インプラント植立後の前歯の正中からのズレ
相談者:
ペリルマンさん (56歳:男性)
投稿日時:2014-04-17 20:50:36
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-04-17 22:37:34
ペリルマン さん、こんばんは。
>あまり気にしなくてもいいのでしょうか?
仮歯の時だけなのか、最終の修復物でもそうなのか、次回の受診時にでも、直接お尋ねになってみませんか。
疑問に思うこと、不安に感じることは、何でもご相談になってみませんか。
>あまり気にしなくてもいいのでしょうか?
仮歯の時だけなのか、最終の修復物でもそうなのか、次回の受診時にでも、直接お尋ねになってみませんか。
疑問に思うこと、不安に感じることは、何でもご相談になってみませんか。
相談者からの返信
相談者:
ペリルマンさん
返信日時:2014-04-17 23:01:06
小林先生
お忙しい中、早速のご回答ありがとうございました。
あまり気安く色々と質問できるような雰囲気でないので、躊躇してしまいます。
ケチをつけるようで、このあと続く治療のことを考えると、少しぐらいのことは黙っていた方がいいのかなと思ったりもします。
しかし、小林先生のアドバイスにしたがって勇気をだして次回相談してみます。
お忙しい中、早速のご回答ありがとうございました。
あまり気安く色々と質問できるような雰囲気でないので、躊躇してしまいます。
ケチをつけるようで、このあと続く治療のことを考えると、少しぐらいのことは黙っていた方がいいのかなと思ったりもします。
しかし、小林先生のアドバイスにしたがって勇気をだして次回相談してみます。
回答2
回答日時:2014-04-17 23:13:33
あまり一般的ではない様な、かなり思い切った手術ですね。
「気安く色々質問出来る様な雰囲気」ではないのなら、少し心配です。。
内容から想像すると、手術の前から仮の歯はある程度準備されていたのではないでしょうか?
その場合顎の模型から(つまり顔との位置関係は分からないまま)想像で歯並びを設定されていると思いますから、実際に仮歯を装着して、顔とのバランスを見て変更を加えて行くという様な流れかも知れませんね。
歯科医はつい口の中ばかりを注目して見ることも多いため、正中のズレとか傾きは案外見落とす場合もあります。
是非担当の先生には気になっている点をお伝えになった方が良いかと思いますよ。
順調に進んでいくといいですね、お大事にどうぞ。
「気安く色々質問出来る様な雰囲気」ではないのなら、少し心配です。。
内容から想像すると、手術の前から仮の歯はある程度準備されていたのではないでしょうか?
その場合顎の模型から(つまり顔との位置関係は分からないまま)想像で歯並びを設定されていると思いますから、実際に仮歯を装着して、顔とのバランスを見て変更を加えて行くという様な流れかも知れませんね。
歯科医はつい口の中ばかりを注目して見ることも多いため、正中のズレとか傾きは案外見落とす場合もあります。
是非担当の先生には気になっている点をお伝えになった方が良いかと思いますよ。
順調に進んでいくといいですね、お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
ペリルマンさん
返信日時:2014-04-17 23:48:20
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-04-18 08:33:17
ご相談ありがとうございます。
大掛かりな治療のようですから、成功の鍵は、納得できる相談を重ねて、緊密な連携が取れることです。
全部の歯を一度に作る場合、慣れていないといろいろ問題を起こしやすくなる難しい治療です。
その場ですぐに作る場合は複雑な作業となるため、正中がずれることも珍しくありませんが、型を取ったにもかかわらずずれている場合はごく初歩的な誤差なので、相談すればもう一度作り直してもらえるかもしれません。
また仮歯には、本物に問題が出ないように確認したり、試行錯誤をくり返すリハビリという目的もありますから、今のうちに修正したほうが良いのかも相談すると良いと思います。
最後に完成してからの修正はとても大変だからです。
何度でも、納得でき、安心して完成を楽しく待てるようになるまで、相談しましょう。
大掛かりな治療のようですから、成功の鍵は、納得できる相談を重ねて、緊密な連携が取れることです。
