上6・7番欠損に入れるインプラントの本数が歯科医によって違う

相談者: micidiaさん (46歳:女性)
投稿日時:2013-06-23 22:16:16
以前、こちらで相談させていただきましたが、その後いろいろと考え、思い切ってインプラントにすることにしました。

左上6番7番欠損し、その部分にインプラントを入れることになるのですが、セカンドオピニオンとして他の歯科でも聞いてきまし
た。


上顎で骨が少し薄いとのことで、骨を増やす必要があるそうです。

ただ、医者によってインプラントを1本でもよい、2本の方がよいと意見が違っています。
素人の自分には欠損した同じだけの方がいいのかと思いますが少ない本数でも問題ないものなのでしょうか。

確かに1本で済むのなら金額的にも大変助かりますし、手術も少ない分、体への負担も少ないかなと感じています。


2本必要という先生は、模型を作って歯が少し下がり気味になっているので、インプラントを入れて咬みあわせを考えると、下の歯も少しいじる必要があるとのことでした。

下の歯は6番7番ともに神経を抜いていて、保険の歯で連結にして被せています。
この歯は1年ほど前に根の治療を完了しました。

もともとは中学生の時に粗悪な医者に相当削られていて、高さがあまりありません。


1本でいいという先生からは特にそのような話はされませんでした。
でも非常に丁寧に説明してくださったのと、症例数も普通に答えてくれました。
この地域でも評判は悪くない歯科ですので安心だとは思いますが…


こういう場合は何を基準にして本数を決めるといいのでしょうか。
予後を考えるとやっぱり欠損した本数が必要なのか、1本でも本当に大丈夫なのか?
今通っている歯科でも理想は欠損した本数だけど、1本でいいとのことでした。

もちろん、実際見てみなければわからないとは思いますが、アドバイスいただければ幸いです。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-06-24 00:02:05
micidia さん、こんばんは。

micidia さんの実際のお口の中の状態が分かりかねますが、文面から推察するに…

>2本必要という先生は、模型を作って1本でいいという先生からは特にそのような話はされませんでした。
>今通っている歯科でも理想は欠損した本数だ

これだけを読む限り、経済的なことがクリア出来るのであれば、2本入れた方が良いような気がします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-06-24 08:12:00
ご相談ありがとうございます。

一般的に、まず理想を頭に描き,次に現実的な条件を入れて計画することになります。

理想とは、健康で自然な状態です。
人の身体に無駄なところはありません。

それぞれが助け合って複雑な働きをしています。
しかもまだ現代の科学でも解明できないことも含まれています。
したがって、理想的には失った歯の働きを全部取り戻したいところです。


しかし,現実的にはハードルがいろいろあります。
顎の骨の状態、下の歯の歯並び、他の歯の状況、口腔衛生状況、経済的理由、治療への恐れ、などから妥協的にゴールを下げていくことになります。

ただ、その場所はとても大きな力がかかります。
あまり妥協すると長期的な力には耐えられないか、妥協したその場所をかばうために他が速くダメになる,というリスクが生まれます。

理想を実現するために、骨の治療をすることにしたのですよね。

次は下の歯並びを矯正治療などで整えることかもしれません。
他の歯が充分力を発揮してそこを助けてくれるかどうかも調べます。
口腔衛生の検査も必要です。

など、実は今まで長期間、理想から離れてきた妥協のツケを一度に払わなければならないという、大仕事になってしまう人々が少なくありません。


具体的な事柄をピックアップしてご担当の先生とじっくり計画を全て話し合うことをお勧めします。

奥歯を2本失っていることは、もし長期的、他も含めた総合的に健康を目指す場合は、非常に困難な治療といえるからです。
ただご飯が噛めないという理由であれば、入れ歯でも、放置でも慣れれば食べられます。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-06-24 09:00:53
>こういう場合は何を基準にして本数を決めるといいのでしょうか。

>予後を考えるとやっぱり欠損した本数が必要なのか、1本でも 本当に大丈夫なのか?

>今通っている歯科でも理想は欠損した本数だけど、1本でいいとのことでした。


難しい質問ですね。

欠損した同じだけの方がよいかと思いますが、1本少ない状況でも問題ないこともあります。

理想ばかり述べても、体感してみないとわからない部分もあると思います。

ですから、自分がこのような状況になった場合、まずは1本インプラントをして仮歯を入れてみて、これで大丈夫なら1本で終わりにして、もしももう少し噛みたいのであれば1本追加していく方法をとりますね。

参考までに。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-06-24 09:55:21
何を基準に・・・難しいです。

