歯根嚢胞の切除部分に人工骨
相談者:
歯が弱いさん (36歳:女性)
投稿日時:2014-05-30 07:23:38
こんにちは。
タイトルのとおり歯根嚢胞の切除部分に人工骨についてご相談です。
8年前に左上1.2番上の歯根嚢胞を紹介状をもらい歯科大にて切除しました。
当時で大きさは1.5センチ前後あったのではないかと思います。
その後現在までに3〜4回再発しており内2回はかかりつけの歯科医院にてオペをして対処してきました。
その医師によると再発し時間がかかりながらも治ってきているとの見解でした。
ただ、最近も再発したため現在人工骨の提案を受けています。
歯根嚢胞の跡部分の空洞が埋まらず人工骨を入れると再発が大幅に抑えられるとのことでした。
この人工骨が2本分で30万と言われています。
この価格は適正な価格でしょうか。
現在他の歯もセラミックのかぶせを作り治療中のため正直金銭面が厳しいです…。
お手数ですが妥当な予算なのかご意見をお願いします。
<補足>
前歯の上:左1.2右1.2と4本つなげてのブリッジです。
このブリッジも8年前に作成しました。
ブリッジは現在も問題なく使えると言われており、左2の抜歯を避けるためこのような治療をしています。
他院でもこの件一度かかったことがありますが、左2の抜歯・ブリッジやりかえの可能性を示唆されてかかりつけの歯医者に戻った次第です。
人工骨で再発をまちがいなく防げるのなら前向きに検討したいのですが高額であることと完治は100%とは言い切れない様でしたので判断しかねています。
タイトルのとおり歯根嚢胞の切除部分に人工骨についてご相談です。
8年前に左上1.2番上の歯根嚢胞を紹介状をもらい歯科大にて切除しました。
当時で大きさは1.5センチ前後あったのではないかと思います。
その後現在までに3〜4回再発しており内2回はかかりつけの歯科医院にてオペをして対処してきました。
その医師によると再発し時間がかかりながらも治ってきているとの見解でした。
ただ、最近も再発したため現在人工骨の提案を受けています。
歯根嚢胞の跡部分の空洞が埋まらず人工骨を入れると再発が大幅に抑えられるとのことでした。
この人工骨が2本分で30万と言われています。
この価格は適正な価格でしょうか。
現在他の歯もセラミックのかぶせを作り治療中のため正直金銭面が厳しいです…。
お手数ですが妥当な予算なのかご意見をお願いします。
<補足>
前歯の上:左1.2右1.2と4本つなげてのブリッジです。
このブリッジも8年前に作成しました。
ブリッジは現在も問題なく使えると言われており、左2の抜歯を避けるためこのような治療をしています。
他院でもこの件一度かかったことがありますが、左2の抜歯・ブリッジやりかえの可能性を示唆されてかかりつけの歯医者に戻った次第です。
人工骨で再発をまちがいなく防げるのなら前向きに検討したいのですが高額であることと完治は100%とは言い切れない様でしたので判断しかねています。
相談者からの返信
相談者:
歯が弱いさん
返信日時:2014-05-30 07:29:36
すみません。
さらに補足です。
人工骨と記入しましたが、先日の説明では「骨」と説明がありました。
歯の根っこに入れる骨の種類がどれほどあるのか分かりかねますが人工骨と特定していないようでしたのでその点訂正します。
失礼しました。
さらに補足です。
人工骨と記入しましたが、先日の説明では「骨」と説明がありました。
歯の根っこに入れる骨の種類がどれほどあるのか分かりかねますが人工骨と特定していないようでしたのでその点訂正します。
失礼しました。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-05-30 08:09:10
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2014-05-30 10:33:11
歯が弱いさん、こんにちは
細見先生に同意です。
再発を防ぐためにはその原因である感染源を取り除くことです。
人工骨を入れることによって再発率というのは変わりません。
逆に人工骨を入れることで2次感染の可能性は高くなります。
ただ、人工骨を入れることで死腔を減少させることができるというメリットはあります。
参考になれば幸いです。
細見先生に同意です。
再発を防ぐためにはその原因である感染源を取り除くことです。
人工骨を入れることによって再発率というのは変わりません。
逆に人工骨を入れることで2次感染の可能性は高くなります。
ただ、人工骨を入れることで死腔を減少させることができるというメリットはあります。
参考になれば幸いです。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-05-30 12:17:07
歯が弱いさん、今日は。
