歯科衛生士です。歯石と歯肉出血の関係について疑問があります
相談者:
かずかずさんさん (33歳:女性)
投稿日時:2015-04-02 23:29:26
歯科医院で衛生士をしています。
とある患者さんが毎月メンテナンスにきていますが、毎回縁上、縁下の歯石をつけて来院します。
出血も多いです。
ずっと出血が続いていたので、今回は院長がクリーニングをしたところ、1ヶ月でこれだけ歯石がつくのはおかしいし、出血が続くのもおかしいと言われてしまいました。
うちの医院は担当制ではないのですが、前回は私が担当しました。
院長の理論では、歯肉のターンオーバーは約2週間だから、きっちりクリーニングできていれば、ブラッシングが不良であっても1ヶ月後のクリーニングで落ち着いて来るはずだ!
と言うもので、現に自分がクリーニングしている患者さんは毎回、ビッチリ汚れていても出血はすくない、というのです..
一度は納得し家に持ち帰ったのですが、調べれば個人差はあるものの、歯石は2〜12日ほどでつくということ。
たとえ正常な歯肉であっても3-4日で初期の歯肉炎が起こり3-4週間で慢性の歯肉炎となる。
ことなどから、院長の言っていることに疑問を抱いてしまいました..
汚れがいつもあるのに月1クリーニングであまり出血しない人というのは、個人の免疫力の違いなのでは?と思ってしまいます。
今度もういちど話を聞いてみるつもりなのですが、色々な先生の意見をお聞きしたくて投稿させていただきました。
ちなみに、全身疾患から起こる歯肉出血とは切り離して回答していただけると幸いです。
よろしくおねがい致します。
とある患者さんが毎月メンテナンスにきていますが、毎回縁上、縁下の歯石をつけて来院します。
出血も多いです。
ずっと出血が続いていたので、今回は院長がクリーニングをしたところ、1ヶ月でこれだけ歯石がつくのはおかしいし、出血が続くのもおかしいと言われてしまいました。
うちの医院は担当制ではないのですが、前回は私が担当しました。
院長の理論では、歯肉のターンオーバーは約2週間だから、きっちりクリーニングできていれば、ブラッシングが不良であっても1ヶ月後のクリーニングで落ち着いて来るはずだ!
と言うもので、現に自分がクリーニングしている患者さんは毎回、ビッチリ汚れていても出血はすくない、というのです..
一度は納得し家に持ち帰ったのですが、調べれば個人差はあるものの、歯石は2〜12日ほどでつくということ。
たとえ正常な歯肉であっても3-4日で初期の歯肉炎が起こり3-4週間で慢性の歯肉炎となる。
ことなどから、院長の言っていることに疑問を抱いてしまいました..
汚れがいつもあるのに月1クリーニングであまり出血しない人というのは、個人の免疫力の違いなのでは?と思ってしまいます。
今度もういちど話を聞いてみるつもりなのですが、色々な先生の意見をお聞きしたくて投稿させていただきました。
ちなみに、全身疾患から起こる歯肉出血とは切り離して回答していただけると幸いです。
よろしくおねがい致します。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-04-02 23:48:41
>とある患者さんが毎月メンテナンスにきていますが、毎回縁上、縁下の歯石をつけて来院します。
基本的なことですが、プラークコントロールが上手になってから、歯石の除去へと移行すれば良いだけのことかと思います。
>きっちりクリーニングできていれば、ブラッシングが不良であっても1ヶ月後のクリーニングで落ち着いて来るはずだ!
これでは、患者さんの為にはなりませんね。
基本的なことですが、プラークコントロールが上手になってから、歯石の除去へと移行すれば良いだけのことかと思います。
>きっちりクリーニングできていれば、ブラッシングが不良であっても1ヶ月後のクリーニングで落ち着いて来るはずだ!
これでは、患者さんの為にはなりませんね。
相談者からの返信
相談者:
かずかずさんさん
返信日時:2015-04-03 09:28:23
御回答ありがとうございます。
プラークコントロール、わたしもそう思います。
ただ、院長。基本的にはその人にはその気がないようで(患者さんが忙しい人だからという理由もあるのでしょうが)メンテナンスである程度維持できると考えているようです..上記のターンオーバー理論です..
