インプラント周囲炎は歯科医と患者が歯周病治療をしなかったせい?

相談者: はなチャンさん (26歳:女性)
投稿日時:2014-05-27 17:41:28
前回の相談にのってくださりありがとうございます。
後から気になる点が出てきたのでお手数ですが教えて下さい。

インプラントをするに当たって医院選び、入れた後の管理に重きをおく医師が良ければ大丈夫と聞いたんですが、、前回の質問でインプラント周囲炎で病院を受診する人が多いのは先生と患者が歯周病治療をしなかったからですか?


インプラントを外す人が多いからって何で自費でインプラントを入れたのを健康保険で外せるようにして、厚労省は税金を無駄遣いするのかな??って思います。


過去の質問でインプラントを外したら義歯が入れられなくなるんじゃなくて難しくなるって回答がありましたが、インプラントが20年しか持たないで義歯にしたら、骨を削る為にやっぱり安定しないんでしょうか?

長々とすみませんが、後から気になってしまったので教えて下さい。お忙しい所申し訳ありませんがご意見お聞かせください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-05-27 18:29:34
こんにちは、私、保険治療もインプラント治療もしていませんが意見を

>インプラントを外す人が多いからって何で自費でインプラントを入れたのを健康保険で外せるようにして、厚労省は税金を無駄遣いするのかな??って思います。

おっしゃることは分からなくもないのですが・・・
 

個人的には医科の禁煙外来よりはまだマシかな!?とは思いますよ。
 
禁煙がなぜ保険適応になるのか未だに理解できませんね^^;


ただ、無駄使いと言ってもインプラント除去手術自体全体で見ればそんなに頻繁には行っていないと思いますよ。

無駄云々で言えば、公共事業の方が色々突っ込みどころ満載でしょうね。



>インプラントが20年しか持たないで義歯にしたら、骨を削る為にやっぱり安定しないんでしょうか?

インプラント周囲炎で揺れてポロっとインプラント体が抜けてくれば、骨を大きく削ることもないですよ。

問題なのはがっちりくっ付いた、上手く行っていないインプラント体ですね。



歯を残す為の難しく時間のかかる根管治療が保険治療で3000円〜8000円、それより労力が少なくシステマチックに出来る治療が30万〜40万でできるのであればそちらに流れるのは仕方がないことだと個人的には思います。
(医療と言えど、利益が上がらなければ閉院ですからね)

逆に言えば、自費治療で利益が上がっている歯科医院ほど保険治療が充実している部分もあります。
(保険の赤字分を自費治療の利益でカバーしています。*全部が全部そういった歯科医院ではありませんが^^;)


個人的には、インプラントが悪い訳ではなく、歯医者の負担で制度を維持している安すぎる保険治療の弊害の1つだとは思いますね。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-27 19:14:33
インプラントをするに当たって医院選び、入れた後の管理に重きをおく医師が良け れば大丈夫と聞いたんですが、、前回の質問でインプラント周囲炎で病院を受診す る人が多いのは先生と患者が歯周病治療をしなかったからですか?


インプラント周囲炎はかなり昔のインプラントに多く見られます。
骨膜下インプラントやサファイヤインプラントなど当時は良いと思われて行われてきましたが、このタイプは多いかもしれませんね。

現在のチタンのスクリュータイプになってからは減ってはきてると思いますので、これから行っていくインプラントであれば昔よりはリスクが少ないと思います。

もちろん本人や医院でのケアも大切です。


>インプラントを外す人が多いからって何で自費でインプラントを入れたのを健康保険で外せるようにして、厚労省は税金を無駄遣いするのかな??って思います。


予算がないので、おそらくインプラント治療が保険にならないだけだと思います。

自費で入れた被せ物の歯の根を切る手術など、自費で治療しても保険でフォローする治療は元々ありますよ。


>過去の質問でインプラントを外したら義歯が入れられなくなるんじゃなくて難しく なるって回答がありましたが、インプラントが20年しか持たないで義歯にしたら、 骨を削る為にやっぱり安定しないんでしょうか?


状態によっては40年以上経過しているインプラントもブローネンマルク先生が報告しています。
その時の状態にもよると思います。

インプラント治療をするのであれば、担当の先生に分からないことを直接聞かれると、御自身にあった説明をしてくれると思いますよ。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなチャンさん
返信日時:2014-05-27 21:43:57
回答ありがとうございます。

上手くいかなかったがっちりくっついたインプラントはどうなりますか?

