6番の歯のコア。レジンコア+ADポストで歯根破折の可能性は?
相談者:
しろごまさん (75歳:男性)
投稿日時:2013-07-08 16:36:38
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-07-08 16:40:03
信頼されている先生であれば、その先生の最も得意とする方法がよろしいと思いますよ。
>別の患者にファイバーコアをして折れたことがある。
コアが折れたのでしょうか?
歯が折れたのでしょうか?
これによって結果は180度変わってくるんですけどね…。
>別の患者にファイバーコアをして折れたことがある。
コアが折れたのでしょうか?
歯が折れたのでしょうか?
これによって結果は180度変わってくるんですけどね…。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-08 17:06:43
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2013-07-08 17:48:24
西山です
ADポスト+レジンコアの場合,メタルコアと硬さは近くなり,折れる場合は歯根が破折してしまうリスクが高くなるという報告があるはずです.
要は,トラブルが生じたときにどこまでのダメージで留めておきたいかということだと思います.
ADポスト+レジンコアの場合,メタルコアと硬さは近くなり,折れる場合は歯根が破折してしまうリスクが高くなるという報告があるはずです.
要は,トラブルが生じたときにどこまでのダメージで留めておきたいかということだと思います.
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-08 18:20:12
西山先生、お忙しい中ご回答していただきどうもありがとうございます。
>ADポスト+レジンコアの場合,メタルコアと硬さは近くなり
>折れる場合は歯根が破折してしまうリスクが高くなるという報告があるはずです
やはりADポスト+レジンコアはファイバーコアより歯根破折のリスクが高いようですね。
桜田歯科の桜田先生が
臼歯(大臼歯)には、ファイバーコアが本当に必要かどうか疑問が残ります。
前歯には歯根の方向にかかる力と横の力が大きくかかります。
この力に対してはファイバーの特性が生きてきます。
しかし、臼歯の場合は根の方向に大きな力がかかります。
そして、臼歯は前歯にくらべて大きな断面積があるため、横の力にも十分抵抗できます。
そのため、ファイバーの特性を期待しなくてもいいのではないでしょうか。
↓
参考:ファイバーコアの削る量は?脱落は?使えない時とは?
と述べているので、左上6はADポスト+レジンコアでも大丈夫な気もするのですが、やはりファイバーコアにしたほうが無難なのでしょうか?
>ADポスト+レジンコアの場合,メタルコアと硬さは近くなり
>折れる場合は歯根が破折してしまうリスクが高くなるという報告があるはずです
やはりADポスト+レジンコアはファイバーコアより歯根破折のリスクが高いようですね。
桜田歯科の桜田先生が
臼歯(大臼歯)には、ファイバーコアが本当に必要かどうか疑問が残ります。
前歯には歯根の方向にかかる力と横の力が大きくかかります。
この力に対してはファイバーの特性が生きてきます。
しかし、臼歯の場合は根の方向に大きな力がかかります。
そして、臼歯は前歯にくらべて大きな断面積があるため、横の力にも十分抵抗できます。
そのため、ファイバーの特性を期待しなくてもいいのではないでしょうか。
↓
参考:ファイバーコアの削る量は?脱落は?使えない時とは?
と述べているので、左上6はADポスト+レジンコアでも大丈夫な気もするのですが、やはりファイバーコアにしたほうが無難なのでしょうか?
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-07-08 19:11:01
しろごま さん、今日は。
残っている歯の質が、何処にどのくらい残っているかで、結果は違ってくると思います。
ファイバーコアの場合、直接法と間接法では、予後に大きな差があるようです。
たまたま一例ですが、他院でのファイバーコアーが脱離し、再着を希望された患者さんですが、2次虫歯になっており、結局のところ抜歯となりました。
予測ですが、おそらく、患者さんが気がつかないうちに長期間緩んでいて、2次虫歯が進行して脱落したのではないかと思われます。
いっそのこと、もっとしっかりしたポストを入れて、歯根破折するまで使った方が良かったのかもしれません。
どちらが良いのかは、残っている歯の状態を診て、何が一番適しているかを考えた方が良いでしょう。
一般論で、ファイバーポストが良いと言っても、どのような状況で用いるのかによっても結果は大きく違ってくるでしょう。
個人的感覚として、状況によっては他の方法が勝ると思われることも多々あります。
また、術者の力量にも左右されるでしょうが、ADポストがお得意なら、ファバーポスともおそらく上手にできるでしょう。
「利点欠点だけを比較して、何が良いか」ではなく「何が今の状況に最も適しているか」を考えられた方が良いでしょう。
今の状況は実際に診た先生でなければ判断できません。
残っている歯の質が、何処にどのくらい残っているかで、結果は違ってくると思います。
ファイバーコアの場合、直接法と間接法では、予後に大きな差があるようです。
たまたま一例ですが、他院でのファイバーコアーが脱離し、再着を希望された患者さんですが、2次虫歯になっており、結局のところ抜歯となりました。
予測ですが、おそらく、患者さんが気がつかないうちに長期間緩んでいて、2次虫歯が進行して脱落したのではないかと思われます。
いっそのこと、もっとしっかりしたポストを入れて、歯根破折するまで使った方が良かったのかもしれません。
どちらが良いのかは、残っている歯の状態を診て、何が一番適しているかを考えた方が良いでしょう。
一般論で、ファイバーポストが良いと言っても、どのような状況で用いるのかによっても結果は大きく違ってくるでしょう。
個人的感覚として、状況によっては他の方法が勝ると思われることも多々あります。
また、術者の力量にも左右されるでしょうが、ADポストがお得意なら、ファバーポスともおそらく上手にできるでしょう。
「利点欠点だけを比較して、何が良いか」ではなく「何が今の状況に最も適しているか」を考えられた方が良いでしょう。
今の状況は実際に診た先生でなければ判断できません。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-10 02:53:49
