要抜歯と診断された右下犬歯について
相談者:
トモハルさん (42歳:男性)
投稿日時:2015-03-16 23:30:32
お忙しい所恐れ入ります。
本日、某大学病院口腔外科にて右下犬歯要抜歯と診断されました。
レントゲンで確認した所、該当歯根部すべてを覆う様な形で影が見られ
「これは歯槽骨が既に無い状態です。
嚢胞も、もちろんあるかもしれませんが、これは抜かないとダメな歯です」
と宣告されました。
歯の症状は、少々のグラつきと何もしていない時は無痛ですが食事の際、特に固いものを噛むと痛む程度です。
また歯の根元(歯茎)を押すと、依然は匂いのきつい透明な膿が出ていたのですが、2週間ほど前に歯茎が腫れ、激しい痛みが続いた時があり、それ以後は歯茎の隙間から同様の匂いがする血膿がでるようになりました。
今回大学病院に診断していただいたきっかけも、激しい痛みが落ち着いたので、近所の歯科医にてレントゲン撮影えおしていただき、大きな嚢胞の様な影が見られた為、根幹治療を提案されたのですが
「根幹治療で治る可能性もありますが、治らない場合は外科手術です」
と診断された為、念のため口腔外科にて診断してもらった所、前述のような診断結果となりました。
根幹治療にて改善の可能性有りと判断されているドクターもいらっしゃる中、一瞥して「抜歯しかない」と診断されるドクターに少々戸惑いをかんじております。
抜歯を宣告されたドクター曰く
「これだけ歯槽骨が吸収されていると歯根膜も当然なくなっている。
どれだけ(あるであろう嚢胞を)掻き出しても歯槽骨は再生しない」
と断言されました。
本当に抜歯しかないのでしょうか?
外科的な患部へのアプローチ(嚢胞除去術等)を希望してはいけないのでしょうか?
一度除去を試みて、それでも再生不可であれば抜歯も止む無しではありますが、何もしないまま「抜きましょう」と言われる事に少々違和感を感じております。
前置きが長くなりましたが以下質問です。
「念のため一度切開して嚢胞除去をお願いします」と依頼するのは非常識でしょうか?
また抜歯以外の方法が無いと判断している状況下で、一度切開して嚢胞除去を試みるのは医術的に不可能、若しくは関係法令に抵触する行為なのでしょうか?
乱文の為、伝わりにくい部分も多々ありますでしょうが、ご回答心よりお待ちしております。
本日、某大学病院口腔外科にて右下犬歯要抜歯と診断されました。
レントゲンで確認した所、該当歯根部すべてを覆う様な形で影が見られ
「これは歯槽骨が既に無い状態です。
嚢胞も、もちろんあるかもしれませんが、これは抜かないとダメな歯です」
と宣告されました。
歯の症状は、少々のグラつきと何もしていない時は無痛ですが食事の際、特に固いものを噛むと痛む程度です。
また歯の根元(歯茎)を押すと、依然は匂いのきつい透明な膿が出ていたのですが、2週間ほど前に歯茎が腫れ、激しい痛みが続いた時があり、それ以後は歯茎の隙間から同様の匂いがする血膿がでるようになりました。
今回大学病院に診断していただいたきっかけも、激しい痛みが落ち着いたので、近所の歯科医にてレントゲン撮影えおしていただき、大きな嚢胞の様な影が見られた為、根幹治療を提案されたのですが
「根幹治療で治る可能性もありますが、治らない場合は外科手術です」
と診断された為、念のため口腔外科にて診断してもらった所、前述のような診断結果となりました。
根幹治療にて改善の可能性有りと判断されているドクターもいらっしゃる中、一瞥して「抜歯しかない」と診断されるドクターに少々戸惑いをかんじております。
抜歯を宣告されたドクター曰く
「これだけ歯槽骨が吸収されていると歯根膜も当然なくなっている。
どれだけ(あるであろう嚢胞を)掻き出しても歯槽骨は再生しない」
と断言されました。
本当に抜歯しかないのでしょうか?
外科的な患部へのアプローチ(嚢胞除去術等)を希望してはいけないのでしょうか?
一度除去を試みて、それでも再生不可であれば抜歯も止む無しではありますが、何もしないまま「抜きましょう」と言われる事に少々違和感を感じております。
前置きが長くなりましたが以下質問です。
「念のため一度切開して嚢胞除去をお願いします」と依頼するのは非常識でしょうか?
また抜歯以外の方法が無いと判断している状況下で、一度切開して嚢胞除去を試みるのは医術的に不可能、若しくは関係法令に抵触する行為なのでしょうか?
乱文の為、伝わりにくい部分も多々ありますでしょうが、ご回答心よりお待ちしております。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-03-17 08:40:55
トモハル さん、こんにちは。
>「念のため一度切開して嚢胞除去をお願いします」と依頼するのは非常識でしょうか?
