根尖病変と骨髄炎の治療について
相談者:
宏555さん (32歳:男性)
投稿日時:2014-04-12 17:38:23
こんにちは。
1月下旬〜2月下旬にかけて、個人クリニックで歯髄炎の根管治療をずっと受けていたのですが、歯と歯茎の痛みと痒み、ほっぺのしびれと痒みなど、症状が良くならず、右下の顎の骨から顎先の骨にまで痛みと痒みが出てきたため、3月上旬に病院でMRIを撮ったところ、6番の真下に根尖病変が、そして右顎から顎先にかけて骨髄炎が起きていると診断されました。
その後、その病院のペイン科で神経のしびれや痛みを、口腔外科で骨髄炎を診てもらっています。
ペイン科でリリカカプセル25mgを一日4錠服用し、口腔外科では3日間に渡って抗生物質ダラシンの点滴を打ち、また、クラシリッド200mgなどの飲み薬で炎症を抑えていきました。
そして3月末に、口腔外科で右下6番を抜歯したのですが、抜歯による感染防止の抗生物質を3日分処方されただけで、その後、骨髄炎のための抗生物質は処方されていません。
相変わらず、根尖病変がある箇所と、右下から下顎の骨にかけて、痛みや痒みが起こっています。
口腔外科の先生からは
「骨髄炎のほうも良くなってるはずだし、口腔外科は抜歯などのオペをするところ。
後はペイン科の先生に任せる」
と言われました。
ペイン科の先生にも
「抜歯したんだし、これで骨髄炎のほうの症状は消えた。
今ある症状は神経の炎症によるもの」
と言われました。
※抜歯後から現在にかけては、MRIやレントゲンを撮って、状態を診たわけではなく、今後、その予定もありません。
しかし、前述したように、根尖病変がある箇所と、右下から下顎の骨にかけて、痛みや痒みが起こっています。
そこで、先生方に質問があります。
@根尖病変と骨髄炎は、炎症の元となっている歯を抜けば、抗生物質を飲まなくても自然に治癒していくのでしょうか?
A1ヶ月間、抗生物質を飲んでいたわけですが、これ以上飲み続けるのも良くないのでしょうか?
B抜歯後、MRIやレントゲンを撮って、経過を観察していくものなのではないのでしょうか?
ご回答、宜しくお願い致します。
1月下旬〜2月下旬にかけて、個人クリニックで歯髄炎の根管治療をずっと受けていたのですが、歯と歯茎の痛みと痒み、ほっぺのしびれと痒みなど、症状が良くならず、右下の顎の骨から顎先の骨にまで痛みと痒みが出てきたため、3月上旬に病院でMRIを撮ったところ、6番の真下に根尖病変が、そして右顎から顎先にかけて骨髄炎が起きていると診断されました。
その後、その病院のペイン科で神経のしびれや痛みを、口腔外科で骨髄炎を診てもらっています。
ペイン科でリリカカプセル25mgを一日4錠服用し、口腔外科では3日間に渡って抗生物質ダラシンの点滴を打ち、また、クラシリッド200mgなどの飲み薬で炎症を抑えていきました。
そして3月末に、口腔外科で右下6番を抜歯したのですが、抜歯による感染防止の抗生物質を3日分処方されただけで、その後、骨髄炎のための抗生物質は処方されていません。
相変わらず、根尖病変がある箇所と、右下から下顎の骨にかけて、痛みや痒みが起こっています。
口腔外科の先生からは
「骨髄炎のほうも良くなってるはずだし、口腔外科は抜歯などのオペをするところ。
後はペイン科の先生に任せる」
と言われました。
ペイン科の先生にも
「抜歯したんだし、これで骨髄炎のほうの症状は消えた。
今ある症状は神経の炎症によるもの」
と言われました。
※抜歯後から現在にかけては、MRIやレントゲンを撮って、状態を診たわけではなく、今後、その予定もありません。
しかし、前述したように、根尖病変がある箇所と、右下から下顎の骨にかけて、痛みや痒みが起こっています。
そこで、先生方に質問があります。
@根尖病変と骨髄炎は、炎症の元となっている歯を抜けば、抗生物質を飲まなくても自然に治癒していくのでしょうか?
A1ヶ月間、抗生物質を飲んでいたわけですが、これ以上飲み続けるのも良くないのでしょうか?
B抜歯後、MRIやレントゲンを撮って、経過を観察していくものなのではないのでしょうか?
