根管治療後も痛みが続く、根の先までMTAを入れていないからでは?

相談者: mmyyさん (35歳:女性)
投稿日時:2013-08-20 21:41:09
6月の終わりに感染根管治療をしMTAセメントをつめてもらいました。上の歯の犬歯です。

しかし根の先までセメントを入れてくず、根の穴が破壊されているのであえて先端は空洞にしたと言いました。
アパタイトが作られるのを期待するとか言っていました。


だけど色々とHPを読んでいると先端まで充填しないと失敗だと拝見しましたが、どちらが正しいのでしょうか?

治療してから2カ月くらいは経過しますが、痛みがあるし内圧が酷いです。
顎の骨がどうにかなりそうです。

この経過は状態が悪いのでしょうか?失敗でしょうか。
治癒しているのか分かりません。


どのたか宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-08-20 21:46:37
mmyy さん、こんばんは。

>痛みがあるし内圧が酷いです。
>顎の骨がどうにかなりそうです。

明日にでも受診なさり、現状と、今後の見通しについて、説明していただいてください。


>この経過は状態が悪いのでしょうか?

決して、良くはないようですね。

お大事に。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mmyyさん
返信日時:2013-08-20 21:52:56
小林先生、ご返信ありがとうございます。

一つ質問ですが、根の穴が破壊されているのであえて先端は空洞にしたという処置は正しいのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-08-21 12:31:01
>根の穴が破壊されているのであえて先端は空洞にしたという処置は正しいのでしょうか?

どうなんでしょうね…。
いろいろな考え方があるので正しいかどうかの判断はできません。

ただ、症状が良くなってきていないのであれば何らかの判断は必要になると思います。
(場合によってはCTを撮影するなどした方が良いかも知れません)


お大事にされてください。

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回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-08-21 12:43:54
>根の穴が破壊されているのであえて先端は空洞にしたという処置は正しいのでしょうか?

ユニークな考え方のようには思われます。
セカンドオピニオンを求められては如何でしょうか?

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-08-21 13:24:42
mmyyさん

こんにちは。

>しかし根の先までセメントを入れてくず、根の穴が破壊されているのであえて先端は空洞にしたと言いました。

先日、某感染根管治療のセミナーに参加したのですが。
健康な歯の神経があるために、もしくは、歯の神経が再生してきたために、根の途中まで、感染根管治療を施し、根っこの先は触らない、症例の数々を見させていただきました。

数年たったところで、根っこの先が開いているのが閉じたり、未完成の根っこの先が完成(成長)したりしていました。


ですので、この文章だけでは、一概に失敗かどうかわかりません。

担当の歯医者さんに聞いてみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mmyyさん
返信日時:2013-08-21 15:18:23
皆さまご返信ありがとうございます。

担当の医師が言っていたのは、橋本先生がおっしゃったような事でした。


>健康な歯の神経があるために、もしくは、歯の神経が再生してきたために、

この症例は根の先にはまだ神経があるのでしょうか?

私の場合は治療した歯の神経は全部取っています。
セミナーの症例と同じなのでしょうか?


宜しくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-08-21 17:34:28
橋本先生がおっしゃられているのは、幼若永久歯根未完成歯)のリ・ジェネレーションのことではないでしょうか!?

成人の場合、根尖(根の先)は完成していますし、一度抜髄処置を受けていれば根尖に健康な神経はないと普通判断します。

小児の場合、病変がある根未完成歯でも根尖にはマラッセの残存上皮などがまだ残っており根の先を作る細胞がある為に、橋本先生がおっしゃる方法を取ってもうまくいくことはあります。

この辺りのトピックスは海外のAAEなどでも今熱い分野ですが、成人の感染根管処置で狙って行われたような症例ケースは見たことありませんね^^;




>6月の終わりに感染根管治療をしMTAセメントをつめてもらいました。
>上の歯の犬歯です。

>しかし根の先までセメントを入れてくず、根の穴が破壊されているのであえて先端は空洞にしたと言いました。

極々一般的な考えであれば、大きく破壊された根尖を埋める為にMTAを用いるもので、根尖に詰めるのでなければわざわざ扱いの難しいMTAを持ってこなくてもいいような気がします。
(日本では根管充填材としての認可はおりていない材料です)

