ブリッジかインプラントか決められず、ソケットプリザベーションしなかった
相談者:
たかくんさん (38歳:男性)
投稿日時:2013-07-03 16:38:44
上の前歯1番の抜歯をしました
歯根破折してから半年以上経過していて排膿もあり歯茎のわずかな変色もあった為 覚悟はしていましたが、唇側の骨はかなりなくなっていました
優柔不断でブリッジにするかインプラントにするか当日になっても決めかねていたので、ソケットプリザベーションをせずに縫合して仮歯取りつけになりました
歯茎はかなり凹みがあります
質問なんですが 抜歯時にソケットプリザベーションの処置をするのと、10日後に同じような効果のある処置をするのでは方法が変わりますか?
また 10日後だとそのあとの骨とか歯茎の条件が悪くなったりしますか?
あと ソケットプリザベーションは医師によっては抜歯して感染ないか確認してから日にちをあけてからやられる場合もありますか?
よろしくお願いいたします
歯根破折してから半年以上経過していて排膿もあり歯茎のわずかな変色もあった為 覚悟はしていましたが、唇側の骨はかなりなくなっていました
優柔不断でブリッジにするかインプラントにするか当日になっても決めかねていたので、ソケットプリザベーションをせずに縫合して仮歯取りつけになりました
歯茎はかなり凹みがあります
質問なんですが 抜歯時にソケットプリザベーションの処置をするのと、10日後に同じような効果のある処置をするのでは方法が変わりますか?
また 10日後だとそのあとの骨とか歯茎の条件が悪くなったりしますか?
あと ソケットプリザベーションは医師によっては抜歯して感染ないか確認してから日にちをあけてからやられる場合もありますか?
よろしくお願いいたします
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-07-03 19:10:33
前回の質問では、自家骨移植をするということでしたが、ブロック状で採取するのか、細骨状にするの、唇側歯肉を切開翻転するのか、吸収性膜で保護するのか、あるいは抜歯窩のまだ閉鎖していない歯肉頂上から切開なしで造骨材を填入するのかとか、その時肉芽組織を掻爬するのか、あえてしないでするのかとか。
そこの歯科医がその時々の状態をどのように考えて、その結果どのような術式にするのかで、抜歯窩保護から再度造骨に至るまでのことがらなどが変わってきますので一概に言えないと思います。
結論的にはその歯科医が考えることですからなんとも言えないが、しっかりやってさえくれれば、たいして差はないと言えるかもしれません。
そこの歯科医がその時々の状態をどのように考えて、その結果どのような術式にするのかで、抜歯窩保護から再度造骨に至るまでのことがらなどが変わってきますので一概に言えないと思います。
結論的にはその歯科医が考えることですからなんとも言えないが、しっかりやってさえくれれば、たいして差はないと言えるかもしれません。
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2013-07-04 02:05:47
どう言う状況なのか分かりかねるのですが、手術直後である10日後にソケットプリザベーションの手術の介入をされるメリットは少ないと思います。
余程のことがない限り、短い期間で手術を重ねることは、軟組織を痛めつけるばかりで、余計に傷口が悪化する可能性が大きくなるからです。
担当医の先生がどう言う判断をされるのかで決断されるしかないと思いますが、遅きに失しているかもしれないと思います。
一般的には、1回手術してしまったら、そこの軟組織の治癒を1ヶ月以上待ってから次の手術を行うものです。
軟組織の治癒がそれなりに治っていて、それ以上待つともっと骨が吸収して難しくなってしまう、と言うタイミングでまずは骨造成GBR手術で介入するのが現在コンセンサスのある方法です。
それから、骨が治癒するのを4ヶ月以上は待って、インプラント手術して、続けてインプラント生着後(2〜4ヶ月位)に軟組織の造成手術して審美的条件を整える、と言う治し方を用いてます。
これらを避け、早く楽に手術回数少なく治せる可能性を高める為にソケットプリザベーションの方法が評価されているのです。
ソケットプリザベーションを用い、成功させることができるなら、顎提の形態をかなり温存出来る、と考えられているからです。
なので、お気の毒ですが、タイミングを逃されているかも、と案じる次第です。
申し訳ありません、もしかして大変困った状況になっているかも知れないなと思い、敢えて一番困った状況であったらと言う想定で、心の準備になればと思い書かせていただきました。
もう済んでしまったことは時間を戻せませんので、今後は良く先生とご相談になり、機能的にも審美的にも長期的にも安定している治療を腰を据えてお受けになられるようにお願いしたいです。
そこまで困った状況になられていなければ良いのですが・・・
ご参考までに・・・
余程のことがない限り、短い期間で手術を重ねることは、軟組織を痛めつけるばかりで、余計に傷口が悪化する可能性が大きくなるからです。
