左上4.5番、根管治療後のクラウンの選択について
相談者:
おかさんさん (32歳:男性)
投稿日時:2015-07-03 00:48:42
神経を抜いた左上4番と5番のクラウンの選択についてご相談させて下さい。
1.
できるだけ将来的に抜歯になりにくいクラウンを選択したいです。
抜歯になるリスクは破折と歯周病が主でしょうか。
2.
クラウンによって破折しにくい、もしくは破折しやすいクラウンというのはあるのでしょうか。
もしあれば教えてください。
3.
4番と5番は同じ材質のクラウンを使用したほうが良いのでしょうか。
4.
クラウンは永久的に使えるものではないと思いますが、もし割れたり交換しなければならなくなった場合、残っている歯に負担がかかるのでしょうか。
また別の材質のクラウンに変更することは難しいでしょうか。
5.
神経を抜いた歯は破折しやすいと思いますが、その中でも上の小臼歯というのは破折しやすいでしょうか。
6.
クラウンを付ける前から破折のリスクに怯えています。
大まかで構いませんので神経を抜いた歯が破折する確率を教えて下さい。(例えば10年後の生存率が何%かなど)
7.
クラウン選び、あるいは今後気をつけることなどありましたらアドバイスをお願いします。
よろしくお願いします。
1.
できるだけ将来的に抜歯になりにくいクラウンを選択したいです。
抜歯になるリスクは破折と歯周病が主でしょうか。
2.
クラウンによって破折しにくい、もしくは破折しやすいクラウンというのはあるのでしょうか。
もしあれば教えてください。
3.
4番と5番は同じ材質のクラウンを使用したほうが良いのでしょうか。
4.
クラウンは永久的に使えるものではないと思いますが、もし割れたり交換しなければならなくなった場合、残っている歯に負担がかかるのでしょうか。
また別の材質のクラウンに変更することは難しいでしょうか。
5.
神経を抜いた歯は破折しやすいと思いますが、その中でも上の小臼歯というのは破折しやすいでしょうか。
6.
クラウンを付ける前から破折のリスクに怯えています。
大まかで構いませんので神経を抜いた歯が破折する確率を教えて下さい。(例えば10年後の生存率が何%かなど)
7.
クラウン選び、あるいは今後気をつけることなどありましたらアドバイスをお願いします。
よろしくお願いします。
回答1
回答日時:2015-07-03 01:33:06
こんばんは。
この様なご相談はたくさんありますし、お気持ちも大変よく理解出来ますので後でお答えはしますが、そもそもの話として、どういった素材のものが良いのか?どういった治療法がいいのか?という話よりも、どのような先生に診てもらうか?という違いの方がはるかに重要です。
専門家からすれば「お寿司と言えばまぐろが良いのか?それともイクラ?うに?」 みたいな質問と同じです。
答えは「職人次第だし、客にもよるでしょ?」ということになると思います。
1.について>
抜歯とクラウンの材質の相関はないと思います。
2.について>
これもないと個人的には考えています。
先生によっては弾性のある素材(ハイブリッドセラミック等)の方が破折しにくいのでは? と考えておられる様ですが、自分は関係ない気がします。
3.について>
こだわる必要はないと思いますが、変えるメリットも特にないのではないでしょうか?