またMTAは一度固まると、除去するのが非常に厄介な詰め物なので入れたら再治療は不可能に近い時もあります。
(完全硬化していなければ除去可能です)




アパタイトが作られるのを期待するとか言っていました。

MTAにはセメント質や骨誘導能はありますが、ある程度根尖近くまで入れておかないとそれらの誘導能期待できないと思いますが・・・

逆に言えば、根尖部は空洞化している訳なので、そこの空洞部にうまくセメント質などでシールされればいいですが、シールできなければ細菌の温床となる結果失敗に終わると思います。

(臨床上、セメント質で根尖がシールされる治り方が最も理想とされますが、根尖がセメント質でシールされる確率はそれほど高くはないです)

http://kaken.nii.ac.jp/d/p/23390437

こういった研究もあります。



感染する原因は薬の入り方ではなく、細菌を問題が起こらない状態までいかに減らせたがポイントになります。
ショートしていても治る時は治りますから、既にMTAを入れられたら経過を見るしかないと思いますよ。


根管治療の考え方は色々ありますが、より科学的な知識の元で行われる治療の方が私はいいと思います。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mmyyさん
返信日時:2013-08-21 19:48:27
井野先生、ご返信ありがとうございます。

治療を受けた病院はマイクロスコープを使用した精密治療をうりにしていた自費の病院だったんですが、そういった病院ですらも失敗の治療しかしてもらえないんでしたら、今後はどういった病院にいったらいいのでしょうか?

ずっと痛みが続いていて手が震えたり日常生活に支障をきたしています。
抜歯しかないのでしょうか?
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-08-21 20:25:46
私の歯科医院自費だけですが・・・

「自費専門=良い治療が受けられる」

にはなりませんよ

「自費専門=保険が使えない」

とは言えますが^^;


また根管治療であれば、根管治療のみを行っている本当の意味での専門医の歯科医院がベターだと思います。

マイクロで精密治療を売りにしているのはうたい文句にすぎません。


また、マイクロがあるから根管治療の成功率が上がるというデーターは残念ながらありません。

http://eedental.jp/ee_diary/2013/03/post-726.html


個人的にはないよりあった方がいいとは思いますが、マイクロは拡大するだけの虫眼鏡のような道具であり、成功が保障できるだけの道具とは思っていません。
根管治療で大切なのは、道具や材料ではなく術者の考えです。




>そういった病院ですらも失敗の治療しかしてもらえないんでしたら

失敗の治療とは誰も書いていませんよ^^;

根管治療は色々な考え方があります、こうしないと治らないというゴールデンルールは存在しません。


ただ、科学的根拠に元ずいた考え方で治療を組み立てている方が私は良いと考えます。

一人の歯科医師がこうだろうと推測・思いこみで行う方法は言わば人体実験で悲しい結果をもたらす時もあります。


どうすれば、そういった科学的根拠に元ずいた治療が受けれるかと言えば、残念ながらそういった先生を探す基準はありません。



>ずっと痛みが続いていて手が震えたり日常生活に支障をきたしています。抜歯しかないのでしょうか?

根管治療と手の震えはまず関係ないと思います。
支配神経が違いすぎますからね^^;

また痛みに関していえば、根管治療後落ち着いてきていないようであれば、担当の先生に相談する、または大学病院などの高次元の病院を紹介してもらった方がいいと思います。

ただ、根充剤にMTAを使用したのであれば通法の根管治療は治療不可能なことはありますので、その点は次の先生に話された方がいいと蔽います。



個人的にいえば犬歯はほぼ単根ですし、マイクロスコープなどの必要性はあまり感じませんが・・・

ただ、過去1ケースだけ2根管の犬歯はありましたが、

http://eedental.jp/ee_diary/2013/06/post-798.html

かなりレアケースです^^;


一度担当の先生に相談してみてくださいね。

おだいじに

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回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-08-22 08:32:27
>手が震えたり

私も歯痛との関連性は、あまり高くはないと考えます。

でも、例えば、もともと片側咀嚼傾向が強かったが、その歯の痛みを避けるために逆側で咀嚼するようになったとかの既往はありませんか?




タイトル 根管治療後も痛みが続く、根の先までMTAを入れていないからでは?
質問者 mmyyさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
歯科治療後の歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療後の痛み
MTA
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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