ご回答、宜しくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2014-04-16 09:23:27
@
原因が歯にあれば、原因が無くなる事で治癒する方向に向かって行くものと思われます。
抗生物質は細菌を減らす(=炎症を押さえる)ためもありますが、治癒途中での再感染を防止するといった意味合いもありますので、服用の指示が出ているのであれば指示通りに服用すべきと考えます。
A
薬を不必要に飲む必要性はまったくありませんが、医師が必要と判断して処方している訳ですから指示通りに服用すべきと考えます。
1ヶ月という期間については、上顎洞炎などでそれ以上の服用期間になる場合もありますので、『飲むリスク』と『飲まないリスク』を天秤にかけた上での判断で処方されていると考えますので、『飲まないリスク』よりも『飲むメリット』の方が大きいとの判断があったと考えるのが自然です。
B
抜歯前の状態との比較であれば(私であれば)抜歯後半年〜1年経過時点で治癒が悪ければレントゲン等を撮影し、確認する事はあるかと思いますが抜歯後1〜2ヶ月の段階で撮影して比較するのはあまり意味が無い(治癒経過を確認する時のレントゲン上での変化がそれ程期待出来ない)と考えます(私見です)
ご参考になれば。
原因が歯にあれば、原因が無くなる事で治癒する方向に向かって行くものと思われます。
抗生物質は細菌を減らす(=炎症を押さえる)ためもありますが、治癒途中での再感染を防止するといった意味合いもありますので、服用の指示が出ているのであれば指示通りに服用すべきと考えます。
A
薬を不必要に飲む必要性はまったくありませんが、医師が必要と判断して処方している訳ですから指示通りに服用すべきと考えます。
1ヶ月という期間については、上顎洞炎などでそれ以上の服用期間になる場合もありますので、『飲むリスク』と『飲まないリスク』を天秤にかけた上での判断で処方されていると考えますので、『飲まないリスク』よりも『飲むメリット』の方が大きいとの判断があったと考えるのが自然です。
B
抜歯前の状態との比較であれば(私であれば)抜歯後半年〜1年経過時点で治癒が悪ければレントゲン等を撮影し、確認する事はあるかと思いますが抜歯後1〜2ヶ月の段階で撮影して比較するのはあまり意味が無い(治癒経過を確認する時のレントゲン上での変化がそれ程期待出来ない)と考えます(私見です)
ご参考になれば。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2014-04-16 09:27:54
宏555さん、こんにちは
>@根尖病変と骨髄炎は、炎症の元となっている歯を抜けば、抗生物質を飲まなくても自然に治癒していくのでしょうか?
骨髄炎の場合基本的に原因となる歯を抜歯することが最も効果的な治療になります。
抜歯後の抗生剤の服用に関しては状態によってきまってきます。
処方されていないということであれば必要がないという判断だったのだと思います。
詳細は口腔外科の担当医師に確認してみてください。
>A1ヶ月間、抗生物質を飲んでいたわけですが、これ以上飲み続けるのも良くないのでしょうか?
そうですね。
抗生剤は服用し続けることで耐性菌が増える可能性を秘めておりますので最小限の服用にするべきだと思います。
>B抜歯後、MRIやレントゲンを撮って、経過を観察していくものなのではないのでしょうか?
もちろん、その通りだと思います。
ただ、抜歯直後は明らかな変化が見られないことが多いのでしばらく症状と状態を診ながらMRIやCTさらにはシンチグラフィーなどを撮影して確認する必要はあると思います。
参考になれば幸いです。
>@根尖病変と骨髄炎は、炎症の元となっている歯を抜けば、抗生物質を飲まなくても自然に治癒していくのでしょうか?
骨髄炎の場合基本的に原因となる歯を抜歯することが最も効果的な治療になります。
抜歯後の抗生剤の服用に関しては状態によってきまってきます。
処方されていないということであれば必要がないという判断だったのだと思います。
詳細は口腔外科の担当医師に確認してみてください。
>A1ヶ月間、抗生物質を飲んでいたわけですが、これ以上飲み続けるのも良くないのでしょうか?
そうですね。
抗生剤は服用し続けることで耐性菌が増える可能性を秘めておりますので最小限の服用にするべきだと思います。
>B抜歯後、MRIやレントゲンを撮って、経過を観察していくものなのではないのでしょうか?
もちろん、その通りだと思います。
ただ、抜歯直後は明らかな変化が見られないことが多いのでしばらく症状と状態を診ながらMRIやCTさらにはシンチグラフィーなどを撮影して確認する必要はあると思います。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
宏555さん
返信日時:2014-04-20 23:57:39
荒木先生、畑田先生、ありがとうございました。
不安だったので、お二人の回答を読んで安心しました。
不安だったので、お二人の回答を読んで安心しました。
タイトル | 根尖病変と骨髄炎の治療について |
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質問者 | 宏555さん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 自営業・フリーランス |
カテゴリ |
口腔外科関連 根分岐部病変 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。