お願いなさること自体は問題ないかと思いますが、受けてくださる歯科医師を、トモハル さんご自身で探さなくてはなりません。
>抜歯以外の方法が無いと判断している状況下で、一度切開して嚢胞除去を試みるのは医術的に不可能、若しくは関係法令に抵触する行為なのでしょうか?
法令に抵触するようなことはありませんが、お書きになったような状態ですと、かなり難しいかもしれません。
「根幹治療にて改善の可能性有りと判断されているドクターもいらっしゃる」という歯科医師に、ご相談になってみてはいかがでしょう。
>「念のため一度切開して嚢胞除去をお願いします」と依頼するのは非常識でしょうか?
お願いなさること自体は問題ないかと思いますが、受けてくださる歯科医師を、トモハル さんご自身で探さなくてはなりません。
>抜歯以外の方法が無いと判断している状況下で、一度切開して嚢胞除去を試みるのは医術的に不可能、若しくは関係法令に抵触する行為なのでしょうか?
法令に抵触するようなことはありませんが、お書きになったような状態ですと、かなり難しいかもしれません。
「根幹治療にて改善の可能性有りと判断されているドクターもいらっしゃる」という歯科医師に、ご相談になってみてはいかがでしょう。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-03-17 08:44:30
ご相談ありがとうございます。
>「念のため一度切開して嚢胞除去をお願いします」と依頼するのは非常識でしょうか?
ご自身で治療方法を決定することは決してお勧めできません。
その選択肢は残っていないか相談することは構わないと思います。
>また抜歯以外の方法が無いと判断している状況下で、一度切開して嚢胞除去を試みるのは医術的に不可能、若しくは関係法令に抵触する行為なのでしょうか?
一般的に不可能なことではないはずですがどういう意味があるか医学的に相談することは大事です。
法律的な問題はないはずです。
ちなみに外科の専門家は外科的な治療を得意としています。
抜歯は良くある選択肢となります。
いっぽう一般開業医は、歯の保存を得意としている歯科医師も中にはいます。
保存の研究では、歯根膜はレントゲン的には見えなくなっても失われていないことも多いので、私もご希望があれば歯の保存にトライすることを検討して見ると思います。
>「念のため一度切開して嚢胞除去をお願いします」と依頼するのは非常識でしょうか?
ご自身で治療方法を決定することは決してお勧めできません。
その選択肢は残っていないか相談することは構わないと思います。
>また抜歯以外の方法が無いと判断している状況下で、一度切開して嚢胞除去を試みるのは医術的に不可能、若しくは関係法令に抵触する行為なのでしょうか?
一般的に不可能なことではないはずですがどういう意味があるか医学的に相談することは大事です。
法律的な問題はないはずです。
ちなみに外科の専門家は外科的な治療を得意としています。
抜歯は良くある選択肢となります。
いっぽう一般開業医は、歯の保存を得意としている歯科医師も中にはいます。
保存の研究では、歯根膜はレントゲン的には見えなくなっても失われていないことも多いので、私もご希望があれば歯の保存にトライすることを検討して見ると思います。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-03-17 10:09:43
いま同じような症状のしかも同名歯を治療しているところです。
書かれたようなことになるのが少なくて、なかなか遭遇しないものです。
そこで少し気になりましたので、書かせてもらいます。
初めは、抜歯もあり得ると説明したうえで、根管治療に取り掛かりました。
考慮しなければならないのは歯根破折と、長期にわたった炎症であれば、歯根膜の消失、歯根面の異物付着による汚染です。
根管治療により改善に向かう場合は、周囲透過像の良化でわかりますが、根管の汚染以外の、上記のような原因を考慮しなければなりませんので、しばらく様子を見ることが必要です。
歯根嚢胞ですが、あくまでも除去後の病理検査で確定診断がつくものです。
「歯根部すべてを覆う様な形で影が見られ」は経験上歯根嚢胞の可能性は低いと思います。
とにかく2〜3回根管治療を行ってみてから再評価するのが良いと思います。
書かれたようなことになるのが少なくて、なかなか遭遇しないものです。
そこで少し気になりましたので、書かせてもらいます。
初めは、抜歯もあり得ると説明したうえで、根管治療に取り掛かりました。
考慮しなければならないのは歯根破折と、長期にわたった炎症であれば、歯根膜の消失、歯根面の異物付着による汚染です。
根管治療により改善に向かう場合は、周囲透過像の良化でわかりますが、根管の汚染以外の、上記のような原因を考慮しなければなりませんので、しばらく様子を見ることが必要です。
歯根嚢胞ですが、あくまでも除去後の病理検査で確定診断がつくものです。
「歯根部すべてを覆う様な形で影が見られ」は経験上歯根嚢胞の可能性は低いと思います。
とにかく2〜3回根管治療を行ってみてから再評価するのが良いと思います。
タイトル | 要抜歯と診断された右下犬歯について |
---|---|
質問者 | トモハルさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:4番(第一小臼歯) 根管治療の治療法 根管治療に関するトラブル 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。