小牧先生、お忙しい中ご回答していただきどうもありがとうございます。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
ファイバーコア(ファイバーポスト+レジンコア)にはコアが緩みやすいというデメリットもあるのですね。
ADポスト+レジンコアはメタルコアよりは歯根が破折する危険が少ないので大臼歯ならば大丈夫なような気もしてきました。
歯科医の先生には20年以上お世話になっていて、技術・人柄ともに全幅の信頼をおいています。
次回通院した際に歯科医の先生にファイバーポストよりADポストのほうが良い理由をお聞きしようと思います。
そして、納得できたらADポストで、納得できなかったらファイバーポストで治療していただこうと今のところ考えています。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
ファイバーコア(ファイバーポスト+レジンコア)にはコアが緩みやすいというデメリットもあるのですね。
ADポスト+レジンコアはメタルコアよりは歯根が破折する危険が少ないので大臼歯ならば大丈夫なような気もしてきました。
歯科医の先生には20年以上お世話になっていて、技術・人柄ともに全幅の信頼をおいています。
次回通院した際に歯科医の先生にファイバーポストよりADポストのほうが良い理由をお聞きしようと思います。
そして、納得できたらADポストで、納得できなかったらファイバーポストで治療していただこうと今のところ考えています。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-07-10 08:21:54
ご相談ありがとうございます。
その構造は、いわばアイスキャンデーのようです。
アイスの塊がレジン、アイスに刺さっている棒が、ファイバーポストであったり、ADポストでその他であったりします。
つまりレジンの量がとても大きいために、レジンの性質の影響を大きく受けることでは同じです。
レジンは弾力があるメリットが強調されています。
デメリットは、歯根の中の接着は歯冠部と比べ物にならないくらい非常に不利であり、歯内療法の研究でも剥がれることが証明されています。
それによる感染や緩みが考えられます。
また熱による伸縮が大きいことも知られています。
それにより隙間が広がったり、縮んだりしてまるでポンプのように根の中に唾液を吸い込んでしまうことが知られています。
これも感染と緩みを引き起こしやすくなります。
したがって、弾力による外力の悪影響を避けられるメリットと、暖まったり冷えたりして根の中で隙間ができ、根の中が虫歯になる危険とが同居していると言えます。
40年くらい前の研究ではレジンに金属製のある種の棒を入れた状態がもっとも危険と結論が出ていますが、最近までそれを覆す研究はされていないようです。
一方、金属製のコアも最近ではレジン系の接着剤を使うことが多くなりました。
やはりレジンの欠点を伴いますが、物理的にそれを避ける考えです。
つまり可能な限り、適合性の良い精密なメタル・コアを作り、レジン・セメントの厚みを非常に薄くして、アイスキャンデーではなくポッキーのように、全体はほとんど金属で表面にとても薄い膜状のレジンが濡れた状態程度にレジンを減らせば、接着が剥がれる隙間を小さくでき、また熱による膨張収縮を最少限に抑えられることができます。
さらに硬くて弾力のない欠点を補うように、ポストの設計と形成と型取りとセットをとても精密にすることで、破折しやすい応力の集中を分散する考えをとります。
このようにコアの種類の中で、レジンコアも芯を入れる入れない、芯をグラスファイバーにするか金属にするか、メタル・コアにするか、という選択を適材適所で診断して結果の予想をします。
てきせつであれば、20年30年と歯根を守ってくれることが多くなります。
その構造は、いわばアイスキャンデーのようです。
アイスの塊がレジン、アイスに刺さっている棒が、ファイバーポストであったり、ADポストでその他であったりします。
つまりレジンの量がとても大きいために、レジンの性質の影響を大きく受けることでは同じです。
レジンは弾力があるメリットが強調されています。
デメリットは、歯根の中の接着は歯冠部と比べ物にならないくらい非常に不利であり、歯内療法の研究でも剥がれることが証明されています。
それによる感染や緩みが考えられます。
また熱による伸縮が大きいことも知られています。
それにより隙間が広がったり、縮んだりしてまるでポンプのように根の中に唾液を吸い込んでしまうことが知られています。
これも感染と緩みを引き起こしやすくなります。
したがって、弾力による外力の悪影響を避けられるメリットと、暖まったり冷えたりして根の中で隙間ができ、根の中が虫歯になる危険とが同居していると言えます。
40年くらい前の研究ではレジンに金属製のある種の棒を入れた状態がもっとも危険と結論が出ていますが、最近までそれを覆す研究はされていないようです。
一方、金属製のコアも最近ではレジン系の接着剤を使うことが多くなりました。
やはりレジンの欠点を伴いますが、物理的にそれを避ける考えです。
つまり可能な限り、適合性の良い精密なメタル・コアを作り、レジン・セメントの厚みを非常に薄くして、アイスキャンデーではなくポッキーのように、全体はほとんど金属で表面にとても薄い膜状のレジンが濡れた状態程度にレジンを減らせば、接着が剥がれる隙間を小さくでき、また熱による膨張収縮を最少限に抑えられることができます。
さらに硬くて弾力のない欠点を補うように、ポストの設計と形成と型取りとセットをとても精密にすることで、破折しやすい応力の集中を分散する考えをとります。
このようにコアの種類の中で、レジンコアも芯を入れる入れない、芯をグラスファイバーにするか金属にするか、メタル・コアにするか、という選択を適材適所で診断して結果の予想をします。
てきせつであれば、20年30年と歯根を守ってくれることが多くなります。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-11 03:47:41
さがら先生、お忙しい中ご回答していただきどうもありがとうございます。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
>40年くらい前の研究ではレジンに金属製のある種の棒を入れた状態がもっとも危険と結論が出ていますが、最近までそれを覆す研究はされていないようです。
もっとも危険というのはもっとも歯根破折しやすいという意味でしょうか?