40年以上持つインプラントがあるのも事実なんですが、インプラントを外したら入れ歯が難しくなる場合は歯茎のどてがデコボコになるからですか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-05-27 22:11:54
>前回の質問でインプラント周囲炎で病院を受診する人が多いのは先生と患者が歯周病治療をしなかったからですか?

これ嘘の様な本当の話なのですが・・以前当院に面接に来た元〇〇インプラントセンター勤務の衛生士の話で、そこの院長は、

「当院はインプラントに力を入れて行く。歯周病治療はするな」

と指示をしていたそうです。

他にも、

歯周ポケットの中を触ると痛がられるから中は触るな。検査する時はフリだけにする様に」

という医院もあるそうです。



もちろんかなり稀な話で、どこの業界にもいる様なごくごく一部の非常識な輩ですが・・



歯周病治療は保険ではやればやるほど赤字、インプラントはやればやるほど黒字という構造もありますから、こういうマッチポンプみたいな歯科医院があることにもまったく理解が出来ないという訳でもないです。
(※当院は全部自費ですので関係ないですが)

レベルの高い歯周病治療には相当時間をかけた衛生士教育が大抵必須になりますので、一生懸命真面目にやりたくてもなかなかまともに出来ない、という医院も実際は少なくないと思いますよ。



>インプラントを外す人が多いからって何で自費でインプラントを入れたのを健康保険で外せるようにして、厚労省は税金を無駄遣いするのかな??って思います。

それを言うなら治療は保険適用外にして、予防を保険適用にした方がいいとも言えるはずなのに、実際は真逆(予防は保険適用外、治療は保険適用)ですよね?

税金の使い道は謎だらけです。



>上手くいかなかったがっちりくっついたインプラントはどうなりますか?

それがインプラント周囲炎です。
歯肉から膿みが出たり腫れたり・・歯周炎と同じ様な病態です。
炎症を抑えることも、インプラントを除去するのも基本的に難しくなります。



>インプラントを外したら入れ歯が難しくなる場合は歯茎のどてがデコボコになるからですか?

部位などにもよるので一概には言えませんが、そんなところの理解で良いかと思いますよ。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなチャンさん
返信日時:2014-05-27 22:42:24
回答ありがとうございます。

そうなんですね。中にはそういう先生がいらっしゃるのは悲しいですね。


予防が保険内で出来たら、入れ歯インプラントで悩む人がもっと減るのかな?って思います(>_<)




稀に起こる確率なんでしょうが、上手くいかなかったインプラント周囲炎が進行した場合はインプラントは外さず痛みもそのままで対処するんですか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-05-27 22:51:08
???頭の中だけで色々と想定して疑問点を作っている気がします。

それに他人のケースの話を幾ら聞かれても、ご本人にそのまま当て嵌まるのかどうか、は分かりません。


社会のシステムで決められていることなので、インプラント除去が保険にあるのがおかしいと考えられるなら、コンタクトレンズで目を悪くしても保険で治療受けるのがおかしいことになります。

もっと身近で起きている日常の方に目を向けて見て下さい。

歯科が殊更にクレームを言われても、そういう社会システムですから、としか我々には言えないですよ。

マイナスばかり考えているとマイナスを引き付けますから、インプラントをマイナスでしか考えられないなら為されない方が良いです。

プラスもマイナスもある、その中でプラスを一緒に成って引き出してくれそうだ、と言う先生を見付けることと、勿論ご自身も歯周病予防始めとして、口腔環境を良い状態に保たれることが大切だ、と思います。

医療は実は須らく賭けの部分があるんですから、100%の成功を約束してくれる、契約してくれる医療人はいません。

もしいるとしたら、その人は真面じゃないです。


インプラントが揺れて脱落するのは、歯周病で歯を悪くして抜けるのと同じ現象です。

インプラントがしっかりしてて、周囲炎で膿が出る、という問題状況が起きても、実は患者さんは然程痛みを訴えません。
気が付くのはメインテナンスに来られて、医療側が見付けるのか、歯茎の状態が悪いのに患者さん自身で感じ始めてても相当に悪くなるまで放置して、その結果最後の最期に痛んだりされる場合です。

