クラウンを交換する前に少し悪い根を再根管治療したほうがいいか?
相談者:
じげんさん (35歳:女性)
投稿日時:2013-07-21 23:17:00
はじめまして。
根管治療について2つお伺いします。
1つめは再根管治療の必要性についてです。
上の2番の歯について、左右両方にメタルボンドを入れておりましたが、オールセラミックにすることにしました。
両方とも25年ほど経過しています。
歯根の状態を確認したところ、
「レントゲン上で、右は、棒状の薬剤がもやもやしていて、炎症もみられるため、金属の土台をはずして、歯根の治療が必要、左は、棒状の薬剤ははっきりしているものの、根の先が少し悪くなっているようです。
こちらは、どっちでもよいけれども、どうします?治します?」
と聞かれました。
後者について、素人の考えですと、病気があるのであれば、治した方が良いと思うのですが、実は他の上4番の歯も、同様の状態で治療することを選択したところ、根管治療の過程で歯が割れたりして、抜歯を迫られることになりました。
(結局なんとか温存してもらうことができました。)
上左2番の根管治療の必要性がどの程度なのかの判断が付かず、迷っています。
もちろん、個人差はあると思いますが、根の先に少し病気があっても、何十年も大丈夫な場合があるのであれば、見送ろうかとも思いますし、明らかに治療した方がよいとこことであれば、治療を受けたいと思います。
ちなみに、大学病院に通っており、担当してる先生が補綴の専門の先生(特に審美よりの先生です)なので、金属のコアをはずして、ファイバーコアを入れた方が良いとのお考えもあるようです。
2つめに、担当歯科医へのリクエストについてです。
小さいころから虫歯が多く、小学生の時に神経を失った歯が多数あります。
大人になってからはかなり気を付けていますが、昔の虫歯の再発に苦労しています。
しっかり治療をしたいと考えていますが、現在の先生は、ルーペは使用するものの、ラバーダムは使っていません。
大学病院なのであるように思うのですが、お願いすることは厚かましいでしょうか。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。
根管治療について2つお伺いします。
1つめは再根管治療の必要性についてです。
上の2番の歯について、左右両方にメタルボンドを入れておりましたが、オールセラミックにすることにしました。
両方とも25年ほど経過しています。
歯根の状態を確認したところ、
「レントゲン上で、右は、棒状の薬剤がもやもやしていて、炎症もみられるため、金属の土台をはずして、歯根の治療が必要、左は、棒状の薬剤ははっきりしているものの、根の先が少し悪くなっているようです。
こちらは、どっちでもよいけれども、どうします?治します?」
と聞かれました。
後者について、素人の考えですと、病気があるのであれば、治した方が良いと思うのですが、実は他の上4番の歯も、同様の状態で治療することを選択したところ、根管治療の過程で歯が割れたりして、抜歯を迫られることになりました。
(結局なんとか温存してもらうことができました。)
上左2番の根管治療の必要性がどの程度なのかの判断が付かず、迷っています。
もちろん、個人差はあると思いますが、根の先に少し病気があっても、何十年も大丈夫な場合があるのであれば、見送ろうかとも思いますし、明らかに治療した方がよいとこことであれば、治療を受けたいと思います。
ちなみに、大学病院に通っており、担当してる先生が補綴の専門の先生(特に審美よりの先生です)なので、金属のコアをはずして、ファイバーコアを入れた方が良いとのお考えもあるようです。
2つめに、担当歯科医へのリクエストについてです。
小さいころから虫歯が多く、小学生の時に神経を失った歯が多数あります。
大人になってからはかなり気を付けていますが、昔の虫歯の再発に苦労しています。
しっかり治療をしたいと考えていますが、現在の先生は、ルーペは使用するものの、ラバーダムは使っていません。
大学病院なのであるように思うのですが、お願いすることは厚かましいでしょうか。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2013-07-22 01:35:57
こんにちは。
>根の先に少し病気があっても、何十年も大丈夫な場合があるのであれば、
何十年もというとわかりませんが、5年10年何ともないということはよく経験します。
>金属のコアをはずして、ファイバーコアを入れた方が良いとのお考えもあるようです。
その考え方は納得できます。
>根の先に少し病気があっても、何十年も大丈夫な場合があるのであれば、
何十年もというとわかりませんが、5年10年何ともないということはよく経験します。
>金属のコアをはずして、ファイバーコアを入れた方が良いとのお考えもあるようです。
その考え方は納得できます。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-07-22 04:53:53
じげんさまおはようございます。
左上2番の再根管治療の必要性についてのご質問ですね、健全なら再治療は必要ありません、もし感染根管であれば再治療すべきです。
ましてや自費診療でオールセラミックにやりかえるわけですから感染根管のままでは将来が心配です、正確に診断することが重要です。
以前再治療中に歯根破折を起こしたとのことですが個人的にはあり得ないと思います、おそらく治療する前にヒビがはいいていたのを見落としたのではないでしょうか。
今回もコアを外したときにマイクロスコープで精査すればヒビの有無は判明します、ファイバーコアも歯根破折を起こさない配慮がされたものをビルドアップすれば問題ないと思います。
