海外でインプラント治療を始めるか悩んでいます(海外)
相談者:
tomoandyさん (38歳:女性)
投稿日時:2014-09-22 00:20:45
以前、日本への一時帰国でインプラント施術が可能か質問させて頂いた際には、たくさんの先生から丁寧なアドバイス頂き、とても助かりました。
2〜3年後の本帰国後に、日本で治療予定でしたが、奥歯の欠損により、噛み合わせの問題(3ケ月経った今でも馴染めずにいます)や前歯の歯並びが崩れ始めてしまい、海外でのインプラント治療を始めるべきか悩んでいます。
先日、こちらの歯科医院を受診した際に、骨の残存量が少なく(4mm)、サイナスリフト手術が必要であることを伺いました。
歯茎の回復を待って、12月初めにCTスキャンを撮り最終決定予定です。
(現在の状況)
1) 6月末に虫歯の為、上奥歯7番を抜歯 (過去に矯正しで小臼歯を4本抜歯している為、残存歯23本)
2) 抜歯後からブラキシズム発症(マウスピース装着)
3) 歯茎の骨の残量が少ない(4mm)
4) 欠損部分の対向歯は、過去に虫歯治療後にコンポジットレジンで補填
このような状況で、以下の点について教えて頂けますでしょうか?
1) このまま数年放置した場合、インプラントが不可能なくらい骨が減少してしまいますか? (その時に増骨するより、少しでも骨量の多い今の方が成功率が高いですか?)
2) インプラントの対向歯の詰め物を事前にもっと強度のあるものに変える必要がありますか?
3) こちらの先生によると、インプラントのクラウン部分はセラミック(耐久性を出したい場合は、噛み合わせ部分のみメタル)予定とのことでしたが、これは妥当でしょうか?
日本と治療方針や文化(歯に対する考え方の違い)もあり、先生方からのアドバイスにいつも助けて頂いています。
どうぞよろしくお願い致します。
2〜3年後の本帰国後に、日本で治療予定でしたが、奥歯の欠損により、噛み合わせの問題(3ケ月経った今でも馴染めずにいます)や前歯の歯並びが崩れ始めてしまい、海外でのインプラント治療を始めるべきか悩んでいます。
先日、こちらの歯科医院を受診した際に、骨の残存量が少なく(4mm)、サイナスリフト手術が必要であることを伺いました。
歯茎の回復を待って、12月初めにCTスキャンを撮り最終決定予定です。
(現在の状況)
1) 6月末に虫歯の為、上奥歯7番を抜歯 (過去に矯正しで小臼歯を4本抜歯している為、残存歯23本)
2) 抜歯後からブラキシズム発症(マウスピース装着)
3) 歯茎の骨の残量が少ない(4mm)
4) 欠損部分の対向歯は、過去に虫歯治療後にコンポジットレジンで補填
このような状況で、以下の点について教えて頂けますでしょうか?
1) このまま数年放置した場合、インプラントが不可能なくらい骨が減少してしまいますか? (その時に増骨するより、少しでも骨量の多い今の方が成功率が高いですか?)
2) インプラントの対向歯の詰め物を事前にもっと強度のあるものに変える必要がありますか?
3) こちらの先生によると、インプラントのクラウン部分はセラミック(耐久性を出したい場合は、噛み合わせ部分のみメタル)予定とのことでしたが、これは妥当でしょうか?
日本と治療方針や文化(歯に対する考え方の違い)もあり、先生方からのアドバイスにいつも助けて頂いています。
どうぞよろしくお願い致します。
相談者からの返信
相談者:
tomoandyさん
返信日時:2014-09-22 02:21:13
追加で補足させて下さい。
今夏に日本に一時帰国した際に診て頂いた先生お二人からは、『私が貴女の立場だったら、何もしない(経過観察)にしますよ』とアドバイス頂いたのが心にひっかかっています。
こちらのサイトでも7番抜歯の場合は、そのままでも良い、という回答をよく拝見しますが、それは27本がしっかり揃っていることが前提でしょうか?
本音では、もしインプラントが必要な場合も日本へ帰るまでは保留にしたいのですが、食事の際の噛み合わせの不便さや、今後の劇的な骨の減少を考えると、心がインプラントに傾いてしまう時もあります。
こちらの先生は、私の年齢で放置した場合デメリットの方が多く、他の歯を守る為にも必要とのことですが、入れたことによるトラブル(対向歯をダメにしてしまうetc)も予測されますか?
