右下6番、インプラント後の歯を銀歯にした場合のデメリットについて
相談者:
namieさん (29歳:女性)
投稿日時:2014-02-01 20:15:02
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-02-01 20:55:07
namie さん、こんばんは。
>銀歯にして見た目以外のデメリットなどはありますでしょうか?
場合によっては、上顎の歯との兼ね合いによりトラブルが生じる可能性も否定は出来ませんが、お掛かりの歯科医院でのご意見を直接お尋ねのうえで、治療していただきましょう。
個人的には、費用で治療法を選ぶのは、好ましくないように思います。
>銀歯にして見た目以外のデメリットなどはありますでしょうか?
場合によっては、上顎の歯との兼ね合いによりトラブルが生じる可能性も否定は出来ませんが、お掛かりの歯科医院でのご意見を直接お尋ねのうえで、治療していただきましょう。
個人的には、費用で治療法を選ぶのは、好ましくないように思います。
回答2
回答日時:2014-02-01 22:44:40
色んな考え方をされる先生がおられますから、個人的な意見を書きますね。
インプラントを長く安全に使うことを考えた場合、最も怖いのは"プラーク"だと思います。
こちら→ http://www.sweden-dc.com/colum1.htmlでも書かれている様に、多いデータだとインプラントを埋入した患者の実に8割近くがプラークによってインプラント周囲炎に罹患する可能性があります。
対プラーク、という意味だけで考えるならば、歯肉(正確にはインプラント周囲粘膜といいます)に直接接する部分の材質、つなぎ目、形態の問題がそれぞれ重要です。
材質はレジン系(使われる可能性があるのは「ハイブリッドセラミック」)が最悪で、次に金合金(銀歯も含む)、チタン、セラミック(ジルコニア含む)の順で、プラークが停滞しにくく、歯肉に炎症を起こしにくいと考えられます。
ですが、歯肉の貫通部分(アバットメント)と被せもの(クラウン)は通常別のことが多いですから、つなぎ目をどこに設定するかによって結果も異なるかと思います。
他の点については今回は触れませんが、自分ならプラークに対していかに安全かを中心に材質、つなぎ目、形態について考えていくので、銀歯という選択は基本的にないですね。
材料費で考えても普通のクラウンの場合と違って重量が非常に重くなる分、銀歯はそれほど安くはならないはずです。
「安売りの口実」の様にも聞こえなくもないですし、慎重さに慎重を重ねなくてはならないインプラントで安さを売りにするのも如何なものかなと、個人的には感じます。
インプラントを長く安全に使うことを考えた場合、最も怖いのは"プラーク"だと思います。
こちら→ http://www.sweden-dc.com/colum1.htmlでも書かれている様に、多いデータだとインプラントを埋入した患者の実に8割近くがプラークによってインプラント周囲炎に罹患する可能性があります。
対プラーク、という意味だけで考えるならば、歯肉(正確にはインプラント周囲粘膜といいます)に直接接する部分の材質、つなぎ目、形態の問題がそれぞれ重要です。
材質はレジン系(使われる可能性があるのは「ハイブリッドセラミック」)が最悪で、次に金合金(銀歯も含む)、チタン、セラミック(ジルコニア含む)の順で、プラークが停滞しにくく、歯肉に炎症を起こしにくいと考えられます。
ですが、歯肉の貫通部分(アバットメント)と被せもの(クラウン)は通常別のことが多いですから、つなぎ目をどこに設定するかによって結果も異なるかと思います。
他の点については今回は触れませんが、自分ならプラークに対していかに安全かを中心に材質、つなぎ目、形態について考えていくので、銀歯という選択は基本的にないですね。
材料費で考えても普通のクラウンの場合と違って重量が非常に重くなる分、銀歯はそれほど安くはならないはずです。
「安売りの口実」の様にも聞こえなくもないですし、慎重さに慎重を重ねなくてはならないインプラントで安さを売りにするのも如何なものかなと、個人的には感じます。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-02-02 10:30:18
ご相談ありがとうございます。
>銀歯にして見た目以外のデメリットなどはありますでしょうか?
本来は材料以外の要素がインプラント治療の結果に大きな影響を与えますが、銀歯というインプラント治療上に関してはとても小さい要素に限って説明いたします。
銀歯と一言で皆さんは理解しておられますが、実態は非常に様々な金属の種類があり、それを便宜的に銀歯とお話しているようです。
本来ベストな材料ではありません。
ベストな材料は金額的に障害がある場合に、それよりも安いからという理由で使われだした代用合金という名前が正式です。
日本以外の先進国ではほとんど使われません。
そのデメリットとして、歯の材料としては、精密性、適合性、操作性、腐食性、強度、清掃性、等があげられます。
またインプラント治療という狭い解釈ではなく、健康を回復するための治療材料として、長く身体に入れる物質としてのデメリットまで広げて考えると、健康上のデメリットがあります。
それはアレルギーやがんという影響もあり得る事です。
もちろんそれは最悪のことがあったよという話だけです。
すべての人に起こる事はなく、平気な人も多いと思います。
渡辺先生の説明のように、「安売り」で大事なものを失わないようによく考えましょう。
>銀歯にして見た目以外のデメリットなどはありますでしょうか?
本来は材料以外の要素がインプラント治療の結果に大きな影響を与えますが、銀歯というインプラント治療上に関してはとても小さい要素に限って説明いたします。
銀歯と一言で皆さんは理解しておられますが、実態は非常に様々な金属の種類があり、それを便宜的に銀歯とお話しているようです。
本来ベストな材料ではありません。
ベストな材料は金額的に障害がある場合に、それよりも安いからという理由で使われだした代用合金という名前が正式です。
日本以外の先進国ではほとんど使われません。
そのデメリットとして、歯の材料としては、精密性、適合性、操作性、腐食性、強度、清掃性、等があげられます。
またインプラント治療という狭い解釈ではなく、健康を回復するための治療材料として、長く身体に入れる物質としてのデメリットまで広げて考えると、健康上のデメリットがあります。
それはアレルギーやがんという影響もあり得る事です。
もちろんそれは最悪のことがあったよという話だけです。
すべての人に起こる事はなく、平気な人も多いと思います。
渡辺先生の説明のように、「安売り」で大事なものを失わないようによく考えましょう。
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-02-03 22:10:49
私の経験ですが、金属冠を被せていたインプラント部位が、長い時間経過の中で噛み潰されてしまって、そこに隙間が生じて手前の天然歯の当りが強くなってしまって、結果歯根破折してそこもインプラントにしなければならなくなった、と言うことがありました。
それ以来、私は磨り減るとか、潰される素材のものではなく、セラミックを使わせていただくようになりました。
後は、渡辺先生が書かれているようにプラークの付着しない材料、周囲炎予防できるものとして最高なのはセラミックだと思います。
長い目で見て本当にコストパフォーマンスが良いものかどうか、でお考え下さい。
それ以来、私は磨り減るとか、潰される素材のものではなく、セラミックを使わせていただくようになりました。
後は、渡辺先生が書かれているようにプラークの付着しない材料、周囲炎予防できるものとして最高なのはセラミックだと思います。
長い目で見て本当にコストパフォーマンスが良いものかどうか、でお考え下さい。
タイトル | 右下6番、インプラント後の歯を銀歯にした場合のデメリットについて |
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質問者 | namieさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
保険のクラウン(奥歯:銀歯) インプラント治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。