ラバーダムについては個人的には特殊な症例以外必要性は感じません、参考になれば幸いです。
根管治療 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
コア http://yamadashika.jugem.jp/?cid=139
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161
-------------------------------------------------
【※編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
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左上2番の再根管治療の必要性についてのご質問ですね、健全なら再治療は必要ありません、もし感染根管であれば再治療すべきです。
ましてや自費診療でオールセラミックにやりかえるわけですから感染根管のままでは将来が心配です、正確に診断することが重要です。
以前再治療中に歯根破折を起こしたとのことですが個人的にはあり得ないと思います、おそらく治療する前にヒビがはいいていたのを見落としたのではないでしょうか。
今回もコアを外したときにマイクロスコープで精査すればヒビの有無は判明します、ファイバーコアも歯根破折を起こさない配慮がされたものをビルドアップすれば問題ないと思います。
ラバーダムについては個人的には特殊な症例以外必要性は感じません、参考になれば幸いです。
根管治療 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=30
コア http://yamadashika.jugem.jp/?cid=139
歯根破折歯の外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161
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【※編集部注】
ここで記載されている接着修復は、『根管長測定器併用根管内部接着法』(根管内部接着法)という特殊な方法です。
詳細はこちらの相談の[回答6]をご覧下さい。
⇒ 歯の根元が割れているかもしれないと言われた
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回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-07-22 12:47:39
相談者からの返信
相談者:
じげんさん
返信日時:2013-07-23 01:43:41
先生、こんばんは。
深夜に失礼します。
早速の返信、誠にありがとうございます。
樋口先生、山田先生のお二人の意見を参考にさせていただき、治療をしていただく方向で検討しようと思います。
>山田先生
根管の再治療中に割れたことに関して、説明不足でした。
歯茎より上に出ている歯がほとんどない状態だったため、土台を外した時点で抜歯した方が良いと言われていましたが何とか残していただき、さらに、その状態で仮歯を装着していたため、取れやすく、食事の途中で仮歯をかんでしまい、ひびが入ってしまいました。
まるで治療が悪いような書き方をしてしまい申し訳ございません。
自分の不注意です。
ただ、上記の状態で強引に残しているため、長くは持たないと言われてしまい、無理に治療をしなくともよかったのかな、と少し後悔しております。
ブログ、少しだけ拝見しました。
大変参考になりますので、じっくり読ませていただきます。
>藤森先生
別の歯は歯内で根管治療をしていたのですが、オールセラミックを数本入れることを申し上げたところ、ありがたいことに担当の補綴の先生が張り切ってくださいまして、すべての過程を行ってくださるとのことです。
また、質問させていただきます。
ありがとうございました。
深夜に失礼します。
早速の返信、誠にありがとうございます。
樋口先生、山田先生のお二人の意見を参考にさせていただき、治療をしていただく方向で検討しようと思います。
>山田先生
根管の再治療中に割れたことに関して、説明不足でした。
歯茎より上に出ている歯がほとんどない状態だったため、土台を外した時点で抜歯した方が良いと言われていましたが何とか残していただき、さらに、その状態で仮歯を装着していたため、取れやすく、食事の途中で仮歯をかんでしまい、ひびが入ってしまいました。
まるで治療が悪いような書き方をしてしまい申し訳ございません。
自分の不注意です。
ただ、上記の状態で強引に残しているため、長くは持たないと言われてしまい、無理に治療をしなくともよかったのかな、と少し後悔しております。
ブログ、少しだけ拝見しました。
大変参考になりますので、じっくり読ませていただきます。
>藤森先生
別の歯は歯内で根管治療をしていたのですが、オールセラミックを数本入れることを申し上げたところ、ありがたいことに担当の補綴の先生が張り切ってくださいまして、すべての過程を行ってくださるとのことです。
また、質問させていただきます。
ありがとうございました。
タイトル | クラウンを交換する前に少し悪い根を再根管治療したほうがいいか? |
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質問者 | じげんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の失敗・再治療 オールセラミック(陶器の被せ物) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。