あるいは、もっともコアが緩みやすいという意味でしょうか?
私はもっとも歯根破折しやすいコアはメタルコアで、もっとも緩みやすいコアは芯を入れないレジンコアだと思っていたのですが。
また、さがら先生はメタルコアのほうがADポストレジンコアより安全だとお考えなのでしょうか?
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
>40年くらい前の研究ではレジンに金属製のある種の棒を入れた状態がもっとも危険と結論が出ていますが、最近までそれを覆す研究はされていないようです。
もっとも危険というのはもっとも歯根破折しやすいという意味でしょうか?
あるいは、もっともコアが緩みやすいという意味でしょうか?
私はもっとも歯根破折しやすいコアはメタルコアで、もっとも緩みやすいコアは芯を入れないレジンコアだと思っていたのですが。
また、さがら先生はメタルコアのほうがADポストレジンコアより安全だとお考えなのでしょうか?
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-07-11 08:26:05
ご返信ありがとうございます。
>もっとも危険というのはもっとも歯根破折しやすいという意味でしょうか?あるいは、もっともコアが緩みやすいという意味でしょうか?
いいえ、レジンコアの危険性はコロナル・リーケージといい根の中が蝕まれる可能性が大きいことを指しています。
レジンコアと根の中の境界が蝕まれると、レジンコアを維持する接着力も抵抗力もなくなりますから、当然緩んできます。
その間、神経がないと痛みは全く感じません。
外れてしまうほどになるまでは相当な時間がかかりますが、外れたときには虫歯を取りきって再使用することはほとんど不可能になっているようです。
>私はもっとも歯根破折しやすいコアはメタルコアで、もっとも緩みやすいコアは芯を入れないレジンコアだと思っていたのですが。
私個人的には、もっとも破折しやすいコアは正しくない治療を受けたメタルコアだと思っています。
保存科の破折論文を見ても、メタル・コアの設計が正しくない研究デザインでした。
保存科は補綴科ではありませんから、そこまでデザインできなかったのではないかと、個人的には思っております。
適応症の選択、形成用の道具と適正回転数と適切な削り方、型取り、仮詰め、技工、材料、装着、どれを一つ間違えても破折の原因となりますが、非常に細かい配慮が必要な治療がメタルコアです。
私たち補綴の専門家は日常的に細かいことをし続けているために、適切な細かい仕事をすることは当たり前と思っております。
>また、さがら先生はメタルコアのほうがADポストレジンコアより安全だとお考えなのでしょうか?
良い結果を出せたメタルコアは30年くらいは歯を守ってくれます。
もちろん例外もあり、折れた歯も2本ありましたが、それは他院で抜歯といわれていて、しかし、どうしても歯を残したいために無理をした治療でした。
それでも20年くらいは使えましたから、患者さんには納得していただいております。
当院で折れるより多いトラブルは、メタルコアごとクラウンがすっぽ抜けてしまうことです。
これは、もともとコアを入れなければならない歯は、当院で神経を抜いた治療はほとんどなく、他院で神経を抜いて差し歯になり、それがダメになった後始末です。
従って削り方は多過ぎるし、正しい削り方ではないし、歯を守る治療になっていないと虫歯もひどいし、ほとんど歯が残らない状態で、コアを作る事も少なくないからです。
全部抜歯してしまえばすっぽ抜けも減らせると思います。
またその上、昔のセメントに接着性がなかったためでもあります。
しかし、当院の治療では、歯を守る目的は果たせていて、虫歯になりませんから、もう一度、今度は最新の接着性レジンセメントで再セットして事なきを得ています。
レジンコアもファイバー・コアも当院では行っております。
適正な診断と、治療にも将来歯を失わない予防医療を同時に加える事で、どちらもうまくいく可能性は大きいと思っております。
ADポストレジンコアは使っておりません。
うろ覚えですが、材質がステンレスではなかったでしょうか。
もしレジンコアにメタルのポストを入れる場合は、当院ではチタン性のポストを使っております。
メタルコアは白金加金製です。
目で見えない歯根の中に隠れる部分も、金属の害はイオンとなって身体へとしみ出していきます。
当院では、歯を一生残す事と同時に、心身の健康も目標としております。
したがった、できるだけ身体へ異常を起こさない安全な材料を使いたいと考えているからです。
心配がある物質はできるだけ初めから身体に入れない、というポリシーも予防医療です。
病気や心配が起きてからの後始末では、必ずその成果が予防よりも低下してしまうからです。
初めの治療が肝心です。
治療よりも予防です。
>もっとも危険というのはもっとも歯根破折しやすいという意味でしょうか?あるいは、もっともコアが緩みやすいという意味でしょうか?
