抜髄と根管治療、保険か自費かの判断
相談者:
redbullさん (42歳:男性)
投稿日時:2015-02-03 23:02:17
5-6年前に左上7番を治療して銀のクラウンを入れました。
最近になってその歯が少し痛むようになったので診ていただいたところ、神経を抜いて治療する必要があると言われました。
また、6番と接している側と、8番側(8番はありませんが)の歯肉の中の方(深い箇所?)にも虫歯になっている箇所があると言われました。
このような状態ですが、保険による治療にするか自由診療にするか悩んでいます。
こちらのサイトを拝見すると、根管治療に関しては、設備や時間をかけて丁寧にできる分、自由診療の方が成功率が高い、とのご意見が多いように思いました。
上記で言う根管治療とは、既に神経を取った歯の再治療の事でしょうか?
それともこれから神経を取る治療のことも含まれていますでしょうか?
自分としては、経済的には保険の方が助かるものの、あとで抜歯になるような事はなるべく避けたいので、必要であれば自由診療も検討しようと思っています。
例えば、
・神経を取るのも再根管治療も、そう変わらないので、自由診療の優位性に変わりはない
・神経を抜く治療は、(再根管治療に比べれば)保険/自由診療の差がでないでしょう
どちらでしょうか?
一概には言えないと思いますが、一般論としてで結構です。
よろしくお願いいたします。
最近になってその歯が少し痛むようになったので診ていただいたところ、神経を抜いて治療する必要があると言われました。
また、6番と接している側と、8番側(8番はありませんが)の歯肉の中の方(深い箇所?)にも虫歯になっている箇所があると言われました。
このような状態ですが、保険による治療にするか自由診療にするか悩んでいます。
こちらのサイトを拝見すると、根管治療に関しては、設備や時間をかけて丁寧にできる分、自由診療の方が成功率が高い、とのご意見が多いように思いました。
上記で言う根管治療とは、既に神経を取った歯の再治療の事でしょうか?
それともこれから神経を取る治療のことも含まれていますでしょうか?
自分としては、経済的には保険の方が助かるものの、あとで抜歯になるような事はなるべく避けたいので、必要であれば自由診療も検討しようと思っています。
例えば、
・神経を取るのも再根管治療も、そう変わらないので、自由診療の優位性に変わりはない
・神経を抜く治療は、(再根管治療に比べれば)保険/自由診療の差がでないでしょう
どちらでしょうか?
一概には言えないと思いますが、一般論としてで結構です。
よろしくお願いいたします。
回答1
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2015-02-04 01:23:13
redbull さんこんばんは
>どちらでしょうか?
神経を抜く治療は、保険/自由診療の差が特に出ると思います。
そこできちんとした治療がされていれば再根管治療の可能性は減ると思います。
保険/自由診療の差と言うよりも、治療の質の差というか、技術や知識の差が重要かと思います。
根管治療の専門医であれば安心かと思います。
虫歯の治療もそうですが、初期治療はとても大事かと思います。
>神経を抜いて治療する必要があると言われました。
とあるので抜随かと思われます。
もしかしたらですが、神経を保存するという選択肢もあるかもしれませんね。
お大事にどうぞ。
>どちらでしょうか?
