左上2番、根管治療で治らない時の抜歯は急いだ方が良いですか?
相談者:
311さん (35歳:女性)
投稿日時:2013-12-16 03:43:12
明日抜歯予定という直前のご相談です。
他の歯医者さんには様子を見たほうが良いと言われ、迷っています。
左小鼻脇の痛みから受診し、左上2番の神経壊死のため膿ができているとのことで、歯の裏側に穴をあけ、また歯茎を切開して膿を出しました。
膿んだ原因は以前に虫歯治療した際に、神経のすぐ近くまで削ったため、神経がゆっくり死んでいったのではないかとのことでした。
その後、ひと月ほど掃除していただき、鼻の横を押すとなんとなく違和感がある程度で痛みは全くありませんが、レントゲンによると、膿んでいたところの影が縮小せず、歯の根っこが溶ける(片側が細くなっている)のが進んでいるようなので、今後の治療も考えて今のうちに抜歯したほうが良いということになりました。
歯根膜も壊れていて、根の先端を切る治療をしてもぐらつきは収まらないので、抜歯してインプラントかブリッジとの選択になっています。
私は他の歯を削るのに抵抗があるのと、2番より隣の左上1番の動揺がよほど気になっており、その状態でブリッジにしても大丈夫なのか質問したところ、はじめて1番の状態に気づかれたようでした。
動揺の原因は血行不良か硬いものが好きかぐらいしか思い当たらないとのことだったので、インプラントを一応選択しました。
ただし、抜歯してみて骨の厚さによっては、4本のブリッジになる可能性もあるとの説明をいただいています。
現況は、造影剤が入ったものがのう胞?のあたりまで詰められています。
一方、周囲に薦められて、腕がいいという歯医者さんに相談に行ったところ、前歯が噛締めすぎとのことで削って調整し、2月にまたレントゲンをとって様子を見ることを薦められました。
咬合せの調整で、ぐらつきと影の広がりは収まるかもしれないとのことです。
ネットで咬合性外傷というのを見て、確かに顎の疲れや首肩の凝りがひどいな、と思い当たるところはあります。
こちらの先生は、ご自身はおっしゃいませんでしたがインプラントを支持しないときいています。
前者は私がインプラントを選んだせいか、土台の骨の状態が悪くなる前に、と早めの抜歯を薦めました。
しばらく様子を見て、土台の骨や隣の歯の状態がよくなると思ってよいのでしょうか?
急いだ方が良いのでしょうか?
歯を抜かずに済むようになるとさらに良いのですが…。
長くなりましてすみません。
よろしくお願いします。
他の歯医者さんには様子を見たほうが良いと言われ、迷っています。
左小鼻脇の痛みから受診し、左上2番の神経壊死のため膿ができているとのことで、歯の裏側に穴をあけ、また歯茎を切開して膿を出しました。
膿んだ原因は以前に虫歯治療した際に、神経のすぐ近くまで削ったため、神経がゆっくり死んでいったのではないかとのことでした。
その後、ひと月ほど掃除していただき、鼻の横を押すとなんとなく違和感がある程度で痛みは全くありませんが、レントゲンによると、膿んでいたところの影が縮小せず、歯の根っこが溶ける(片側が細くなっている)のが進んでいるようなので、今後の治療も考えて今のうちに抜歯したほうが良いということになりました。
歯根膜も壊れていて、根の先端を切る治療をしてもぐらつきは収まらないので、抜歯してインプラントかブリッジとの選択になっています。
私は他の歯を削るのに抵抗があるのと、2番より隣の左上1番の動揺がよほど気になっており、その状態でブリッジにしても大丈夫なのか質問したところ、はじめて1番の状態に気づかれたようでした。
動揺の原因は血行不良か硬いものが好きかぐらいしか思い当たらないとのことだったので、インプラントを一応選択しました。
ただし、抜歯してみて骨の厚さによっては、4本のブリッジになる可能性もあるとの説明をいただいています。
現況は、造影剤が入ったものがのう胞?のあたりまで詰められています。
一方、周囲に薦められて、腕がいいという歯医者さんに相談に行ったところ、前歯が噛締めすぎとのことで削って調整し、2月にまたレントゲンをとって様子を見ることを薦められました。
咬合せの調整で、ぐらつきと影の広がりは収まるかもしれないとのことです。
ネットで咬合性外傷というのを見て、確かに顎の疲れや首肩の凝りがひどいな、と思い当たるところはあります。
こちらの先生は、ご自身はおっしゃいませんでしたがインプラントを支持しないときいています。
前者は私がインプラントを選んだせいか、土台の骨の状態が悪くなる前に、と早めの抜歯を薦めました。
しばらく様子を見て、土台の骨や隣の歯の状態がよくなると思ってよいのでしょうか?