いいえ、レジンコアの危険性はコロナル・リーケージといい根の中が蝕まれる可能性が大きいことを指しています。
レジンコアと根の中の境界が蝕まれると、レジンコアを維持する接着力も抵抗力もなくなりますから、当然緩んできます。
その間、神経がないと痛みは全く感じません。
外れてしまうほどになるまでは相当な時間がかかりますが、外れたときには虫歯を取りきって再使用することはほとんど不可能になっているようです。
>私はもっとも歯根破折しやすいコアはメタルコアで、もっとも緩みやすいコアは芯を入れないレジンコアだと思っていたのですが。
私個人的には、もっとも破折しやすいコアは正しくない治療を受けたメタルコアだと思っています。
保存科の破折論文を見ても、メタル・コアの設計が正しくない研究デザインでした。
保存科は補綴科ではありませんから、そこまでデザインできなかったのではないかと、個人的には思っております。
適応症の選択、形成用の道具と適正回転数と適切な削り方、型取り、仮詰め、技工、材料、装着、どれを一つ間違えても破折の原因となりますが、非常に細かい配慮が必要な治療がメタルコアです。
私たち補綴の専門家は日常的に細かいことをし続けているために、適切な細かい仕事をすることは当たり前と思っております。
>また、さがら先生はメタルコアのほうがADポストレジンコアより安全だとお考えなのでしょうか?
良い結果を出せたメタルコアは30年くらいは歯を守ってくれます。
もちろん例外もあり、折れた歯も2本ありましたが、それは他院で抜歯といわれていて、しかし、どうしても歯を残したいために無理をした治療でした。
それでも20年くらいは使えましたから、患者さんには納得していただいております。
当院で折れるより多いトラブルは、メタルコアごとクラウンがすっぽ抜けてしまうことです。
これは、もともとコアを入れなければならない歯は、当院で神経を抜いた治療はほとんどなく、他院で神経を抜いて差し歯になり、それがダメになった後始末です。
従って削り方は多過ぎるし、正しい削り方ではないし、歯を守る治療になっていないと虫歯もひどいし、ほとんど歯が残らない状態で、コアを作る事も少なくないからです。
全部抜歯してしまえばすっぽ抜けも減らせると思います。
またその上、昔のセメントに接着性がなかったためでもあります。
しかし、当院の治療では、歯を守る目的は果たせていて、虫歯になりませんから、もう一度、今度は最新の接着性レジンセメントで再セットして事なきを得ています。
レジンコアもファイバー・コアも当院では行っております。
適正な診断と、治療にも将来歯を失わない予防医療を同時に加える事で、どちらもうまくいく可能性は大きいと思っております。
ADポストレジンコアは使っておりません。
うろ覚えですが、材質がステンレスではなかったでしょうか。
もしレジンコアにメタルのポストを入れる場合は、当院ではチタン性のポストを使っております。
メタルコアは白金加金製です。
目で見えない歯根の中に隠れる部分も、金属の害はイオンとなって身体へとしみ出していきます。
当院では、歯を一生残す事と同時に、心身の健康も目標としております。
したがった、できるだけ身体へ異常を起こさない安全な材料を使いたいと考えているからです。
心配がある物質はできるだけ初めから身体に入れない、というポリシーも予防医療です。
病気や心配が起きてからの後始末では、必ずその成果が予防よりも低下してしまうからです。
初めの治療が肝心です。
治療よりも予防です。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-11 10:46:17
さがら先生、お忙しい中ご回答していただきどうもありがとうございます。
>いいえ、レジンコアの危険性はコロナル・リーケージといい根の中が蝕まれる可能性が大きいことを指しています。
>レジンコアと根の中の境界が蝕まれると、レジンコアを維持する接着力も抵抗力もなくなりますから、当然緩んできます。
それは「ADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアはコアと歯根の境界の接着(適合性)に難がある」ということでしょうか?
>良い結果を出せたメタルコアは30年くらいは歯を守ってくれます。
>もしレジンコアにメタルのポストを入れる場合は、当院ではチタン性のポストを使っております。
>メタルコアは白金加金製です。
私は述べましたメタルコアとは保険の銀のコアのことです。
白金加金製とは保険外のゴールドコアのことでしょうか?
銀のメタルコアとゴールドコアは同じメタルでも月とスッポンというか全く別物のように思います。
さがら先生は「良い結果を出せた保険の銀のメタルコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
あるいは「保険外のゴールドコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
>いいえ、レジンコアの危険性はコロナル・リーケージといい根の中が蝕まれる可能性が大きいことを指しています。
>レジンコアと根の中の境界が蝕まれると、レジンコアを維持する接着力も抵抗力もなくなりますから、当然緩んできます。
それは「ADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアはコアと歯根の境界の接着(適合性)に難がある」ということでしょうか?
>良い結果を出せたメタルコアは30年くらいは歯を守ってくれます。
>もしレジンコアにメタルのポストを入れる場合は、当院ではチタン性のポストを使っております。
>メタルコアは白金加金製です。
私は述べましたメタルコアとは保険の銀のコアのことです。
白金加金製とは保険外のゴールドコアのことでしょうか?
