初期C1(黒色)にレーザー治療+再石灰化対策でC0に戻せるか
相談者:
k2kさん (19歳:男性)
投稿日時:2013-07-02 16:51:15
先日、歯科検診を行い初期C1が発覚しました。
削らず経過観察とのことでした。
しかし、wikipediaで対策次第でC0に戻る事もあるとの記述をみて何か出来ないかと模索中です。
一般に無理と言われていることは承知です。
そこで、
@レーザー治療(充填無し希望)で進行を止められるのではないか。
A@の後、自主対策で再石灰化が起こるのではないか。
B@の後、インレー充填をしないと得られる殺菌効果などは持続しないのか。
Cレーザー治療のそもそものメリット(う蝕の状態がどう治療前と変化するのか、(無菌化するなど))、デメリット(具体的に、治療後に患部・周辺部の健全エナメル質が脆くなったり、う蝕部が充填しないことによりかえって進行したりなど……。
Dその他、有効性があるものはあるか
以上の疑問にお答え頂きたいです。
削らず経過観察とのことでした。
しかし、wikipediaで対策次第でC0に戻る事もあるとの記述をみて何か出来ないかと模索中です。
一般に無理と言われていることは承知です。
そこで、
@レーザー治療(充填無し希望)で進行を止められるのではないか。
A@の後、自主対策で再石灰化が起こるのではないか。
B@の後、インレー充填をしないと得られる殺菌効果などは持続しないのか。
Cレーザー治療のそもそものメリット(う蝕の状態がどう治療前と変化するのか、(無菌化するなど))、デメリット(具体的に、治療後に患部・周辺部の健全エナメル質が脆くなったり、う蝕部が充填しないことによりかえって進行したりなど……。
Dその他、有効性があるものはあるか
以上の疑問にお答え頂きたいです。
[過去のご相談]
回答1
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2013-07-02 19:29:07
>@レーザー治療(充填無し希望)で進行を止められるのではないか。
可能性が0ではありませんが、難しいと思います。
>A@の後、自主対策で再石灰化が起こるのではないか。
可能性が0ではありませんが、難しいと思います。
>B@の後、インレー充填をしないと得られる殺菌効果などは持続しないのか。
レーザーが照射された部分は殺菌されますが、唾液に触れたら菌が付着します。
またレーザーでどれぐらいの深さまで殺菌されるのかも不明です。
>Cレーザー治療のそもそものメリット(う蝕の状態がどう治療前と変化するのか、(無菌化するなど))、デメリット(具体的に、治療後に患部・周辺部の健全エナメル質が脆くなったり、う蝕部が充填しないことによりかえって進行したりなど……。
レーザー照射により
・健康な歯面なら、酸に対して強くなる
・初期の脱灰なら、再石灰化が期待できる
・フッ素の吸収が良くなる
などの効果があります。
脆くはなりませんが、齲蝕は進行する危険性はあります。
レーザーのデメリットというより、レーザーの齲蝕進行抑制ではなく充填処置をすべきだったいうことです。
C1にも段階がありますので何とも言えませんが、実質欠損(肉眼で穴が確認できる)があり、プラークが停滞するならば充填した方が良いかもしれません。
レーザーに賭けても構いませんが、経過観察は欠かせません。
ご参考まで・・・
可能性が0ではありませんが、難しいと思います。
>A@の後、自主対策で再石灰化が起こるのではないか。
可能性が0ではありませんが、難しいと思います。
>B@の後、インレー充填をしないと得られる殺菌効果などは持続しないのか。
レーザーが照射された部分は殺菌されますが、唾液に触れたら菌が付着します。
またレーザーでどれぐらいの深さまで殺菌されるのかも不明です。
>Cレーザー治療のそもそものメリット(う蝕の状態がどう治療前と変化するのか、(無菌化するなど))、デメリット(具体的に、治療後に患部・周辺部の健全エナメル質が脆くなったり、う蝕部が充填しないことによりかえって進行したりなど……。
レーザー照射により
・健康な歯面なら、酸に対して強くなる
・初期の脱灰なら、再石灰化が期待できる
・フッ素の吸収が良くなる
などの効果があります。
脆くはなりませんが、齲蝕は進行する危険性はあります。
レーザーのデメリットというより、レーザーの齲蝕進行抑制ではなく充填処置をすべきだったいうことです。
C1にも段階がありますので何とも言えませんが、実質欠損(肉眼で穴が確認できる)があり、プラークが停滞するならば充填した方が良いかもしれません。
レーザーに賭けても構いませんが、経過観察は欠かせません。
ご参考まで・・・
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-07-03 12:57:29
