歯根端切除後も歯茎の膨らみが消えず、根の先の古い薬も除去しきれず
相談者:
てつおさん (38歳:男性)
投稿日時:2015-02-05 21:57:54
こんばんは。
17年前に怪我がもとで経過が悪くなった前歯1番、2番を歯根端切除しました。
10か月ほど前、フィステルができて、以来、長期にわたり大学病院で再根管治療を受けましたが、歯ぐきの膨らみが完全には消えないまま、2か月前、加圧充根し、
今後必要があれば歯根端切除をする」
ということになりました。
「歯根端切除をしたため、根の先端にある古い薬を取りきれないが、根管内は、これ以上削ると根管が薄くなりもろくなる、というぐらい処置を行った」
ということです。
「残っている歯ぐきの膨らみは、「傷」のようなものであり、膿は増えていない。
うまくいいくと1年ぐらい経過すると消失する」
と言われました。
すぐに、もう一度歯根端切除しないのは、
「外科手術の侵襲によるリスクを鑑みると、もう少し様子を見た方がよい」
ということでした。
そこで、2点お尋ねいたします。
@自分のケースが、一度歯根端切除をしたため、根管治療が難しいケースであることは理解していますが、歯ぐきの膨らみが消えないまま、治療を一旦終える、という判断はありえるのでしょうか?
A根の先の古い薬を放置しておくことは、もう一度歯根端切除を行うこととどちらがリスクが大きいのでしょうか?
ご回答、よろしくお願いいたします。
17年前に怪我がもとで経過が悪くなった前歯1番、2番を歯根端切除しました。
10か月ほど前、フィステルができて、以来、長期にわたり大学病院で再根管治療を受けましたが、歯ぐきの膨らみが完全には消えないまま、2か月前、加圧充根し、
今後必要があれば歯根端切除をする」
ということになりました。
「歯根端切除をしたため、根の先端にある古い薬を取りきれないが、根管内は、これ以上削ると根管が薄くなりもろくなる、というぐらい処置を行った」
ということです。
「残っている歯ぐきの膨らみは、「傷」のようなものであり、膿は増えていない。
うまくいいくと1年ぐらい経過すると消失する」
と言われました。
すぐに、もう一度歯根端切除しないのは、
「外科手術の侵襲によるリスクを鑑みると、もう少し様子を見た方がよい」
ということでした。
そこで、2点お尋ねいたします。
@自分のケースが、一度歯根端切除をしたため、根管治療が難しいケースであることは理解していますが、歯ぐきの膨らみが消えないまま、治療を一旦終える、という判断はありえるのでしょうか?
A根の先の古い薬を放置しておくことは、もう一度歯根端切除を行うこととどちらがリスクが大きいのでしょうか?
ご回答、よろしくお願いいたします。
回答1
水川歯科医院(荒川区東日暮里)の水川です。
回答日時:2015-02-06 00:02:12
てつお さんこんばんは
>大学病院で再根管治療を受けました
ということは、歯内療法科の先生に診て頂いたのでしょうか?
であれば、かなり厳しい状況なのかもしれませんね。
>歯ぐきの膨らみが消えないまま、治療を一旦終える、という判断はありえるのでしょうか?
それぞれの考え方があるので一概には言えませんが、個人的には何らかの治療を過案が得ると思います。
>A根の先の古い薬を放置しておくことは、もう一度歯根端切除を行うこととどちらがリスクが大きいのでしょうか?
こちらもそうですが、まずは、古い薬を取りきる用に努力します。
もし、出来ない場合には、歯根端切除術も考えるとおもいます。
>大学病院で再根管治療を受けました
ということは、歯内療法科の先生に診て頂いたのでしょうか?
であれば、かなり厳しい状況なのかもしれませんね。
>歯ぐきの膨らみが消えないまま、治療を一旦終える、という判断はありえるのでしょうか?
それぞれの考え方があるので一概には言えませんが、個人的には何らかの治療を過案が得ると思います。
>A根の先の古い薬を放置しておくことは、もう一度歯根端切除を行うこととどちらがリスクが大きいのでしょうか?
