メタルボンドでもワイヤーでの歯列矯正は可能でしょうか?

相談者: カルロ15さん (41歳:男性)
投稿日時:2014-05-04 04:14:44
はじめまして。

もう15年以上前のことなのですが、スポーツ中の事故で前歯を折ってしまい、上下合わせて12本(上下6本づつ)をセラミック製のメタルボンドクラウンにしました。

もともと歯並びは悪くなかったのですが、前歯が多少吐出気味だったので、どうせならということから、元の歯の角度よりも内側に下げてクラウンを付けてもらいました。



そのあと特に問題もなく15年以上が過ぎましたが、今回その上下クラウン歯合わせて6本の根幹が化膿し、再根幹治療となりました。

そこで質問なのですが、このさい上下合わせて16〜17年近く前の12本のメタルボンドクラウンを全てを新しくしようと思っていますが、新しいセラミッククラウンを被せる前に、ワイヤーを使って歯根を下げる矯正は可能なのでしょうか?

12本すべてが仮歯の状態で、上下4本の歯を抜いて、クラウンだけの角度だけではなく、できれば歯根から下へ下げたいと思っています。


もともと特に歯並びは悪くなく、隙間もねじれもありませんでした。
ただ上下ともに奥に下げられたら良いのですが、すでに削ってクラウンとなった歯の矯正は出来ないのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-05-04 06:50:16
カルロ15 さん、こんにちは。

>すでに削ってクラウンとなった歯の矯正は出来ないのでしょうか?

一般的には、可能だと思います。

まずは、矯正歯科を受診なさり、実際の状況を診ていただいたうえで、ご相談になってみませんか。

より具体的なビジョンが描けるかと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-04 07:35:58
ご相談ありがとうございます。

ふつうは可能です。

セラミック用の強力な接着方法があります。
サンドブラスト、フッ酸処理、シランカップリング処理、プライマリー・ボンディング処理をすればセラミックにも強力にブラケットが付けられるからです。


またやり直しを前提としているのであれば、プラスチックの仮歯に取り替えておくと簡単にブラケットが接着できます。
その場合は仮歯が正しく製作・予防管理されていないと歯が虫歯になり、矯正治療が終わることに歯はがぼろぼろになるリスクが高まります。

もともと矯正治療中はとても虫歯のリスクが高まります。
予防管理を受けましょう。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カルロ15さん
返信日時:2014-05-04 09:28:01
さがら先生、小林先生、早々の回答ありがとうございました。


クラウンでも矯正が出来るんですね。
ワイヤーで矯正となった場合、もとの自然歯の角度の変化や下への移動を確認するのが難しそうですね(クラウンは角度を変えていたので)。


もともとの歯の出具合いや矯正での移動状態はレントゲンなどで確認するのでしょうか?
それとも仮歯義歯をもとの角度で取り付けてからの矯正になりますか?
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-05-04 10:04:47
メタルボンドにした際に、角度を変えることで歯の先端の位置を内側に入れた。
それである程度の改善はあったが、歯の根元の位置が前に出た感じは変わらないので、この機会に矯正治療を考えたい」とのことでしょうか?

もしそうでしたら、ケースによっては、一旦15年前以上前の事故以前の状態(歯の角度)に戻してから矯正治療を行う方がよい場合も考えられます。


実際に受診して相談なさってください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-05-04 10:17:47
ご返信ありがとうございます。

必ずレントゲン検査をしますから、見た目に惑わされずに正確に診断できるはずです。
必要ならば仮歯の製作と調整により、治療中も、まるで昔の状態からのスタートのように理想的に進めることも可能です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カルロ15さん
返信日時:2014-05-04 11:59:12
>「メタルボンドにした際に、角度を変えることで歯の先端の位置を内側に 入れた。
>それである程度の改善はあったが、歯の根元の位置が前に出た感じは変わらないので、この機会に矯正治療を考えたい」とのことでしょうか?

藤森先生、全くその通りです。

クラウンの先端を内側に入れたことで、唇の吐出感は改善されて落ち着いた口元になったのですが、鼻と唇の間、いわゆる鼻の下の出た感は以前のままなのです。

周りからはぜんぜん気にならないと言われるのですが、どうせ新たにクラウンを全部変えるのならば、その前に矯正をして根本から角度を真っ直ぐにしたうえで、クラウンを被せたいと思った次第です。


仮歯も前のクラウンと同様に、先端を内側に入れてますので、レントゲンで確認しながら矯正ができるのならばその方が良いのですが、ワイヤーが付くことを思えば、事故以前の多少前に出ていた歯の角度に戻すことも何でもありません。

クラウンにしてからの矯正は絶対無理だと思っていたので、でもできることが分かって良かったです。



タイトル メタルボンドでもワイヤーでの歯列矯正は可能でしょうか?
質問者 カルロ15さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ メタルボンド
歯列矯正の治療法
回答者




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