また就寝時の噛み締め癖があるのも気になります。
こちらの先生からはマウスピースを装着すれば問題ないと言われていますが、心配です。
噛み締めについては、『自分で意識するしかない』とのこと。
(噛み締めにより、インプラントをダメにしてしまうこともありますか?)
今夏に日本に一時帰国した際に診て頂いた先生お二人からは、『私が貴女の立場だったら、何もしない(経過観察)にしますよ』とアドバイス頂いたのが心にひっかかっています。
こちらのサイトでも7番抜歯の場合は、そのままでも良い、という回答をよく拝見しますが、それは27本がしっかり揃っていることが前提でしょうか?
本音では、もしインプラントが必要な場合も日本へ帰るまでは保留にしたいのですが、食事の際の噛み合わせの不便さや、今後の劇的な骨の減少を考えると、心がインプラントに傾いてしまう時もあります。
こちらの先生は、私の年齢で放置した場合デメリットの方が多く、他の歯を守る為にも必要とのことですが、入れたことによるトラブル(対向歯をダメにしてしまうetc)も予測されますか?
また就寝時の噛み締め癖があるのも気になります。
こちらの先生からはマウスピースを装着すれば問題ないと言われていますが、心配です。
噛み締めについては、『自分で意識するしかない』とのこと。
(噛み締めにより、インプラントをダメにしてしまうこともありますか?)
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-09-22 10:08:50
上顎小臼歯と7番抜歯として、コメントします。
>1) このまま数年放置・骨が減少してしまいますか
上顎部大臼歯部を抜歯すると上顎洞が拡大しがちなことは、サルの実験で確認されていますし、臨床的にも認めるところですが、個人差があります。
なるべくならソケットリフト、リッジエクスパンションをインプラントに先立ってしておいた方が良いと思います。
>2) インプラントの対向歯の詰め物を事前にもっと強度のあるものに
金属性のものにした方が良いと思います。
現在凹んでいるようです。
>3) インプラントのクラウン部分はセラミック
真逆でしょう。
クレンチングの強い人は、インプラント上部クラウンは、破折が多いのが知られています・
>・7番抜歯の場合は、そのままでも良い
臼歯が二本しかないので、噛み締め癖の人は残存歯の保護、かみ合わせの変化を来さないようという立場から、私は、インプラントを勧めることが多いです。
>・対向歯をダメにしてしまう
インプラント自身がだめになることを懸念します。そのためにはしっかりした骨つくり、サイズの大き目なフィクスチャー埋入、十分な免荷期間が必要です
一時帰国ということですが、その間にステージドアプローチとして上記の歯槽提増大を行っておくことも検討の余地がありそうです。
自家骨でないと時間がかかるからです。
>1) このまま数年放置・骨が減少してしまいますか
上顎部大臼歯部を抜歯すると上顎洞が拡大しがちなことは、サルの実験で確認されていますし、臨床的にも認めるところですが、個人差があります。
なるべくならソケットリフト、リッジエクスパンションをインプラントに先立ってしておいた方が良いと思います。
>2) インプラントの対向歯の詰め物を事前にもっと強度のあるものに
金属性のものにした方が良いと思います。
現在凹んでいるようです。
>3) インプラントのクラウン部分はセラミック
真逆でしょう。
クレンチングの強い人は、インプラント上部クラウンは、破折が多いのが知られています・
>・7番抜歯の場合は、そのままでも良い
臼歯が二本しかないので、噛み締め癖の人は残存歯の保護、かみ合わせの変化を来さないようという立場から、私は、インプラントを勧めることが多いです。
>・対向歯をダメにしてしまう
インプラント自身がだめになることを懸念します。そのためにはしっかりした骨つくり、サイズの大き目なフィクスチャー埋入、十分な免荷期間が必要です
一時帰国ということですが、その間にステージドアプローチとして上記の歯槽提増大を行っておくことも検討の余地がありそうです。
自家骨でないと時間がかかるからです。
相談者からの返信
相談者:
tomoandyさん
返信日時:2014-09-22 18:17:56
松山先生
お忙しい中、早速のご回答どうもありがとうございました。
疑問点を分かりやすく説明して下さり、本当に助かりました。
お忙しい中、早速のご回答どうもありがとうございました。
疑問点を分かりやすく説明して下さり、本当に助かりました。
タイトル | 海外でインプラント治療を始めるか悩んでいます(海外) |
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質問者 | tomoandyさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) インプラント治療法 海外その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。