9才、前歯をぶつけ歯科で大丈夫と言われたが心配でたまらない

相談者: ゆめママさん (45歳:女性)
投稿日時:2015-01-22 12:27:40
昨日夕方、9才の子供が走りながら、歩道橋の鉄製の手すりに真正面から顔面をぶつけました。

手摺はちょうど子供の鼻の高さですが、上を向いて走っていたので、手摺に気付かず突進する形になり、右の鼻の穴の下に横に1センチ程の切り傷ができました。


急いで歯を確認すると、歯は折れてはいないものの、左の前歯永久歯)の根元に血がついていました。

上唇をはがすと裏側の粘膜中央に赤黒い傷がありました。
恐らく鼻の下を強打したので歯で上唇の粘膜が傷つきそこからの出血だったかも知れません。


ちょうど小児歯科医院での定期健診の帰り道だったので急いで引き返し、診ていただいたところ、大きなぐらつきはない(現在上歯の裏側にリンガルアーチを固定する矯正治療中なので少々のぐらつきは普通)、金属の棒で前歯4本を下からたたいてみても痛みはない(破折していれば強い痛みがある)、歯茎に水をかけた後観察しても出血はない(破折していれば歯と歯肉の境に出血が見られる)とのことで大丈夫だろうと言われ帰宅しました。
レントゲンは撮っていません。)

しかし色々調べていると、歯に強い外力を受けると直後は何もなくとも歯髄が死んで次第に歯が黒くなってくる、歯根膜が損傷を受けている場合があることを知り、大変心配になってきました。


昨日から前歯の状態に変化はなく、また痛みもないようですが、神経にダメージを受けた可能性があるでしょうか?

神経にダメージを受けたか否かは実際に歯が黒くなってみないとわからないのでしょうか?
(現状で判断する方法はあでしょうか?)


神経が損傷している心配があるのならできるだけのことをして子供の永久歯を守りたいと思っています。
早急にやっておくべきことはありますか?

現在フェイスマスクを使用して下顎前突矯正中ですが、フェイスマスクの使用を中止した方がいいでしょうか?
ぜひアドバイスよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-01-22 12:51:18
>神経にダメージを受けたか否かは実際に歯が黒くなってみないとわからないのでしょうか?
>(現状で判断する方法はあでしょうか?)

そうですね。
受傷直後は非常に分かりにくいです。

数日たった場合、電気歯髄診などでわかることもありますが不正確なこともあります。


>早急にやっておくべきことはありますか?

慎重に経過をみるしかありません。


>フェイスマスクの使用を中止した方がいいでしょうか?

担当医に直接確認されてください。

個人的には中止する必要は無いと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2015-01-22 14:12:29
堀先生 
早速のご回答ありがとうございました。


打撲し歯が黒くなってから受診し歯髄を抜く処置を行った児童に対し担当医が「受傷直後に受診していれば、歯髄が保存できたかも知れない」と書いたブログを拝読し、一刻も早い対処が必要だと感じ焦っていました。

昨日受診直後に歯科医の診察は受けたものの、とても不安で、今からでも大学病院小児歯科)を受診すべきか迷っています。
必要性はあるでしょうか?

昨日も心配ならばレントゲンを撮りますと先生に言われましたが、触診で大丈夫だろうとのことだったので撮りませんでした。
今からでもレントゲンを至急撮るべきでしょうか?


数日たって電気歯髄診を受ければ、神経が死んでいないかわかりますか?
その電気歯髄診は9才の子供でも受けられますか?
その時反応があり神経が死んでいなくても、その後に死ぬ可能性もあるのでしょうか?


慎重に経過を見るというのは、歯が黒くなるかを観察するということでしょうか?
黒くさせないため、歯髄を保存するために今できることはないですか?


一刻を争うことがあるのではと心配が尽きません。
質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-01-22 15:54:16
>「受傷直後に受診していれば、歯髄が保存できたかも知れない」と書いたブログを拝読し、一刻も早い対処が必要だと感じ焦っていました。

受傷時に明らかに歯が折れている、抜けているなどいった場合には早急な処置が必要になりますが、今回のように外見から異常が見られないような場合であればあまり関係ありません。

なおかつ、受傷から既に1日経ってるので「早急」な時期は過ぎています。


>今からでも大学病院小児歯科)を受診すべきか迷っています。
>必要性はあるでしょうか?

