根管治療したが抜歯かも、インプラント科受診までに抜歯するべきか?
相談者:
うさたんさん (48歳:女性)
投稿日時:2014-12-12 13:09:59
右上二番でご相談です。
大学病院、保存科で、根管治療していましたが、痛みは多少軽減したものの完治には、至らず、口腔外科にまわされました。
当初は、歯根端切除とのことでしたが、口腔外科の先生のCT判断では、歯の形状(破折?根管二本かも?)ということで、抜歯勧められました。
今も、歯茎に嚢胞あり、メインが、口腔外科になり、根管治療もストップ 強い痛みがでたら、抗生剤で対処するとのことです。
また抜歯してみないと、骨の状態が分からないので、インプラントなら場合により移植が必要かも…との事でした。
インプラント科の初診予約とれたのは、1/31。
今も疼痛があり、…激痛ではないが、不快感あり…この状態で、あと二ヶ月先までもつか不安です。
今の状態のまま、二ヶ月先まで待つより、(大学病院の為、各科に分かれており、口腔外科の先生に、次はインプラント科受診後、抜歯時にと言われて、次の予約はなし)抜歯だけでも早めにして、膿を出してしまった方がよいような気がしますが、いかがでしょうか?
またこの場合、口腔外科の先生に、ご相談するのがよろしいでしょうか。
根幹治療の発端となった激痛思うと、年末年始もあり、不安で不安でたまりません。
どうかアドバイス頂けたらと思います。
よろしくお願いいたします。
大学病院、保存科で、根管治療していましたが、痛みは多少軽減したものの完治には、至らず、口腔外科にまわされました。
当初は、歯根端切除とのことでしたが、口腔外科の先生のCT判断では、歯の形状(破折?根管二本かも?)ということで、抜歯勧められました。
今も、歯茎に嚢胞あり、メインが、口腔外科になり、根管治療もストップ 強い痛みがでたら、抗生剤で対処するとのことです。
また抜歯してみないと、骨の状態が分からないので、インプラントなら場合により移植が必要かも…との事でした。
インプラント科の初診予約とれたのは、1/31。
今も疼痛があり、…激痛ではないが、不快感あり…この状態で、あと二ヶ月先までもつか不安です。
今の状態のまま、二ヶ月先まで待つより、(大学病院の為、各科に分かれており、口腔外科の先生に、次はインプラント科受診後、抜歯時にと言われて、次の予約はなし)抜歯だけでも早めにして、膿を出してしまった方がよいような気がしますが、いかがでしょうか?
またこの場合、口腔外科の先生に、ご相談するのがよろしいでしょうか。
根幹治療の発端となった激痛思うと、年末年始もあり、不安で不安でたまりません。
どうかアドバイス頂けたらと思います。
よろしくお願いいたします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2014-12-12 14:05:48
うさたん さん、こんにちは。
>口腔外科の先生に、ご相談するのがよろしいでしょうか。
病院のシステムにもよるかと思いますが、現在の受診科が口腔外科なのでしたら、そちらにご相談になってみてはいかがでしょう。
抜歯のタイミングや、インプラント科への流れなどについて、よく説明していただきましょう。
>口腔外科の先生に、ご相談するのがよろしいでしょうか。
病院のシステムにもよるかと思いますが、現在の受診科が口腔外科なのでしたら、そちらにご相談になってみてはいかがでしょう。
抜歯のタイミングや、インプラント科への流れなどについて、よく説明していただきましょう。
相談者からの返信
相談者:
うさたんさん
返信日時:2014-12-12 14:32:22
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-12-12 18:51:58
・上二番、抜歯だけでも早めにして骨に対しての悪影響が最小限で済みますか
炎症を起こしている上二番の抜歯後は歯槽骨の厚みと高さが足りなくなりがちです。
抜歯と決まったらなるべく早めのほうが良いと思います。
それは炎症のために歯槽骨が現時点でも縮小傾向にあり、抜歯後はさらなる吸収が進みます。
そのためには抗菌療法をしておきながら抜歯してただちに抜歯窩保護という観点で、骨補てん剤と吸収性コラーゲンを用いて抜歯後の歯周組織の委縮を予防するようにするのです。
インプラントは抜歯の時から始まりますと常々説いています。
炎症を起こしている上二番の抜歯後は歯槽骨の厚みと高さが足りなくなりがちです。
抜歯と決まったらなるべく早めのほうが良いと思います。
それは炎症のために歯槽骨が現時点でも縮小傾向にあり、抜歯後はさらなる吸収が進みます。
そのためには抗菌療法をしておきながら抜歯してただちに抜歯窩保護という観点で、骨補てん剤と吸収性コラーゲンを用いて抜歯後の歯周組織の委縮を予防するようにするのです。
インプラントは抜歯の時から始まりますと常々説いています。
相談者からの返信
相談者:
うさたんさん
返信日時:2014-12-12 20:49:41
松山先生、詳しいご回答をありがとうございました。
教えていただいたおかげで、今の担当医の先生に、早速ご相談してみます。
今回初めて歯の激痛を体感し、たまたま拝見したこちらのサイトで、患者側も、しっかり知識、情報を得ることの大切さを感じております。
ありがとうございました。
教えていただいたおかげで、今の担当医の先生に、早速ご相談してみます。
今回初めて歯の激痛を体感し、たまたま拝見したこちらのサイトで、患者側も、しっかり知識、情報を得ることの大切さを感じております。
ありがとうございました。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2014-12-13 00:53:54
こんばんは。
抜歯してインプラントか保存的治療を続けるかですが個人的にはインプラントはできるだけ避けられたほうがいいと考えています。
もしあえてインプラントを選択なされる場合は今後起こりえるリスクについて十分理解なさったうえで決断されることをお勧めいたします。
実際に診察したわけではないのではっきりしたことはいえませんが上顎2番とのことなので残す手立てはいくらでもありそうに思います。
