メタルボンドの金属部分の違いは審美的なことのみですか?

相談者: NSさん (25歳:女性)
投稿日時:2014-03-09 21:53:56
いつもありがとうございます。

右上6番、根を一本折って2本しかないのですが、今度ファイバーコアを入れてクラウンにします。


ジルコニアメタルボンドなどの種類で悩んでいて、メタルボンドについて教えてください。

歯科医から「陶器と金属の歯」と説明された歯で、おそらくサイトでメタルボンドと言われているものと解釈しました。
2種「陶器と金属の歯」があり、「金属に純金を使ったもの」と「合金のもの」でした。

金額が4万ほど違うため、出来れば安い合金にしたいのですが、合金のデメリットは何でしょうか?
もしも見た目のこと(歯茎の色が変わるなど)だけならば、右上なので笑ってもほとんどみえないし、合金にしたいと思います。


宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-03-10 01:18:36
メタルボンドは、金属で内側の冠を作り、その表面にセラミックを築盛する方法です。

金属の露出度によって考え方は変わってくるかもしれませんが、特に合金にアレルギーがあるとかでなければ、余り差は無いように思います。


私の場合で恐縮ですが、当院でのメタルボンドはほとんど金属の露出がありません。
裏側の歯茎に近い部分(歯頸部)の約1mm程度ですから、高価な金属にするメリットは少ないのです。


NS様の歯の状態がわかりませんから、貴金属にすると「噛みやすい」「適合が良い」などのメリットがあるのかなどを主治医にご相談の上、判断されてはいかがでしょうか?


それではお大事になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-03-10 12:11:13
純金を使ったメタルボンド・・・聞いた事がありません。

私が勉強不足なだけかもしれませんが、純金に陶材(セラミック)はくっつくのでしょうか???

当院で使用している陶材焼付用の金属でも金の含有量は87%です。
ブリッジの場合は強度の関係でもう少し下がります)



どこまでこだわるかにもよりますが、一般的には高カラット金合金が適合精度は一番良いし、アレルギーリスクが少ないと思います。

「純金」と「合金」と説明があったようですので、もしかしたら(陶材用の)金を含有しない金属を使うのかもしれません。


あまりこだわりがない(セラミックで変色しなければOK)のであれば、安価な方でもよろしいかと思います。

アレルギー持ちであったり、可能な限りいいものを入れたいというお考えであれば純金(おそらくは高カラット金合金だとは思いますが)の方を選択されるのがよろしいかと思います。



せっかくの自費治療ですから、担当医と良くご相談の上で決めてくださいね。

ご参考になれば。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: NSさん
返信日時:2014-03-10 19:56:59
鈴木先生、荒木先生、回答ありがとうございました。


私の書きかたが悪かったのですが、おそらく純金ではく、純金入りという意味だったのかなと思います。

アレルギーはないので、メタルボンドの場合は合金のものを選びたいと思います。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-03-10 20:17:01
NS さん、こんばんは。

>純金入りという意味だったのかなと思います。

もしかすると、白金入りなのかもしれませんね。

お掛かりの歯科医院で、ご確認なさってみましょう。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-03-11 11:32:36
純金は保険の銀歯でも入ってます(12%)し、逆に荒木先生がおっしゃる様に純金+セラミックだけで作れるメタルボンドもありませんね。


で通常、メタルボンドに使用する金属は「陶材焼付用合金」という、金の含有量の比較的多いもの(大体60%ぐらいから90%弱ぐらい)を使用します。

残りの10~40%の中に白金を含むものもあれば含まないものもあって、含むものを白金加金と呼びますが、あまり重要な意味はありませんし、コスト的にもさほど大きく変わりません。

それと金の含有量が多ければ多い程良いというものではありませんので、ここはあまり気にする意味はないと思います。


もしかすると陶材焼付用合金ではなく(もしかしたら含まれるかも知れませんが)、コバルトクロムに陶材(セラミック)を焼き付けて作るタイプのメタルボンドのお話かも知れませんね。

コバルトクロム合金に陶材を焼き付けて作るメタルボンド・・を便宜的にコバルトクロムボンドと書きますが、・・の場合なら、確かに金は使用してないと思います。


この場合合金のコストがgあたり何十円かというタダの様な金額で非常に安く抑えられるのですが、材料費ベースで考えると4万円もの差にまではならないはずです。



もし仮に提示されているのが

・陶材焼付け用合金を使用した(あるいは白金も含む)一般的なメタルボンド 

・コバルトクロムボンド
で、価格差が4万円もあるとしたら、もしかすると技工所も違うかも知れませんね。

同じ技工所で作るとしたら合金はどちらでも、慣れてさえいれば精度は同じぐらいだと思います。


メタルボンドは誰でもある程度扱い慣れているはずですが、コバルトクロムボンドは慣れてないところだと少し問題が出る場合もあります。



あとコバルトクロムボンドは通常技工所が安さを売りにして勧めてきますから、材料費以外のところでも何かコストを抑えてくるかも知れません。
今回の価格差はちょっと大きすぎる様な気がして気になります。

あと、万一将来外すことが必要になった場合、コバルトクロムボンドはまったくと言っていいほど削れません。。

個人的にはこのどちらかなら普通のメタルボンドの方がいいですね。



もしも金の含有量の差の話であれば安い方でもいいと思いますが、その場合も4万円の差はおかしいと思いますので、理由を尋ねてみて下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-03-11 13:07:46
もしかしたらですが、純金を使った物と表現されたものはAGCクラウンなどのようなガルバニッククラウンを指しているのではないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル メタルボンドの金属部分の違いは審美的なことのみですか?
質問者 NSさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ メタルボンド
材料・機材関連
回答者




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