個人的には必要性を感じません。


>今からでもレントゲンを至急撮るべきでしょうか?

仮に今レントゲンを撮影して何か異常が見つかったとしても、おそらく対応は変わらないと考えられます。


>数日たって電気歯髄診を受ければ、神経が死んでいないかわかりますか?

「電気刺激に反応を示すかどうか」は分かります。
ただ、反応を示さなかったからといって必ずしも「歯髄が死んだ」とは判断できないこともあります。


>その電気歯髄診は9才の子供でも受けられますか?

歯の表面にチップを当て、徐々に電気刺激を加えていき痛みを感じるかどうかをみる診査です。
9歳であれば全く問題なく受けられます。


>その時反応があり神経が死んでいなくても、その後に死ぬ可能性もあるのでしょうか?

十分あり得ます。


>慎重に経過を見るというのは、歯が黒くなるかを観察するということでしょうか?

変色以外にも、痛み等の変化をみることも大切かと思います。


>黒くさせないため、歯髄を保存するために今できることはないですか?

ありません。


>一刻を争うことがあるのではと心配が尽きません。

先程も書きましたが「一刻を争う」時期は既に過ぎています。

突然のことで心配し、動揺されているかとは思いますが今は担当医を信じて経過を診てもらうことに専念されることをお勧めします。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2015-01-22 16:22:19
堀先生
 
詳細なご回答をいただきありがとうございます。
先生から、外見上の異常がないこと、一刻争う時期は過ぎていること、レントゲンを撮っても対応は変わらないことをご指摘いただき、経過を見守ろうという心境になりました。



>仮に今レントゲンを撮影して何か異常が見つかったとしても、おそらく対応は変わらないと考えられます。

レントゲンを撮って、仮に歯根破折があった場合にも、何も対応はないのでしょうか?


>変色以外にも、痛み等の変化をみることも大切かと思います。

経過観察中の観察事項として、歯の変色、自発痛の発現以外にも何かあれば教えてください。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-01-22 16:52:50
>レントゲンを撮って、仮に歯根破折があった場合にも、何も対応はないのでしょうか?

状況にもよると思いますが、仮に歯根破折が疑われたとしても、症状がなければやはり経過観察になる可能性は高いと考えられます。


>経過観察中の観察事項として、歯の変色、自発痛の発現以外にも何かあれば教えてください。

勘違いをさせる書き方をしてしまったかもしれませんが、色々な観察を行うのは歯科医師の役割です。

ご家庭ではとにかく「今までと違うこと」が起きていないかどうかに気を付ければ十分だと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2015-01-23 09:29:06
堀先生
ご回答ありがとうございました。

もう一つ疑問があるので教えてください。


打撲して、歯髄に損傷があるかどうか、レントゲンでわかりますか?

いずれ歯髄が死んでしまう原因は、外傷を受けた際に血管が断裂して歯に血流がいかなくなるからだと知りました。
レントゲンで、血管が断裂してしまったかどうかを知ることはできますか?
歯科用CTなら歯髄、血管が写りますか?


なぜ知りたいかと言うと、歯髄や血管に損傷があるとわかればできる限り前歯を安静にしたいのですが、マスクを装着するリンガルアーチが前歯に当たっているため一時フェイシャルマスクを中止しようかと考えているからです。

なんども質問して申し訳ありませんがよろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-01-23 10:27:46
>打撲して、歯髄に損傷があるかどうか、レントゲンでわかりますか?

レントゲンでもCTでも判断できません。


>歯髄や血管に損傷があるとわかればできる限り前歯を安静にしたいのですが、マスクを装着するリンガルアーチが前歯に当たっているため一時フェイシャルマスクを中止しようかと考えているからです。

フェイシャルマスクを中止したからといって歯髄へのダメージを回避できるわけではありません。


今後歯髄死が起こるかどうかは全くの運次第です。

「何かしたい」というお気持ちも分からなくはありませんが、現時点でできることは何もありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2015-01-23 13:38:52
堀先生

長々とおつきあいいただきありがとうございました。



タイトル 9才、前歯をぶつけ歯科で大丈夫と言われたが心配でたまらない
質問者 ゆめママさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた
歯をぶつけた(歯の打撲・外傷)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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