こちらもそうですが、まずは、古い薬を取りきる用に努力します。
もし、出来ない場合には、歯根端切除術も考えるとおもいます。
相談者からの返信
相談者:
てつおさん
返信日時:2015-02-06 21:28:35
水川先生
ご回答有難うございました。
ご教示頂いたことを参考に、今後の治療に臨みたいと思います。
ご回答有難うございました。
ご教示頂いたことを参考に、今後の治療に臨みたいと思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2015-02-07 01:17:33
こんばんは。
歯根切除がうまくいかず再根管治療をなさっていて根尖部の腫脹が治らないまま根管充填をしたわけですね。
>歯ぐきの膨らみが消えないまま、治療を一旦終える、という判断はありえるのでしょうか?
これが炎症による腫脹なら根管充填は避けるべきだと思います。
>根の先の古い薬を放置しておくことは、もう一度歯根端切除を行うこととどちらがリスクが大きいのでしょうか?
歯茎のふくらみが感染で原因が古い根充在なら何としても根充剤を除去しなければなりません。
幸い1番、2番ということなので根充剤の助教は難しくないと思います、要は根充剤の除去を確実にできる技術を持っているDrかどうかだと思います。
個人的には歯根端切除をすべきでなかった症例のように思います。
歯根端切除失敗例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2758
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
歯根切除がうまくいかず再根管治療をなさっていて根尖部の腫脹が治らないまま根管充填をしたわけですね。
>歯ぐきの膨らみが消えないまま、治療を一旦終える、という判断はありえるのでしょうか?
これが炎症による腫脹なら根管充填は避けるべきだと思います。
>根の先の古い薬を放置しておくことは、もう一度歯根端切除を行うこととどちらがリスクが大きいのでしょうか?
歯茎のふくらみが感染で原因が古い根充在なら何としても根充剤を除去しなければなりません。
幸い1番、2番ということなので根充剤の助教は難しくないと思います、要は根充剤の除去を確実にできる技術を持っているDrかどうかだと思います。
個人的には歯根端切除をすべきでなかった症例のように思います。
歯根端切除失敗例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2758
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89
相談者からの返信
相談者:
てつおさん
返信日時:2015-02-07 07:01:48
山田先生
ご回答ありがとうございます。
>要は根充剤の除去を確実にできる技術を持っているDrかどうかだと思います。
歯根端切除したため、古い薬を除去しようとすると歯根膜を傷つけてしまうようです。
治療方針としては、改めて歯根端切除を行うことになっていましたが、歯ぐきに膨らみがあるものの、これは「傷のようなもの」で、「膨張は収まっている」という判断でした。
レントゲンを見ながら説明を受けました。
「外科手術の侵襲によるリスクを鑑みると、もう少し様子を見た方がよい」
ということで、状態が悪化すれば、歯根端切除を行うようです。
ただ、古い薬を残しておくことは、いずれにせよ良くない状況だとはわかりました。
注意して経過を見たいと思います。
本当にありがとうございました。
ご回答ありがとうございます。
>要は根充剤の除去を確実にできる技術を持っているDrかどうかだと思います。
歯根端切除したため、古い薬を除去しようとすると歯根膜を傷つけてしまうようです。
治療方針としては、改めて歯根端切除を行うことになっていましたが、歯ぐきに膨らみがあるものの、これは「傷のようなもの」で、「膨張は収まっている」という判断でした。
レントゲンを見ながら説明を受けました。
「外科手術の侵襲によるリスクを鑑みると、もう少し様子を見た方がよい」
ということで、状態が悪化すれば、歯根端切除を行うようです。
ただ、古い薬を残しておくことは、いずれにせよ良くない状況だとはわかりました。
注意して経過を見たいと思います。
本当にありがとうございました。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2015-02-07 08:18:19
おはようございます。
>ただ、古い薬を残しておくことは、いずれにせよ良くない状況だとはわかりました。
少々誤解があるようなので...、感染源が何なのか現段階では特定できないように思います。
したがって感染源の可能性のあるものは排除しておくということです、根管充填剤の除去もその一環です、歯根端切除も同じです。
根管治療難症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3208
>ただ、古い薬を残しておくことは、いずれにせよ良くない状況だとはわかりました。
少々誤解があるようなので...、感染源が何なのか現段階では特定できないように思います。
したがって感染源の可能性のあるものは排除しておくということです、根管充填剤の除去もその一環です、歯根端切除も同じです。
根管治療難症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3208
相談者からの返信
相談者:
てつおさん
返信日時:2015-02-08 12:40:08
山田先生
ありがとうございました。
ありがとうございました。
タイトル | 歯根端切除後も歯茎の膨らみが消えず、根の先の古い薬も除去しきれず |
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質問者 | てつおさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 歯根端切除術 歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。