矯正保定中。出血のある深い歯周ポケットの治療

相談者: ぽんぽぴさん (20歳:女性)
投稿日時:2014-06-25 23:42:39
わたしは、歯科衛生士学校2年の者です。
成人矯正を、2年動的矯正をし、それがいまから約2年前に終えました。

半年くらい前からのことですが、ある日プロービング実習にて上顎右側の2~3番間のポケットの深さが5mmということがわかりました。それまでの自覚症状はなく、驚きました。
出血をしました。


衛生士学校を行っていること、また矯正を経験したことによりブラッシング不良だとは考えずらく、お世話になっている歯科医の元でデンタルをとり垂直性骨吸収が起こっていることがわかりました。

ところが全く原因はわかりません。
矯正でないかと歯科医は言います。

保定は毎日指示通り守って行なってますが、確かに前からかはわかりませんが、問題部位にほんの、若干の空隙が認められます



それからですが、今日まで磨けば毎日鮮血を見ます。
そして、症状は一向によくなりません。



親しい歯科医は、歯科医自身、不適合ブリッジから毎日出血している、ブラッシングさえすれば、問題ないとおっしゃるのですが。


やはり矯正までして手に入れた歯列補綴物の修復のない歯列、歯を一本足りとも失いたくありません。


本当に毎日こんな血まみれの状態、このままでいいのでしょうか?
色々学んでいるのにも関わらず全く一体どうなっているのか、どうしたら治癒するのかそれが情けないのですが、わかりません。


今、興味があるのはエムドゲインなのです、一意見として、外科的な処置を加えるのにも為害性があるとのことで、悩んでいます。

沢山の先生の意見をお聞きしたく存じます


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 06:57:50
BOPについて習いましたか?
プロービング時に出血はありましたか?
あれば歯肉溝内に炎症が存在するものと思われます。

原因は歯石の存在だと思われます。
処置は歯石の除去
麻酔下での処置が必要かと思われます。

マイクロがあれば歯石を発言できるかもしれないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 07:17:31
実際に診察してみないとわかりませんが…
上顎の2番の根面は解剖学的に、先天性で複雑な形態をしていることがあるので、人によってはリスク部位になることもありますし、その場合も左右対称とは限りません。

ポケットだけなら隣接歯とのCEJの高さのズレで説明がつく場合もあります。

ただ気にしてブラッシングをすると出血する、ということならそこに炎症が起きている、即ち何らかの理由でポケット内にプラークが停滞していると考えて良いと思いますが、アタッチメントロスが進行する可能性については他の歯も含めた全顎的な評価をするのが妥当でしょうね。

ざっくり言えば、プロービングの度に出血+の部位でも進行していく可能性は20%とか、それぐらいと考えられています。
出血−ならほぼ0%なので当然それを目指したいところですが。

安易な外科処置は確かに歯肉退縮の不安がありますから少し難しいですけど、フロス歯肉縁下までそーっと入れて、縁下のプラークを掻き出す様なセルフケアを例えば1ヶ月ぐらい徹底してみて、もしもそれでも駄目で、でも不安で仕方ないようならもう新幹線に乗ってでも、カリスマ歯周病医を探し出して相談に行ってみて下さい。

大学関係の教育者よりも臨床家の方がいいと思います。
せっかく問題も小さいので、自費の先生の方がいいのではないでしょうか。

エムドゲインはおまじないとしてならどちらでもいいと思いますが、何をするかよりも誰に診て貰うかの方が大切でしょうね。



なんとかスッキリするといいですね。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 08:51:53
ご相談ありがとうございます。

2番の舌側ならば、渡辺先生の回答通り、特殊な根面形態が原因と考えられることが少なくありません。

しかし3番との隣接面ならば別の原因かもしれません。
例えば歯根近接があるかもしれません。
そうでなくても矯正治療中はプラークコントロールがうまくいかないことが少なくありませんし、右側2番の付近はは右利きの人に良く起きる磨き残し部位です。

そうであれば治る可能性はあります。
いきなり外科手術は考えものです。

歯周について、アタッチメントゲインとアタッチメントロスおよび外科処置と非外科処置の長期比較論文を調べると良いと思います。
また処置方法による歯肉退縮についても処置前にしっかり研究することをお勧めします。

まず非外科的に対応を検討するほうが良いのではないでしょうか。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-06-26 08:55:23
通常、5ミリのポケットでしたら、プラークコントロールに加えて、非外科的治療で十分対処できる場合が多いです。
まずは外科的治療を考えるよりも、非外科的治療を受けて経過を観察すべきでしょう。

ただし、それでも問題がのこるようでしたら、技術の問題か、諸先生方が指摘している通りに、根面の形態の関係で、十分な根面の清掃ができない場合が考えられます。

非外科治療後、最低3か月は様子を見て再評価すべきだと思います。

お大事にどうぞ。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-06-26 12:21:23
矯正治療前の状態はどうだったでしょうか?

もし仮に、2番が口蓋側に転位していて、かつ挺出していたとしたら、その改善によって歯周ポケットが深くなる場合が想定されます。

対策としては、もし左右対称性等の審美的問題が比較的小さければ、エクストルージョン(再び挺出させる)も一案には思えます。
(或いは、挺出後に歯冠修復するとか・・)




タイトル 矯正保定中。出血のある深い歯周ポケットの治療
質問者 ぽんぽぴさん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯茎(歯ぐき)からの出血
歯周病その他
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




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