前歯の根管治療、埋伏智歯を引っ張り奥歯欠損の解決、優先順位は?

相談者: まちっこさん (55歳:女性)
投稿日時:2013-06-25 22:40:02
お世話になります。

左上奥歯を25年前に虫歯で抜かれまして、当時そのままにしても特に問題はない、と言われたので現在に至るまで欠損した状態のままでおります。


根管治療の専門医に通っておりこの度そのことを相談しました。

レントゲンをとってもらうと、その欠損部分のさらに奥に親知らずがあり、歯茎の中に埋まっている状態です。

これをひっぱりだせば奥歯として使えるというのです。
ただしうちでは出来ないので、矯正の専門医を紹介するというのです。

このようなことは矯正歯科でなければ出来ないのでしょうか。

また、前の方の治療が済んでから奥をやらないと噛み合わせがずれるとも言われました。



私は10代の頃からフロスブラッシングできれいにと歯には気を使ってきましたが、歯並びが悪いせいで殆どの歯はC3くらいまで進行してしまいました。

さらに神経が複雑に湾曲しており、どこの歯科でやっても根元まで防腐剤が届いてない不完全な治療のままでした。

そのためこの年になり、根管治療をきちんとやれば歯が少しでも長生きすることを知り、イチからやり直している最中です。



前の方は今現在は痛みもないし緊急性もないので、私としては、できれば奥歯からやってもらいたいのです。
欠損していることは健康面に影響するとテレビなどで知り、転倒しやすいそうです。

また、実際のところ根管治療を土台と被せで合計しますと1本が約20万以上になり、経済的にも苦しいのが実情です。



いろいろ調べましたがマイクロスコープなど使用して技術のある歯科医師のいるところで保険治療のところはありません。
最初は保険でも難しい場合は自由診療になります。

この掲示板にも似たような悩みが書かれておりましたが、希望の保険治療の歯科医を探すことは容易ではありません。



いろいろ書いてわかりにくくなりましたが、

@まず奥歯の欠損の解決を優先してできるかどうか。
A私は50代ですがその治療ができるかどうか。
Bまた保険の効かない矯正歯科でしかできない技術なのかどうか。

お伺いしたいと存じます。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
飯田歯科(堺市南区)の飯田です。
回答日時:2013-06-26 00:08:06
まちっこさん。こんばんは!
ご質問ありがとうございます。

@まず奥歯の欠損の解決を優先してできるかどうか。

状態に拠りますが、噛む場所が安定しているなら奥歯からするべきだと思います。
奥歯を出してくると反作用として、固定する歯が埋まることがよくあります。

最終的なかぶせをしてしまうとかみ合わせがすいてしまい良い治療とは言えません。

インプラントアンカーを用いる方法もありますが、治療中の歯があれば、それを利用してみるほうが安価で楽だと思います。
そして、きっちりかみ合わせを作れます。


A私は50代ですがその治療ができるかどうか。

若い方ならば放置しても埋まった歯が出てくることもありますし、被っている歯肉を切るだけで出る可能性も高いです。
年齢が高くなるほど自然に出てくる可能性は低くなりますが、治療できる可能性は高いです。

ただ、長期に埋まっていると根が複雑に曲がったりして出にくかったり、骨と癒着して動かない可能性はあります。
レントゲンでも100%はわからないこともあり得ます。


Bまた保険の効かない矯正歯科でしかできない技術なのかどうか

矯正は先天性の病気の方を除いて保険は効きません。
矯正歯科しかできないわけでなく、矯正の知識や実績のある歯科医院であれば治療は可能ですし、口全体の状況を理解した治療が受けられる可能性もあります。

ご参考になりましたら幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まちっこさん
返信日時:2013-06-27 08:45:53
飯田先生

