歯根吸収、どういった病気で何もしないとどうなる?
相談者:
ヘレナさん (37歳:女性)
投稿日時:2015-06-14 00:12:54
こんにちは。
初めて相談させて頂きます。
一つだけ神経を抜いた歯があり、そこが昔から変な感じで気になっていて、歯ぎしりをしたりしていました。
かかりつけの歯科の先生には、(そこで治療した歯ではなく、そこで通う前にほかの歯科で治療をしたものです)外から見て変な部分はないし、神経を抜いている歯なので違和感があることもある・・・と言われて、10年ぐらい放置になっていました。
(その間、一応何度か言ってはみましたが、同じ回答でした)
今度渡航するので、やっぱりどうしてもこの歯が変なので開けてくれ!と先日言ったところ、じゃあとりあえずレントゲンを撮ろうということになり、撮ってもらいました。
そうしたら、歯茎の下までかかっている感じで黒い影が出来ていました。
歯茎の部分まで虫歯がいっていたら歯を抜かなければならない、もし歯茎までいってなくて治療が可能だったとしても、数か月治療にはかかると・・・
歯茎の下の方まで行っていたら、その場で歯を抜かなければならない、との診断でした。
数週間後に渡航予定で、最低でも1年は帰ってきません。
間に合わないので、色々ネットで検索したところ、自由治療ですが根管治療の専門医にたどり着きました。
そして、診断をしてもらいました。
かかりつけの歯科では膿が少し溜まっていて、虫歯になっているかもと言われたので、私は根管治療をするべきものだと思っていたのですが、レントゲンを角度違いで2枚撮ってもらった結果、
「90%ぐらいの確立で歯根吸収を起こしている」
という診断でした。
ただ、根元の方ではなく先述しましたように、歯茎に入ったぐらいの場所です。
根っこの方に虫歯が出来ることはほとんどないため、歯根吸収だという診断です。
そして、歯の外壁?といいますか、へこんでいるような状態?(穴があいているということかと聞いたら、それともちょっと違うようで・・・私にはいまいち理解できませんでした)のようで??歯周ポケットも浅くはないので、つながっていたら根管治療もできないだろうという診断でした。
どちらにしても数週間で終了できる治療ではないので、
@歯を抜く
(どちらにしても、開けてみて根管治療が不可能だったら歯を抜くことにはなるし、ということです)
A渡航先で治療をする
Bほっておく
のどれか?とのことでした・・・
出発まであと2週間ほどです。
歯を抜いたとしても、ブリッジっも作成が困難(根管治療専門の先生は、抜いたすぐ後でもできなくはないとのことで、かかりつけ医の先生が良心的な先生だから、出来ないと案内したけど、やる医者もいるとのこと)、インプラントも数か月はかかる。
根管治療をしても経過を見ながらなので、最低3か月は必要だ・・・とのことでした。
渡航先はフランスで、フランスの歯科治療はただでさえ高額で腕もよくありません。
フランス人でさえ、スペインなどに行って治療する人もいるようです。
日本人でも、かぶせものが2回つけてもらったけれど二つとも取れたとか、いい話は聞きません。
そんなところで、普通の治療以外の治療なんて恐ろしい・・・
そのため渡航先での治療は考えていません。
今回の私のかかっている「歯根吸収」ですが、いまいちどんな病気なのかが理解できていません。
ネットで調べたら、矯正のことが多数出てきましたが、矯正はしていません。
歯をぶつけたり外的衝撃によってなったりするとのことで、私の場合は数年にわたる歯ぎしりが原因ではないかと思います。
先生も歯根吸収は珍しい病気であまりデータがないとおっしゃっていました。
そこではCT診断をされておらず、CTを取るなら提携院で撮ることになるようなのですが、CTを撮っても虫歯か歯根吸収かは判断できないと言われました。
@は出来るだけしたくない、ブリッジはほかの健康な歯まで削ってしまうため避けたい。
Aは先述の通り、考えてません。
残るはB・・・なのですが、これは放置していたら最終的にどうなってしまう病気なのでしょうか?