わたしも他の患者さん(20代前半)で大量の縁上縁下の除去&TBIで翌日、TBIチェックで来院してもらったところ、見違えるほどに歯肉が引き締まったことも経験していますので、院長の理論も数日ならまだ理解できるのですが、なんとも納得がいかないのです..
プラークコントロール、わたしもそう思います。
ただ、院長。基本的にはその人にはその気がないようで(患者さんが忙しい人だからという理由もあるのでしょうが)メンテナンスである程度維持できると考えているようです..上記のターンオーバー理論です..
わたしも他の患者さん(20代前半)で大量の縁上縁下の除去&TBIで翌日、TBIチェックで来院してもらったところ、見違えるほどに歯肉が引き締まったことも経験していますので、院長の理論も数日ならまだ理解できるのですが、なんとも納得がいかないのです..
回答2
回答日時:2015-04-03 10:43:03
こんにちは。
>全身疾患から起こる歯肉出血とは切り離して回答していただけると幸いです。
どうして切り離して考えるんでしょう。
病気がないからでしょうか。
予備軍ということも考えられますから、切り離さない方が...
>個人の免疫力の違いなのでは?と思ってしまいます。
全身的な問題(栄養状態なども含め)によっても変わります。
体質だ、免疫力の違いだと諦めることはありません。
体質や免疫力は変えることが可能だからです。
視野をしぼった状態で理解できない時は、広げてみると気づくことがたくさんあると思いますよ。
>全身疾患から起こる歯肉出血とは切り離して回答していただけると幸いです。
どうして切り離して考えるんでしょう。
病気がないからでしょうか。
予備軍ということも考えられますから、切り離さない方が...
>個人の免疫力の違いなのでは?と思ってしまいます。
全身的な問題(栄養状態なども含め)によっても変わります。
体質だ、免疫力の違いだと諦めることはありません。
体質や免疫力は変えることが可能だからです。
視野をしぼった状態で理解できない時は、広げてみると気づくことがたくさんあると思いますよ。
回答3
回答日時:2015-04-04 00:21:04
どうしてもセルフケアが十分に出来ない患者さんというのはいらっしゃるとは思いますが、だからといって毎回して差し上げることが歯石とりというのは良くないと思いますよ。
歯石を取るのは歯根に傷をつけますので、将来の根面カリエスのリスクに非常につながりますから頻繁に行うことには慎重になった方がいいです。
良いことをしてあげているつもりで、かえって悪いことをしている可能性があります。
もしかしたら、取らない方がまだいいかもしれません。
どうしてもセルフケアが出来ないなら、こまめにプラークをとってあげた方がいいですよね。
歯石が出来る前のタイミングで来て頂くか、それが現実的でない間隔になるならこれはやはりもっと頭を使って、なんとしてもセルフケアの向上を考えるべきだと思います。
もちろん口の中だけを見るのではなく、吉岡先生がおっしゃる様な部分も気にした方がいいでしょうね。
歯石を取るのは歯根に傷をつけますので、将来の根面カリエスのリスクに非常につながりますから頻繁に行うことには慎重になった方がいいです。
良いことをしてあげているつもりで、かえって悪いことをしている可能性があります。
もしかしたら、取らない方がまだいいかもしれません。
どうしてもセルフケアが出来ないなら、こまめにプラークをとってあげた方がいいですよね。
歯石が出来る前のタイミングで来て頂くか、それが現実的でない間隔になるならこれはやはりもっと頭を使って、なんとしてもセルフケアの向上を考えるべきだと思います。
もちろん口の中だけを見るのではなく、吉岡先生がおっしゃる様な部分も気にした方がいいでしょうね。
タイトル | 歯科衛生士です。歯石と歯肉出血の関係について疑問があります |
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質問者 | かずかずさんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯茎(歯ぐき)からの出血 歯周病(歯槽膿漏)治療 歯周病関連 スケーリング(歯石取り) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。