全部の歯を一度に作る場合、慣れていないといろいろ問題を起こしやすくなる難しい治療です。
その場ですぐに作る場合は複雑な作業となるため、正中がずれることも珍しくありませんが、型を取ったにもかかわらずずれている場合はごく初歩的な誤差なので、相談すればもう一度作り直してもらえるかもしれません。
また仮歯には、本物に問題が出ないように確認したり、試行錯誤をくり返すリハビリという目的もありますから、今のうちに修正したほうが良いのかも相談すると良いと思います。
最後に完成してからの修正はとても大変だからです。
何度でも、納得でき、安心して完成を楽しく待てるようになるまで、相談しましょう。
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-04-18 10:36:26
即時荷重インプラント治療の治し方ですね。
どう言う術式を取られたのかが分かりませんが、真ん中がずれている状況でインプラントが入ったのだとしたら、その位置は二度と変えられませんので、その決まっている位置で、後は技工士さんに頑張っていただいて正中を合わせるように歯を作っていただく他ないと思います。
それがどこまで可能なのか?唇とか噛み合わせの位置関係とか、どうなのか?だと思います。
それを正確に把握すること、そこからどこまで希望通りに治せるのか?だと思います。
インプラント手術は、植立手術をしてしまったら2度とその位置を変えるのが不可能ですから、植立する位置に関してはかなりシビアに手術しなければなりません。
特にお書きになったような大きな状態でのインプラント治療では、診断と治療計画立てが物凄く大きな比重を占めていて、そこだけで80〜90%と言われる位です。
残念ながら、そこにやや問題を感じます。
又、即時荷重インプラント治療で1週間後に仮歯装着と書かれているのですが、現在ではほぼ否定されている治療方法です。
即時荷重インプラント治療した場合には少なくとも48時間以内に仮歯をチャンと入れて、その後は絶対に動かさない、と言うのが知られ始めています。
1週間後とかインプラントに力を掛けるのが怖い状況で仮歯装着とかは、やや怖い治療方法だ、と言えます。
何故なら、即時荷重治療はインプラントと骨との機械的な初期固定で達成され、それが揺り動かされない状況を保つことで生物学的、細胞的な固定に置き換わる、と言うものだからです。
なので、機械的な固定は手術直後が最も高く、その後は順次落ちて行くものだからです。
機械的固定が失われて行くに連れて、細胞の固定が得られる訳ですが、それはどんなに早くても3週間以上掛かる、と分かっているからです。
世界で一番骨との生着が早いと言われているストローマンアクティブインプラントでも3週間以上掛かると言っていますので、他社のインプラントでは尚更時間が掛かる、と言うことです。
なので、1週間後と言うのは現在ではほぼ用いられない、推奨されない治療方法になっているんです。
となると、現時点で正中ががずれているのは、無理して治すことは我慢して、数か月後に修整して最終的な被せものに移行することをお勧めします。
最終の歯で問題がないようにするには、仮歯の段階でチャンと合わせるのは必須です。
そこを間違えないようにして下さい。
何故なら、仮歯が設計図だからです。
設計図がずれていたら、チャンとした家、ビルは建ちません。
後、相談がし難い、と言うのは問題あると思います。
患者さんが希望している状態に治すには、患者さんに見ていただいて、希望と摺合せして行くしか方法がありません。
時に、腕の良い技工士の立会いも必要です。
今後このスレッドを読まれる患者さん方の為に書くのですが、即時荷重インプラント治療が、今余りにも安易に出来る、と信奉され過ぎの時代だと思います。
即時荷重を成功させ続けるには、機能、審美、歯周組織、全てへの理解、配慮が凄く求められます。
はっきり書きますがALL-on-4とかは、その問題を解決する為に、骨をかなり水平にカットしてしまって、総義歯をネジ留めする治し方をします。
そうすれば、審美的、機能的問題が一応の解決を図れるからです。
しかし、インプラントを天然歯が生えているような状態に治そう、と考えているDRには受け入れ難い治療方法です。
即時荷重とか、即時負荷とか、色々と出来る出来ると喧伝されていますが、後10年後はどうなるのか、空恐ろしいと私は感じて仕方がないです。
今回のご相談の話も、計画立てがどうだったのか?が私には心配です。