実際に診ていないのではっきりしたことは言えませんが、文面から察すると、再発ではなく、最初から治っていないのではないかと推測されます。
他のお二人の先生が言われるように、根本的な治療になっていないように思います。
歯根嚢胞の原因は、多くの場合歯の根の中にあります。
嚢胞だけを除去しても、歯の根の中の原因が除去できていなければ治りません。
嚢胞だけを除去するのは対症療法になってしまいます。
歯の根の中の原因を除去する、根本的な治療ができる先生を探された方が良いでしょう。
手術は何回もするものではありません、1回で、できれば2回までには解決したいですね。
人工骨を用いる術式はありません。
もちろん、人工骨を用いると治りが良いという研究もありません。
個人的見解ですが、人工骨を用いた場合、歯の根の中の原因が取り除かれていなければ、人工骨への感染が起これば、より悪い状況になるように思います。
人工骨の提案をされるということは、歯根嚢胞の手術について、根本的なことがわかっていないのではないでしょうか。
実際に診ていないのではっきりしたことは言えませんが、文面から察すると、再発ではなく、最初から治っていないのではないかと推測されます。
他のお二人の先生が言われるように、根本的な治療になっていないように思います。
歯根嚢胞の原因は、多くの場合歯の根の中にあります。
嚢胞だけを除去しても、歯の根の中の原因が除去できていなければ治りません。
嚢胞だけを除去するのは対症療法になってしまいます。
歯の根の中の原因を除去する、根本的な治療ができる先生を探された方が良いでしょう。
手術は何回もするものではありません、1回で、できれば2回までには解決したいですね。
人工骨を用いる術式はありません。
もちろん、人工骨を用いると治りが良いという研究もありません。
個人的見解ですが、人工骨を用いた場合、歯の根の中の原因が取り除かれていなければ、人工骨への感染が起これば、より悪い状況になるように思います。
人工骨の提案をされるということは、歯根嚢胞の手術について、根本的なことがわかっていないのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
歯が弱いさん
返信日時:2014-06-03 02:17:00
細見先生
畑田先生
小牧先生
早々のご回答ありがとうございました。
人工骨を埋め込むことがそもそもの解決法ではないということですね。
確かにこれまで歯根嚢胞に対し対症療法で様子を見てきましたが何度も手術するものではありませんよね。
根本的な部分の治療の必要性を感じています。
再度医師になぜ人工骨(やはり人工骨でした)の提案なのか確認したところ、空洞を埋めなくては他の歯茎に影響が出てくる?らしき回答でした。
そのため、抜歯を想定した歯根嚢胞の根本的な治療をする・しないどちらにしても人工骨は必要とのことでした。
説明にこちらも納得していないのにこの人工骨オペの日程はいつがいいか?ばかり急いて聞かれるので転院を前向きに考えています。
ちなみに、3月頃より副鼻腔炎を患っており、耳鼻科にて頭部のレントゲンを2度取っております。
また、この件でも2〜3度レントゲンをとっていますが、この短期間にレントゲンばかり撮っており人体への影響は大丈夫なのでしょうか。
慎重に転院先を選びたいのですが、小さな子供がおり就業中のためなかなか時間をかけることができません。
良い転院先選びの方法がありましたらお教え頂けますと幸いです。
よろしくお願いします。
畑田先生
小牧先生
早々のご回答ありがとうございました。
人工骨を埋め込むことがそもそもの解決法ではないということですね。
確かにこれまで歯根嚢胞に対し対症療法で様子を見てきましたが何度も手術するものではありませんよね。
根本的な部分の治療の必要性を感じています。
再度医師になぜ人工骨(やはり人工骨でした)の提案なのか確認したところ、空洞を埋めなくては他の歯茎に影響が出てくる?らしき回答でした。
そのため、抜歯を想定した歯根嚢胞の根本的な治療をする・しないどちらにしても人工骨は必要とのことでした。
説明にこちらも納得していないのにこの人工骨オペの日程はいつがいいか?ばかり急いて聞かれるので転院を前向きに考えています。
ちなみに、3月頃より副鼻腔炎を患っており、耳鼻科にて頭部のレントゲンを2度取っております。
また、この件でも2〜3度レントゲンをとっていますが、この短期間にレントゲンばかり撮っており人体への影響は大丈夫なのでしょうか。
慎重に転院先を選びたいのですが、小さな子供がおり就業中のためなかなか時間をかけることができません。
良い転院先選びの方法がありましたらお教え頂けますと幸いです。
よろしくお願いします。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2014-06-03 11:30:10