先ずは根管治療を試みるのがいいと思いますが仮に2根管だとして根管形成が一方の根管ができなければ意図的再植という手法もあります、個人的にはあきらめずに残す手立てを考えていただけるDrを探すのがいちばんいいようにおもいます。
世間の風潮は根管治療もせず抜歯してインプラントをするという方向に向かっているように感じますが歯医者が根管治療を放棄したらおしまいだと考えています。
私か経験した側切歯2根管の症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2003
もし歯根破折なら接着再植という方法もないわけではありません、引き受けていただけるDrを探してみてはいかがでしょうか。
右上2番の外部接着再植症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3225
抜歯してインプラントか保存的治療を続けるかですが個人的にはインプラントはできるだけ避けられたほうがいいと考えています。
もしあえてインプラントを選択なされる場合は今後起こりえるリスクについて十分理解なさったうえで決断されることをお勧めいたします。
実際に診察したわけではないのではっきりしたことはいえませんが上顎2番とのことなので残す手立てはいくらでもありそうに思います。
先ずは根管治療を試みるのがいいと思いますが仮に2根管だとして根管形成が一方の根管ができなければ意図的再植という手法もあります、個人的にはあきらめずに残す手立てを考えていただけるDrを探すのがいちばんいいようにおもいます。
世間の風潮は根管治療もせず抜歯してインプラントをするという方向に向かっているように感じますが歯医者が根管治療を放棄したらおしまいだと考えています。
私か経験した側切歯2根管の症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2003
もし歯根破折なら接着再植という方法もないわけではありません、引き受けていただけるDrを探してみてはいかがでしょうか。
右上2番の外部接着再植症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3225
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2014-12-13 09:51:49
大学病院のシステム上の問題、としか申し上げられないですね。
大変にお気の毒です。
ご相談の部位に関しては、骨の量、歯茎のボリューム、形態の回復が非常に難しい部位です。
単純に直ぐ抜歯してしまうと、骨とか歯茎が凄く痩せてしまって、それらを再生、再構築してからでないとインプラントは出来ない可能性が高いと思います。
そうなると、非常に患者さんが難易度の高い辛い、痛い腫れる手術を何度もしなければならない、と言うことも起こり得るのでは、と危惧します。
特に、大学病院では、国の認めている材料とか方法とかしか認められていないので、いまだに腰骨移植とかの自家骨移植をするとかしており、その影響で暫く片足引きずる、ビッコになってしまう、と言うお話も聞いたことがあります。
なので、よくよくお考えの上で治療選択、医院選択されることを強くお勧めします。
今回のご相談では、まず根管治療の専門家でCTを常備してくれている先生を探されること、ではないでしょうか。
又そう言う専門家の先生でしたら、信頼置けるインプラント医と連携している可能性も非常に高いので、そこから伝手を頼られるのが良い、と思います。
根の治療も自費治療になるかも知れないのですが、その辺もご承知されていただきたいです。
痛み抱えたまま年末年始はお辛いでしょうから、早急に根管治療専門医を探されて見ることをお勧めします。
失礼しました。
大変にお気の毒です。
ご相談の部位に関しては、骨の量、歯茎のボリューム、形態の回復が非常に難しい部位です。
単純に直ぐ抜歯してしまうと、骨とか歯茎が凄く痩せてしまって、それらを再生、再構築してからでないとインプラントは出来ない可能性が高いと思います。
そうなると、非常に患者さんが難易度の高い辛い、痛い腫れる手術を何度もしなければならない、と言うことも起こり得るのでは、と危惧します。
特に、大学病院では、国の認めている材料とか方法とかしか認められていないので、いまだに腰骨移植とかの自家骨移植をするとかしており、その影響で暫く片足引きずる、ビッコになってしまう、と言うお話も聞いたことがあります。
なので、よくよくお考えの上で治療選択、医院選択されることを強くお勧めします。
今回のご相談では、まず根管治療の専門家でCTを常備してくれている先生を探されること、ではないでしょうか。
又そう言う専門家の先生でしたら、信頼置けるインプラント医と連携している可能性も非常に高いので、そこから伝手を頼られるのが良い、と思います。
根の治療も自費治療になるかも知れないのですが、その辺もご承知されていただきたいです。
痛み抱えたまま年末年始はお辛いでしょうから、早急に根管治療専門医を探されて見ることをお勧めします。
失礼しました。
相談者からの返信
相談者:
うさたんさん
返信日時:2014-12-13 10:11:58
山田先生、
松元先生、
ご丁寧なご回答をありがとうございます。
そうですよね。
抜歯は最後の手段にして、なるべく残す方向で、できればよいのですが…
いろいろ調べてみることが大切ですね〜
ありがとうございました。
松元先生、
ご丁寧なご回答をありがとうございます。
そうですよね。
抜歯は最後の手段にして、なるべく残す方向で、できればよいのですが…
いろいろ調べてみることが大切ですね〜
ありがとうございました。
タイトル | 根管治療したが抜歯かも、インプラント科受診までに抜歯するべきか? |
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質問者 | うさたんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:2番(側切歯) インプラント治療法 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。