銀のメタルコアとゴールドコアは同じメタルでも月とスッポンというか全く別物のように思います。
さがら先生は「良い結果を出せた保険の銀のメタルコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
あるいは「保険外のゴールドコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
回答6
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-07-16 08:32:06
ご返信ありがとうございます。
今回はちょっと専門的なかいとうになります。
>それは「ADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアはコアと歯根の境界の接着(適合性)に難がある」ということでしょうか?
適合性はクリアできると思います。
接着性には疑問があります。
接着技術はかなり進歩しましたが、効果的な場所は詰めたり被せたりできる歯肉より上の噛む部分です。
もともと根の表面部分は接着の長期的効果には疑問がありましたが、歯根の内部への接着性は歯内療法という保存科からも否定されています。
また補綴科からは、長期の安定性に疑問が証明されています。
それは物理的な特徴からです。
レジンと歯根(正確には象牙質ですが)との熱膨張係数の差が、2倍〜10倍もある事が分かっているからです。
つまり口の中が暖まったり冷えたりすれば、熱で膨らんだり縮んだりする割合が違うために、接着性の弱さに加えてレジンと象牙質の境界部分は機械的に引き剥がされていき、そこに隙間を作り、さらにや加熱冷却作用によって、そこの体積が増えたり縮んだりしてポンプのように液体を吸い込むといわれています。
歯を曲げたり戻したりする力作用も、レジンの弾性が大きいために、地震の活断層のように境界面のずれにより影響が考えられます。
そのために補綴科では適合性の精度を上げることにより、レジンセメントを非常に薄い膜にして、レジンの体積を少なくする事が欠点を補える方法と考えられています。
>私は述べましたメタルコアとは保険の銀のコアのことです。
ご質問のゴールドクラウンという前提ですと、保険のコアは保険規則上使えませんから、保険の銀のコアの事は全く考慮に入れておりません。
>白金加金製とは保険外のゴールドコアのことでしょうか?
そのとおりです。
正確には、プラチナ・ゴールド・コアです。
>銀のメタルコアとゴールドコアは同じメタルでも月とスッポンというか全く別物のように思います。
そのとおりです。
>さがら先生は「良い結果を出せた保険の銀のメタルコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
いいえ違います。
保険の銀のメタルコアは全く違う別物ですから、別の解釈が必要です。
>あるいは「保険外のゴールドコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
保険外という意味ではなく、ベストの治療を目標とした自由な発想を想定しております。
ゴールドコア、正確にはプラチナ・ゴールド・コアを想定しております。
安全性は医療にとって大前提の大事な要素です。
私個人的には歯科治療であっても、歯だけではなく、身体や気持ちまでの安全性を考えるべきだと思っております。
口と体はつながっており、失う大きさから思えば、心身の健康が前提です。
つまり森を見て木を見る医療こそ必要だと強く思っております。
その点では、ゴールドでもアレルギー反応を起こす方達もいらっしゃいます。
完全に安全な物などありません。
しかし、金属ではもっとも安全に近いし、歯にはベストと思っております。
気持ちの上でも、その結果20年、30年、40年近く歯も身体も健康に過ごせた方達をおおぜい観察していると、私はとても安心できます。
通院されている方も安心されておられます。
レジンという有機化合物にもアレルギーを持っていらっしゃる方達もいらっしゃいます。
しかし、適応症を選択すればレジンとファイバー・ポストの組み合わせも有効と思っております。
大事な事は目標設定です。
つまりポリシーが第一で、技術が次、そして材料の善し悪しはそのまた次の比較すれば小さな問題です。
順番を間違えて些末な事にこだわると全てを失うリスクもあります。
私個人的には、長期的に、ふつうは一生28本の歯が保存できる事、身体への影響が少ない事、気持ちもすっきり納得できて、安心して楽しく暮らせる事を目標としております。
今回はちょっと専門的なかいとうになります。
>それは「ADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアはコアと歯根の境界の接着(適合性)に難がある」ということでしょうか?
適合性はクリアできると思います。
接着性には疑問があります。
接着技術はかなり進歩しましたが、効果的な場所は詰めたり被せたりできる歯肉より上の噛む部分です。
もともと根の表面部分は接着の長期的効果には疑問がありましたが、歯根の内部への接着性は歯内療法という保存科からも否定されています。
また補綴科からは、長期の安定性に疑問が証明されています。
それは物理的な特徴からです。
レジンと歯根(正確には象牙質ですが)との熱膨張係数の差が、2倍〜10倍もある事が分かっているからです。
つまり口の中が暖まったり冷えたりすれば、熱で膨らんだり縮んだりする割合が違うために、接着性の弱さに加えてレジンと象牙質の境界部分は機械的に引き剥がされていき、そこに隙間を作り、さらにや加熱冷却作用によって、そこの体積が増えたり縮んだりしてポンプのように液体を吸い込むといわれています。
歯を曲げたり戻したりする力作用も、レジンの弾性が大きいために、地震の活断層のように境界面のずれにより影響が考えられます。
そのために補綴科では適合性の精度を上げることにより、レジンセメントを非常に薄い膜にして、レジンの体積を少なくする事が欠点を補える方法と考えられています。
>私は述べましたメタルコアとは保険の銀のコアのことです。
ご質問のゴールドクラウンという前提ですと、保険のコアは保険規則上使えませんから、保険の銀のコアの事は全く考慮に入れておりません。
>白金加金製とは保険外のゴールドコアのことでしょうか?