4.について>
負担はかかる場合もあると思います。
素材は変更出来ます。
5.について>
上の小臼歯だと、特別多くも少なくもない、ぐらいの印象です。
6.について>
抜歯原因全体の5%程度が破折だった気がします。(他は歯周病等)
ただ破折を起こすのはほぼ全てが神経を抜いている歯ですから、トータルどれぐらいでしょうか。。正確な数値は知りませんが、10年後の破折確率だと5%以下だろうとは思います。
それよりも神経の治療の成功率の方がはるかに問題ですし、破折に関してはクラウンの材質よりも残存歯質量やコアの設計、素材の方がずっとインパクトがありますよ。
7.について>
最初に書いた様に、主治医選びの方が問題です。
ただ選ぶ時の決め手になる様な、目安の様なものが特には思い浮かびませんからなんともご助言に苦しむのですが・・
因みに参考までに、自分では今は圧倒的に、ほとんど全ての症例にオールセラミックのe.maxというシステムで作ったクラウンを使用しています。
硬さが程々で審美性には優れ、何よりも掃除がしやすい といった辺りを気に入っています。
この様なご相談はたくさんありますし、お気持ちも大変よく理解出来ますので後でお答えはしますが、そもそもの話として、どういった素材のものが良いのか?どういった治療法がいいのか?という話よりも、どのような先生に診てもらうか?という違いの方がはるかに重要です。
専門家からすれば「お寿司と言えばまぐろが良いのか?それともイクラ?うに?」 みたいな質問と同じです。
答えは「職人次第だし、客にもよるでしょ?」ということになると思います。
1.について>
抜歯とクラウンの材質の相関はないと思います。
2.について>
これもないと個人的には考えています。
先生によっては弾性のある素材(ハイブリッドセラミック等)の方が破折しにくいのでは? と考えておられる様ですが、自分は関係ない気がします。
3.について>
こだわる必要はないと思いますが、変えるメリットも特にないのではないでしょうか?
4.について>
負担はかかる場合もあると思います。
素材は変更出来ます。
5.について>
上の小臼歯だと、特別多くも少なくもない、ぐらいの印象です。
6.について>
抜歯原因全体の5%程度が破折だった気がします。(他は歯周病等)
ただ破折を起こすのはほぼ全てが神経を抜いている歯ですから、トータルどれぐらいでしょうか。。正確な数値は知りませんが、10年後の破折確率だと5%以下だろうとは思います。
それよりも神経の治療の成功率の方がはるかに問題ですし、破折に関してはクラウンの材質よりも残存歯質量やコアの設計、素材の方がずっとインパクトがありますよ。
7.について>
最初に書いた様に、主治医選びの方が問題です。
ただ選ぶ時の決め手になる様な、目安の様なものが特には思い浮かびませんからなんともご助言に苦しむのですが・・
因みに参考までに、自分では今は圧倒的に、ほとんど全ての症例にオールセラミックのe.maxというシステムで作ったクラウンを使用しています。
硬さが程々で審美性には優れ、何よりも掃除がしやすい といった辺りを気に入っています。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-07-03 09:36:49
渡辺先生の書かれている事に100%同意です。
特に
「どういった素材のものが良いのか?どういった治療法がいいのか?という話よりも、どのような先生に診てもらうか?という違いの方がはるかに重要」
「抜歯とクラウンの材質の相関はない」
「神経の治療の成功率の方がはるかに問題」
「破折に関してはクラウンの材質よりも残存歯質量やコアの設計、素材の方がずっとインパクトがあります」
ですね。
ちなみに僕も5年くらい前までは「圧倒的にハイブリッドセラミックス」でしたが、今ではほとんどがe.maxになっています。
理由は
「硬さが程々で審美性には優れ、何よりも掃除がしやすい」
ですから。
特に
「どういった素材のものが良いのか?どういった治療法がいいのか?という話よりも、どのような先生に診てもらうか?という違いの方がはるかに重要」
「抜歯とクラウンの材質の相関はない」
「神経の治療の成功率の方がはるかに問題」
「破折に関してはクラウンの材質よりも残存歯質量やコアの設計、素材の方がずっとインパクトがあります」
ですね。
ちなみに僕も5年くらい前までは「圧倒的にハイブリッドセラミックス」でしたが、今ではほとんどがe.maxになっています。
理由は
「硬さが程々で審美性には優れ、何よりも掃除がしやすい」
ですから。
回答3
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2015-07-03 11:12:06
>1.
>できるだけ将来的に抜歯になりにくいクラウンを選択したいです。
>抜歯になるリスクは破折と歯周病が主でしょうか。
A:将来的に抜歯になるリスクは歯の破折や歯周病が多いですね
でも、それとクラウンの素材は関係ないです。
>2.
