抜歯後はインプラントでなく部分義歯にしたい (アメリカ)

相談者: 花の色さん (40歳:女性)
投稿日時:2014-04-23 14:40:31
過去2回の相談に続く内容です。
よろしくお願い致します。


@痛みの経過を見ていた右上奥歯は、痛みが無くなってきた為、出来上がっているクラウンを次回の診察で被せてもらおうと思っています。



A昨年秋に切開して膿を出した右上奥から2番目の歯ですが、前回の診察で残念ながら膿が再度溜まっている様だと指摘されました。
抜歯後、インプラントを薦められました。

今までの経過で、膿が再発しているのならば抜歯するしかないと思っています。
先生が見た範囲での指摘でしたので、レントゲンで確認して欲しい思うのですが、どうでしょうか。


抜歯後はインプラントが当然と言った雰囲気なのですが、私はとても抵抗があります。
ブリッジの場合は、右奥歯のクラウンが無駄になりますし、健康な手前の歯を削る点も気になります。

私の希望は部分義歯なのですが、先生には以前却下されました。
そんなに良くない物なのでしょうか。



神経治療の専門ではなく、普段かかっているデンタルクリニックの先生です。
ここのクリニックでお願いしたいと思っています。

長くまとまりの無い文章で申し訳ありません。
慣れない土地での歯科通いに疲れてきてしまいました。
アドバイスをお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-04-24 16:34:07
花の色 さん、こんにちは。

抜歯後はインプラントが当然と言った雰囲気なのです

お国柄かもしれませんが、先日たまたま話をする機会があった米国歯周病専門医によると、症状が認められる歯は、無理に保存することなく、抜歯のうえでインプラントを埋入することが、世界的な標準だとのことでした。


>私の希望は部分義歯なのです

強いご希望があるのでしたら、その希望を呑んでくださる歯科医院を探す以外にはないかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-04-26 00:29:10
何を大事に残すのか?の視点、観点が全く違うのだと思います。


先生の方は部分義歯による天然歯への負担過重と、時間経過に伴う虫歯歯周病の発生と喪失リスクを考えているのでしょう。

又、小さな部分義歯による誤嚥とかの事故の発生もリスクも考えているでしょうし、顎の骨、歯茎への負担過重による委縮、変形、歯列のアンバランス化を危惧しているのでしょう。


花の色さんは、外科手術を受けるリスク、費用が高価なこととかを危惧されているのでしょうか?

多分、アメリカで部分義歯を受けてくれる医院を見付けることはかなり困難だと思います。
仕方がないので、そのままで経過観察、悪い言葉で言えば放置、が妥当なのではないか、と考えます。


失礼しました。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 花の色さん
返信日時:2014-04-26 03:47:10
小林先生・松元先生

ご回答、ありがとうございました。
おっしゃる通りで、先生は極々一般的な治療法方を提案されているのだと思います。
所変われば・・・ですし、郷に入れば・・・なのですが。



私がインプラントが嫌なのは、よくその事を知らないからだと思います。
日本でもされている人は多いのでしょうが、怖い印象が強いのです。

なるべく、異物を身体に入れたくないです。
義歯であれば、もし合わなくても、方向転換がしやすい様に思ってしまいます。



次回の診察で、先生とよく相談してみます。
抜歯の決心がつかいな間は、経過観察になってしまいますが、慢性的に膿を身体に持っているのは健康に良くないと聞き、それもとても怖いと思っており、心が揺らぐ不安な状態です。
優柔不断で情けない限りです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-04-26 08:01:04
ご相談ありがとうございます。

義歯であれば、もし合わなくても、方向転換がしやすい様に思ってしまいます。


そのとおりのメリットがあります。

私はインプラントの日本の専門医で、インプラントはとても優れていると考えますが、症例によっては義歯を最適と選択することもあります。

全体の状況もありますが、しっかりした設計の義歯であれば20年30年と無事に使うことも可能で、実績もあります。



日本でもUSでもインプラントが第一選択肢となっていますが、義歯も行われています。

先日ボストン大学の義歯の教授の講義を受けたばかりですが、長期的で規模が大きい研究結果を踏まえた、根拠のある義歯の治療についてのお話でした。


ご存知のようにUSでは専門医に分かれていて、各分野の得手不得手にもより提案がまったく違ってきます。
Prosthodontistに一度相談してみてはいかがでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 花の色さん
返信日時:2014-04-29 07:47:30
さがら先生

ご回答ありがとうございました。
本日受診し、右上奥歯クラウンを被せてもらいました。


抜歯は保留してもらい、方向性が決まるまで待ってもらう事にしました。
膿んでいる部分の写真を見せてもらいました。
自分では気付かなかったのですが、ぷくっとおできの様な物が出来ていました。


先生に義歯にしたい旨を伝えたところ、今回は反対される事なく、希望ならばそれでも良いとの事でした。
ただ、先生が義歯を得意としているのかは不明です。
義歯を専門とする先生もいるのですね、知りませんでした。

いずれ近いうちに抜歯し、今回は義歯にしようと思います。
また困った時は、こちらで相談させて頂きたいと思います。
ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-04-30 14:20:18
アメリカならば、お近くにインプラント治療経験者がそれなり居られると思います。
周りに良く聞かれてみては如何ですか?

知らないから怖いはオバケが怖い、と言うのと同じだと思います。

理屈ではない、と言うことなんでしょう。

異物を入れるのが怖い、とのことですが、高齢者に成って骨折されたりしたらまず間違いなくチタンとかのプレートを使われます。


治癒力の落ちている、体力の落ちている高齢者患者さんでも全然平気で使われているものですから、義歯入れて隣の歯が駄目に成って、又治療に成って、最後の最期にインプラントに成って、が自費の国であるアメリカではかなりのご負担になりませんか?



骨の中に病巣も抱えているようですし、病気があれば痛むと言うのは、癌と言う代表例を始めとして間違いですから、今の医学で痛まないうちに発見出来て、治療出来ると言う利点を失われるのが非常に残念です。

痛んだり、自覚症状が出始めたら、もっと骨も失われ歯茎もなくなり、リカバリーは難しくなりますよ。



今回のことを良い経験として今後の糧に為されるように私個人はお勧めしたいです。
不幸が降り掛かった、と言う捉え方を為されないで、健康、健口を見直す良い機会を与えられた、と考えていただきたいです。

失礼ですが、逃げていては何事も解決しませんよ。

真正面から取り組んで解決されれば、今後のことで大きな自信になられる、と思います。


何時かは解決しなければならない問題なんですから、今解決図られることをお勧めします。

失礼しました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 花の色さん
返信日時:2014-05-03 14:16:43
松元先生

有り難いご助言、本当にありがとうございます。
仰る通りだと思いながら、読ませて頂きました。


インプラントが怖いのは、何かトラブルがあった時に困ると言う事があります。
英語でのやり取りもそうですし、費用の面も心配ですし、また育児中につき通院に時間が取り難く、私が体調を崩す事は避けたいと言う思いがあります。

しかし、先生が仰る事が本質をついている事は十分理解しています。
今一度、よく考えてみます。

親身になってご助言下さり、感謝致します。



タイトル 抜歯後はインプラントでなく部分義歯にしたい (アメリカ)
質問者 花の色さん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
部分入れ歯 その他
アメリカ(米国)
回答者




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