オーバー根充は医療事故の一種?
相談者:
haPさん (44歳:女性)
投稿日時:2014-06-16 14:16:55
つい最近相談させて頂いたものです。
5月半ばに神経を取り,その日のうちに根充。
土台が入る前後から噛まなくても痛み(激痛ではない)が三又神経沿いに飛ぶようになりました。
患歯付近に痛みがあるときもあるので,そのせいで痛みが飛んでいると確信していました。
思い切って今日,大学歯学部付属病院に行きました。
結果,根充の薬がオーバーしていて,横に走っている神経に行ってしまっているとのことでした。
なので,痛みが飛ぶ原因はこれである可能性があるとのことでした。
取り乱してしまい,とりあえず歯の精神ケア科(リエゾン科?)に私が行ってから、私のチーム組んでいただくことになったみたいです。
腫れもないので緊急性もないとのことです。
そしてこれからどうしていくかということが決まることになりました。
根充の薬をもし取り除くとしたら深いので,歯のほうからのアクセスからではまず難しいと。
外科的にやったとしても今のところわからないと。
ただ,抜歯すればこれは取れる話だということでした。
近医の担当医はレントゲンで知っていたはずなのに,かぶせを強行そうとさえしていました。
これが事実なら医療事故の一種でしょうか?
5月半ばに神経を取り,その日のうちに根充。
土台が入る前後から噛まなくても痛み(激痛ではない)が三又神経沿いに飛ぶようになりました。
患歯付近に痛みがあるときもあるので,そのせいで痛みが飛んでいると確信していました。
思い切って今日,大学歯学部付属病院に行きました。
結果,根充の薬がオーバーしていて,横に走っている神経に行ってしまっているとのことでした。
なので,痛みが飛ぶ原因はこれである可能性があるとのことでした。
取り乱してしまい,とりあえず歯の精神ケア科(リエゾン科?)に私が行ってから、私のチーム組んでいただくことになったみたいです。
腫れもないので緊急性もないとのことです。
そしてこれからどうしていくかということが決まることになりました。
根充の薬をもし取り除くとしたら深いので,歯のほうからのアクセスからではまず難しいと。
外科的にやったとしても今のところわからないと。
ただ,抜歯すればこれは取れる話だということでした。
近医の担当医はレントゲンで知っていたはずなのに,かぶせを強行そうとさえしていました。
これが事実なら医療事故の一種でしょうか?
[過去のご相談]
回答1
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2014-06-16 14:30:23
>これが事実なら医療事故の一種でしょうか?
オーバー根充はその前の処置がうまくいっていれば(私の経験では)症状が出ないことのほうが多いですし、あえてオーバー根充するような治療法もあるくらいですので、一般的に言って医療過誤とはならないと個人的には思います。
根の治療はそんなに確実性の高い治療じゃないですから、かりに痛みが消えなければ抜歯するということはあります。
やや問題があるとすれば、そのことを事前に時間を十分かけて説明していなかったかもしれないことでしょうか。
オーバー根充はその前の処置がうまくいっていれば(私の経験では)症状が出ないことのほうが多いですし、あえてオーバー根充するような治療法もあるくらいですので、一般的に言って医療過誤とはならないと個人的には思います。
根の治療はそんなに確実性の高い治療じゃないですから、かりに痛みが消えなければ抜歯するということはあります。
やや問題があるとすれば、そのことを事前に時間を十分かけて説明していなかったかもしれないことでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
haPさん
返信日時:2014-06-16 16:21:23
相談者からの返信
相談者:
haPさん
返信日時:2014-06-16 17:04:10
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-06-16 19:41:54
>ところで,オーバー根充で薬が神経に当たったままで,神経にとってはまずく ないのでしょうか?
まずは、上の6番であれば大きな神経は走行してませんしので、オーバー根充でも神経に当たることは解剖学的に無いと思います。
>変な麻痺とか生じてこないものでしょうか?
>後遺症も心配です。 現実的にはどうなのでしょうか?
解剖学的から、麻痺などは基本的には起きないと思います。
まずは、上の6番であれば大きな神経は走行してませんしので、オーバー根充でも神経に当たることは解剖学的に無いと思います。
>変な麻痺とか生じてこないものでしょうか?
