歯根膜を取って行う意図的再植の術式は正しいか(歯根破折の場合)

相談者: hukuchanさん (42歳:女性)
投稿日時:2015-04-01 09:52:55
先日、意図的再植について相談させていただいた者です。

明日、再植をお願いしていて、やはりどうしても骨癒着の事や歯根膜の事が気になって、今先生に直接、電話でお伺いしました。

先生は

「結局、インプラントと同じで、骨癒着して歯を使うようになる。
基本的に歯根膜を取ってから再植する。hukuchanさんの場合は、まだ完全に割れていない為、割れていたら、そこを接着するだけ・・
骨癒着しても、前歯は骨が軟らかいから抜歯が難しくなる事はない。」

とのことでした。

歯根膜を取っての再植は普通行うものなのでしょうか?
意図的再植を見ても、歯根膜を損傷しないように抜歯して・・など書いてあるサイトをよく見ます。


このようなやり方は正しいのでしょうか?

再植した事例も見せてもらいましたが、その方達は、歯根膜を全部取って再植したそうです。

先生方どうか回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-04-01 10:05:57
歯根膜を取っての再植は普通行うものなのでしょうか?

再植は本来は歯根膜の機能を利用しての方法です。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-04-01 12:47:42
hukuchanさん、こんにちは。

一般的な意図的再植は、歯の根の先の病気の治療のために行うもので、歯根膜を残した状態で行います。

成功すれば、骨性癒着を起こすことはありません。
骨性癒着を起こした場合は、失敗と考えられます。

もし、失敗して骨性癒着を起こしたとしても、成人ならそのまま10年程度は使うことができると思います。

ただ、文面から察すると、破折の治療のために行うように見受けられます。

破折の治療で、意図的再植を行うことは一般的ではありませんので、先生の考え方で術式もまちまちになります。
破折のために意図的再植を行うこと自体が「普通」ではないので、破折のための再植時に歯根膜を取るのととらないとではどちらが「普通」とは言えないと思います。

私の想像ですが、今お掛の先生は、あえて骨性癒着を起こさせることで、破折の広がりを抑えて、10年ぐらいは使おうという考えなのかもしれませんね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hukuchanさん
返信日時:2015-04-01 17:46:15
細見先生、小牧先生
早速の回答ありがとうございました。

骨性癒着を起しても、10年程度使える事もあるんですね。
確かに再植をお願いした先生は、そのような事をおしゃっていたように思います。


>私の想像ですが、今お掛の先生は、あえて骨性癒着を起こさせることで、破折の広がりを抑えて、10年ぐらいは使おうという考えなのかもしれませんね。

まさにその通りだと思います。
だからインプラントと同じようなものとおしゃっていたのだと理解できました。

それでしたら、インプラントをお願いした方がいいという気持に傾きました。

やはり、再植をキャンセルすることにしました。

先生方ありがとうございました。



タイトル 歯根膜を取って行う意図的再植の術式は正しいか(歯根破折の場合)
質問者 hukuchanさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯根破折
意図的再植
回答者




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