神経を抜く治療は、保険/自由診療の差が特に出ると思います。
そこできちんとした治療がされていれば再根管治療の可能性は減ると思います。
保険/自由診療の差と言うよりも、治療の質の差というか、技術や知識の差が重要かと思います。
根管治療の専門医であれば安心かと思います。
虫歯の治療もそうですが、初期治療はとても大事かと思います。
>神経を抜いて治療する必要があると言われました。
とあるので抜随かと思われます。
もしかしたらですが、神経を保存するという選択肢もあるかもしれませんね。
お大事にどうぞ。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2015-02-04 02:02:01
こんばんは。
個人的な見解ですが保険診療であろうと自費診療であろうと同じDrがするのなら結果は同じだと思います。
>必要であれば自由診療も検討しようと思っています。
ここの質問でも自由診療で根管治療をしてもよくならなかったという声も散見いたします。
要はDrの腕次第だと思います。
抜髄根管充填 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=240
個人的な見解ですが保険診療であろうと自費診療であろうと同じDrがするのなら結果は同じだと思います。
>必要であれば自由診療も検討しようと思っています。
ここの質問でも自由診療で根管治療をしてもよくならなかったという声も散見いたします。
要はDrの腕次第だと思います。
抜髄根管充填 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=240
回答3
回答日時:2015-02-04 04:40:03
かかる先生によっての成功率の差というのは知識や経験、技量の差によって当然ながら大きく出て来る訳ですが、それを他人が(本人さえも)知る方法というのはほとんどありませんので、日本の一般的な保険治療の平均的な成功率vs欧米の専門医の成功率 で比較して検討するのが現実的だと思います。
データに信頼性が低いものや、時代が違ったりばらつきが大きいなどの問題があるのですが治療の成功率については概ね、
【神経を抜く治療】
保険50〜60%ぐらい?? 専門医90%以上
【過去に神経を抜いた歯が失敗していて再治療を行う場合】
保険30%ぐらい?? 専門医60〜80%ぐらい
と考えられると思います。
この差を理解する上でのポイントが2つあって、
@初めて神経を抜く(=生きている神経を麻酔して抜く)場合は、根管の中は無菌であるが、それが失敗してしまった場合(※redbullさんの今の状態)、根管の中はかなり複雑な細菌感染を起こしてしまっている
A保険治療というのはより多くの国民に可能な限り安価で提供される制度であるので、効率が重視されるのに対して、専門医の行う医療は結果が最も重要視される
・・という番うがあると思います。
この違いを例えると、
@新しく設置された新品のお風呂(生きている神経)掃除を、一般人が短時間(15分ぐらい)で行うのと訓練を受けたプロが時間をかけて(1時間ぐらい)行うのと、
A何年もかけてカビカビになってしまったお風呂掃除を、一般人が短時間で行うのと訓練を受けたプロが時間をかけて行う
ぐらいの違いだと思います。
以上はあくまでも確率論ですから、短時間でプロ顔負けの結果を出す一般人もいれば長時間で一般人以下の結果しか出せないプロというのもあり得ますし、1回1回の結果で考えると一般人がしてもプロがしても成功と失敗のケースがあり得ます。
あとはこういったことに人それぞれ価値観の異なる「高額な」費用や時間を費やせるか?の判断になるかと思います。
更にredbullさんの場合は問題となっている歯が上の7番ですから、
「保存が出来ればそれに越したことはないが、最悪抜歯になったとしてもおそらくそのまま放置して問題になることがほとんどない歯」
ということも言えます。
この点は重要だと思います。
ですのでredbullさんのお口の中にはもしかすると、この歯の保存のために数十万円かけるぐらいだったら、他にもっと投資効果の高い問題もあるかも知れません。
例えば相場があまりないのでこれは当院の場合での話になりますが、普通抜歯になっても仕方ない様な歯の再根管治療〜被せ物には30万ぐらいがかかるのに対して、軽度〜中等度の歯周炎の治療〜予防指導は半額ぐらいで済みます。
良くて1本救えるだけの治療の30万よりは、数本以上がおそらく将来助かる15万円の方が投資効果が高いというのは言えると思います。
データに信頼性が低いものや、時代が違ったりばらつきが大きいなどの問題があるのですが治療の成功率については概ね、
【神経を抜く治療】
保険50〜60%ぐらい?? 専門医90%以上
【過去に神経を抜いた歯が失敗していて再治療を行う場合】
保険30%ぐらい?? 専門医60〜80%ぐらい
と考えられると思います。
この差を理解する上でのポイントが2つあって、
@初めて神経を抜く(=生きている神経を麻酔して抜く)場合は、根管の中は無菌であるが、それが失敗してしまった場合(※redbullさんの今の状態)、根管の中はかなり複雑な細菌感染を起こしてしまっている
A保険治療というのはより多くの国民に可能な限り安価で提供される制度であるので、効率が重視されるのに対して、専門医の行う医療は結果が最も重要視される
・・という番うがあると思います。
この違いを例えると、
@新しく設置された新品のお風呂(生きている神経)掃除を、一般人が短時間(15分ぐらい)で行うのと訓練を受けたプロが時間をかけて(1時間ぐらい)行うのと、