>後遺症も心配です。 現実的にはどうなのでしょうか?
解剖学的から、麻痺などは基本的には起きないと思います。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2014-06-16 21:54:53
>結果,根充の薬がオーバーしていて,横に走っている神経に行ってしまっているとのことでした。
上の六番だと、骨の中で大きな神経が横に走ることはあまりないと思います。
口蓋側の粘膜下には神経がありますが、そこまで根充の薬がオーバーすることはまず無いと思います。
下の六番だとそういう可能性があると思います。
上の六番だと、骨の中で大きな神経が横に走ることはあまりないと思います。
口蓋側の粘膜下には神経がありますが、そこまで根充の薬がオーバーすることはまず無いと思います。
下の六番だとそういう可能性があると思います。
相談者からの返信
相談者:
haPさん
返信日時:2014-06-16 22:05:51
加藤先生,柴田先生ご回答有難うございます
大きな神経はないのですね
少し安心しました
でも,私は神経に当たっているような説明を受けた気がするのですが・・少し取り乱していたので思い込みがあるかもしれません
今は鼻が痛いです
鼻のほうの神経のことを心配されていたので,今度そのあたりもCTで確認が必要とのことです
私としては,今回のことで外科的な処置をする可能性もあるわけで,先生方には大したことはなくても事故に遭った感じがしています
医者には治してもらったらラッキーだった位のつもりでいないと駄目だよ,という人もいるのでそういうことなのでしょうね
でも近医の担当医がレントゲンでオーバー気味なのは気づいていたはずだから,痛みが抜髄の傷の可能性以外に,オーバー根充による影響も考えられるというような説明があればよかったかな,と私も思います
ありがとうございました
大きな神経はないのですね
少し安心しました
でも,私は神経に当たっているような説明を受けた気がするのですが・・少し取り乱していたので思い込みがあるかもしれません
今は鼻が痛いです
鼻のほうの神経のことを心配されていたので,今度そのあたりもCTで確認が必要とのことです
私としては,今回のことで外科的な処置をする可能性もあるわけで,先生方には大したことはなくても事故に遭った感じがしています
医者には治してもらったらラッキーだった位のつもりでいないと駄目だよ,という人もいるのでそういうことなのでしょうね
でも近医の担当医がレントゲンでオーバー気味なのは気づいていたはずだから,痛みが抜髄の傷の可能性以外に,オーバー根充による影響も考えられるというような説明があればよかったかな,と私も思います
ありがとうございました
回答4
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-06-16 22:12:43
西山です
>医者には治してもらったらラッキーだった位のつもりでいないと駄目だよ,という人もいるのでそういうことなのでしょうね
そういう意味ではないと思いますよ.
もし,そうだとしたら医療機関にかかる理由がなくなりますよね.
医療にとって,通常の処置を行っても避けることのできない随伴症状が存在してしまうことは致し方ないのが現状です.
個々の患者を相手にしているわけですから,個体の反応性にも違いがあります.
今回の症状についてもオーバー根充による刺激ということで話が進んでいるようですが,抜髄処置による「神経障害性疼痛」というものである可能性も否定はできません.
もしそうだとしたらオーバー根充は無関係ということになります.
>医者には治してもらったらラッキーだった位のつもりでいないと駄目だよ,という人もいるのでそういうことなのでしょうね
そういう意味ではないと思いますよ.
もし,そうだとしたら医療機関にかかる理由がなくなりますよね.
医療にとって,通常の処置を行っても避けることのできない随伴症状が存在してしまうことは致し方ないのが現状です.
個々の患者を相手にしているわけですから,個体の反応性にも違いがあります.
今回の症状についてもオーバー根充による刺激ということで話が進んでいるようですが,抜髄処置による「神経障害性疼痛」というものである可能性も否定はできません.
もしそうだとしたらオーバー根充は無関係ということになります.
相談者からの返信
相談者:
haPさん
返信日時:2014-06-16 22:33:43
相談者からの返信
相談者:
haPさん
返信日時:2014-06-16 22:39:02
タイトル | オーバー根充は医療事故の一種? |
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質問者 | haPさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 根管治療後の痛み 根管治療に関するトラブル 歯医者への不信感 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。