歯科治療でのHIV等の感染が心配、滅菌・消毒はできているのか?
相談者:
りんごまるこさん (33歳:女性)
投稿日時:2014-07-28 00:18:26
通院していたところの助手の方がおっちょこちょいできちんと殺菌ができているのか心配になりまして(主にhiv)、滅菌したら他のスタッフの方がわかるような仕組みになっているのかなど教えていただいていたのですが、前回の質問で森川先生に
「注意しなくてはいけないのは注射針や注射液、根管治療用のリーマーや根管治療や外科処置、止血に使用する薬剤等なんですけどね。」
というご回答をいただきまして、それに対してお伺いしたいことがありまして。
(回答の先生のリクエストができないのは理解しておりますが前回お答えいただいた先生ということで名前を出させていただきました)
根幹治療の際の薬剤などでも血液系の感染症になりやすいということなのでしょうか?
特にhivについて心配になっています。
(B型肝炎は予防接種をうけているので)
hivに関しては感染力は弱いとは理解してますが傷口同士が触れ合うようなことがあると感染の可能性があるということなので心配になっています。
注射針は使い捨てるものなのでしょうか?
(内科などのは使い捨てと存じ上げておりますが歯科でどうなのかは知らなくて)
リーマーは通常滅菌や殺菌して使うものですよね?
(滅菌なり殺菌なりするものだと思っておりました)
それとも他のもっと心配すべき事がある、ということなのでしょうか?
「注意しなくてはいけないのは注射針や注射液、根管治療用のリーマーや根管治療や外科処置、止血に使用する薬剤等なんですけどね。」
というご回答をいただきまして、それに対してお伺いしたいことがありまして。
(回答の先生のリクエストができないのは理解しておりますが前回お答えいただいた先生ということで名前を出させていただきました)
根幹治療の際の薬剤などでも血液系の感染症になりやすいということなのでしょうか?
特にhivについて心配になっています。
(B型肝炎は予防接種をうけているので)
hivに関しては感染力は弱いとは理解してますが傷口同士が触れ合うようなことがあると感染の可能性があるということなので心配になっています。
注射針は使い捨てるものなのでしょうか?
(内科などのは使い捨てと存じ上げておりますが歯科でどうなのかは知らなくて)
リーマーは通常滅菌や殺菌して使うものですよね?
(滅菌なり殺菌なりするものだと思っておりました)
それとも他のもっと心配すべき事がある、ということなのでしょうか?
[過去のご相談]
相談者からの返信
相談者:
りんごまるこさん
返信日時:2014-07-28 00:35:33
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2014-07-28 08:44:52
ご相談ありがとうございます。
>根幹治療の際の薬剤などでも血液系の感染症になりやすいということなのでしょうか?
衛生的にはふつう、根管治療の薬剤は一回ごとの使い捨てです。
そこからの感染は不可能です。
ただその薬剤を扱う器具や使用する容器については注意が必要ですね。
>注射針は使い捨てるものなのでしょうか?
現代では使い捨てでないほうが考えにくいほどの衛生的な時代になりました。
>(内科などのは使い捨てと存じ上げておりますが歯科でどうなのかは知らなくて)
内科でも昔は煮沸消毒して使えなくなるまで使い込んでいたものです。
煮沸に時間がかかりますから、昔は患者さんごとに毎回煮沸していたのかどうか分かりません。
それでも感染の問題は消毒の概念が無かった古い時代よりも起きなくなっていました。
>リーマーは通常滅菌や殺菌して使うものですよね?
血液に直接触れるため、衛生的には他の器具よりも当然必要です。
しかし、医院ごとに注意は必要です。
>注射筒や麻酔液は人による的な記載が多く、どうなのかわからないのですが…
麻酔液は直接血液が混じりますから、カートリッジは絶対的に他人と共有すべきではありません。
使用した残りについてもカートリッジごと捨てるべきです。
これも医院ごとに注意が必要です。
同様にガラスの注射器で麻酔をする場合は、やはり内部に血液が混じりますから、徹底的に滅菌するべきです。
注射筒はカートリッジ式の場合は、注射筒から直接血液が他人と混じることがないため、カートリッジのように使い捨てにする必要はありません。
もちろん治療した手で操作しますから、一回ごとに滅菌するべきです。
滅菌しても壊れない器具なので、一度注射器をたくさん用意しておけばすむことです。
ただ電動注射器などは滅菌することはできませんから消毒だけとなります。
また高い製品なので一台備えることが採算上はやっとかもしれません。
滅菌が行われているかどうかの確認は外からでは分かりにくいものです。
確認方法としては、滅菌システムや設備があり、スタッフがスタンダードプリコーションの教育を受けている、治療前にご自身に使う器具が並べられている時には滅菌パックに滅菌済みのサインが出ている袋に入っていて目の前でビリビリ破る、などがあります。
また滅菌パックされている器具については、ふつうのオートクレーブでは滅菌が不十分です。
医科病院用の真空ポンプ付きのオートクレーブか、最近ではクラスBと呼ばれているオートクレーブのみが滅菌できます。
またモーターの先につけるコントラなどは、ふつうの滅菌器では壊れ易くなりますから、コントラ専用のオートクレーブがないと、器具が頻繁に壊れてコストがとてもかかり衛生システムの維持が大変となってしまいます。
感染と汚染の予防はかなり専門的です。
注意が必要ですがあまり深入りしても逆に不安を募るだけとも言えます。
>根幹治療の際の薬剤などでも血液系の感染症になりやすいということなのでしょうか?