k2kさん、今日は
用語に少し誤解があるようなので、解説しておきます。
CO(シーオー)とは、要観察歯という意味で、C0(シーゼロ)ではありません。
C1,C2,C3という分類に当てはめると、COはC1とC2の初期までを含みます。
ですので、「C1がCOに戻る」と言う表現は適当ではなく、C1という診断がされた時点で、その歯はCOです。
C1つまり、COの歯が、再石灰化によって、健全な歯に戻ることはあります。
レーザーについては、詳しくないので私見となりますが、理論的に考えれば、もし再石灰化の効果を期待するなら、継続的に頻繁に行わなければ意味が無いように思います。
また、一般的に言われている再石灰化を促進する方法に加えて、レーザーを用いることで、さらに効果があるのかは疑問です。
用語に少し誤解があるようなので、解説しておきます。
CO(シーオー)とは、要観察歯という意味で、C0(シーゼロ)ではありません。
C1,C2,C3という分類に当てはめると、COはC1とC2の初期までを含みます。
ですので、「C1がCOに戻る」と言う表現は適当ではなく、C1という診断がされた時点で、その歯はCOです。
C1つまり、COの歯が、再石灰化によって、健全な歯に戻ることはあります。
レーザーについては、詳しくないので私見となりますが、理論的に考えれば、もし再石灰化の効果を期待するなら、継続的に頻繁に行わなければ意味が無いように思います。
また、一般的に言われている再石灰化を促進する方法に加えて、レーザーを用いることで、さらに効果があるのかは疑問です。
相談者からの返信
相談者:
k2kさん
返信日時:2013-07-07 09:13:08
返信遅れまして申し上げ御座いません。
杉原先生、小牧先生回答有難う御座います。
>レーザーが照射された部分は殺菌されますが、唾液に触れたら菌が付着します。
>脆くはなりませんが、齲蝕は進行する危険性はあります。
素人の考えでは、レーザー治療で仮にう蝕部全体を無菌化できたら、再石灰化は無理でも進行中のものはストップし、新たな感染までう窩を綺麗な状態に保てばいいように思いますが。
また付着する条件は他の歯と同様と思いますが、治療の反動で悪化したりするのでしょうか。
>CO(シーオー)とは、要観察歯という意味で、C0(シーゼロ)ではありません
自分はC1(シーワン)からC0(シーゼロ)に戻すという意味で投稿しました。
CO(シーオー)という用語は知りませんでしたが、言われた経過観察と同義と考えます。
>また、一般的に言われている再石灰化を促進する方法に加えて、レーザーを用いることで、さらに効果があるのかは疑問です。
素人の考えでは、進行を止める目的でのレーザーで、現存う蝕進行による再石灰化の妨げが進行停止により防がれて、結果再石灰化が可能となると思うのですが。
前後します。
>C1つまり、COの歯が、再石灰化によって、健全な歯に戻ることはあります。
具体的にどのような場合でどうすればよいですか。
自分は噛み合わせ部C1です。
杉原先生、小牧先生回答有難う御座います。
>レーザーが照射された部分は殺菌されますが、唾液に触れたら菌が付着します。
>脆くはなりませんが、齲蝕は進行する危険性はあります。
素人の考えでは、レーザー治療で仮にう蝕部全体を無菌化できたら、再石灰化は無理でも進行中のものはストップし、新たな感染までう窩を綺麗な状態に保てばいいように思いますが。
また付着する条件は他の歯と同様と思いますが、治療の反動で悪化したりするのでしょうか。
>CO(シーオー)とは、要観察歯という意味で、C0(シーゼロ)ではありません
自分はC1(シーワン)からC0(シーゼロ)に戻すという意味で投稿しました。
CO(シーオー)という用語は知りませんでしたが、言われた経過観察と同義と考えます。
>また、一般的に言われている再石灰化を促進する方法に加えて、レーザーを用いることで、さらに効果があるのかは疑問です。
素人の考えでは、進行を止める目的でのレーザーで、現存う蝕進行による再石灰化の妨げが進行停止により防がれて、結果再石灰化が可能となると思うのですが。
前後します。
>C1つまり、COの歯が、再石灰化によって、健全な歯に戻ることはあります。
具体的にどのような場合でどうすればよいですか。
自分は噛み合わせ部C1です。
タイトル | 初期C1(黒色)にレーザー治療+再石灰化対策でC0に戻せるか |
---|---|
質問者 | k2kさん |
地域 | 神奈川 |
年齢 | 19歳 |
性別 | 男性 |
職業 | その他 |
カテゴリ | 虫歯治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。