>クラウンによって破折しにくい、もしくは破折しやすいクラウンというのはあるのでしょうか。
>もしあれば教えてください。
A:金属のクラウン以外は 作り方が悪かったり、噛み合わせの調整が悪いと割れるリスクがあります。
>3.
>4番と5番は同じ材質のクラウンを使用したほうが良いのでしょうか。
A:それは技工士と歯科医師の腕次第です
>4.
>クラウンは永久的に使えるものではないと思いますが、もし割れたり交換しなければならなくなった場合、残っている歯に負担がかかるのでしょうか。
>また別の材質のクラウンに変更することは難しいでしょうか。
A:負担がかかることはありますので長持ちさせるように利用したいところです
>5.
>神経を抜いた歯は破折しやすいと思いますが、その中でも上の小臼歯というのは破折しやすいでしょうか。
A:どの歯が特に割れやすいということはありません
>6.
>クラウンを付ける前から破折のリスクに怯えています。
>大まかで構いませんので神経を抜いた歯が破折する確率を教えて下さい。(例えば10年後の生存率が何%かなど)
A:うちではリスクは少ないです。
というよりも、今までに”後になって折れたケース”は数本しか見たことないです。
>7.
>クラウン選び、あるいは今後気をつけることなどありましたらアドバイスをお願いします。
A:定期的に検診を受けることが重要です。
あとは、術前後の写真などを見せてもらうようにしましょう
>できるだけ将来的に抜歯になりにくいクラウンを選択したいです。
>抜歯になるリスクは破折と歯周病が主でしょうか。
A:将来的に抜歯になるリスクは歯の破折や歯周病が多いですね
でも、それとクラウンの素材は関係ないです。
>2.
>クラウンによって破折しにくい、もしくは破折しやすいクラウンというのはあるのでしょうか。
>もしあれば教えてください。
A:金属のクラウン以外は 作り方が悪かったり、噛み合わせの調整が悪いと割れるリスクがあります。
>3.
>4番と5番は同じ材質のクラウンを使用したほうが良いのでしょうか。
A:それは技工士と歯科医師の腕次第です
>4.
>クラウンは永久的に使えるものではないと思いますが、もし割れたり交換しなければならなくなった場合、残っている歯に負担がかかるのでしょうか。
>また別の材質のクラウンに変更することは難しいでしょうか。
A:負担がかかることはありますので長持ちさせるように利用したいところです
>5.
>神経を抜いた歯は破折しやすいと思いますが、その中でも上の小臼歯というのは破折しやすいでしょうか。
A:どの歯が特に割れやすいということはありません
>6.
>クラウンを付ける前から破折のリスクに怯えています。
>大まかで構いませんので神経を抜いた歯が破折する確率を教えて下さい。(例えば10年後の生存率が何%かなど)
A:うちではリスクは少ないです。
というよりも、今までに”後になって折れたケース”は数本しか見たことないです。
>7.