個人的感想ですが、本当にチャンとした即時荷重ができるDRは0.3%程度、否0.1%程度ではと感じています。
将来的にも早々は比率は増えないと思います。
なので慎重に先生選びをされることを強く勧めます。
失礼しました。
どう言う術式を取られたのかが分かりませんが、真ん中がずれている状況でインプラントが入ったのだとしたら、その位置は二度と変えられませんので、その決まっている位置で、後は技工士さんに頑張っていただいて正中を合わせるように歯を作っていただく他ないと思います。
それがどこまで可能なのか?唇とか噛み合わせの位置関係とか、どうなのか?だと思います。
それを正確に把握すること、そこからどこまで希望通りに治せるのか?だと思います。
インプラント手術は、植立手術をしてしまったら2度とその位置を変えるのが不可能ですから、植立する位置に関してはかなりシビアに手術しなければなりません。
特にお書きになったような大きな状態でのインプラント治療では、診断と治療計画立てが物凄く大きな比重を占めていて、そこだけで80〜90%と言われる位です。
残念ながら、そこにやや問題を感じます。
又、即時荷重インプラント治療で1週間後に仮歯装着と書かれているのですが、現在ではほぼ否定されている治療方法です。
即時荷重インプラント治療した場合には少なくとも48時間以内に仮歯をチャンと入れて、その後は絶対に動かさない、と言うのが知られ始めています。
1週間後とかインプラントに力を掛けるのが怖い状況で仮歯装着とかは、やや怖い治療方法だ、と言えます。
何故なら、即時荷重治療はインプラントと骨との機械的な初期固定で達成され、それが揺り動かされない状況を保つことで生物学的、細胞的な固定に置き換わる、と言うものだからです。
なので、機械的な固定は手術直後が最も高く、その後は順次落ちて行くものだからです。
機械的固定が失われて行くに連れて、細胞の固定が得られる訳ですが、それはどんなに早くても3週間以上掛かる、と分かっているからです。
世界で一番骨との生着が早いと言われているストローマンアクティブインプラントでも3週間以上掛かると言っていますので、他社のインプラントでは尚更時間が掛かる、と言うことです。
なので、1週間後と言うのは現在ではほぼ用いられない、推奨されない治療方法になっているんです。
となると、現時点で正中ががずれているのは、無理して治すことは我慢して、数か月後に修整して最終的な被せものに移行することをお勧めします。
最終の歯で問題がないようにするには、仮歯の段階でチャンと合わせるのは必須です。
そこを間違えないようにして下さい。
何故なら、仮歯が設計図だからです。
設計図がずれていたら、チャンとした家、ビルは建ちません。
後、相談がし難い、と言うのは問題あると思います。
患者さんが希望している状態に治すには、患者さんに見ていただいて、希望と摺合せして行くしか方法がありません。
時に、腕の良い技工士の立会いも必要です。
今後このスレッドを読まれる患者さん方の為に書くのですが、即時荷重インプラント治療が、今余りにも安易に出来る、と信奉され過ぎの時代だと思います。
即時荷重を成功させ続けるには、機能、審美、歯周組織、全てへの理解、配慮が凄く求められます。
はっきり書きますがALL-on-4とかは、その問題を解決する為に、骨をかなり水平にカットしてしまって、総義歯をネジ留めする治し方をします。
そうすれば、審美的、機能的問題が一応の解決を図れるからです。
しかし、インプラントを天然歯が生えているような状態に治そう、と考えているDRには受け入れ難い治療方法です。
即時荷重とか、即時負荷とか、色々と出来る出来ると喧伝されていますが、後10年後はどうなるのか、空恐ろしいと私は感じて仕方がないです。
今回のご相談の話も、計画立てがどうだったのか?が私には心配です。
個人的感想ですが、本当にチャンとした即時荷重ができるDRは0.3%程度、否0.1%程度ではと感じています。
将来的にも早々は比率は増えないと思います。
なので慎重に先生選びをされることを強く勧めます。
失礼しました。
相談者からの返信
相談者:
ペリルマンさん
返信日時:2014-04-18 11:21:39
さがら先生
朝早くからご回答ありがとうございます。
オペ前にCTは撮りましたが、型は作っていません。
今日また良く観察してみたのですが、下顎の残存歯自体が変位していて、それに合わせて噛み合わせを考えた上で仮歯が変位して作成しているのかもしれません。
先生のご指摘されたことを相談してみます。
松元先生