そのとおりです。
正確には、プラチナ・ゴールド・コアです。
>銀のメタルコアとゴールドコアは同じメタルでも月とスッポンというか全く別物のように思います。
そのとおりです。
>さがら先生は「良い結果を出せた保険の銀のメタルコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
いいえ違います。
保険の銀のメタルコアは全く違う別物ですから、別の解釈が必要です。
>あるいは「保険外のゴールドコアのほうがADポストレジンコアやファイバーポストレジンコアより安全だ」とお考えだということでしょうか?
保険外という意味ではなく、ベストの治療を目標とした自由な発想を想定しております。
ゴールドコア、正確にはプラチナ・ゴールド・コアを想定しております。
安全性は医療にとって大前提の大事な要素です。
私個人的には歯科治療であっても、歯だけではなく、身体や気持ちまでの安全性を考えるべきだと思っております。
口と体はつながっており、失う大きさから思えば、心身の健康が前提です。
つまり森を見て木を見る医療こそ必要だと強く思っております。
その点では、ゴールドでもアレルギー反応を起こす方達もいらっしゃいます。
完全に安全な物などありません。
しかし、金属ではもっとも安全に近いし、歯にはベストと思っております。
気持ちの上でも、その結果20年、30年、40年近く歯も身体も健康に過ごせた方達をおおぜい観察していると、私はとても安心できます。
通院されている方も安心されておられます。
レジンという有機化合物にもアレルギーを持っていらっしゃる方達もいらっしゃいます。
しかし、適応症を選択すればレジンとファイバー・ポストの組み合わせも有効と思っております。
大事な事は目標設定です。
つまりポリシーが第一で、技術が次、そして材料の善し悪しはそのまた次の比較すれば小さな問題です。
順番を間違えて些末な事にこだわると全てを失うリスクもあります。
私個人的には、長期的に、ふつうは一生28本の歯が保存できる事、身体への影響が少ない事、気持ちもすっきり納得できて、安心して楽しく暮らせる事を目標としております。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-16 11:26:52
さがら先生、お忙しい中ご回答して下さりどうもありがとうございます。
大変よく理解できました。
さがら先生はゴールドコアがベストだとお考えのようですね。
私も当初は
「ゴールドクラウンにはゴールドコアが最良だろう」
と思ったのですが歯チャンネル運営者の田尾先生が
「ファイバーコアが出来るならファイバーコアのほうが良いと思いますよ」
「一応、ゴールドコアでも保険のメタルコアよりはしなりが良いのですが、ファイバーコアには敵わないと思います」
と回答されているのを読んでファイバーコアにしようと思った次第です。
↓
参考:ゴールドクラウンに適したコアは、ファイバーコア?ゴールドコア?
レジンと象牙質では熱膨張係数の差が2倍〜10倍もあるとのことですが、間接法ではなく直接法のレジンコアでもそうしたレジンの物理的な欠点を補うことは不可能なのでしょうか?
インレーの場合は「レジン充填はゴールドインレーと同じくらい二次虫歯になりにくい」と回答している先生(櫻井先生など)が多いようなのですが。
↓
参考:初期虫歯、二次カリエスを防ぐためゴールドインレーにしたほうがいい?
やはり歯冠(インレー)と歯根(コア)では接着性の条件が違うのでしょうか。
大変よく理解できました。
さがら先生はゴールドコアがベストだとお考えのようですね。
私も当初は
「ゴールドクラウンにはゴールドコアが最良だろう」
と思ったのですが歯チャンネル運営者の田尾先生が
「ファイバーコアが出来るならファイバーコアのほうが良いと思いますよ」
「一応、ゴールドコアでも保険のメタルコアよりはしなりが良いのですが、ファイバーコアには敵わないと思います」
と回答されているのを読んでファイバーコアにしようと思った次第です。
↓
参考:ゴールドクラウンに適したコアは、ファイバーコア?ゴールドコア?
レジンと象牙質では熱膨張係数の差が2倍〜10倍もあるとのことですが、間接法ではなく直接法のレジンコアでもそうしたレジンの物理的な欠点を補うことは不可能なのでしょうか?
インレーの場合は「レジン充填はゴールドインレーと同じくらい二次虫歯になりにくい」と回答している先生(櫻井先生など)が多いようなのですが。
↓
参考:初期虫歯、二次カリエスを防ぐためゴールドインレーにしたほうがいい?
