顔面痛における薬物治療、離脱症状を軽減可能な減薬指導できる医師
相談者:
ヒモリさん (34歳:男性)
投稿日時:2015-05-17 16:56:22
こんにちは、どうか回答よろしくお願いいたします
心療内科で中学生の頃に不安神経症を診てもらっていたのですが、誤診であり薬が合わなかったのか治療が上手くいきませんでした。
その結果、健康面に不安を抱え色々な不具合を抱えております。
また顎の緊張や腰の強張り、自律神経失調などがあり悩んでいます。
動けなくなったりもします。
質問ですが、
抗不安薬ですが離脱症状などの副作用で顎顔面のこわばり、過緊張は出ると言う事はあるのでしょうか?
非定型顔面痛の薬にもあるそうです。
また抗不安薬もですが、非定型顔面痛に効果のあるとされる抗鬱薬トリプタノールは、心療内科ではなくペインクリニックや口腔顔面痛外来などのほうが、減薬指導ができるできないと言うものがあるのでしょうか?
なかなか治療が長引くと精神的なものと言われがちなので悩んでいます。
確かに非定型顔面痛や身体表現性障害は、心療内科の治療の範疇にも入るそうですが・・。
心療内科が減薬指導できる先生が少ないというのであれば避けたいです。
心療内科で中学生の頃に不安神経症を診てもらっていたのですが、誤診であり薬が合わなかったのか治療が上手くいきませんでした。
その結果、健康面に不安を抱え色々な不具合を抱えております。
また顎の緊張や腰の強張り、自律神経失調などがあり悩んでいます。
動けなくなったりもします。
質問ですが、
抗不安薬ですが離脱症状などの副作用で顎顔面のこわばり、過緊張は出ると言う事はあるのでしょうか?
非定型顔面痛の薬にもあるそうです。
また抗不安薬もですが、非定型顔面痛に効果のあるとされる抗鬱薬トリプタノールは、心療内科ではなくペインクリニックや口腔顔面痛外来などのほうが、減薬指導ができるできないと言うものがあるのでしょうか?
なかなか治療が長引くと精神的なものと言われがちなので悩んでいます。
確かに非定型顔面痛や身体表現性障害は、心療内科の治療の範疇にも入るそうですが・・。
心療内科が減薬指導できる先生が少ないというのであれば避けたいです。
[過去のご相談]
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2015-05-17 18:33:34
西山です
>抗不安薬ですが離脱症状などの副作用で顎顔面のこわばり、過緊張は出ると言う事はあるのでしょうか?
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を長期間使用している場合には,急な原薬によって離脱症状が強く出る可能性はあると思います.
>トリプタノールは、心療内科ではなくペインクリニックや口腔顔面痛外来などのほうが、減薬指導ができるできないと言うものがあるのでしょうか?
日本の現状として,歯科医師が抗不安薬や抗うつ薬を保険で処方することが認められていませんので(都道府県によって認めているところもあるようですが),歯科系病院のペインクリニックでは処方自体が困難かもしれません.
ただ,減薬については症状の変化を見ながら行うことも大切です.
口腔顔面領域のいたみについては歯科医師の方が精通している場合もあることから,その判断はうまくできるかもしれません.
口腔顔面痛医と心療内科医で連絡を取り合ってもらい,減薬コントロールを行うことができるのがベストですね.
>なかなか治療が長引くと精神的なものと言われがちなので悩んでいます
痛みの経験が長引けば,少なからず精神的な影響も出てきます.
ですから精神的な部分が関与するというのも間違ってはいません.
その場合は心療内科医や精神科医のアドバイスが役に立つと思います.
>抗不安薬ですが離脱症状などの副作用で顎顔面のこわばり、過緊張は出ると言う事はあるのでしょうか?
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を長期間使用している場合には,急な原薬によって離脱症状が強く出る可能性はあると思います.
>トリプタノールは、心療内科ではなくペインクリニックや口腔顔面痛外来などのほうが、減薬指導ができるできないと言うものがあるのでしょうか?