衛生的にはふつう、根管治療の薬剤は一回ごとの使い捨てです。
そこからの感染は不可能です。
ただその薬剤を扱う器具や使用する容器については注意が必要ですね。
>注射針は使い捨てるものなのでしょうか?
現代では使い捨てでないほうが考えにくいほどの衛生的な時代になりました。
>(内科などのは使い捨てと存じ上げておりますが歯科でどうなのかは知らなくて)
内科でも昔は煮沸消毒して使えなくなるまで使い込んでいたものです。
煮沸に時間がかかりますから、昔は患者さんごとに毎回煮沸していたのかどうか分かりません。
それでも感染の問題は消毒の概念が無かった古い時代よりも起きなくなっていました。
>リーマーは通常滅菌や殺菌して使うものですよね?
血液に直接触れるため、衛生的には他の器具よりも当然必要です。
しかし、医院ごとに注意は必要です。
>注射筒や麻酔液は人による的な記載が多く、どうなのかわからないのですが…
麻酔液は直接血液が混じりますから、カートリッジは絶対的に他人と共有すべきではありません。
使用した残りについてもカートリッジごと捨てるべきです。
これも医院ごとに注意が必要です。
同様にガラスの注射器で麻酔をする場合は、やはり内部に血液が混じりますから、徹底的に滅菌するべきです。
注射筒はカートリッジ式の場合は、注射筒から直接血液が他人と混じることがないため、カートリッジのように使い捨てにする必要はありません。
もちろん治療した手で操作しますから、一回ごとに滅菌するべきです。
滅菌しても壊れない器具なので、一度注射器をたくさん用意しておけばすむことです。
ただ電動注射器などは滅菌することはできませんから消毒だけとなります。
また高い製品なので一台備えることが採算上はやっとかもしれません。
滅菌が行われているかどうかの確認は外からでは分かりにくいものです。
確認方法としては、滅菌システムや設備があり、スタッフがスタンダードプリコーションの教育を受けている、治療前にご自身に使う器具が並べられている時には滅菌パックに滅菌済みのサインが出ている袋に入っていて目の前でビリビリ破る、などがあります。
また滅菌パックされている器具については、ふつうのオートクレーブでは滅菌が不十分です。
医科病院用の真空ポンプ付きのオートクレーブか、最近ではクラスBと呼ばれているオートクレーブのみが滅菌できます。
またモーターの先につけるコントラなどは、ふつうの滅菌器では壊れ易くなりますから、コントラ専用のオートクレーブがないと、器具が頻繁に壊れてコストがとてもかかり衛生システムの維持が大変となってしまいます。
感染と汚染の予防はかなり専門的です。
注意が必要ですがあまり深入りしても逆に不安を募るだけとも言えます。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2014-07-28 21:38:51
注射針、注射液についてはさがら先生も書かれているように今は繰り返し使用する医療機関はおそらく存在しないと思います。
(地球にやさしい、物を大切にする人で「まだ使えるのにもったいない」なんて考える人がいればもしや・・・・な〜んてことはないと思います)
可能性があるとすれば、注射を用意する段階でうっかり自分の指に刺してしまったものを廃棄せずにそのまま術者に渡してしまうといったようなケースでしょうか。
前にも書いたと思いますが、一番注意すべきはヒューマンエラーかと思います。
あとクラスBの話が良く出ますが一般的な歯科医院ではオーバースペックだと個人的には考えてます。
消毒滅菌というのは最低点で評価すべきものであって、平均点でも、もちろん最高点で評価すべきものではないと考えます。
クラスBの滅菌器を使っているから大丈夫といったものでは全くないです。
一番の弱点を見なくては意味がないですから。