担当医の先生がどう言う判断をされるのかで決断されるしかないと思いますが、遅きに失しているかもしれないと思います。
一般的には、1回手術してしまったら、そこの軟組織の治癒を1ヶ月以上待ってから次の手術を行うものです。
軟組織の治癒がそれなりに治っていて、それ以上待つともっと骨が吸収して難しくなってしまう、と言うタイミングでまずは骨造成GBR手術で介入するのが現在コンセンサスのある方法です。
それから、骨が治癒するのを4ヶ月以上は待って、インプラント手術して、続けてインプラント生着後(2〜4ヶ月位)に軟組織の造成手術して審美的条件を整える、と言う治し方を用いてます。
これらを避け、早く楽に手術回数少なく治せる可能性を高める為にソケットプリザベーションの方法が評価されているのです。
ソケットプリザベーションを用い、成功させることができるなら、顎提の形態をかなり温存出来る、と考えられているからです。
なので、お気の毒ですが、タイミングを逃されているかも、と案じる次第です。
申し訳ありません、もしかして大変困った状況になっているかも知れないなと思い、敢えて一番困った状況であったらと言う想定で、心の準備になればと思い書かせていただきました。
もう済んでしまったことは時間を戻せませんので、今後は良く先生とご相談になり、機能的にも審美的にも長期的にも安定している治療を腰を据えてお受けになられるようにお願いしたいです。
そこまで困った状況になられていなければ良いのですが・・・
ご参考までに・・・
相談者からの返信
相談者:
たかくんさん
返信日時:2013-07-04 08:19:55
松山先生 松元先生 ありがとうございます
・インプラントを選択した場合 自家骨
・ブリッジを選択した場合 造骨剤
こんな説明でした
今後ブリッジを選択するとした場合なんですが
松山先生
まだ閉鎖していない歯肉頂上から造骨剤とありますが一般的には何日くらいで閉鎖する場合が多いですか?
あと肉芽組織をー とありますが 具体的にどんな処置でどんなメリットがありますか?
松元先生
歯茎が凹んで 心も凹んでしまいますね
やはり抜歯時の処置がかなり重要だったのでしょうか
今後ブリッジを選択するするとして、歯茎の凹みを改善するには今後どんなタイミングで どんな処置が最適と考えられますか?
よろしくお願いいたします
・インプラントを選択した場合 自家骨
・ブリッジを選択した場合 造骨剤
こんな説明でした
今後ブリッジを選択するとした場合なんですが
松山先生
まだ閉鎖していない歯肉頂上から造骨剤とありますが一般的には何日くらいで閉鎖する場合が多いですか?
あと肉芽組織をー とありますが 具体的にどんな処置でどんなメリットがありますか?
松元先生
歯茎が凹んで 心も凹んでしまいますね
やはり抜歯時の処置がかなり重要だったのでしょうか
今後ブリッジを選択するするとして、歯茎の凹みを改善するには今後どんなタイミングで どんな処置が最適と考えられますか?
よろしくお願いいたします
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-07-04 08:31:20
ご相談ありがとうございます。
もしブリッジの予定であれば、歯茎の凹みへの対応はそれほど困難ではありません。
その理由は、その膨らませた部分へインプラントを植える訳ではないから、形だけ膨らんでくれればすむからです。
インプラントを膨らませたところへ植える場合は、厳しい条件をクリアしなければならず、ソケットプリザベーションは相当吟味しないと信頼性は得られません。
ブリッジのためなら、もちろん抜歯と同時のソケットプリザベーションも可能でしょうし、粘膜が落ち着いてからの造成も可能です。
先生方の回答にあるように、手術は一度では不十分なことがあります。
手間をかければまるで歯がそこから生えているようなブリッジを作ることも可能です。
もちろんこれから骨移植してのインプラントも、とても高度な治療となりますがあり得ます。
まだいろいろ計画できますから、じっくり相談されれば良いと思います。
もしブリッジの予定であれば、歯茎の凹みへの対応はそれほど困難ではありません。
その理由は、その膨らませた部分へインプラントを植える訳ではないから、形だけ膨らんでくれればすむからです。
インプラントを膨らませたところへ植える場合は、厳しい条件をクリアしなければならず、ソケットプリザベーションは相当吟味しないと信頼性は得られません。
ブリッジのためなら、もちろん抜歯と同時のソケットプリザベーションも可能でしょうし、粘膜が落ち着いてからの造成も可能です。
先生方の回答にあるように、手術は一度では不十分なことがあります。
手間をかければまるで歯がそこから生えているようなブリッジを作ることも可能です。
もちろんこれから骨移植してのインプラントも、とても高度な治療となりますがあり得ます。
まだいろいろ計画できますから、じっくり相談されれば良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
たかくんさん
返信日時:2013-07-05 14:13:26