日本の現状として,歯科医師が抗不安薬や抗うつ薬を保険で処方することが認められていませんので(都道府県によって認めているところもあるようですが),歯科系病院のペインクリニックでは処方自体が困難かもしれません.
ただ,減薬については症状の変化を見ながら行うことも大切です.
口腔顔面領域のいたみについては歯科医師の方が精通している場合もあることから,その判断はうまくできるかもしれません.
口腔顔面痛医と心療内科医で連絡を取り合ってもらい,減薬コントロールを行うことができるのがベストですね.
>なかなか治療が長引くと精神的なものと言われがちなので悩んでいます
痛みの経験が長引けば,少なからず精神的な影響も出てきます.
ですから精神的な部分が関与するというのも間違ってはいません.
その場合は心療内科医や精神科医のアドバイスが役に立つと思います.
回答2
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2015-05-17 23:20:53
ヒモリさん、こんばんは。
耐性や依存性のようなものが生じるタイプの薬剤は、減薬の際に離脱症状が出ることがあります。
西山先生の回答にあるような、ベンゾジアゼピン系のお薬などが知られています。
その他のお薬については、離脱症状が心配というよりも、多く飲んでいたのに急に止めるような場合は、「今まで薬で抑えられていた症状が急に戻ってくるのが心配」という点の方が気にされると思います。
なお、SSRIやSNRIなどのお薬や、その他のanti-psychotics(抗精神病薬)と呼ばれるようなお薬は、その薬の使用自体が筋肉のこわばりや過緊張を生じる場合があります。
ご参考までに。
耐性や依存性のようなものが生じるタイプの薬剤は、減薬の際に離脱症状が出ることがあります。
西山先生の回答にあるような、ベンゾジアゼピン系のお薬などが知られています。
その他のお薬については、離脱症状が心配というよりも、多く飲んでいたのに急に止めるような場合は、「今まで薬で抑えられていた症状が急に戻ってくるのが心配」という点の方が気にされると思います。
なお、SSRIやSNRIなどのお薬や、その他のanti-psychotics(抗精神病薬)と呼ばれるようなお薬は、その薬の使用自体が筋肉のこわばりや過緊張を生じる場合があります。
ご参考までに。
相談者からの返信
相談者:
ヒモリさん
返信日時:2015-05-18 23:09:57
西山先生
長らく質問にお付き合いくださいまして、とても感謝しています。
ご意見参考になります理解できました、検討してみます。
--
安藤先生、はじめまして
抗不安薬はベンゾジアゼピン系の9割を占めていると言う事を聞きました。
医師による処方数も若干ですが用途毎に厚労省から規制がかかるようになったそうです。
この薬は遷延性離脱などの副作用も報告されていて、急性期以外の症状は長期服用には不向きなのかも知れません。(服用した感覚でも)
大部分の先進諸国は危険薬だと位置付けて半年以上の処方はしないような制度になっていると言う事も知りました。
強張りや過緊張等、副作用も神経系の薬には付き物なんだろうとは感じましたが。
では有難うございます、処方された場合は気を付けて服用したいと思います。
長らく質問にお付き合いくださいまして、とても感謝しています。
ご意見参考になります理解できました、検討してみます。
--
安藤先生、はじめまして
抗不安薬はベンゾジアゼピン系の9割を占めていると言う事を聞きました。
医師による処方数も若干ですが用途毎に厚労省から規制がかかるようになったそうです。
この薬は遷延性離脱などの副作用も報告されていて、急性期以外の症状は長期服用には不向きなのかも知れません。(服用した感覚でも)
大部分の先進諸国は危険薬だと位置付けて半年以上の処方はしないような制度になっていると言う事も知りました。
強張りや過緊張等、副作用も神経系の薬には付き物なんだろうとは感じましたが。
では有難うございます、処方された場合は気を付けて服用したいと思います。
タイトル | 顔面痛における薬物治療、離脱症状を軽減可能な減薬指導できる医師 |
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質問者 | ヒモリさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 薬剤その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。