大変お気の毒なのですが、結局患者さんご自身の清掃観念、基準が甘い、と言う方々が殆どです。

こういう話を書くと、必ずプロじゃないんだからそこまで出来ない、という反応になるでしょうが、それに対しては、私はいつもあなたは美容院に定期的に行かれませんか?行かれているとしたら、どうして歯科医院には定期的に来れませんか、是非来て下さい、それで良いんです、その方が美容院に行くよりも健康に寄与することが大ですよ、とお話します。


要するに、今の日本の常識が残念ながら間違っているんです。
何が人生にとって本当に重要なのか?の教育が、我々業界も足りてないことを凄く反省しないといけないです。

私が提案しているようなことが出来るなら、多分歯がなくなってインプラントに成る、とかの悲しい出来事もなくなるでしょうし、何よりも健康に凄く寄与するでしょう。

国のシステムとか政治家にでもならない限り何とも出来ません。
それに私自身の信念ですが、国なんかに頼る考え方とかを持たない方が良いと思っています。

常に自立している、自分で自分は何とかする、と言うことです。

何故なら、国は時に暴走して戦争すら始めちゃう怖いものなんですから。


話しがずれました、ごめんなさい。

インプラント周囲炎が起きている場合で、インプラント撤去となる場合でも、高齢者の虫歯が大きくなって、歯根が癒着していての抜歯とそう変わりはない、と思います。
高齢者とか問題の来ている歯根では癒着していて大変なことはとても良くあることです。


やはりインプラントだけ特別視する考え方は、私は間違っている、と思います。
多分、インプラントが新しいもので、知られていないから起きている現象なんでしょうね。

万が一、周囲炎で撤去でも、今現在でも逆回転させて撤去出来る器具が開発されているので、非常に癒着している歯根より取り除くのは基本的に楽です。
勿論、治せる周囲炎は通常の歯周病治療と似た治療をして治しますので、やっぱり歯根の治療と同じです。


撤去した部位が凸凹になるのも、歯根で歯周病とかの進行してとか虫歯が深くての抜歯でも起きる現象ですから、義歯の作り難さ、難しさは変わりません。

ですから、私は一番最初に???と書いたんです。


インプラントだけで考えて、年取る中で天然歯は何事もなく綺麗なままではないんです。

インプラントに成るからには歯を失っている原因がある筈です。
事故でと言う場合には特別なので当て嵌まらないでしょうが、そうではない場合には、日常生活習慣病である虫歯、歯周病を悪化させて喪失を招いているんですよね。

そういう方が、インプラントに成った時に物凄く改心して、日常生活習慣改めたとしても、その時点で既にそこにある他の歯はレベルの違い程度の違いはあってもある程度侵されているんです。

そうするとその延長で考えると、申し訳ないのですが、他の歯が完全に無事なまま生涯行けるとかは考え難いことだ、とご理解いただきたいです。

ですから、尚更のこと、美容院に通うように歯科医院に定期的に通うことの重要性、をご理解いただきたけるんじゃないでしょうか。

如何でしょうか?

多分、他の先生方の説かれることと全く違うでしょうが、本当の話を本気で書いていることは伝わってくれる、と信じています。


後にこのスレッドを読まれる患者さん、業界人の為、と言う考えもあって書かせていただきました。


失礼しました。

5人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-05-28 00:11:04
>上手くいかなかったがっちりくっついたインプラントはどうなりますか?

除去してやり直すのも1つの方法です。

インプラントが骨にくっついていても、現在のスクリュータイプですと逆回転すればスクリューが外れる発想から、逆回転できるインプラント除去の器具がありますので、意外と簡単に除去出来ます。

どうするのかは、最終的には患者さんと先生が相談された上で納得の行く治療法を選択されるのだと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-05-28 08:37:00
ご相談ありがとうございます。


>予防が保険内で出来たら、入れ歯インプラントで悩む人がもっと減るのかな?って思います(>_<)


そのとおりです。
我々は前から主張していますが、お国は一向に変えません。

保険制度は国民のためならば、予防を保険に入れて病気にしないようにすべきです。

我々が言っても聞いてくれませんが、国民の声が広がれば国も変わる可能性があります。
どんどんいろいろな場所で言ってください。


>稀に起こる確率なんでしょうが、上手くいかなかったインプラント周囲炎が進行した場合はインプラントは外さず痛みもそのままで対処するんですか?