1,2年放置していても病状は進まないかもしれないし、進むかもしれない。今の段階も、いつぐらいからなっていたのかもわからない、と言われました。
あまりデータがないとのことで・・・
歯根吸収がどういった病気で、何もしなかった場合結果どうなるのか、どういった治療方法があるのか等教えて頂けませんか。
よろしくお願いいたします。
初めて相談させて頂きます。
一つだけ神経を抜いた歯があり、そこが昔から変な感じで気になっていて、歯ぎしりをしたりしていました。
かかりつけの歯科の先生には、(そこで治療した歯ではなく、そこで通う前にほかの歯科で治療をしたものです)外から見て変な部分はないし、神経を抜いている歯なので違和感があることもある・・・と言われて、10年ぐらい放置になっていました。
(その間、一応何度か言ってはみましたが、同じ回答でした)
今度渡航するので、やっぱりどうしてもこの歯が変なので開けてくれ!と先日言ったところ、じゃあとりあえずレントゲンを撮ろうということになり、撮ってもらいました。
そうしたら、歯茎の下までかかっている感じで黒い影が出来ていました。
歯茎の部分まで虫歯がいっていたら歯を抜かなければならない、もし歯茎までいってなくて治療が可能だったとしても、数か月治療にはかかると・・・
歯茎の下の方まで行っていたら、その場で歯を抜かなければならない、との診断でした。
数週間後に渡航予定で、最低でも1年は帰ってきません。
間に合わないので、色々ネットで検索したところ、自由治療ですが根管治療の専門医にたどり着きました。
そして、診断をしてもらいました。
かかりつけの歯科では膿が少し溜まっていて、虫歯になっているかもと言われたので、私は根管治療をするべきものだと思っていたのですが、レントゲンを角度違いで2枚撮ってもらった結果、
「90%ぐらいの確立で歯根吸収を起こしている」
という診断でした。
ただ、根元の方ではなく先述しましたように、歯茎に入ったぐらいの場所です。
根っこの方に虫歯が出来ることはほとんどないため、歯根吸収だという診断です。
そして、歯の外壁?といいますか、へこんでいるような状態?(穴があいているということかと聞いたら、それともちょっと違うようで・・・私にはいまいち理解できませんでした)のようで??歯周ポケットも浅くはないので、つながっていたら根管治療もできないだろうという診断でした。
どちらにしても数週間で終了できる治療ではないので、
@歯を抜く
(どちらにしても、開けてみて根管治療が不可能だったら歯を抜くことにはなるし、ということです)
A渡航先で治療をする
Bほっておく
のどれか?とのことでした・・・
出発まであと2週間ほどです。
歯を抜いたとしても、ブリッジっも作成が困難(根管治療専門の先生は、抜いたすぐ後でもできなくはないとのことで、かかりつけ医の先生が良心的な先生だから、出来ないと案内したけど、やる医者もいるとのこと)、インプラントも数か月はかかる。
根管治療をしても経過を見ながらなので、最低3か月は必要だ・・・とのことでした。
渡航先はフランスで、フランスの歯科治療はただでさえ高額で腕もよくありません。
フランス人でさえ、スペインなどに行って治療する人もいるようです。
日本人でも、かぶせものが2回つけてもらったけれど二つとも取れたとか、いい話は聞きません。
そんなところで、普通の治療以外の治療なんて恐ろしい・・・
そのため渡航先での治療は考えていません。
今回の私のかかっている「歯根吸収」ですが、いまいちどんな病気なのかが理解できていません。
ネットで調べたら、矯正のことが多数出てきましたが、矯正はしていません。
歯をぶつけたり外的衝撃によってなったりするとのことで、私の場合は数年にわたる歯ぎしりが原因ではないかと思います。
先生も歯根吸収は珍しい病気であまりデータがないとおっしゃっていました。
そこではCT診断をされておらず、CTを取るなら提携院で撮ることになるようなのですが、CTを撮っても虫歯か歯根吸収かは判断できないと言われました。
@は出来るだけしたくない、ブリッジはほかの健康な歯まで削ってしまうため避けたい。
Aは先述の通り、考えてません。
残るはB・・・なのですが、これは放置していたら最終的にどうなってしまう病気なのでしょうか?