A何年もかけてカビカビになってしまったお風呂掃除を、一般人が短時間で行うのと訓練を受けたプロが時間をかけて行う
ぐらいの違いだと思います。
以上はあくまでも確率論ですから、短時間でプロ顔負けの結果を出す一般人もいれば長時間で一般人以下の結果しか出せないプロというのもあり得ますし、1回1回の結果で考えると一般人がしてもプロがしても成功と失敗のケースがあり得ます。
あとはこういったことに人それぞれ価値観の異なる「高額な」費用や時間を費やせるか?の判断になるかと思います。
更にredbullさんの場合は問題となっている歯が上の7番ですから、
「保存が出来ればそれに越したことはないが、最悪抜歯になったとしてもおそらくそのまま放置して問題になることがほとんどない歯」
ということも言えます。
この点は重要だと思います。
ですのでredbullさんのお口の中にはもしかすると、この歯の保存のために数十万円かけるぐらいだったら、他にもっと投資効果の高い問題もあるかも知れません。
例えば相場があまりないのでこれは当院の場合での話になりますが、普通抜歯になっても仕方ない様な歯の再根管治療〜被せ物には30万ぐらいがかかるのに対して、軽度〜中等度の歯周炎の治療〜予防指導は半額ぐらいで済みます。
良くて1本救えるだけの治療の30万よりは、数本以上がおそらく将来助かる15万円の方が投資効果が高いというのは言えると思います。
相談者からの返信
相談者:
redbullさん
返信日時:2015-02-04 08:36:44
相談者からの返信
相談者:
redbullさん
返信日時:2015-02-04 08:58:55
> 渡辺先生
ありがとうございます。
> @初めて神経を抜く(=生きている神経を麻酔して抜く)場合は、根管の中は無菌であるが、それが失敗してしまった場合(※redbullさんの今の状態)、根管の中はかなり複雑な細菌感染を起こしてしまっている
自分の場合7番は過去に治療しているものの現状神経は残っているのですが、上記の「※redbullさんの今の状態」とおっしゃっているのは、今回の治療が失敗した場合の事でしょうか?
また、今回保険での治療も検討しており、マイクロ+ラバーダムで治療してくださる保険医の先生も見つけました。
(若い先生でした)
ただ、このサイトを拝見していると保険治療での根管治療は採算が合わないとのご意見が多く見られるので、どこまで丁寧にしてくださるのか心配な気持ちもあります。
抜髄自体は再根管治療に比べれば、それほど時間・手間もかからないものなのでしょうか?
渡辺先生のおっしゃるとおり、他にも治療の必要な歯があるので、7番に関しては保険でも、とも思うのですが、一方で始めの治療(抜随)をしっかりする事が肝心なのでは、とも思い悩んでいます。
要領を得ない文章ですみません。
宜しくお願い致します。
ありがとうございます。
> @初めて神経を抜く(=生きている神経を麻酔して抜く)場合は、根管の中は無菌であるが、それが失敗してしまった場合(※redbullさんの今の状態)、根管の中はかなり複雑な細菌感染を起こしてしまっている
自分の場合7番は過去に治療しているものの現状神経は残っているのですが、上記の「※redbullさんの今の状態」とおっしゃっているのは、今回の治療が失敗した場合の事でしょうか?
また、今回保険での治療も検討しており、マイクロ+ラバーダムで治療してくださる保険医の先生も見つけました。
(若い先生でした)
ただ、このサイトを拝見していると保険治療での根管治療は採算が合わないとのご意見が多く見られるので、どこまで丁寧にしてくださるのか心配な気持ちもあります。
抜髄自体は再根管治療に比べれば、それほど時間・手間もかからないものなのでしょうか?
渡辺先生のおっしゃるとおり、他にも治療の必要な歯があるので、7番に関しては保険でも、とも思うのですが、一方で始めの治療(抜随)をしっかりする事が肝心なのでは、とも思い悩んでいます。
要領を得ない文章ですみません。
宜しくお願い致します。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-02-04 16:41:58
回答5
回答日時:2015-02-04 19:05:02
>自分の場合7番は過去に治療しているものの現状神経は残っているのですが、
すみません!再治療のつもりで回答してしまっていました。
初回治療でしたら、なおのことしっかりとした治療が必要だと思います。
(もちろん全体的な計画の中で判断する必要がありますが)
それ以前に、水川先生がご指摘された通り、残せるなら残した方がいいと思いますよ。
すみません!再治療のつもりで回答してしまっていました。
初回治療でしたら、なおのことしっかりとした治療が必要だと思います。
(もちろん全体的な計画の中で判断する必要がありますが)
それ以前に、水川先生がご指摘された通り、残せるなら残した方がいいと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
redbullさん
返信日時:2015-02-04 22:19:56
タイトル | 抜髄と根管治療、保険か自費かの判断 |
---|---|
質問者 | redbullさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療の専門医 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。