やはり歯冠(インレー)と歯根(コア)では接着性の条件が違うのでしょうか。
回答7
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2013-07-16 16:19:41
色々悩まれているようですが、
正直ファイバーでもADポストでもどっちでもいいと思います。
ピンを入れたコアで問題になるのは金属のネジをねじって歯質に食い込ませておくかがポイントになり、ADポストは歯質にねじ込むタイプのものではないので、ファイバーと同じ様なシステムになります。
>順番を間違えて些末な事にこだわると全てを失うリスクもあります。
コアのことばかり気にしていますが、同様、それ以上に根管治療の質も非常に大切です。
もしやり直しが必要になるような場合であれば、今回のコアの材料などどうでもいい問題になります。
その際には除去しやすいコア設計というモノが大切になります。
また仮封の状態で迷っているのであれば仮封の期間が長いほど細菌感染のリスクは上がります。
ですので、治療はトータルで考えるべきであり、1つのファクターを掘り下げここで材料のことを聞いても先生それぞれ考え方が違うので混乱するだけですよ。
○○先生はこう言っている、△△先生はこう言っているという話ではなく、信頼できる担当の先生が提示されたものの中から話し合っつて選ばれた方がいいと思いますよ^^
おだいじに
正直ファイバーでもADポストでもどっちでもいいと思います。
ピンを入れたコアで問題になるのは金属のネジをねじって歯質に食い込ませておくかがポイントになり、ADポストは歯質にねじ込むタイプのものではないので、ファイバーと同じ様なシステムになります。
>順番を間違えて些末な事にこだわると全てを失うリスクもあります。
コアのことばかり気にしていますが、同様、それ以上に根管治療の質も非常に大切です。
もしやり直しが必要になるような場合であれば、今回のコアの材料などどうでもいい問題になります。
その際には除去しやすいコア設計というモノが大切になります。
また仮封の状態で迷っているのであれば仮封の期間が長いほど細菌感染のリスクは上がります。
ですので、治療はトータルで考えるべきであり、1つのファクターを掘り下げここで材料のことを聞いても先生それぞれ考え方が違うので混乱するだけですよ。
○○先生はこう言っている、△△先生はこう言っているという話ではなく、信頼できる担当の先生が提示されたものの中から話し合っつて選ばれた方がいいと思いますよ^^
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-16 16:56:39
井野先生、お忙しい中ご回答して下さりどうもありがとうございます。
私も治療していただいている歯科医の先生の判断に全てお任せしようと思っております。
ただ、ファイバーポストレジンコアについてはメタルコアと比較して「歯根破折しにくいが保険外」というメリットとデメリットを記述している説明を歯科医院のHPで多く見かけます。
しかし、ADポストレジンコアやスクリューポストレジンコアと比較してメリットとデメリットを記述している説明はあまり見かけません。
また「以前はファイバーポストレジンコアを使っていたが現在はやめた」というような歯科医の記述も散見します。
そこで、念のためにこの歯科相談室でご相談をさせていただいたという次第です。
私も治療していただいている歯科医の先生の判断に全てお任せしようと思っております。
ただ、ファイバーポストレジンコアについてはメタルコアと比較して「歯根破折しにくいが保険外」というメリットとデメリットを記述している説明を歯科医院のHPで多く見かけます。
しかし、ADポストレジンコアやスクリューポストレジンコアと比較してメリットとデメリットを記述している説明はあまり見かけません。
また「以前はファイバーポストレジンコアを使っていたが現在はやめた」というような歯科医の記述も散見します。
そこで、念のためにこの歯科相談室でご相談をさせていただいたという次第です。
回答8
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-07-16 17:31:45
>ADポストレジンコアやスクリューポストレジンコアと比較してメリットとデメリットを記述している説明はあまり見かけません。
元鶴見大学歯学部の坪田先生のデータですが、
@レジンコア単体
Aファイバーポスト+レジンコア
Bスクリューポスト+レジンコア
Cメタルコア
を牛の歯を同じ形に削って外から力を加えて歯根破折を起こさせた場合、
@とAは歯冠部で折れた
BとCは歯根で折れた
何本試しても@とAで歯根破折を起こしたケースはゼロだった。
だ、そうです。
なので、僕はこの7年くらい@かAしかしておりません。
>「以前はファイバーポストレジンコアを使っていたが現在はやめた」というような歯科医の記述も散見します。
個人的にはやめる理由が無いので「やめた」と言われる先生からやめられた理由を聞かれた方がよろしいかと思います。
元鶴見大学歯学部の坪田先生のデータですが、
@レジンコア単体
Aファイバーポスト+レジンコア
Bスクリューポスト+レジンコア
Cメタルコア
を牛の歯を同じ形に削って外から力を加えて歯根破折を起こさせた場合、
@とAは歯冠部で折れた
BとCは歯根で折れた
何本試しても@とAで歯根破折を起こしたケースはゼロだった。
だ、そうです。
なので、僕はこの7年くらい@かAしかしておりません。
>「以前はファイバーポストレジンコアを使っていたが現在はやめた」というような歯科医の記述も散見します。
個人的にはやめる理由が無いので「やめた」と言われる先生からやめられた理由を聞かれた方がよろしいかと思います。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-16 19:20:11
櫻井先生、お忙しい中再びご回答していただきどうもありがとうございます。
データを教えていただきありがとうございます。
ADポスト+レジンコアの場合はBでしょうか。
前歯にくらべて横からの力に耐えられる大臼歯(左上6)でもADポスト+レジンコアは歯根破折の危険性を考えたほうがよろしいのでしょうか?
>個人的にはやめる理由が無いので「やめた」と言われる先生からやめられた理由を聞かれた方がよろしいかと思います。
ネットで調べていてどこかの歯科医院のHP(再度探したのですが見つかりませんでした)で院長が「以前ファイバーコアを使っていたがやめた」と書いていました。
やめた理由については書いていませんでした。
見つかったらメールでやめた理由を問い合わせてみたいと思います。
また、この歯科相談室でもファイバーポストの効果に懐疑的な先生(桜田先生、松山先生、タカタ先生など)がいらっしゃいます。
理由は「コアが外れやすいから」だと文面から私は理解をしています。
↓
参考:
ファイバーコアの削る量は?脱落は?使えない時とは?
