歯科用合金の物性について気になっています

相談者: hrgfさん (27歳:男性)
投稿日時:2013-07-13 02:22:51
いつもお世話になっております。

現在、歯科について勉強しており、歯科材料の物性について非常に気になっており、質問させていただきました。

あるメーカーのタイプ2の金合金の製品表を見ていたところ、135hv(軟化)(硬化は記入なし)とあるのですが、エナメル質の硬度は400hv前後あると聞いており、この数値の差について気になっております。

例えば、

・この金合金のビッカース硬さはなぜここまで低く設定されているのか。
これでは歯より先にすり減り、段差ができたりするのではないか。

・もっと硬くすることでどういった不都合があるのだろうか、またタイプ3の金合金には硬化処理もあるが、臨床ではこれらの処理はきっちり分けてされているのか。

といったことが気になっております。

文章がいまいちうまくまとまっていませんが、回答いただける範囲で回答いただけたら幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-07-13 06:33:31
hrgf さん、おはようございます。


>この金合金のビッカース硬さはなぜここまで低く設定されているのか。
>これでは歯より先にすり減り、段差ができたりするのではないか。

歯より先に磨り減ってくれることで、逆に歯の磨耗を防いでくれることを期待しての硬度かと思います。


>臨床ではこれらの処理はきっちり分けてされているのか。

歯科医院によるかと思いますよ。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-07-13 13:14:17
歯科白金加金を調べてみてください。
硬化処理で300hv位になるはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hrgfさん
返信日時:2013-07-13 15:36:08
先生方、お忙しい中、早速回答ありがとうございます。

補足になり、恐縮なのですが、インレーは軟化処理、クラウンのようにある程度大きくなると硬化処理、というイメージを勝手に持っているのですが、軟化硬化処理の使い分けはそういったイメージで良いのでしょうか。

よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-07-13 16:02:12
私の場合では、インレーでもクラウンでも白金加金を使用するためにある程度の硬度を得ていますから、熱硬化処理の指示は出しません。
インレーで硬度の低い金合金を好むような回答者を見ますが、個人的な好みとしか思っていません。

他の歯科医はどうしているか、判定しようがないのでわかりません。
歯科医に訊ねるよりは、技工士に聞いた方が良いとは思いますが、おそらく硬化処理の指示は皆無に近く出していないと思います。

インレーの金合金の軟かい?ものは、咬合力が加わるマージンではエナメル質の保護はしきれないと思っています。

ただし適合精度も大いに関係してきます。

歯科理工学の文献を探してみるのがよいと思いますよ。




タイトル 歯科用合金の物性について気になっています
質問者 hrgfさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 材料・機材関連
専門的な質問その他
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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