科学的な根拠に基づいたことは掲示板ではアドバイスしようがありません。

一つ確かなのは

『自分の体を誰に切らせるか』

です。



この歯科医師にならオペをされても安心。
インプラントがうまくいかなかったとしても恨むことも無いだろう。

と思える信頼性を獲得できる歯科医師と二人三脚で歩んでください

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: micidiaさん
返信日時:2013-06-24 21:17:35
このたびは諸先生方の早速のご回答ありがとうございました。


小林先生

経済的には…インプラントは確かに高額ではありますが、歯は一生のことになりますし、今後のQOLを考えると少しくらい無理をしてもいいかなと思っています。

医療控除も使えますし…私自身も2本の方が安定するのかなと思っていますが…何しろ初めてのことなので、まだまだわからない事が多いです。


さがら先生

前回の質問からお世話になっております。
先生のコメントはまさに自分が考えている通りです。

単にインプラントを入れて終わり、ということではないということですね。
スポーツもやっているので、やはり歯がないというのも結構不自由でもありました。

模型を作ってくれた先生が言いたかったのもまさにさがら先生と同じ事なのだと思いました。
もっと全体のバランスを考えた治療ができるように再度相談してみます。


加藤先生

1本ずつためしに入れてみる方法もあるのですね。
手術するのなら一気にやってしまう方がいいのかと思っていましたので…

先生のおっしゃる仮歯ですが、これは部分入れ歯とは違うものでしょうか?
それともインプラント用に別なものがあるのですか?
的外れな質問でしたらすみません。



高田先生

別な視点からのアドバイス、ありがとうございました。
普段の歯のお手入れやちょっとした調整などであれば、今通っている歯科医は本当に信頼できる先生です。

ただ、インプラントは初めてというのもあり、他の先生の意見なども聞きたかったのと設備や衛生士さん、技工士さんも重要ではないかと思いました。

>信頼性を獲得できる歯科医師と二人三脚で歩んでください

本当にそう思います。



※今お願いしようと思っている歯科はインプラント専門の歯科衛生士さんと歯科技工士さんがいらっしゃいます。
2人とも学会にも参加して、発表もされているとのことでした。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-06-24 21:29:28
>加藤先生 1本ずつためしに入れてみる方法もあるのですね。

>手術するのなら 一気にやってしまう方がいいのかと思っていましたので…

>先生のおっしゃる仮歯ですが、これは部分入れ歯とは違うもので しょうか?
>それともインプラント用に別なものがあるのですか?

入れ歯とは違い、インプラント用の特別なものですね。

インプラント体の本体と奥歯でうから通常はネジで固定する暫間のプラスチックで出来た仮歯が多いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: micidiaさん
返信日時:2013-06-30 22:44:05
加藤先生

どういうわけか、ログインが全然できず、お礼が遅くなり申し訳ありません。

来週、インプラントカウンセリングがありますので仮歯についても聞いてみようと思います。

ありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-07-04 02:21:15
経済的に許容出来るのなら2本植立され連結して被せて強化されることが長期的には安心だろう、と思います。

上顎の奥歯、それも大臼歯で6、7番ですから、かなりの力が加わり続けると予測されるからです。

女性の場合90歳以上になることも視野に入れて、今後歯根に当たるインプラント部分は弄る可能性を可及的に低くする設計の方が良いのではと思います。

40年以上使うこと考えると、被せ物に関してはかなり厳しい、と言わざるを得ないと思います。

そうなると、加齢の問題も絡んで来ますし、高齢になってからのインプラント手術、それも上顎の最深部と考えると再手術の介入は避けたい、と私は思います。

被せ物の再製だけなら、そこまでの大変さはないでしょうから、今回で手術するのはお仕舞い、と言う考えで治した方が良いのでは、と私は感じます。

ご参考になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: micidiaさん
返信日時:2013-07-07 02:07:11
松元先生 

別な視点から具体的なご回答ありがとうございました。

私自身も先生のおっしゃるように、先を見越した上でと考えておりました。
今だと健康状態も非常に良く、少々のことなら耐えられそうです。

やはり、高齢になってからのインプラントは大変なのですね。

できればこれでおしまいにしたいとも思っています。
再手術はちょっとしんどそうですので…


もともと2本と考えておりましたので、経済的には何とかなると思います。
ただ、入れ歯をしていたとはいえ、少し上あごが下がり気味になっていて、素人考えではありますが、2本入るスペースは十分なのかと思っています。

先生は下の歯を少しいじる必要があるとはおっしゃっていましたが…

下の歯6番7番は神経を抜かれていて被せた歯になっています。

しかも相当昔に粗悪な歯科医にかなり削られていて、高さがほとんどないため、これ以上削って大丈夫なのかと心配もしています。

いずれこの歯もだめになるとは思いますが、できるだけ長く残しておきたいと考える次第です。



タイトル 上6・7番欠損に入れるインプラントの本数が歯科医によって違う
質問者 micidiaさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
回答者




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