重度の歯周病の補綴について

相談者: ポンタ 2世さん (52歳:男性)
投稿日時:2014-10-20 23:44:28
お世話になります。

お恥ずかしい話ですが、若い頃に歯周病を放置して、この歳になり抜抜歯が増えてしまいました。

下は両側6番→5−7のブリッジ
上は右4〜6、左4〜5→分割の部分入れ歯です。

上の前歯もぐらついていて固定で何とか持たしています。
最近、部分入れ歯をかけている歯も痛みが出てくるようになりました。
下のブリッジの歯も骨が減っているようです。


今の先生には10年程お世話になっていますが、そろそろ保険診療では限界を感じています。
やっと子供にお金が掛からなくなったばかりで出せても100万くらいです。

せめて片側だけでもしっかり噛めるように、また前歯のぐらつきを補強できるようなプランはどのようなものがありますでしょうか。
現在は出血・腫れはほとんどない状態で、今の先生には定期的に通っています。


セカンドオピニオンの参考にしたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-10-21 07:32:43
ポンタ 2世 さん、おはようございます。

>そろそろ保険診療では限界を感じています。

修復物を選択するうえではそうかと思いますが、肝心な歯周病治療に対しては、必ずしもそうではないように思います。



>上の前歯もぐらついていて固定で何とか持たしています。

改めてお口中を精査していただき、徹底的な環境改善を経たうえで、上下の顎の位置関係を確かなものにする為に、奥歯の方からの修復が望まれます。



>今の先生には定期的に通っています。

歯周病に罹患しているポンタ 2世 さんにとって、適切な治療内容だったのか、また、通院間隔だったのか、見直した方が良さそうですね。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-10-21 08:12:16
ご相談ありがとうございます。


歯周病治療で歯を残そうと思う場合、全体としての噛み合わせの安定も大事です。
ブリッジ部分入れ歯と残っている歯との調和が必要です。
痛みやぐらつきが出てきたことはその調和についてやや心配です。

また骨が減ってきたことは歯周病のゴールまでどのくらいまで来ているのかも心配です。


費用をかけることもある時には必要になりますが、全体のゴールの姿といつ頃になりそうなのかとか見通しを立てるために、再評価をしっかりしてからのほうが無駄がでないように思えます。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ポンタ 2世さん
返信日時:2014-10-22 00:03:46
小林先生
さがら先生

ご回答有難うございます。
今まで事あるごとに、今の先生に診て頂いておりましたが、1人の先生が数人の患者を慌ただしく診ている(勿論、数名の助手の方は居ますが)状況では、なかなか先々の事を話す機会はありませんでした。
また、歯周病についても、具体的な指示は無かったように思います。


正直、今の状況ではインプラント保険適応外のブリッジ、外科手術しかないと思い込み、経済的な理由で前に進めない状況でした。

ご指摘を頂きましたように、現状の精査・再評価が必要である事がわかりました。
近くで歯周病治療の得意そうな医院を探して相談してみようかと思います。


今まで、他の医院に行った事がないので、不安があります。何かアドバイス等ありましたらお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-10-22 08:08:24
ご返信ありがとうございます。


>今まで、他の医院に行った事がないので、不安があります。
>何かアドバイス等ありましたらお願い致します。


未知の歯科医院に不安はつきものです。
ご自身に合っているかどうか確認してから治療を申し込みましょう。
確認方法のヒントを少々書いておきます。


それには作業を始める前に相談です。
相談とは話だけです。

すぐ歯石取りやクリーニングなどの作業をするとか、作業中心とかではありません。
相談、計画、再評価、見通しなどどれか一つでも無しのまま、いたずらに作業だけして時間が過ぎて行くと歯を失います。


対話的な話が重要です。
治療前、治療中、治療後に。

困っていることを良く聞いて理解してくれるかどうか、
治療方法について科学的に偏りなく説明してくれるかどうか、
歯周病治療だけの予約時間を確保しているかどうか、
今までの実績はどうか、
歯科衛生士は歯周病治療を担当制で実施しているかどうか、
その医院の実際の症例写真を見せてもらえるかどうか、などがあります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-10-22 16:51:16
細かく言えば何でもそうなんですが、歯周病治療も医院ごとのスキルの差というのが結構顕著です。
歯周治療の場合はこの差がダイレクトに将来残る歯の本数に影響してきますので、殊更慎重に主治医を決める必要があると思います。

極端な話、軽度ならともかく重度歯周炎の方の場合であればA医院にかかるかB医院にかかるかで10年後に残っているご自身の歯の本数に10本ぐらいの差がついたとしてもおかしくないと思います。



本気で歯を残したいとお考えであれば、手間ですが最初から何軒かは回ってからかかりつけを決めるぐらいのお気持ちで歯科医院を探された方がいいと思いますよ。

歯周治療が得意そうな歯科医院については以下の回答でまとめてありますので、ご参考までにどうぞ。

参考→侵襲性歯周炎かも?(歯周病治療が得意な歯科医院の見分け方)



あとそれと、歯周治療を自費で行う医院はほとんどないです。
保険のルール上、歯周(初期)治療や根管治療と言った、工事で言う「基礎工事」の部分を自費で行うというのは保険医療機関の場合一部例外を除いて違反になってしまうからです。

ですので歯周治療にいくら力を入れているという医院でも大体は、保険で頑張って行なっているか、初期治療(ブラッシング指導やスケーリングSRP)終了後の歯周外科で特殊な薬品等を使うことで自費で請求をするというパターンが多いはずで、「自費で歯周(初期)治療を行っている医院」という探し方は地方では現実的ではないかも知れません。



当院の場合は歯周治療も根管治療も自費で行なっていますが、それがしたいばかりに保険治療を一切受付けられない自費專門の歯科医院という形態を取っており、かなり特殊な部類になるかと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ポンタ 2世さん
返信日時:2014-10-23 01:09:41
さがら先生
渡辺先生
ご回答有難うございます。

まずは、カウンセリングに時間を割いて頂ける医院を数件探して現状を聞いて頂く事から始めようかと思います。

最近、歯の事でふさぎ込んでいましたが、今回 先生方にいろいろご教授いただき、前に進む気持ちになりました。
厳しい現状ではありますが、頑張ってみようと思います。


どうも有難うございました。
また、何かありましたらご相談させていただきます。
その時は、宜しくお願い致します。



タイトル 重度の歯周病の補綴について
質問者 ポンタ 2世さん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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