そうですね…。
歯根端切除術ですが、マイクロスコープを使った時と使わなかった時でかなりの成功率の差が出る事が解ってきました。
顕微鏡不使用 57.7%
顕微鏡使用 91.5%
そう考えると根管治療専門医がマイクロスコープを用いて診てくれる所が良さそうな気がします。
歯根端切除術ですが、マイクロスコープを使った時と使わなかった時でかなりの成功率の差が出る事が解ってきました。
顕微鏡不使用 57.7%
顕微鏡使用 91.5%
そう考えると根管治療専門医がマイクロスコープを用いて診てくれる所が良さそうな気がします。
回答5
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2014-06-03 16:26:24
歯が弱いさんこんにちは
>そのため、抜歯を想定した歯根嚢胞の根本的な治療をする・しないどちらにしても人工骨は必要とのことでした。
人工骨については小牧先生のおっしゃる通りだと思います。
通常歯根端切除術がうまくいっていれば空洞は血液で満たされて徐々に骨に変わって治癒していくはずです。
ちなみに日本にこの手術を広められた先生も何も入れないとおっしゃっていました。
>良い転院先選びの方法がありましたらお教え頂けますと幸いです
櫻井先生のおっしゃるように自由診療になりますが、歯内療法の専門医で診て頂くのが良いと思います。
ご参考になれば
>そのため、抜歯を想定した歯根嚢胞の根本的な治療をする・しないどちらにしても人工骨は必要とのことでした。
人工骨については小牧先生のおっしゃる通りだと思います。
通常歯根端切除術がうまくいっていれば空洞は血液で満たされて徐々に骨に変わって治癒していくはずです。
ちなみに日本にこの手術を広められた先生も何も入れないとおっしゃっていました。
>良い転院先選びの方法がありましたらお教え頂けますと幸いです
櫻井先生のおっしゃるように自由診療になりますが、歯内療法の専門医で診て頂くのが良いと思います。
ご参考になれば
相談者からの返信
相談者:
歯が弱いさん
返信日時:2014-06-05 13:24:28
櫻井先生
水川先生
お忙しいところ早々のご回答を頂きありがとうございます。
その後アドバイスを頂いた、マイクロスコープを用いて治療可能な医院がみつかり転院見込みとなりました。
その医院では何度も歯根嚢胞の追加オペをしているため正直成功率は7割程度にとどまるが抜歯は避けれるれること、人口骨は必要なく(水川先生の説明通りのことを仰ってました)、前歯4本のかぶせをやりかえることは致し方ないが根本的な治療をいただけそうです。
前歯の歯根嚢胞とは別に左下犬歯の差し歯を治療なのですが、現在ファイバーコアを入れた段階で、この転院先に変わっても大丈夫でしょうか。
※価格面でも転院先の方にメリットを感じています。
かかりつけの方で次回は消毒(詳細は不明。もう一度ファイバーコアを取っての消毒ではないと聞きました)型取り、かぶせの支払いをといわれておりました。かぶせについては特に契約書を交わしておりません。
仮歯は注文済みですが、現在付いておらずファイバーコアのままの状態です。
転院予定先には問題無いといわれておりますが、慎重に転院したいため、念のためご意見をお伺いできればと思います。
何度も質問しお手間をお掛けいたしますがよろしくお願い致します。
水川先生
お忙しいところ早々のご回答を頂きありがとうございます。
その後アドバイスを頂いた、マイクロスコープを用いて治療可能な医院がみつかり転院見込みとなりました。
その医院では何度も歯根嚢胞の追加オペをしているため正直成功率は7割程度にとどまるが抜歯は避けれるれること、人口骨は必要なく(水川先生の説明通りのことを仰ってました)、前歯4本のかぶせをやりかえることは致し方ないが根本的な治療をいただけそうです。
前歯の歯根嚢胞とは別に左下犬歯の差し歯を治療なのですが、現在ファイバーコアを入れた段階で、この転院先に変わっても大丈夫でしょうか。
※価格面でも転院先の方にメリットを感じています。
かかりつけの方で次回は消毒(詳細は不明。もう一度ファイバーコアを取っての消毒ではないと聞きました)型取り、かぶせの支払いをといわれておりました。かぶせについては特に契約書を交わしておりません。
仮歯は注文済みですが、現在付いておらずファイバーコアのままの状態です。
転院予定先には問題無いといわれておりますが、慎重に転院したいため、念のためご意見をお伺いできればと思います。
何度も質問しお手間をお掛けいたしますがよろしくお願い致します。
タイトル | 歯根嚢胞の切除部分に人工骨 |
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質問者 | 歯が弱いさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。