急いだ方が良いのでしょうか?
歯を抜かずに済むようになるとさらに良いのですが…。
長くなりましてすみません。
よろしくお願いします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-12-16 06:21:24
おはようございます。
根尖病巣があって根管治療で治らない場合、抜歯してブリッジかインプラントにするので考えておいてほしいといわれたと来院される方がよくいらっしゃいます、しかし私のところでは根尖病巣を摘出すれば全例きれいに治っています。
これは根尖病巣ではなく歯根嚢胞だからだと思います、個人的には歯根嚢胞は摘出することが必要だと考えています。
根管治療で治らなければ、すぐ抜歯してインプラントを勧めるDrは避けられて、保存を第一に考えていただける歯医者さんを探されて相談なさるのがいいように思います、参考になれば幸いです。
歯根嚢胞の摘出 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2955
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2605
根尖病巣があって根管治療で治らない場合、抜歯してブリッジかインプラントにするので考えておいてほしいといわれたと来院される方がよくいらっしゃいます、しかし私のところでは根尖病巣を摘出すれば全例きれいに治っています。
これは根尖病巣ではなく歯根嚢胞だからだと思います、個人的には歯根嚢胞は摘出することが必要だと考えています。
根管治療で治らなければ、すぐ抜歯してインプラントを勧めるDrは避けられて、保存を第一に考えていただける歯医者さんを探されて相談なさるのがいいように思います、参考になれば幸いです。
歯根嚢胞の摘出 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2955
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2605
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2013-12-16 08:29:39
ご相談ありがとうございます。
>前者は私がインプラントを選んだせいか、土台の骨の状態が悪くなる前に、と早めの抜歯を薦めました。
抜歯を前提にお考えのようですが、まず歯を残せないか、全力を挙げて検討する時期のように思えます。
もし根の先の病気が進行性の場合は急ぐ意味があります。
もしそうでない場合は、2番の場所は初めから骨が薄い上に、病気によりかなり条件が既に悪くなっている場合が少なくありません。
その場合は急ぐ必要は無く、むしろじっくり計画を進める時期とも言えます。
>しばらく様子を見て、土台の骨や隣の歯の状態がよくなると思ってよいのでしょうか?
原因に対する対策をしないままで様子を見ても良くなりません。
病気を放置している意味ですから良くならないと思えます。
>急いだ方が良いのでしょうか?
その歯以外の条件も総合的に診た判断が必要です。
ご担当の先生に総合的に相談しましょう。
>歯を抜かずに済むようになるとさらに良いのですが…。
まず根の治療の専門医に相談すると残すための方法を説明していただけると思います。
>ただし、抜歯してみて骨の厚さによっては4本のブリッジになる可能性もあるとの説明をいただいています。
すでに抜歯後の骨に厚みが薄いことを予想されているようです。
インプラントをする意味の一つに、隣の健全な歯を守る意味もあります。
健全な歯を削ったり、神経を抜いたり、抜歯したり、という今までの延長のようなくり返しを予防できる意味は小さくありません。
もし2番の骨が薄ければ骨を増やせばインプラントが可能ですが、どうやらその計画は無く、出たとこ勝負であっさりとインプラントをあきらめる方針のようです。
計画の考えに、とにかくインプラントがブリッジか、どちらでも良いから早めにどちらかを入れることが前提となっているのかもしれません。
またブリッジにしなければならないこともあり得ますが、やはり歯を失う悪循環を断ち切る目的があれば、最小限の歯にとどめたい気がします。
とくに2番は小さい歯ですから、ふつうは両隣を含めた3本で必要かつ充分です。
4本も犠牲にするメリットがどれだけデメリットを上回るのか少々疑問も覚えます。
あわてて抜歯する前に、ご担当の先生に病気の後始末ばかりではなく、他の歯や将来の健康を意識した長期的かつ総合的な視点でも計画をお確かめになると後悔が小さくなりそうです。
>前者は私がインプラントを選んだせいか、土台の骨の状態が悪くなる前に、と早めの抜歯を薦めました。
抜歯を前提にお考えのようですが、まず歯を残せないか、全力を挙げて検討する時期のように思えます。
もし根の先の病気が進行性の場合は急ぐ意味があります。
もしそうでない場合は、2番の場所は初めから骨が薄い上に、病気によりかなり条件が既に悪くなっている場合が少なくありません。
その場合は急ぐ必要は無く、むしろじっくり計画を進める時期とも言えます。
>しばらく様子を見て、土台の骨や隣の歯の状態がよくなると思ってよいのでしょうか?