確率的には稀ではなく、リサーチから逆に非常に多いといわれています。

対処としては、痛み自体はほとんどないために痛みへの対処は比較的簡単です。
しかし、進行を止めたり、外さずに成功した時と同じように使うことは大変困難です。

インプラントをすること自体、抜歯後の処置であり抜歯前と同じには治りません。
当然ながら、抜歯後のインプラントのそのまた後の問題は、やはりインプラント治療前と同じには戻りません。


そこで大事なことは予防です。
まず自然の歯を失わないように、松元先生も話しているように痛くない時に一生歯を削らないために歯医者を利用することです。

つぎにインプラントをするならば、初めに歯周病予防を受け、インプラント中も、インプラント終了後も、痛くない時に歯周病予防を受け続けるべきです。

それが面倒ならばインプラントはしないで、入れ歯にしたほうがまだ危険が少ないといえます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2014-05-28 11:59:16
はなチャン さん、今日は

質問にはほとんど他の先生がお答えになっておりますので、気になった点を数点だけ。


1)インプラントの除去が保険適用になるのは、インプラントを入れた歯科医院以外の歯科医院にかかって時だけです。

インプラントを入れた歯科医院では保険適用になりません。

私は、本来はインプラントがうまくいかなければ、インプラントを入れた歯科医院が責任を持って除去の治療を行うべきですが、そうでない場合もあるので、その救済処置と考えています。


自費で入れた被せ物の歯の根を切る手術など、自費で治療しても保険でフォローする治療は元々ありますよ。

このケースは保険適用にはなっていません。


>禁煙がなぜ保険適応になるのか未だに理解できませんね^^;

個人的な理解として、禁煙することで、喫煙が影響する疾患の発症率がへり、医療費が削減できる。
禁煙外来にかかる保険医医療費より、禁煙によって削減できる医療費の方が上回るからではないかと思っています。
実際にそうなら、国民にとっては利益がありますね。

さらに、個人的な意見として、禁煙外来にかかる保険医療費と、喫煙の影響によって増える保険医療費分は、タバコ税で賄うべきではないかと思っています。

話がそれてすみません。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2014-05-28 14:16:39
こんにちは

インプラント周囲炎で病院を受診する人が多いのは、歯を喪失する人の殆どが清掃が悪くて多数歯抜歯した患者さんです。

ですからインプラントの後も清掃悪く、具合が良いと殆ど来院しないです。

来院してもよっぽど悪くなってからの患者さんも多い、ですから歯科医の責任だけでは無いと思います。

今のインプラントは規則に従って行えば予後も良いし、それ程撤去する事も少ないと思います。

私の両親も20年ほど前にインプラントしてましが、既に90歳近くになっています。
正常にインプラントは機能しています。

両親の口の中をたまに見ると不衛生になっています。
歯石も落とした事も少ないです、他の患者さんにも当てはまるかもしれません)

インプラントが既に市民権を得て一般化した治療と思っています。

インプラントの欠点ばかりが注目を集めていますが、利点はそれにもまして多いし救われている方も同様だと考えています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなチャンさん
返信日時:2014-05-28 17:14:35
先生方回答ありがとうございます。

マイナスの事ばかり考えてしまって、しっかりメンテナンスすればインプラントは安心できるものなんですね。

税金の使い方は謎だらけですよね(*_*)


こんなに親身に相談にのってくださる先生方の所に来る患者さんは幸せだなって思います(*^^*)


お礼が遅くなってすみません。
お忙しい中親身に相談にのってくださり先生方本当にありがとうございました。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2014-05-28 22:40:27
ちゃんとした専門家選ぶこと、メインテナンスしっかり出来るスタッフ、衛生士がいること、専門家から常にキチンとチェック受けること、が大事ですよ!

患者さん一人で頑張ってても多分無理です。

2人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル インプラント周囲炎は歯科医と患者が歯周病治療をしなかったせい?
質問者 はなチャンさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント費用・治療費
インプラントその他
歯周病(歯槽膿漏)治療
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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