色々と詳しくありがとうございます。
先生の仰るとおり、オペをするまでの評価・検査が少し杜撰だったように思います。その結果ちゃんとした設計図もないままのインプラント植立だったのかもしれません。
オペ後その場で簡易的な仮歯は装着していただきました。
また、しばらく、エンシュア・リキッドの流動食なのでそれでも即時荷重なのでしょうか?。
ソケットリフトを何箇所か行いましたが、最初少し鼻閉感があったぐらいで、現在はなくなっています。
自分としては、前歯の変位等、いくつか小さな問題を感じますが現段階では70%位満足はしています。(第3者の評価で何点なのかはわかりませんが)。
入れ歯の不便さを考えると、天と地の差があります。
最終的にちゃんと物が噛めて、それが何年ぐらい大きな問題が生じなく過ごせるか、経過を見なくては最終評価はくだせないと思います。
先生のご指摘されたことは今後インプラントを考えている人の大きな参考になることと思います。
朝早くからご回答ありがとうございます。
オペ前にCTは撮りましたが、型は作っていません。
今日また良く観察してみたのですが、下顎の残存歯自体が変位していて、それに合わせて噛み合わせを考えた上で仮歯が変位して作成しているのかもしれません。
先生のご指摘されたことを相談してみます。
松元先生
色々と詳しくありがとうございます。
先生の仰るとおり、オペをするまでの評価・検査が少し杜撰だったように思います。その結果ちゃんとした設計図もないままのインプラント植立だったのかもしれません。
オペ後その場で簡易的な仮歯は装着していただきました。
また、しばらく、エンシュア・リキッドの流動食なのでそれでも即時荷重なのでしょうか?。
ソケットリフトを何箇所か行いましたが、最初少し鼻閉感があったぐらいで、現在はなくなっています。
自分としては、前歯の変位等、いくつか小さな問題を感じますが現段階では70%位満足はしています。(第3者の評価で何点なのかはわかりませんが)。
入れ歯の不便さを考えると、天と地の差があります。
最終的にちゃんと物が噛めて、それが何年ぐらい大きな問題が生じなく過ごせるか、経過を見なくては最終評価はくだせないと思います。
先生のご指摘されたことは今後インプラントを考えている人の大きな参考になることと思います。
回答5
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-04-18 12:17:05
流動食は仕方がない場合もありますので、それは妥当だと思います。
それよりも気になるのは、下の歯がずれていることだから、と言うことですが、やはり事前の噛み合わせの位置決め、歯の来る、欲しい位置、をどこまで詰めていたのか?が心配ですね。
今後に関してですが、下手に仮歯を取ったり付けたりしないこと、安静、動かさないことを強くお勧めします。
それで正中を治すには、付けた状態のままで仮歯を表層一層削除して、レジン、プラスティックを盛って、修正されることが良い、と思います。
それなら、インプラントへの揺らす心配は極力取り除けますので。
一番重要なのは、咬合調整です。
インプラントの安定度を判定しながら、適時に指導して、骨への刺激をコントロールすることで治癒を早めることが可能だ、と分かっています。
これも、科学的データがまだまだこれからで、私は経験的に配慮して治しております。
そこら辺の匙加減は物凄く微妙なことなので、私自身は即時荷重は全てのインプラントDRが出来る技術には成り得ない、と考えております。
総義歯の名医が早々はいないのと全く同じ、と考えています。
なのにお手軽なイメージが先行している、させた某メーカーには腹立たしい思いです。
個人的発言ですが、即時荷重を汚さないで欲しい、人類に多大に貢献出来る治療方法なので、大切に大切に育てて欲しい、と願っています。
私個人のことで申し訳ないのですが、熊本の故添島義和先生が即時荷重インプラント治療を1988年当時から下顎に適応し始め、そこから日本人での即時荷重治療が現在にかなり近い形のインプラントで始まり、確かなデータとして確立しながら、やっとここまで来た治療なんです。
それを某ヨーロッパのDR,それに乗っかったメーカーが、嵐のような急激な勢いで新たなプロトコールを花火のように打ち上げ、大々的に普及し始めました。
そのせいで、何が何だかと言う混沌状況になり、今までチャンとした系譜を受け継ぎ、大事に大事に育てて来た我々は大迷惑を受けているんです。
話しがずれてしまってすみません。