原因に対する対策をしないままで様子を見ても良くなりません。
病気を放置している意味ですから良くならないと思えます。
>急いだ方が良いのでしょうか?
その歯以外の条件も総合的に診た判断が必要です。
ご担当の先生に総合的に相談しましょう。
>歯を抜かずに済むようになるとさらに良いのですが…。
まず根の治療の専門医に相談すると残すための方法を説明していただけると思います。
>ただし、抜歯してみて骨の厚さによっては4本のブリッジになる可能性もあるとの説明をいただいています。
すでに抜歯後の骨に厚みが薄いことを予想されているようです。
インプラントをする意味の一つに、隣の健全な歯を守る意味もあります。
健全な歯を削ったり、神経を抜いたり、抜歯したり、という今までの延長のようなくり返しを予防できる意味は小さくありません。
もし2番の骨が薄ければ骨を増やせばインプラントが可能ですが、どうやらその計画は無く、出たとこ勝負であっさりとインプラントをあきらめる方針のようです。
計画の考えに、とにかくインプラントがブリッジか、どちらでも良いから早めにどちらかを入れることが前提となっているのかもしれません。
またブリッジにしなければならないこともあり得ますが、やはり歯を失う悪循環を断ち切る目的があれば、最小限の歯にとどめたい気がします。
とくに2番は小さい歯ですから、ふつうは両隣を含めた3本で必要かつ充分です。
4本も犠牲にするメリットがどれだけデメリットを上回るのか少々疑問も覚えます。
あわてて抜歯する前に、ご担当の先生に病気の後始末ばかりではなく、他の歯や将来の健康を意識した長期的かつ総合的な視点でも計画をお確かめになると後悔が小さくなりそうです。
相談者からの返信
相談者:
311さん
返信日時:2013-12-17 13:15:11
お忙しい中、回答ありがとうございます。
ご意見いただいたように、慌てずにもう少し検討してみようと思います。
山田先生の嚢胞の摘出ですが、掃除と、歯茎を切開して膿を出しただけではとりきれないということでしょうか?
さがら先生の
>もし根の先の病気が進行性の場合は急ぐ意味があります。
とのコメントが気になります…。
嚢胞が大きくなるとか、歯が溶けるとかいうことでしょうか?
診察していただいた先生は、レントゲンを3回ほど撮り、1か月ちょっとの治療の間に影の部分の改善が見られず、歯根膜もだめになっているので歯が溶けている部分も増えていると思うと言っていました。
セカンドオピニオンに伺った先生は、次にレントゲンを撮る2月までの間に症状はたいして進まないから大丈夫と言っていましたが、進行性かどうかはレントゲン以外で判断できますか?
状況があいまいな質問ですみません。
宜しくお願いします。
ご意見いただいたように、慌てずにもう少し検討してみようと思います。
山田先生の嚢胞の摘出ですが、掃除と、歯茎を切開して膿を出しただけではとりきれないということでしょうか?
さがら先生の
>もし根の先の病気が進行性の場合は急ぐ意味があります。
とのコメントが気になります…。
嚢胞が大きくなるとか、歯が溶けるとかいうことでしょうか?
診察していただいた先生は、レントゲンを3回ほど撮り、1か月ちょっとの治療の間に影の部分の改善が見られず、歯根膜もだめになっているので歯が溶けている部分も増えていると思うと言っていました。
セカンドオピニオンに伺った先生は、次にレントゲンを撮る2月までの間に症状はたいして進まないから大丈夫と言っていましたが、進行性かどうかはレントゲン以外で判断できますか?
状況があいまいな質問ですみません。
宜しくお願いします。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-12-17 15:36:29
こんにちわ。
>掃除と、歯茎を切開して膿を出しただけではとりきれないということでしょうか?
嚢胞なら取りきれません。
>根の先の病気が進行性の場合は急ぐ意味があります。
進行性の根尖病巣は個人的にはイメージできません、歯根嚢胞なら急ぐ必要はないでしょう。
>掃除と、歯茎を切開して膿を出しただけではとりきれないということでしょうか?
嚢胞なら取りきれません。
>根の先の病気が進行性の場合は急ぐ意味があります。
進行性の根尖病巣は個人的にはイメージできません、歯根嚢胞なら急ぐ必要はないでしょう。
タイトル | 左上2番、根管治療で治らない時の抜歯は急いだ方が良いですか? |
---|---|
質問者 | 311さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:2番(側切歯) 根管治療の治療法 根管治療に関するトラブル 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。