切削器具を使用した場合には毎回、唾液や血液を含んだ飛沫をまき散らしている診療室内で、(手術室では普通の)空気の換気もせず、白衣も患者ごとに変えずに行っているのが一般的かと思います。
ここの対策をとっていないで、感染など成立しない部分ではりきってもほとんど無意味だと個人的には考えます。
これは感染を防げないという意味ではないです。
血液を介して感染するたとえば(かなり抵抗性のある部類に入る)HBVでも100℃で2分も加熱すれば不活化できるわけですから普通の滅菌器で十分です。
芽胞形成菌やBSEのプリオンといったものであれば、それでは不十分ですが、一般歯科外来では特に注意を要する疾患とは考えにくいです。
(地球にやさしい、物を大切にする人で「まだ使えるのにもったいない」なんて考える人がいればもしや・・・・な〜んてことはないと思います)
可能性があるとすれば、注射を用意する段階でうっかり自分の指に刺してしまったものを廃棄せずにそのまま術者に渡してしまうといったようなケースでしょうか。
前にも書いたと思いますが、一番注意すべきはヒューマンエラーかと思います。
あとクラスBの話が良く出ますが一般的な歯科医院ではオーバースペックだと個人的には考えてます。
消毒滅菌というのは最低点で評価すべきものであって、平均点でも、もちろん最高点で評価すべきものではないと考えます。
クラスBの滅菌器を使っているから大丈夫といったものでは全くないです。
一番の弱点を見なくては意味がないですから。
切削器具を使用した場合には毎回、唾液や血液を含んだ飛沫をまき散らしている診療室内で、(手術室では普通の)空気の換気もせず、白衣も患者ごとに変えずに行っているのが一般的かと思います。
ここの対策をとっていないで、感染など成立しない部分ではりきってもほとんど無意味だと個人的には考えます。
これは感染を防げないという意味ではないです。
血液を介して感染するたとえば(かなり抵抗性のある部類に入る)HBVでも100℃で2分も加熱すれば不活化できるわけですから普通の滅菌器で十分です。
芽胞形成菌やBSEのプリオンといったものであれば、それでは不十分ですが、一般歯科外来では特に注意を要する疾患とは考えにくいです。
相談者からの返信
相談者:
りんごまるこさん
返信日時:2014-08-02 13:41:34
さがら先生ご丁寧な回答をいただきありがとうございます。
先生の回答をみて歯科事情がわからない私にも色々理解することができました。
「注意が必要ですがあまり深入りしても逆に不安を募るだけとも言えます。」というのは確かになるほどその通りですね。
通う先生(そして医院)を信じるのが一番ですね。そんな先生に出会えるといいのですが…。
森川先生もありがとうございました。
確かにヒューマンエラーは怖いです。
今人が信じられない状況なのでもしあの慣れてなさそうな助手の方がもしも針刺ししていて黙っていたら…そのまま使っていたら…と心配になりました。
その方がhivや肝炎のキャリアの方かどうかはわかりませんが…。
麻酔の注射もしたので心配です。
歯の注射でも万が一そのような場合はうつるものなのでしょうかね…?
しかし何より私自身の血液検査をした方が良さそうですね。
先生の回答をみて歯科事情がわからない私にも色々理解することができました。
「注意が必要ですがあまり深入りしても逆に不安を募るだけとも言えます。」というのは確かになるほどその通りですね。
通う先生(そして医院)を信じるのが一番ですね。そんな先生に出会えるといいのですが…。
森川先生もありがとうございました。
確かにヒューマンエラーは怖いです。
今人が信じられない状況なのでもしあの慣れてなさそうな助手の方がもしも針刺ししていて黙っていたら…そのまま使っていたら…と心配になりました。
その方がhivや肝炎のキャリアの方かどうかはわかりませんが…。
麻酔の注射もしたので心配です。
歯の注射でも万が一そのような場合はうつるものなのでしょうかね…?
