン上も怪しい影はないとのことでした。
以前の6番の治療では、口蓋根が最も悪かったのだそうです。
歯科から耳鼻科も再診するようすすめていただき、耳鼻科でみていただきましたところ、内視鏡検査では副鼻腔に膿もなくきれいでした。
ただ、また熱が上がって鈍痛が持続するようになり、7番の歯根部の少し手前の舌側にピンポイントの圧痛があり、今回は頬も少し腫れてきておりますため、耳鼻科の方で原因を探すべくCTを撮影していただく予定になりました。
どうもありがとうございました。
タイトル | 長期間根幹治療した箇所は抜歯後も感染症状がでることがありますか |
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質問者 | かものはしさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 根管治療その他 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。