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-07-11 08:34:17
ご返信ありがとうございます。
目先だけでいえば、感染を予防すればいい結果を出せると思います。
私個人的には、長期の成功を目標としていますから、短期的な問題の報告は珍しくない事、また長期的報告がない事と、今までの骨や粘膜に関して歯周病やインプラント関連の研究結果と、自然な骨の新陳代謝のメカニズムから、自然な身体の組織の治癒プロセスを考えるとトラブルの種を増やしてしまう元にも思えます。
という訳で、インプラントを予定している場合、またインプラントに直接役立てるためにその治療をする選択肢は私にはありません。
それ以外では、ソケットプリザベーションを行っております。
目先だけでいえば、感染を予防すればいい結果を出せると思います。
私個人的には、長期の成功を目標としていますから、短期的な問題の報告は珍しくない事、また長期的報告がない事と、今までの骨や粘膜に関して歯周病やインプラント関連の研究結果と、自然な骨の新陳代謝のメカニズムから、自然な身体の組織の治癒プロセスを考えるとトラブルの種を増やしてしまう元にも思えます。
という訳で、インプラントを予定している場合、またインプラントに直接役立てるためにその治療をする選択肢は私にはありません。
それ以外では、ソケットプリザベーションを行っております。
回答5
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-07-11 09:36:15
たかくん さん、おはようございます。
>ブリッジなら大丈夫ということで安心できました
>ソケットプリザベーションはインプラントの場合にはあまり望ましくないという解釈で良いのでしょうか?
私は逆の考え方を持っています。
ブリッジなら、骨よりも、粘膜の状態が大きく影響しますので、ソケットプリザベーションをしなくても、大きなマイナスになることは少ないので、特に必要ないと思います。
費用に余裕があるならばしても良いのですが、大きな利点もないのに、体の中に異物を入れることはお勧めしません。
インプラントの場合は、骨の状態が大きく影響しますので、抜歯後に、ソケットプリザベーションによって、骨の吸収を防げるのなら、行った方が良いと思います。
最近のいくつかの基礎的な研究結果では、骨の吸収を防げるという、良い結果が出ています。
>ブリッジなら大丈夫ということで安心できました
>ソケットプリザベーションはインプラントの場合にはあまり望ましくないという解釈で良いのでしょうか?
私は逆の考え方を持っています。
ブリッジなら、骨よりも、粘膜の状態が大きく影響しますので、ソケットプリザベーションをしなくても、大きなマイナスになることは少ないので、特に必要ないと思います。
費用に余裕があるならばしても良いのですが、大きな利点もないのに、体の中に異物を入れることはお勧めしません。
インプラントの場合は、骨の状態が大きく影響しますので、抜歯後に、ソケットプリザベーションによって、骨の吸収を防げるのなら、行った方が良いと思います。
最近のいくつかの基礎的な研究結果では、骨の吸収を防げるという、良い結果が出ています。
相談者からの返信
相談者:
たかくんさん
返信日時:2013-07-13 11:13:21
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-07-16 15:28:21
>ブリッジの場合の歯茎の凹みは 抜歯後 どのくらいの時期にどんな方法が望ましいと思いますか?
抜歯後3カ月程度待って、新規のブリッジ作成になると思います。
また、数年後に粘膜とブリッジとの間に隙間ができてきて、生活に支障があるようならブリッジを壊してまた新たに作り直して行くと言う作業を一生繰り返して行く事になると思います。
作り直しの期間は個人差があるので一概に「何年ごとに作り替え」と言う事は言えません。
3年くらいで作り直しになる方もいらっしゃいますし、10年以上作り直さない方もいらっしゃいます。
抜歯後3カ月程度待って、新規のブリッジ作成になると思います。
また、数年後に粘膜とブリッジとの間に隙間ができてきて、生活に支障があるようならブリッジを壊してまた新たに作り直して行くと言う作業を一生繰り返して行く事になると思います。
作り直しの期間は個人差があるので一概に「何年ごとに作り替え」と言う事は言えません。
3年くらいで作り直しになる方もいらっしゃいますし、10年以上作り直さない方もいらっしゃいます。
タイトル | ブリッジかインプラントか決められず、ソケットプリザベーションしなかった |
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質問者 | たかくんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:1番(中切歯) インプラント治療法 ブリッジ治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。