右下6・7番欠損、インプラントの本数で悩んでいます

相談者: とらはなさん (59歳:女性)
投稿日時:2013-07-18 12:55:06
インプラントの本数で考え中です。

右下7欠損(30年程前)そのまま放置

この度、右下6抜歯済み、インプラントの予定です。

噛み合わせを第一に考えて、右下67の2本のインプラントを勧められています。
6の1本では隣の支えがないので、長く良い状態を保つのが難しい、他にも説明がありましたが。

右上EFを6年ほど前、治療の時に金属の冠で連結しました。
この度、Fの根が傷んでいるようなので治療する事になりました。(2本インプラントにすれば、右上EFを連結せずに別々に出来る)

ただ、右上Fの歯質は薄くなっていると思うので、ゆくゆくは破折によって抜歯も起こりえると思います。
(抜歯後はそのまま放置すると思います)

そういうことを視野に入れても、右下7もインプラントにした方が良いのでしょうか。

アドバイスよろしくお願いいたします。
 


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-07-18 13:17:36
とらはなさんこんにちは。

>ただ、右上Fの歯質は薄くなっていると思うので、ゆくゆくは破折によって抜歯も起こりえると思います。(抜歯後はそのまま放置すると思います)

そうですね、実際に拝見していないので推測になりますが可能性はあると思います。
そこで疑問なのですが、なぜとらはなさんは抜歯後は放置されるのでしょうか?

噛み合わせ重視で考えて(1口腔単位で考えて)、できるだけバーティカルストップを維持して口腔内全体の安定を考えるならば、将来的に抜いた後にFにインプラントも考えたほうが良いと思います。
Fにインプラントをしないのであればわざわざ、右下Fにインプラントを入れる理由が減してしまうのではないでしょうか?

もし、そこまで噛み合わせを重要と考えられていないのであれば、E1本だけという方法もあるかもしれません。

私個人的な意見ですが、できるだけ咬合の支持を残して(インプラントなので補強して)残りの天然歯をまもることによって、口腔内が長期に安定すると考えています。

どちらにしても、主治医の先生とよくご相談されてご判断されるのが良いと思います。

ご参考になれば。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: とらはなさん
返信日時:2013-07-18 15:20:29
水川先生、早速の回答有難うございました。

やはり右上Fの歯があっての右下Fをインプラントにする意味があるのですね。

右下Fをインプラントにしない場合、上の歯は別々であれば伸びてくるのを防ぐために連結は必須なのですね?

それと、右下E1本のインプラントであれば、噛み合わせの状態によるEにかかるダメージが大きいと思っていなければならないのですね。

右上F抜歯後そのまま放置するという考えは、ある程度の年齢になれば、4箇所のパートで6本ずつあれば良いのかなとの安易な考えからです。

今は何とか費用を捻出してのインプラント計画ですが、今現在の歯の状態は被せ歯や左下DEインプラント、左下F欠損でここはこのままの状態でOKとの事で今に至っています。

この先恐ろしい事ですが、歯が欠損していった場合その時に経済的にインプラントが無理で義歯を選択するならば、かえって今インプラントにしていない方が義歯を入れ易いという事もあるのでしょうか?

また、質問になってしまいましたがどうぞよろしくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-18 15:55:26
とらはな さん、今日は

>やはり右上Fの歯があっての右下Fをインプラントにする意味があるのですね。

上の7番がなかったとしても、下に2本入れて連結にすれば、強度が増し、それなりの意味はあると思います。
インプラントを1本から2本にして連結しなければ、強度は単純に2倍ですが、2本のインプラントを連結すると、強度が4倍になると言われています。

ただ、6番まであれば大きな問題はないと思います。
実際の研究でも、7番が有るか無いかで、残りの歯が守られるかどうかは関係ないことが証明されています。


>右下Fをインプラントにしない場合、上の歯は別々であれば伸びてくるのを防ぐために連結は必須なのですね?

連結しなければ伸びてくる可能性はありますが、連結しなくても、歯周組織が健康ならば数ミリで止まるという研究もあります。

また仮に伸びてきても、6番までの噛み合わせがあれば良いと考えるのなら、何も問題になることはありません。


>それと、右下E1本のインプラントであれば、噛み合わせの状態によるEにかかるダメージが大きいと思っていなければならないのですね。

咬合の状態や、ご自身の咬む力等、ケースバイケースでしょう。


>右上F抜歯後そのまま放置するという考えは、ある程度の年齢になれば4箇所のパートで6本ずつあれば良いのかなとの安易な考えからです。

特に「安易な考え」とは思いません。
研究でも、問題ないという結果が出ているのですから、場合によってはむしろ積極的に進めることもあります。
「安易に」「作って方がいいよ」と言うこともできますが。


>この先恐ろしい事ですが、歯が欠損していった場合その時に経済的にインプラントが無理で義歯を選択するならば、かえって今インプラントにしていない方が義歯を入れ易いという事もあるのでしょうか?

もちろんあると思います。
そのような考え方をするのであれば、下は既にインプラントが入っているのでやむを得ませんが、上はこの先インプラントを入れない方が良いでしょう。

ただ、それよりも、「正しい」予防を心がけて、これ以上問題を起こさないように注意されることの方が重要だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: とらはなさん
返信日時:2013-07-18 16:32:36
小牧先生回答有難うございます。

正しい予防、本当に耳が痛いです。

出来るものならば義歯は避けたいのが本音ですが。

よく考えてみます。
(まだ迷っていますが、参考させていただきます)

本当に有難うございました。



タイトル 右下6・7番欠損、インプラントの本数で悩んでいます
質問者 とらはなさん
地域 非公開
年齢 59歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
抜歯:7番(第二大臼歯)
インプラント治療法
回答者




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