歯根破折リスク低下のため、コアの選択と日常生活上の注意点を教えて
櫻井先生はファイバーコアに特にデメリットはないとお考えなのでしょうか?
データを教えていただきありがとうございます。
ADポスト+レジンコアの場合はBでしょうか。
前歯にくらべて横からの力に耐えられる大臼歯(左上6)でもADポスト+レジンコアは歯根破折の危険性を考えたほうがよろしいのでしょうか?
>個人的にはやめる理由が無いので「やめた」と言われる先生からやめられた理由を聞かれた方がよろしいかと思います。
ネットで調べていてどこかの歯科医院のHP(再度探したのですが見つかりませんでした)で院長が「以前ファイバーコアを使っていたがやめた」と書いていました。
やめた理由については書いていませんでした。
見つかったらメールでやめた理由を問い合わせてみたいと思います。
また、この歯科相談室でもファイバーポストの効果に懐疑的な先生(桜田先生、松山先生、タカタ先生など)がいらっしゃいます。
理由は「コアが外れやすいから」だと文面から私は理解をしています。
↓
参考:
ファイバーコアの削る量は?脱落は?使えない時とは?
歯根破折リスク低下のため、コアの選択と日常生活上の注意点を教えて
櫻井先生はファイバーコアに特にデメリットはないとお考えなのでしょうか?
回答9
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-07-16 19:49:39
>ADポスト+レジンコアの場合はBでしょうか。
使い方次第ですが、個人的にはBと考えます。
(応力、ひずみから)
>歯根破折の危険性を考えたほうがよろしいのでしょうか?
大臼歯ではそこまでの危険性は無いと考えます。
>櫻井先生はファイバーコアに特にデメリットはないとお考えなのでしょうか?
はい。
この7年くらいの臨床的な経験では特殊なケースを除いて全て@かAです。
(そのケースでなぜゴールドコアを選択したかと言う理由は患者さんのプライバシーの問題もあるため、ここではお答えできません)
さがら先生の書かれているように
「ポリシーが第一で、技術が次、そして材料の善し悪しはそのまた次」
だと思いますのでキッパリ「はい。」と答えておきます。
使い方次第ですが、個人的にはBと考えます。
(応力、ひずみから)
>歯根破折の危険性を考えたほうがよろしいのでしょうか?
大臼歯ではそこまでの危険性は無いと考えます。
>櫻井先生はファイバーコアに特にデメリットはないとお考えなのでしょうか?
はい。
この7年くらいの臨床的な経験では特殊なケースを除いて全て@かAです。
(そのケースでなぜゴールドコアを選択したかと言う理由は患者さんのプライバシーの問題もあるため、ここではお答えできません)
さがら先生の書かれているように
「ポリシーが第一で、技術が次、そして材料の善し悪しはそのまた次」
だと思いますのでキッパリ「はい。」と答えておきます。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-16 21:12:58
回答10
回答11
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2013-07-16 22:54:21
「素材を生かすも殺すも料理人次第」ですね。
素材が良くても生かしきれない場合もありますし、素材はいまいちでもその素材の特性を熟知していればレベルの高い治療ができます。
ですので、担当医が決まっているのであれば、「その先生がお勧めする材料・方法」が、その先生が提供可能なものの中ではベストの可能性が高いと思います。
素材が良くても生かしきれない場合もありますし、素材はいまいちでもその素材の特性を熟知していればレベルの高い治療ができます。
ですので、担当医が決まっているのであれば、「その先生がお勧めする材料・方法」が、その先生が提供可能なものの中ではベストの可能性が高いと思います。
相談者からの返信
相談者:
しろごまさん
返信日時:2013-07-18 19:15:19
櫻井先生
お忙しい中四たびご回答していただきどうもありがとうございました。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
ファイバーポストコアを支持している櫻井先生から大臼歯ならばADポストコアでも問題ないと仰っていただいたので安心しました。
田尾先生
お忙しい中ご回答していただきどうもありがとうございます。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
治療していただいている先生には20年以上お世話になっており私は技術・人柄ともに全幅の信頼をおいています。
その先生がADポストコアがベストだと言っているので田尾先生が仰るようにその先生が勧める治療方法に従おうと思います。
西山先生、小牧先生、さがら先生、井野先生からも大変貴重で親身なアドバイスをいただき本当にどうもありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
お忙しい中四たびご回答していただきどうもありがとうございました。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
ファイバーポストコアを支持している櫻井先生から大臼歯ならばADポストコアでも問題ないと仰っていただいたので安心しました。
田尾先生
お忙しい中ご回答していただきどうもありがとうございます。
ご返信が遅れまして誠に申し訳ございません。
治療していただいている先生には20年以上お世話になっており私は技術・人柄ともに全幅の信頼をおいています。
その先生がADポストコアがベストだと言っているので田尾先生が仰るようにその先生が勧める治療方法に従おうと思います。
西山先生、小牧先生、さがら先生、井野先生からも大変貴重で親身なアドバイスをいただき本当にどうもありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
タイトル | 6番の歯のコア。レジンコア+ADポストで歯根破折の可能性は? |
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質問者 | しろごまさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 75歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジンコア(プラスチックの土台) 支台築造その他 お勧めの土台(コア) 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。