しかし何より私自身の血液検査をした方が良さそうですね。
回答3
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-08-07 11:55:17
りんごまるこ さん、催促ありがとうございます。
>今人が信じられない状況なのでもしあの慣れてなさそうな助手の方がもしも針刺ししていて黙っていたら…そのまま使っていたら…と心配になりました。
ここまでご心配なのでしたら、飲食店や美容院など、りんごまるこ さんに関わる全ての人にも目を向けなくてはならなくなりそうですね。
>何より私自身の血液検査をした方が良さそうですね。
内科でご相談になってみてはいかがでしょう。
>今人が信じられない状況なのでもしあの慣れてなさそうな助手の方がもしも針刺ししていて黙っていたら…そのまま使っていたら…と心配になりました。
ここまでご心配なのでしたら、飲食店や美容院など、りんごまるこ さんに関わる全ての人にも目を向けなくてはならなくなりそうですね。
>何より私自身の血液検査をした方が良さそうですね。
内科でご相談になってみてはいかがでしょう。
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-08-07 12:42:23
りんごまるこさん、今日は。
>治療前にご自身に使う器具が並べられている時には滅菌パックに滅菌済みのサインが出ている袋に入っていて目の前でビリビリ破る、
滅菌バックの中はクラスBのオートクレーブでしかできませんので、もし、クラスBのオートクレーブが無いのに、滅菌バックに入っていたら、おそらく中身は滅菌できていないと思われた方が良いでしょう。
クラスBのオートクレーブを導入している歯科医院はごく僅かですので、クラスBが無いのに、滅菌バックをした方が清潔だと勘違いしている歯科医院や、目の前で破るというパフォーマンスを重視している歯科医院は、個人的には避けたいですね。
歯科は外科系ですので、内科と同じような滅菌システムではなく、より厳しく考える必要が有ります。
しかし、ただ闇雲にコストをかければよいというわけではなく、感染管理の正しい知識のもとに、過不足無く行うことが大切でしょう。
>治療前にご自身に使う器具が並べられている時には滅菌パックに滅菌済みのサインが出ている袋に入っていて目の前でビリビリ破る、
滅菌バックの中はクラスBのオートクレーブでしかできませんので、もし、クラスBのオートクレーブが無いのに、滅菌バックに入っていたら、おそらく中身は滅菌できていないと思われた方が良いでしょう。
クラスBのオートクレーブを導入している歯科医院はごく僅かですので、クラスBが無いのに、滅菌バックをした方が清潔だと勘違いしている歯科医院や、目の前で破るというパフォーマンスを重視している歯科医院は、個人的には避けたいですね。
歯科は外科系ですので、内科と同じような滅菌システムではなく、より厳しく考える必要が有ります。
しかし、ただ闇雲にコストをかければよいというわけではなく、感染管理の正しい知識のもとに、過不足無く行うことが大切でしょう。
相談者からの返信
相談者:
りんごまるこさん
返信日時:2014-08-07 17:51:27
小林先生、小牧先生ありがとうございました。
混乱してしまい、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました…。
教えていただきたいのですが、
>滅菌バックの中はクラスBのオートクレーブでしかできませんので、もし、クラスBのオートクレーブが無いのに、滅菌バックに入っていたら、おそらく中身は滅菌できていないと思われた方が良いでしょう。
とのことですが、クラスBでないのに滅菌バックに入っていたら全く殺菌できていないということなのでしょうか?
入れないより出来ないレベルなのか、クラスBほどは出来ないということなのか…。
hivやB肝C肝あたりは大丈夫なのでしょうか?
ちなみにelkのmac280という機種のようです。
そしてあとお伺いしたいのは根幹治療などの麻酔の際に助手の方などが針刺しをした場合にそのままもしミスで使ってしまったらhivやC型肝炎は感染する可能性はありそうでしょうか?
とりあえずhivとB肝C肝の検査でも受けてみたいと思います…。
混乱してしまい、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました…。
教えていただきたいのですが、
>滅菌バックの中はクラスBのオートクレーブでしかできませんので、もし、クラスBのオートクレーブが無いのに、滅菌バックに入っていたら、おそらく中身は滅菌できていないと思われた方が良いでしょう。
とのことですが、クラスBでないのに滅菌バックに入っていたら全く殺菌できていないということなのでしょうか?
入れないより出来ないレベルなのか、クラスBほどは出来ないということなのか…。
hivやB肝C肝あたりは大丈夫なのでしょうか?
ちなみにelkのmac280という機種のようです。
そしてあとお伺いしたいのは根幹治療などの麻酔の際に助手の方などが針刺しをした場合にそのままもしミスで使ってしまったらhivやC型肝炎は感染する可能性はありそうでしょうか?
とりあえずhivとB肝C肝の検査でも受けてみたいと思います…。
相談者からの返信
相談者:
りんごまるこさん
返信日時:2014-08-07 22:08:02
追記です。
森川先生が
>血液を介して感染するたとえば(かなり抵抗性のある部類に入る)HBVでも100℃で2分も加熱すれば不活化できるわけですから普通の滅菌器で十分です。
とおっしゃっていますが、例えばクラスBでないオートクレーブで滅菌バッグに入れて滅菌した場合、滅菌バッグに入っていた為不十分となる場合でもこの100度で2分加熱というようなことはできているものなのでしょうか?
