隣接面カリエスを銀インレーにと言われたが経過観察という選択肢は?

相談者: ホワイトコートさん (28歳:男性)
投稿日時:2014-05-26 22:49:42
右6、7、8の隣接面カリエスがあります。

全てc1で、銀のインレーにしましょうと言われました。

c1なので経過観察というのは選択肢としてはなしでしょうか?



小さい虫歯のうちにインレーのために大きく削ると2次カリエスのリスクを発生させてしまうんじゃないかというイメージがあって不安です。

ご回答宜しくお願い致します。


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ホワイトコートさん
返信日時:2014-05-26 22:51:20
すみません、間違えました。

× 右6、7、8
○ 右5、6、7

です。
回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-05-26 23:37:46
当サイトで同じような質問が多数ありますので検索してみてください。

虫歯の診断は歯科医によって違いますし、同じ歯科医でも患者様によって違います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-05-27 07:22:00
色々悩みが出て来ている様ですね。

まずC1という診断が正しい(自分も同意出来る)かどうかがここでは分かりませんので、自分ならどう判断する、というコメントは難しいです。



更には同じ大きさのむし歯だったとしても患者さん個々(年齢、むし歯のなり易さ、通院可能頻度、セルフケアのレベル等)で治療方針は異なりますし、あるいは歯の状態(歯並び、歯の形等)でも変わることがあります。


そういう前提で、必ずとは言えないにしても教科書的なひとつの目安としては「穴が空いているかどうか?」が判断の分かれ道になりやすいと想います。

穴のないむし歯については非外科的な治療法(プラークコントロールの徹底やフッ素の応用で進行を遅らせる)が適用出来る場合もありますし、穴があいてしまっていて、なおかつその穴の中のプラークコントロールが出来ない(隣接面の場合は通常これ)場合は、進行を遅らせられる可能性は非常に低い、と理解して頂いて大丈夫だと思います。


これで後は患者さん自身に穴があいているかあいてないかを直接確認して貰えれば治療方針への不安は相当拭えると思うのですが、なかなか隣接面の穴を確認して、それを患者さんに見せるというのは難しいです。


当院の場合であればマイクロスコープにカメラが繋がっていて、それで撮影してお見せすることが出来るのですが、こういった設備が整っている医院というのがほとんどないので、レントゲン写真から説明をしている・・というのが一般的なのではないでしょうか?

ただし、レントゲン写真では隣接面のむし歯(穴の有無)を正確に判断出来る確率が50%程度、という報告もあります。
視診で確認するのも非常に難しい部位でもありますから、患者さんサイドとしては「(どの様な根拠であっても)主治医を信頼しているかどうか」が不安を拭える唯一のポイントになってくるのではないかと個人的には思います。


このサイトで相談しても安心は出来ないと思いますから、主治医の先生と色々お話をしてみた方がいいと思いますよ。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-05-27 07:54:36
虫歯で、削るべきか削らざるべきかは 悩むポイントです。

初期のうちに手を出すのが正解の場合もあれば、おっしゃるとおり失敗につながる場合もあります。


私の中でのひとつのポイントとしては、プラーク すなわち、食べかすが引っかかるかどうかで判断しています。

あと、自分で清掃できるかどうか? です。


そのあたりによって 管理でき、進行を阻止できるなら、手を出さずに検診の中で経過観察することになります。


しかし、虫歯がある程度進んでいると判断したときには、削って詰め物にしてしまいます。

そのときには、中途半端にチョイチョイとつめるのではなく、ガッツリ削ってでも確実な詰め物を供します

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ホワイトコートさん
返信日時:2014-05-29 20:43:30
>細見先生

確かに歯科医によっても患者によってもケースバイケースなのでしょうが、それを言ったらこのサイトのどんな質問も「ケースバイケースです」で終わってしまうと思うんでですね・・・。


私もWebサイトを色々と運営していますが、「ちょっとした指針みたいなのが知りたい」というのがユーザの本音ですし、過去の検索で調べても自分の悩みにがちっとはまっている事が100%というわけではありません。

ご理解のほど宜しくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ホワイトコートさん
返信日時:2014-05-29 20:44:59
>渡辺先生

とても詳しくご回答いただき、ありがとうございます!

隣接面は穴が開いているかどうかが、患者側から確認できないしプラークコントロールも難しいとのことで、とても納得できました。

隣接面はプラークコントロールが難しい場所だから進行がどうしても早まってしまうのですね・・・。

確かに、やってもらっている歯科ではレントゲンで診断されました。

レントゲン写真で隣接面は50%の確率でしか診断できないのも驚きでした。


勉強になりました。ありがとうございます。



どうしても、
インレー = 虫歯以外のところも大きく削る = 2次カリエスになりやすい
というイメージがあってですね・・・。


c1なら隣接面でもレジンにしておいて定期的にレントゲンをとったほうが2次カリエスが発見しやすいんじゃないかなと思ってこのサイトで調べたのですがなかなかしっくりきませんでした・・・。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ホワイトコートさん
返信日時:2014-05-29 20:49:29
>タカタ先生

ご回答いただきましてありがとうございます!


食べかすがひっかかるかどうかと自分で清掃できるかが見極めのポイントなのですね。

進行を阻止できるかどうかで経過観察をするかどうかを決めるというのも納得できました。


ある程度進行してしまったら中途半端に削るよりがっつり削って詰め物をするという感じなのですね。

参考になりました。
ありがとうございます。



タイトル 隣接面カリエスを銀インレーにと言われたが経過観察という選択肢は?
質問者 ホワイトコートさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




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