歯肉の赤み・痛みと自己免疫疾患の関連性、8ヶ月経つが診断つかず
相談者:
みにららさん (40歳:女性)
投稿日時:2014-02-15 22:17:35
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2014-02-16 01:02:01
こんにちは。
>その隣の隣の左前歯一番の神経処理がうまくいかず、二年くらい炎症、掃除を繰り返しています。
歯内病変もしくは根尖病変に対する歯内療法が長引いているようですね。
歯内病変は細菌感染が原因で生じる問題です。
痛みが慢性化しているということなので、神経障害性疼痛も合併しているか神経障害性疼痛のみが残存している可能性もあります。
この問題と天疱瘡などの自己免疫疾患が関連しているかというご質問ですが、直接の関係はないと思います。
細菌感染が及ぼす間接的な影響や神経―免疫―内分泌学的な問題があるかもしれませんが、はっきりとしたことは不明です。
>その隣の隣の左前歯一番の神経処理がうまくいかず、二年くらい炎症、掃除を繰り返しています。
歯内病変もしくは根尖病変に対する歯内療法が長引いているようですね。
歯内病変は細菌感染が原因で生じる問題です。
痛みが慢性化しているということなので、神経障害性疼痛も合併しているか神経障害性疼痛のみが残存している可能性もあります。
この問題と天疱瘡などの自己免疫疾患が関連しているかというご質問ですが、直接の関係はないと思います。
細菌感染が及ぼす間接的な影響や神経―免疫―内分泌学的な問題があるかもしれませんが、はっきりとしたことは不明です。
相談者からの返信
相談者:
みにららさん
返信日時:2014-02-16 18:42:30
樋口先生、ありがとございました。
神経がないのに痛みだけが残ってしまったということでしょうか?
これは数年したら治るのでしょうか。
根のお掃除のやり直しの際、ラバーダムを使用していただいたのにも関わらず、なかなかすっきりしません。
そして、その処理の痛み止めを打ってもらったところが、水泡になります。
神経がないのに痛みだけが残ってしまったということでしょうか?
これは数年したら治るのでしょうか。
根のお掃除のやり直しの際、ラバーダムを使用していただいたのにも関わらず、なかなかすっきりしません。
そして、その処理の痛み止めを打ってもらったところが、水泡になります。
回答2
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2014-02-17 01:45:35
みにららさん、こんばんは。
以前にご相談いただいた、天疱瘡の件がまだ診断がついていないようですね。
8か月もの間、診断に関して進展がないのはいかがなものかと思います。
歯肉の赤みや痛みで、真っ先に連想するのは歯肉炎・歯周炎ですが、歯と歯茎の際の部分ではなく、歯茎の側面(見える部分の歯に直接は接していない部分)が赤くなったり、痛くなったりする場合は、扁平苔癬・天疱瘡・類天疱瘡などの自己免疫疾患も可能性として考える必要があります。
少なくとも、8か月の期間があれば、それが歯肉炎・歯周炎のような感染由来のものであるのか、それとも自己免疫疾患なのか、ある程度あたりはつけられると思います。
また、通常の病理組織検査では確かに水泡ができている時に組織を採取しなくてはなりませんが、direct/indirect immunofluorescentの場合は、水泡が無くても検査は可能です。
なぜ診断に進展が無いのが良くないかというと、これら二つの病態は、治療法が異なるからです。
しっかりと診断ができなければ、正しい治療を行う事ができません。
歯の痛みの方は、自己免疫疾患とは少し異なりそうですね。
直接的な関連は樋口先生がおっしゃるように、無いと思います。
歯に関しては、痛みが継続するようならば歯内療法専門医(endodontist)に相談できないか、かかりつけの先生と相談してみてはいかがでしょうか。
もしそれでも痛みが継続するようであれば、口腔顔面痛に知識のある先生(orofacial pain specialist)に診てもらうのも良いと思います。
以前にご相談いただいた、天疱瘡の件がまだ診断がついていないようですね。
8か月もの間、診断に関して進展がないのはいかがなものかと思います。
歯肉の赤みや痛みで、真っ先に連想するのは歯肉炎・歯周炎ですが、歯と歯茎の際の部分ではなく、歯茎の側面(見える部分の歯に直接は接していない部分)が赤くなったり、痛くなったりする場合は、扁平苔癬・天疱瘡・類天疱瘡などの自己免疫疾患も可能性として考える必要があります。
少なくとも、8か月の期間があれば、それが歯肉炎・歯周炎のような感染由来のものであるのか、それとも自己免疫疾患なのか、ある程度あたりはつけられると思います。
また、通常の病理組織検査では確かに水泡ができている時に組織を採取しなくてはなりませんが、direct/indirect immunofluorescentの場合は、水泡が無くても検査は可能です。
なぜ診断に進展が無いのが良くないかというと、これら二つの病態は、治療法が異なるからです。
しっかりと診断ができなければ、正しい治療を行う事ができません。
歯の痛みの方は、自己免疫疾患とは少し異なりそうですね。
直接的な関連は樋口先生がおっしゃるように、無いと思います。
歯に関しては、痛みが継続するようならば歯内療法専門医(endodontist)に相談できないか、かかりつけの先生と相談してみてはいかがでしょうか。
もしそれでも痛みが継続するようであれば、口腔顔面痛に知識のある先生(orofacial pain specialist)に診てもらうのも良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
みにららさん
返信日時:2014-02-17 04:58:11
安藤先生ありがとうございます。
水泡は歯と歯茎の間にできます。
主に2箇所です。
水泡がなくても検査ができるというのぱ知りませんでした。
私が住んでいる所に、検査できる薬がないため取り寄せになり、使用期限が2ヶ月だったのですが水泡ができず検査も出来ませんでした。
とても参考になりました。
ありがとございました。
水泡は歯と歯茎の間にできます。
主に2箇所です。
水泡がなくても検査ができるというのぱ知りませんでした。
私が住んでいる所に、検査できる薬がないため取り寄せになり、使用期限が2ヶ月だったのですが水泡ができず検査も出来ませんでした。
とても参考になりました。
ありがとございました。
タイトル | 歯肉の赤み・痛みと自己免疫疾患の関連性、8ヶ月経つが診断つかず |
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質問者 | みにららさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯茎(歯ぐき)の腫れと痛み 歯茎(歯ぐき)の痛み 歯茎の異常・トラブルその他 歯科と全身疾患その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。