それでも、今後即時荷重でトラブルがかなり生じるだろう、と言うことは予測が付きますので、そのリカバリーで真っ当に頑張って来たDR達が苦労するんだろうな、と暗澹たる思いです。
今後ですが、インプラントの経過を辿るには、測定機器を備えていることは勿論、適時適応の処置が必須です。
特に即時荷重には、強くそれが求められます。
そう言うことがチャンと整理され、世の中に正しく広まるには、まだまだ時間が掛かるでしょうね・・・
蟷螂の斧でも、言い続けないといけない、頑張って恩師達の思いを受け継いで、真っ当なモノを広めないといけない、と私は決めております。
患者さん方には無関係なのか、とは思いますが・・・
科学、医学、歯科学としての正しい即時荷重インプラント治療の道を残す、と言うのが私自身の使命だと思っており、今回のご相談内容が、まさにこれは困るなーと言うお話のようでしたので、少々熱くなり過ぎましたことを謝罪致します。
一日も早く、好い加減な輩を撲滅出来るような業界にしたいです。
失礼しました。
それよりも気になるのは、下の歯がずれていることだから、と言うことですが、やはり事前の噛み合わせの位置決め、歯の来る、欲しい位置、をどこまで詰めていたのか?が心配ですね。
今後に関してですが、下手に仮歯を取ったり付けたりしないこと、安静、動かさないことを強くお勧めします。
それで正中を治すには、付けた状態のままで仮歯を表層一層削除して、レジン、プラスティックを盛って、修正されることが良い、と思います。
それなら、インプラントへの揺らす心配は極力取り除けますので。
一番重要なのは、咬合調整です。
インプラントの安定度を判定しながら、適時に指導して、骨への刺激をコントロールすることで治癒を早めることが可能だ、と分かっています。
これも、科学的データがまだまだこれからで、私は経験的に配慮して治しております。
そこら辺の匙加減は物凄く微妙なことなので、私自身は即時荷重は全てのインプラントDRが出来る技術には成り得ない、と考えております。
総義歯の名医が早々はいないのと全く同じ、と考えています。
なのにお手軽なイメージが先行している、させた某メーカーには腹立たしい思いです。
個人的発言ですが、即時荷重を汚さないで欲しい、人類に多大に貢献出来る治療方法なので、大切に大切に育てて欲しい、と願っています。
私個人のことで申し訳ないのですが、熊本の故添島義和先生が即時荷重インプラント治療を1988年当時から下顎に適応し始め、そこから日本人での即時荷重治療が現在にかなり近い形のインプラントで始まり、確かなデータとして確立しながら、やっとここまで来た治療なんです。
それを某ヨーロッパのDR,それに乗っかったメーカーが、嵐のような急激な勢いで新たなプロトコールを花火のように打ち上げ、大々的に普及し始めました。
そのせいで、何が何だかと言う混沌状況になり、今までチャンとした系譜を受け継ぎ、大事に大事に育てて来た我々は大迷惑を受けているんです。
話しがずれてしまってすみません。
それでも、今後即時荷重でトラブルがかなり生じるだろう、と言うことは予測が付きますので、そのリカバリーで真っ当に頑張って来たDR達が苦労するんだろうな、と暗澹たる思いです。
今後ですが、インプラントの経過を辿るには、測定機器を備えていることは勿論、適時適応の処置が必須です。
特に即時荷重には、強くそれが求められます。
そう言うことがチャンと整理され、世の中に正しく広まるには、まだまだ時間が掛かるでしょうね・・・
蟷螂の斧でも、言い続けないといけない、頑張って恩師達の思いを受け継いで、真っ当なモノを広めないといけない、と私は決めております。
患者さん方には無関係なのか、とは思いますが・・・
科学、医学、歯科学としての正しい即時荷重インプラント治療の道を残す、と言うのが私自身の使命だと思っており、今回のご相談内容が、まさにこれは困るなーと言うお話のようでしたので、少々熱くなり過ぎましたことを謝罪致します。
一日も早く、好い加減な輩を撲滅出来るような業界にしたいです。
失礼しました。
タイトル | インプラント植立後の前歯の正中からのズレ |
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質問者 | ペリルマンさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 56歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。