1,2年放置していても病状は進まないかもしれないし、進むかもしれない。今の段階も、いつぐらいからなっていたのかもわからない、と言われました。
あまりデータがないとのことで・・・
歯根吸収がどういった病気で、何もしなかった場合結果どうなるのか、どういった治療方法があるのか等教えて頂けませんか。
よろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-06-14 12:16:04
根尖部に慢性の慢性の炎症が存在すると、生体は防御反応を起こします。
(炎症の原因になること・あるいは)
異物があると生体反応は、排出させるか、被包化するか、吸収しようとします。
歯根吸収は、骨の吸収と同じメカニズムで破骨(破歯)細胞というものが現れて、起こるものです。
>歯茎の下までかかっている感じで黒い影が出来ていました。
は、骨の吸収によりレントゲンで見られる現象です。
歯根尖部の歯根吸収は珍しくはないのですが、そのような炎症巣が広がっていれば、歯頚部でも起こることがありますが、そうなると珍しいと言えるかもしれません。
根管治療をすることにより、吸収がストップすることはあると思います。
(炎症の原因になること・あるいは)
異物があると生体反応は、排出させるか、被包化するか、吸収しようとします。
歯根吸収は、骨の吸収と同じメカニズムで破骨(破歯)細胞というものが現れて、起こるものです。
>歯茎の下までかかっている感じで黒い影が出来ていました。
は、骨の吸収によりレントゲンで見られる現象です。
歯根尖部の歯根吸収は珍しくはないのですが、そのような炎症巣が広がっていれば、歯頚部でも起こることがありますが、そうなると珍しいと言えるかもしれません。
根管治療をすることにより、吸収がストップすることはあると思います。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2015-06-14 19:30:27
1度CTで精査されてはどうでしょうか?
そうすると3次元的にもう少し現状が分かることが多いと思います。
また、外傷などがあると吸収が起こることがあります。
今回の短い期間では無理ですが、吸収部分が小さければ、MTMと言って歯を吸収部分を引っ張り出して根は短くなるのですが利用する方法があります。
帰国後出来るかもしれないですが。
抜歯をすると抜歯部分の両サイドの歯が傾いたりする事がありますで、抜歯した場合はブリッジか義歯を入れることがオススメします。
よくご相談されて下さいね。
そうすると3次元的にもう少し現状が分かることが多いと思います。
また、外傷などがあると吸収が起こることがあります。
今回の短い期間では無理ですが、吸収部分が小さければ、MTMと言って歯を吸収部分を引っ張り出して根は短くなるのですが利用する方法があります。
帰国後出来るかもしれないですが。
抜歯をすると抜歯部分の両サイドの歯が傾いたりする事がありますで、抜歯した場合はブリッジか義歯を入れることがオススメします。
よくご相談されて下さいね。
相談者からの返信
相談者:
ヘレナさん
返信日時:2015-06-16 08:36:14
松山先生、加藤先生、ありがとうございます。
松山先生、ご説明ありがとうございました。
やはり治療するのには根管治療しかないのでしょうか。
根管治療をするか抜くかしかないということになりますか?
ちなみに、ほおっておくとどうなるのでしょうか?
加藤先生、MTMについても、一応説明がありました。
ただ、歯の根が短くなるため、それにしても長くはもたないと言われました。
やはりCTは撮るべきですか?
相談にいったところではCTはやっていなく、撮るなら提携院でと言われたのですが、結構遠くて、、、
ただ、CTを撮ると正確な範囲はわかるけれど、虫歯なのか歯根吸収で間違いないのかまではわからず同じような影でうつると言われました。
松山先生、ご説明ありがとうございました。
やはり治療するのには根管治療しかないのでしょうか。
根管治療をするか抜くかしかないということになりますか?
ちなみに、ほおっておくとどうなるのでしょうか?
加藤先生、MTMについても、一応説明がありました。
ただ、歯の根が短くなるため、それにしても長くはもたないと言われました。
やはりCTは撮るべきですか?
相談にいったところではCTはやっていなく、撮るなら提携院でと言われたのですが、結構遠くて、、、
ただ、CTを撮ると正確な範囲はわかるけれど、虫歯なのか歯根吸収で間違いないのかまではわからず同じような影でうつると言われました。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-06-16 08:50:26
>歯茎に入ったぐらいの場所です
歯肉を剥がして、目視するのが良いと思います。
齲蝕なら歯は変色していてその部は平滑面、歯根吸収ならば肉芽組織に覆われており、これを剥がすのに少し難渋し、現れた歯面は変色していなく、粗造面のはずです。
状態は根管治療をすべきで、そして様子を見るということになると思います。
歯肉を剥がして、目視するのが良いと思います。
齲蝕なら歯は変色していてその部は平滑面、歯根吸収ならば肉芽組織に覆われており、これを剥がすのに少し難渋し、現れた歯面は変色していなく、粗造面のはずです。
状態は根管治療をすべきで、そして様子を見るということになると思います。
タイトル | 歯根吸収、どういった病気で何もしないとどうなる? |
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質問者 | ヘレナさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根の病気・異常その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。