ご回答ありがとうございます。

ただ@の回答で、
> 状態に拠りますが、噛む場所が安定しているなら 奥歯からするべきだと思います。

> 奥歯を出してくると反作用として、固定する歯が埋まることがよくあります。

>最終的なかぶせをしてしまうとかみ合わせがすいてしまい良い治療とは言えません

この文の意味なのですが、私の理解力が不足しているせいかもしれませんが、噛む場所が安定しているなら奥歯からすると良くないのか良いのかがはっきりわかりません。

あとからの文章を読むと「奥歯をだしてくると反作用として」とあまりよくない内容だからです。

あるいは「噛む場所が安定しているなら前歯から」の入力違いでしょうか。



Bですが、保険診療でもなくても、歯科ではこの治療は自由診療扱いになるということでしょうか?


できればもう一度ご説明くだされば幸いです
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-06-27 09:27:46
まちっこ さん、おはようございます。

まず、ネットの情報に振り回されていますね。

>私は10代の頃からフロスブラッシングできれいにと歯には気を使ってきましたが、歯並びが悪いせいで殆どの歯はC3くらいまで進行してしまいました。

歯並びが悪いと虫歯ができやすいとよく耳にしますが、虫歯のできやすさには並びは大きく影響しません。
虫歯ができやすい人に対する、虫歯予防の知識が少なかったのかもしれませんね。


>さらに神経が複雑に湾曲しており、どこの歯科でやっても根元まで防腐剤が届いてない不完全な治療のままでした。

>そのためこの年になり、根管治療をきちんとやれば歯が少しでも長生きすることを知り、イチからやり直している最中です。

根元まで薬が入っていなくても、感染がなければ問題ありません。
むしろ、再治療のリスクのほうが高くなることもあります。



>そのためこの年になり、根管治療をきちんとやればる最中です。

例え、専門医でも、再治療の成功率は70〜80%ぐらいでしょう。


>前の方は今現在は痛みもないし緊急性もないので、私としては、できれば奥歯からやってもらいたいのです。
>欠損していることは健康面に影響するとテレビなどで知り、転倒しやすいそうです。

何の根拠もないことを、マスコミがおもしろおかしく取り上げただけです。

奥歯があっても転倒する人はいますよ。
奥歯が無いご高齢の方でも、転倒しないで、天寿を全うされる方は多く見えます。


>いろいろ調べましたがマイクロスコープなど使用して技術のある歯科医師のいるところで保険治療のところはありません。

必ずしもそうではありません。


でも、

>この掲示板にも似たような悩みが書かれておりましたが、希望の保険治療の歯科医を探すことは容易ではありません。

これも確かですね。


ネットやマスコミの情報に振り回されないように。





>これをひっぱりだせば奥歯として使えるというのです。
>ただしうちでは出来ないので、矯正の専門医を紹介するというのです。

>このようなことは矯正歯科でなければ出来ないのでしょうかです。

矯正医でなくても、部分矯正の得意な先生なら、できると思います。
むしろ、埋まっている親知らずを引っ張りだすとなると、矯正専門医より、部分矯正を得意とするような先生の方が良いかもしれません。

ただし、どちらにお願いするとしても、期間も長く、奥歯で歯磨きもしづらかったりと、大変な治療になるように思います。


>また、前の方の治療が済んでから奥をやらないと噛み合わせがずれるとも言われました。でした。

私は、噛み合わせを変えるなら、奥歯からの方が良いように思いますが。



@まず奥歯の欠損の解決を優先してできるかどうか。

私なら、奥歯からしますが、先生によって治療方針が違いますので、その先生とよく相談される方が良いでしょう。


A私は50代ですがその治療ができるかどうか。

年齢は関係ないと思います。


Bまた保険の効かない矯正歯科でしかできない技術なのかどうか。
お伺いしたいと存じます。

一般歯科であったとしても、自費治療ですよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まちっこさん
返信日時:2013-06-29 15:39:30
小牧先生

