前歯5本欠損、インプラントの腸骨からの移植に関して
相談者:
玉川区民さん (25歳:男性)
投稿日時:2015-06-24 02:42:09
お世話になっています。
前回上の前歯5本欠損によるインプラント治療の可否についてご相談させて頂きましたが、今回は骨移植に関して伺いたく投稿いたしました。
以前、大学病院のインプラント科で骨の吸収が進んでいる為インプラント治療には適さないとの診断になりましたが、少し足を伸ばして同じ区にある国立大学の附属病院を受診しレントゲン撮影とCTによる検査を受けて来ました。
結果
「骨は薄くなってはいるものの、インプラントは可能な状態。
但し増骨が必要なので治療の際は腸骨からの移植を行う」
とのことでした。
治療が可能との診断は良かったのですが、腸骨からの移植なので1週間前後の入院が必要になる他、色々調べると腸骨からの骨移植は上手く行かない場合もあるとのことで二の足を踏んでおります。
(最初に受診した病院でこの話が全くなかったのは、腸骨からの骨移植に否定的な先生だったのかも知れません)
そこで増骨に関して腸骨移植以外の方法や、腸骨を移植した際の痛みの程度、またリスクなどに関してまた御意見を伺えればと思います。
宜しくお願いします。
前回上の前歯5本欠損によるインプラント治療の可否についてご相談させて頂きましたが、今回は骨移植に関して伺いたく投稿いたしました。
以前、大学病院のインプラント科で骨の吸収が進んでいる為インプラント治療には適さないとの診断になりましたが、少し足を伸ばして同じ区にある国立大学の附属病院を受診しレントゲン撮影とCTによる検査を受けて来ました。
結果
「骨は薄くなってはいるものの、インプラントは可能な状態。
但し増骨が必要なので治療の際は腸骨からの移植を行う」
とのことでした。
治療が可能との診断は良かったのですが、腸骨からの移植なので1週間前後の入院が必要になる他、色々調べると腸骨からの骨移植は上手く行かない場合もあるとのことで二の足を踏んでおります。
(最初に受診した病院でこの話が全くなかったのは、腸骨からの骨移植に否定的な先生だったのかも知れません)
そこで増骨に関して腸骨移植以外の方法や、腸骨を移植した際の痛みの程度、またリスクなどに関してまた御意見を伺えればと思います。
宜しくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-06-24 08:02:37
ご相談ありがとうございます。
腸骨からの骨移植は当初ほど行われなくなりました。
腸骨移植以外ではご自身の顎の骨がよく使われます。
メリットは移植後長持ちする傾向があること、口の中から採取できて身体を切らずにすむこと、入院が不要なこと、です。
デメリットはとても腫れることがあること、口の中を採取する場所と移植する場所と2カ所手術と同時にしなければならないこと、難しい治療ですから慣れていないとリスクが高いことです。
腸骨からの骨移植は当初ほど行われなくなりました。
腸骨移植以外ではご自身の顎の骨がよく使われます。
メリットは移植後長持ちする傾向があること、口の中から採取できて身体を切らずにすむこと、入院が不要なこと、です。
デメリットはとても腫れることがあること、口の中を採取する場所と移植する場所と2カ所手術と同時にしなければならないこと、難しい治療ですから慣れていないとリスクが高いことです。
相談者からの返信
相談者:
玉川区民さん
返信日時:2015-06-24 14:23:31
さがら先生
御回答頂き、ありがとうございます。
腸骨以外ではやっぱり顎の骨が多いんですね。
残念な事に、顎の骨だけでは量が足りないとのことから腸骨の使用という結論になってしまいました。
技術面に関してはかなり実績のあるベテランの先生だったので大丈夫かと思いますが、腸骨から・・・となればリスクは大きくなることは確実でしょうし、今度はクリニックの方も当たってみようと思います。
御回答頂き、ありがとうございます。
腸骨以外ではやっぱり顎の骨が多いんですね。
残念な事に、顎の骨だけでは量が足りないとのことから腸骨の使用という結論になってしまいました。
技術面に関してはかなり実績のあるベテランの先生だったので大丈夫かと思いますが、腸骨から・・・となればリスクは大きくなることは確実でしょうし、今度はクリニックの方も当たってみようと思います。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-06-24 19:17:19
自家骨の採取が大変なことから、自家骨に変わるものとして、種々なる骨造成剤が開発されています。
以前にも回答していますが、その中で、これはかなり使えると手応えを感じるのが、βTCPにBMPを添加したものです。
一度の手術で大量の骨の回復を得るのは、難しいかもしれませんが、トンネル法で数回にわたって行うことで何とかできるように漕ぎ着けています。
個人輸入になってしまうこと、国の認可が下りていないことから、国立の病院などでは使用していない経緯があります。
上記は一例ですが、工夫されてる歯科医がたくさんいるはずですから、探されてみてください。
以前にも回答していますが、その中で、これはかなり使えると手応えを感じるのが、βTCPにBMPを添加したものです。
一度の手術で大量の骨の回復を得るのは、難しいかもしれませんが、トンネル法で数回にわたって行うことで何とかできるように漕ぎ着けています。
個人輸入になってしまうこと、国の認可が下りていないことから、国立の病院などでは使用していない経緯があります。
上記は一例ですが、工夫されてる歯科医がたくさんいるはずですから、探されてみてください。
相談者からの返信
相談者:
玉川区民さん
返信日時:2015-06-24 21:05:13
松山先生
今回もまたご回答頂きありがとうございます。
複数回の処置というのがネックですが、人工材料の造骨も考えた方が良さそうですね。
こちらも費用と共に治療期間などが心配ですが、早速調べてみます。
今回もまたご回答頂きありがとうございます。
複数回の処置というのがネックですが、人工材料の造骨も考えた方が良さそうですね。
こちらも費用と共に治療期間などが心配ですが、早速調べてみます。
タイトル | 前歯5本欠損、インプラントの腸骨からの移植に関して |
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質問者 | 玉川区民さん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
抜歯:複数の歯(前歯部) インプラント治療法 インプラント関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。