[写真あり] 自歯が残り少ない右上7番の再根管治療をするか放置か (伊)

相談者: イタリアさん (43歳:女性)
投稿日時:2015-04-27 12:51:45
右上7番についてご相談させていただきます。

現在イタリア在住です。
昨年2月に別の歯の件でパノラマ写真を撮った際、日本で12年以上前に根管治療をした右上7番が細菌に感染している模様、抜歯をしてインプラントと言われました。
その際痛みはありませんでした。


抜歯は避けたかったので別の医師に相談したところ、急いでする必要はないが、2〜3ヶ月以内に再根管治療をした方が良いと言われました。

ただ残っている歯の部分が小さく、クラウンを外す際に折れる可能性があり、そうなると抜歯と言われました。

イタリアは歯に保険が利かないこともあり、新クラウン(金)込みの再根管治療代は約30万円と高く、迷いました。
根が3本と4本の場合では2万円程の差が出るとのことでした。


あまりに高額で、イタリアの標準額もわからなかったので、さらに別の歯医者さんも訪ねましたが、そこも再根管治療という意見でした。

ただトータルで約3万円、根が3本でも4本でも一緒というあまりの金額の差に、余計どうしてよいかわからなくなりました。



7月に初めて軽い痛みが出、何処かの歯医者さんに決めようと思いましたが、何処も1ヶ月の夏休みで受診不可能でした。

その後傷みも引いたので結局そのまま何処へも行かなかったのですが、機会があり昨年12月に友人の知り合いの医師にレントゲンを撮って診てもらいました。

特別急を要する症状はないし、場所的に根管治療も難しい。
クラウンを外す際に歯が折れてももったいないからこのまま放置した方がいいのではという見解でした。



添付写真は昨年6月末のものです。
現在傷みは全くありません。
再根管治療をした方がいいのか、このまま放置していいのか迷っています。
どうか先生方のご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願い致します。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-04-27 15:46:14
イタリア さん、こんにちは。

再根管治療をした方がいいのか、このまま放置していいのか迷っています。

私だったらという意見が無い訳ではありませんが、法的な制約もあり、診断に該当する回答が出来ません。

治療に踏み切る判断に、どうしても迷うようなのでしたら、通院や言葉の問題があるかもしれませんが、歯内療法だけを専門に診ていらっしゃる歯科医師にご相談になってみてはと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-04-27 17:38:48
こんにちは、長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、お答えできる範囲でということをご了承ください。


根っこの先に病巣があるという前提でお話しますと、歯根が破折する要因になることが予測されます。
ただし、根管治療に際してコアの部分が大きく作られていて除去する際に歯根が破折する可能性があることもたしかですね。

歯内療法の専門の先生であれば、それに対応した除去の方法を用いて除去されてるということもあります。


根管治療の料金については、専門医と一般の先生では金額がかなり違うのも確かです。

歯根が破折しても接着することができる歯科医師がいるのも確かですが、本当にわずかですので破折する前に治療をしておくほうが賢明であるという考えもありますよね。

それでもだめな場合にインプラントという選択肢になるのかなと思います。


治療が可能なうちに専門医のところでしっかりした治療をうけられるのがいいのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イタリアさん
返信日時:2015-05-01 03:44:32
小林先生、堀内先生、お忙しいのにすぐにご回答いただき、本当に有難うございます。


現在一時帰国で日本におりまして、どのみち期間的に長くなる根管治療は日本では無理なので、クリーニングのためだけにこちらで通っていた歯科へ行ってきました。

先生によると、歯根のさらに奥の骨の方に膿が少し溜まっており、その膿の出口かはわからないが歯茎にプクっと膨らんでいる箇所があるそうです。
急を要するものではないが、根管治療をするなら2〜3ヶ月以内にした方がいいとのことでした。
でもやはりクラウンを外す際のリスクは否めないようです。


こうなったら賭けということでしょうか。
クラウンを外す際に歯が折れて抜歯しかなくなるリスクを覚悟で根管治療に踏み切るか、いつかは抜歯の道しかないであろう歯でも取り敢えず持つ間だけでも持たせるか。

向こうにも日本のように歯内療法学会のようなものがあって専門の先生を探すのが簡単だといいのですが、戻ったら探してみます。



最後にもう1つ質問ですが、抜歯をすることになった場合、インプラントブリッジはあまりしたくないのですが、歯のないままでも大丈夫でしょうか。

お手数ですが、ご回答いただけましたら幸いです。
宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-05-01 08:15:08
イタリア さん、ご返信ありがとうございます。

>こうなったら賭けということでしょうか。

歯科治療に関わらず、全ての不可逆的な治療には、リスクを伴います。


抜歯をすることになった場合、インプラントブリッジはあまりしたくないのです

まずは、歯の保存を願い、速やかに治療を始めることを、検討なさってみましょう。


>歯のないままでも大丈夫でしょうか。

上下の歯の接触関係にもよりますが、上顎の7番の場合、抜歯したまま放置することも結構あるようです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イタリアさん
返信日時:2015-05-08 00:11:20
小林先生、すぐにご回答をいただいたのに、イタリアへの出発と重なり返信が遅くなり申し訳ありませんでした。


こちらで歯内療法の専門の先生を探してみたいと思います。
丁寧なお返事を頂き、誠に有難うございました。



タイトル [写真あり] 自歯が残り少ない右上7番の再根管治療をするか放置か (伊)
質問者 イタリアさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
その他(写真あり)
イタリア
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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