ご返信ありがとうございます。
また質問に答えていただきありがとうございます。

奥の親しらずをひっぱり欠損した歯の代わりとすることは大変な思いをしなくてはならないのですね。
もっと簡単に考えてました。

では先生は無理に親知らずをひっぱらずに、欠損したままでも大丈夫とお考えでしょうか。
今の歯科医はしっかりと噛めるには欠損したままはよくない影響を与えると言いますが・・・

歯並びが悪いと虫歯ができやすいとよく耳にしますが、虫歯のできやすさには並びは大きく影響しません。
>虫歯ができやすい人に対する、虫歯予防の知識が少なかったのかもしれませんね

歯科予防とはいっても、実際にはほかにどのような方法があるのでしょうか。

よくみがいても、歯垢をとってもリステリンでうがいしても歯並びが悪ければ当然取り残しはあると思いますが。

私の子供時代と今とでは歯科の進歩も隔たりのあるものなのでしょう。


> 根元まで薬が入っていなくても、感染がなければ問題ありません。
>むしろ、再治療のリスクのほうが高くなることもあります

その先生は感染したらそれからの治療はもっと大変になるから、その前にエンドの治療を完全に終わらせるというお考えのようです。

私が初めてマイクロを使用したエンドの治療をしたのは、のう胞ができてしまい、地元の歯科で

「抜いてインプラントはどうか」

と言われたからです。

一生懸命根管治療の専門医を探し、大事な歯を抜かずに済みましたが、その治療はとても大変でした。

それから根管治療はとても大切なものだと信じるようになりました。

感染しないとわかっていればなにもしたくないというのは患者の本当の気持ちだと思います。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-07-03 09:22:41
こんにちは、

色々疑問が生まれてしまっていますが、実際今の資料を借りてセカンドオピニオンなどに行かれて意見を聞いた方がいいですよ。

歯科治療はこうでないといけないというゴールデンルールはあまり存在しませんし、各先生の考えで色々な治療方針があります。

根の治療の必要・不必要も一概にこの場では判断できませんし、病変が無くてもやり代えを勧める先生は多くおられます。

これは専門的な知識や経験側、患者さんとの関係にもより考えの分れる所です。



私は根の方を専門でしていますが、デンタルで病変の見られないものは積極的な再治療はお勧めしません。

ただしこれはレントゲン上だけの判断になり病変というのは撮ったレントゲンの解像度、種類などより条件が異なります。

最新の診断ツールで言えば、CBCT(歯科用CT)がありますが、これで診ると根管治療した多くの歯に病変は見つかります。
ただし、この歯を再治療してCBCTで成功率をカウントすると殆ど治っていない(成功率37%)との報告もあります。


私の極論を言えば、歯は出来るだけ削らない(安易に治療しない)、介入するならタイミングをみて最小限の介入の方が歯は長持ちすると思い始めています。


結局かかった先生により何パターンも治療方針がかわりますので1つ1つの事柄をどうのこうの精査した所で誰も信用できなくなり結局は放浪の旅が始まります。


まちっこさんがこの先生にならと判断され治療を始められたのであれば、ある程度信用していくしかありませんし、実際迷われるようでしたら一度治療を止めてもらいセカンドオピニオンに行かれた方がいいと思います。

実際色々な質問を診てもいない先生にしても、混乱して終わりますよ。


何とか治療がスムーズに進むといいですね^^


おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まちっこさん
返信日時:2013-07-05 08:33:18
先生方、お忙しい最中ご回答ありがとうございました。

エンドの治療は米国から最新の技術を学んでいて他の先生向けに講習を開いているような先生が良いとは個人的に思っております。

ただPCの検索だけではそのような先生を見つけることは本当に難しいのです。


再度質問にお答えがいただけない場合もあり、少し残念でしたが結果的には根管治療さえも、治療法は決してひとつではなくその先生によりいろんな考え方がある、ということが確認できました。



タイトル 前歯の根管治療、埋伏智歯を引っ張り奥歯欠損の解決、優先順位は?
質問者 まちっこさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
親知らずの移植
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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