>クラウン選び、あるいは今後気をつけることなどありましたらアドバイスをお願いします。
A:定期的に検診を受けることが重要です。
あとは、術前後の写真などを見せてもらうようにしましょう
相談者からの返信
相談者:
おかさんさん
返信日時:2015-07-03 16:34:20
こんにちは。
皆様、ご回答ありがとうございました。
先生方に相談に乗っていただいて少し安心しました。
特に、6.の質問の10年後の残存確率が5%位とお聞きしてホッとしました。
過去ログやネット上の情報を見ていると破折が恐ろしいものという情報が溢れているため、3分の1かよくても4分の1位しか残らないイメージでした。
なんとか残せるように努めたいです。
申し訳ありませんが、さらに質問させて下さい。
1.の質問のクラウンの材質によって抜歯になる確率は変わらないのでしょうか。
セラミックはプラークが付きやすく、保険の銀歯やレジンなどはプラークが付きやすいと思っていました。
プラークは歯周病の原因になるので、抜歯のリスクが高まるという理解でした。
クラウンには保険の銀歯、セラミックやメタルボンドなどがありますが大きな違いは審美的な点ということでしょうか。
むしろセラミックのクラウンが割れやすいとすると、長持ちさせたいと考えるのであれば金属、保険のクラウンの方が優れているでしょうか。
3. の質問に関して、もし保険の銀歯とセラミックが隣同士並んだ場合、お互い干渉して、硬さが同じではないので銀歯がセラミックを傷めるようなことはないでしょうか。
よろしくお願いします。
皆様、ご回答ありがとうございました。
先生方に相談に乗っていただいて少し安心しました。
特に、6.の質問の10年後の残存確率が5%位とお聞きしてホッとしました。
過去ログやネット上の情報を見ていると破折が恐ろしいものという情報が溢れているため、3分の1かよくても4分の1位しか残らないイメージでした。
なんとか残せるように努めたいです。
申し訳ありませんが、さらに質問させて下さい。
1.の質問のクラウンの材質によって抜歯になる確率は変わらないのでしょうか。
セラミックはプラークが付きやすく、保険の銀歯やレジンなどはプラークが付きやすいと思っていました。
プラークは歯周病の原因になるので、抜歯のリスクが高まるという理解でした。
クラウンには保険の銀歯、セラミックやメタルボンドなどがありますが大きな違いは審美的な点ということでしょうか。
むしろセラミックのクラウンが割れやすいとすると、長持ちさせたいと考えるのであれば金属、保険のクラウンの方が優れているでしょうか。
3. の質問に関して、もし保険の銀歯とセラミックが隣同士並んだ場合、お互い干渉して、硬さが同じではないので銀歯がセラミックを傷めるようなことはないでしょうか。
よろしくお願いします。
回答4
アキバ歯科 矯正歯科(港区六本木)の秋馬です。
回答日時:2015-07-03 17:14:40
おかさんさん、こんにちは
根管治療した歯を出来るだけ抜歯しないためには、どのようなクラウンが良いかということでしたね。
1.の追加質問についてですが、おっしゃる通りセラミックはレジンや金属よりもプラークがつきにくく清潔に保ちやすい材質です。
審美的な面だけではなく、表面が滑沢なためプラークもつきにくく、舌触りもよく、金属アレルギーの心配もない材質ですので、クラウンにして一番良い材質と考えています。
ただし、セラミックの種類により特徴があるのでそれにあわせた支台歯の形成や咬合調整、接着が必要です。
やはり歯科医師の知識と技術に依るところになりますね。
3.の追加質問についてですが、特にそういうことはありません。
セラミックの透明度が高いと隣の銀歯の影で接しているセラミックの部分が暗く見えることがあります。
金属アレルギーを考えると、できれば同じセラミックにする方が安心かと思います。
参考にしてください。
根管治療した歯を出来るだけ抜歯しないためには、どのようなクラウンが良いかということでしたね。
1.の追加質問についてですが、おっしゃる通りセラミックはレジンや金属よりもプラークがつきにくく清潔に保ちやすい材質です。
審美的な面だけではなく、表面が滑沢なためプラークもつきにくく、舌触りもよく、金属アレルギーの心配もない材質ですので、クラウンにして一番良い材質と考えています。
ただし、セラミックの種類により特徴があるのでそれにあわせた支台歯の形成や咬合調整、接着が必要です。
やはり歯科医師の知識と技術に依るところになりますね。
3.の追加質問についてですが、特にそういうことはありません。
セラミックの透明度が高いと隣の銀歯の影で接しているセラミックの部分が暗く見えることがあります。
金属アレルギーを考えると、できれば同じセラミックにする方が安心かと思います。
参考にしてください。
タイトル | 左上4.5番、根管治療後のクラウンの選択について |
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質問者 | おかさんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯) 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。