(hivの感染力はHBVよりもかなり低いからそれならhivも、そしてHCVも大丈夫なのかな、という理解ではいるのですが。)
森川先生が
>血液を介して感染するたとえば(かなり抵抗性のある部類に入る)HBVでも100℃で2分も加熱すれば不活化できるわけですから普通の滅菌器で十分です。
とおっしゃっていますが、例えばクラスBでないオートクレーブで滅菌バッグに入れて滅菌した場合、滅菌バッグに入っていた為不十分となる場合でもこの100度で2分加熱というようなことはできているものなのでしょうか?
(hivの感染力はHBVよりもかなり低いからそれならhivも、そしてHCVも大丈夫なのかな、という理解ではいるのですが。)
回答5
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2014-08-08 17:22:12
>クラスBでないのに滅菌バックに入っていたら全く殺菌できていないということなのでしょうか?
>入れないより出来ないレベルなのか、クラスBほどは出来ないということなのか…。
滅菌という概念は、ある基準に達すれば滅菌できている、基準に達していなければ滅菌されていないということになります。
どちらがより滅菌できているかという、段階的な比較はできません。
それぞれに滅菌ができているかできていないかのどちらかです。
つまり、クラスBでないのに滅菌バックに入っていたら、中の器材は殺菌できていないと考えた方が良いでしょう。
>hivやB肝C肝あたりは大丈夫なのでしょうか?
はっきりとはいえませんが、おそらく大丈夫だと思います。
>根幹治療などの麻酔の際に助手の方などが針刺しをした場合にそのままもしミスで使ってしまったらhivやC型肝炎は感染する可能性はありそうでしょうか?
針を刺したスタッフがHIVやC型肝炎のウイルスの感染者なら、感染する可能性はあります。
しかし、針刺しをしてしまった場合、器具は必ず交換するでしょうから、そのまま患者さんに使用することは考えにくいです。
むしろ、患者さんから、スタッフに感染しないかの方が問題になり、患者さんが感染者ではないか確認したり、スタッフ自身の検査を行ったりと大騒ぎになると思います。
>入れないより出来ないレベルなのか、クラスBほどは出来ないということなのか…。
滅菌という概念は、ある基準に達すれば滅菌できている、基準に達していなければ滅菌されていないということになります。
どちらがより滅菌できているかという、段階的な比較はできません。
それぞれに滅菌ができているかできていないかのどちらかです。
つまり、クラスBでないのに滅菌バックに入っていたら、中の器材は殺菌できていないと考えた方が良いでしょう。
>hivやB肝C肝あたりは大丈夫なのでしょうか?
はっきりとはいえませんが、おそらく大丈夫だと思います。
>根幹治療などの麻酔の際に助手の方などが針刺しをした場合にそのままもしミスで使ってしまったらhivやC型肝炎は感染する可能性はありそうでしょうか?
針を刺したスタッフがHIVやC型肝炎のウイルスの感染者なら、感染する可能性はあります。
しかし、針刺しをしてしまった場合、器具は必ず交換するでしょうから、そのまま患者さんに使用することは考えにくいです。
むしろ、患者さんから、スタッフに感染しないかの方が問題になり、患者さんが感染者ではないか確認したり、スタッフ自身の検査を行ったりと大騒ぎになると思います。
回答6
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-08-08 17:48:57
>とおっしゃっていますが、例えばクラスBでないオートクレーブで滅菌バッグ に入れて滅菌した場合、滅菌バッグに入っていた為不十分となる場合でもこの 100度で2分加熱というようなことはできているものなのでしょうか?
Bクラスは真空に出来るので確実に滅菌出来ますが、その外のオートクレーブは空気が残ってしまい、この空気の部分が完全に滅菌出来ていないのですが、パックですと空気があると思われるので滅菌出来ていないことが予想されます。
しかし、121度21分程は消毒されているとは思います。
Bクラスは真空に出来るので確実に滅菌出来ますが、その外のオートクレーブは空気が残ってしまい、この空気の部分が完全に滅菌出来ていないのですが、パックですと空気があると思われるので滅菌出来ていないことが予想されます。
しかし、121度21分程は消毒されているとは思います。
タイトル | 歯科治療でのHIV等の感染が心配、滅菌・消毒はできているのか? |
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質問者 | りんごまるこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
その他(歯科治療関連) その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。