西欧人との骨格の違い、海外でのインプラント治療の注意点(海外)

相談者: 困ったなぁさん (41歳:女性)
投稿日時:2014-01-30 16:54:50
先日は質問にお答え頂き有り難うございました。

幾人かの歯科医と話した上で、コミュニケーションがとり易い専門が歯周科の先生にインプラントをお願いすることにしました。

そこで質問があります。

明日は抜歯(上左2番)の予定です。

このサイトで”日本人の骨は薄い”ということが何度も言われておりますが、そんなに違いはあるのでしょうか?

今回の先生はアジア人の治療は初めてのようなので、治療前に骨造成について希望を伝えておくべきでしょうか?

また、不安を少しでも減らすべく、抜歯の前日、当日に注意すべきことがありましたら教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-01-30 18:40:13
困ったなぁ さん、こんにちは。

>そんなに違いはあるのでしょうか?

日本に滞在中の外国人(特にアングロサクソン系)の方に、インプラント体を埋入させていただくことが時折ありますが、正直申し上げて、違いを感じます。
もちろん、個人差もあるかと思いますが、今のところの経験では例外がありません。


>今回の先生はアジア人の治療は初めてのようなので

ご心配なことについては、事前に何でも質問なさってみましょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-01-30 19:15:59
困ったなぁ さんこんばんは

>何度も言われておりますが、そんなに違いはあるのでしょうか?

一般的な話ですが、モンゴロイドは骨が薄く特に上顎の前歯の頬側は薄いですね。
また、歯肉も薄いですね。


>治療前に骨造成について希望を伝えておくべきでしょうか?

そうですね、そういったこともよく相談されておいた方がよいですね。

ご参考になれば

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-01-31 08:50:25
ご相談ありがとうございます。


>何度も言われておりますが、そんなに違いはあるのでしょうか?


個人差はありますが、一般的には全く違います。
民族的には別の生物といって良いくらいです。

見た目の体格の違いは一目瞭然でしょうが、お口の中も違います。
スウェーデンに2回渡ってインプラントのアドバンスコースも受講してきましたが、手術や治療計画会議を見て、顎の骨も粘膜も黄色人種と白人の違いに愕然としたことを覚えています。

日本人のお口は白人と比べて、良く言って繊細、正直言えば貧弱です。
インプラントは海外が発祥地ですから、日本人にあった治療計画が必要だと私は思っております。



>今回の先生はアジア人の治療は初めてのようなので、治療前に骨造成について希望を伝えておくべきでしょうか?


コーカソイドとモンゴロイドなど、民族的な違いについて僅かに行われた研究は日本人研究者だけだと思います。
白人には興味すら起きないテーマなのでしょう。

ちなみに、歯の形態、神経までの歯の厚み、根の形や長さ、歯の根の弱点の位置、粘膜の厚みや丈夫な部分の長さ、痛みへの感受性、薬の投与量、等々、全て違いますから普通の歯の治療でも、もしこだわるならば微妙なサジ加減が必要です。

海外ではその問題の解決は少々困難かもしれません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-01-31 09:23:25
困ったなぁさん、こんにちは


>何度も言われておりますが、そんなに違いはあるのでしょうか?

埋入するのが臼歯部であれば、そこまで気にすることはないと思いますが、

しかし、埋入するのが前歯部となると、1oの骨の幅の違いが重要になってきます。

ただ、術前の診断においてCTを撮影して、その骨幅に対応して埋入すれば問題はないと思います。


私見ですが・・・

上顎の前歯部では、唇側の骨が薄いので私はほとんどのケースで骨造成を行います。

そのあたりも含め担当の医師によく相談してみてください。

参考になれば幸いです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-01-31 10:03:53
畑田先生のアドバイス通り、CT撮影も大事ですね。

私はCTで骨の立体的な形だけではなく、埋める部分の骨密度も同時に測定して安心感を増やしています。

骨造成もあまり骨の形や密度が弱い場合は、自分の骨を増やすか、ブロック骨移植がとても有効だと個人的には考えています。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-01-31 14:05:21
治療計画はどうなっているのでしょう?

抜歯、治癒後の状態で骨造成歯茎造成を考える、そしてインプラント、と言う計画になりそうなんでしょうか?

それとも、抜歯同時ソケットプリザベーションで組織造成処置、その後治癒を見て骨造成、歯茎造成してインプラントでしょうか?

歯周病専門とのことですが、そちらの方の問題は如何でしょう?

歯周病専門とのことですから、実際に処置された時の状況を判断され、必要な処置をしましょう、と言うお話になると思います。

それで歯茎も骨の薄ければ、それに対応する処置を提案されるでしょうし、インプラントがお決まりならそれへの必要な処置を為されるだろう、と思います。

向こうの専門医にお聞きすると、やはり薄くて難しい方は一定の割合でいて、それに応じて治す、と言っていましたので、私自身は大丈夫ではないか、と考えます。

でも、ちゃんとその心配事項は伝えるのが良いでしょう。

その上で、歯科用CT撮影とか、それに基づく計画とかを立てられて、治療をお受けになられれば良いと思います。


余談ですが、個人的には抜歯即時インプラント出来るなら、手術も1回で済みますし、楽に早く治せるのにな、と思います。
一緒に骨造成、歯茎造成もしてしまってです。

但し、非常に繊細でハイレベルになりますが・・・

疑問、心配、希望はちゃんとお伝えになって治療受けられますように。


失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 困ったなぁさん
返信日時:2014-01-31 15:46:46
沢山の回答いただき有り難うございます。
やはり、西欧人と日本人の骨格には大きな違いがあるのですね。

説明を受けた治療計画では、抜歯をして小さな膿胞を掻爬、骨の状態を見て増骨材を入れるかどうかを決める。

まずCTではなく開けてみて考える、というのが実は不安の種でしたが、松元先生の回答を見るとそれも有りなのですね。

前歯なので仮歯の装着。
増骨しなければ3ヶ月、増骨する際はは4ヶ月待って、CTで確認をしてからインプラントの土台を埋める一時手術、土台が定着したら上部のジルコニアに取りかかる、という感じです。

手術やメンテナンスの点に関しても先生方の回答を参考に、担当のお医者様ときちんと話をして進めて行きたいと思っております。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 困ったなぁさん
返信日時:2014-02-03 19:31:37
回答していただいた先生方、どうも有り難うございました。

金曜日に無事抜歯を終えました。

担当医は術中も私が不安にならないように、すべての行程と状態を説明しながら進めてくれたのでとても助かりました。

骨の量で先生にも迷いはあったようですが、快復を見て考える、ということで造骨材はいれませんでした。

抜糸のアポの際に今後の手術予定だけでなく、虫歯歯周病予防の計画を一緒に立てる予定です。

これからもこのサイトで勉強して予防に励みたいと思います。
どうも有り難うございました。



タイトル 西欧人との骨格の違い、海外でのインプラント治療の注意点(海外)
質問者 困ったなぁさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:2番(側切歯)
インプラント治療法
インプラント関連
海外その他
回答者




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