左下6番抜歯、インプラントとクラウンの時期 (アイルランド)

相談者: ゆうこ0123さん (31歳:女性)
投稿日時:2015-07-09 22:13:47
こんにちは。

以前左下六番の再根幹治療について相談させていただいたものです。

今日、再根幹治療の専門医の方に診ていただきました。
以前根幹治療をした左下六番は、クラウンではなく詰め物がしてあったということで、歯にひびが入っており、そこから細菌感染しているため、再根幹治療をすることはできず、抜歯しか方法はないとのことでした。

丁寧に説明いただいたのですが、細菌感染により骨が溶けているため、できるだけ早く抜歯をした方が良い。
抜歯の後は、そのままの状態で6から8週間以上の期間を置いて、インプラントをして、その後また3ヶ月ほど置いてからクラウンをするようになるとのことでした。

アイルランドでは、一般的に抜歯のあとは何もせずにそのままにしておくようですが、それは問題ないのでしょうか。



また抜歯、インプラントとクラウンで30万以上はかかるとのことで、抜歯は急いだほうがよいものの、インプラントとクラウンは急がないので、期間をあけて日本での治療も可能ということでした。

抜歯だけすぐにでも済ませて、そのままの状態で9ヶ月ほど待ち日本でインプラントを入れ、その後1年以上あけてからクラウンをするようにしても大丈夫でしょうか。


ご回答いただけるとありがたいです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-07-10 08:17:04
ご相談ありがとうございます。

>アイルランドでは、一般的に抜歯のあとは何もせずにそのままにしておくようですが、それは問題ないのでしょうか。

その選択肢もあります。

全ての選択肢にはメリットとデメリットがあります。
放置のメリットは、目先が一番手っ取り早く、今が楽をでき、一番簡単で、一番安い、ことです。
楽な理由の一つには先のことは考えないことにするからです。

デメリットは、人間の身体には無駄な部分などありませんから、その歯を失ったことによるツケは将来必ずしっぺ返しがきます。
まぁ、気にしなければ良いとか、そんな影響は乗り切れるとか、そんな長生きはしないとか、デメリットと感じない人たちもいるかもしれません。

病気の後始末だけをしたいのか、健康回復をしたいのかで、治療目的は大きく正反対ともなります。



>抜歯だけすぐにでも済ませて、そのままの状態で9ヶ月ほど待ち日本でインプラントを入れ、その後1年以上あけてからクラウンをするようにしても大丈夫でしょうか。

一般的に可能です。
しかし、ご自身に合っているかどうか、またその予定をダメージなく乗り切るにはなにが必要か、良く診察を受けましょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-07-10 12:28:42
ゆうこ0123さん、こんにちは

>一般的に抜歯のあとは何もせずにそのままにしておくようですが、それは問題ないのでしょうか。

私個人としては6番という歯は非常に重要な歯なので何らかの方法で補綴を行ったほうが良いと思います。

そして、ある程度時間がたってしまうと隣の歯が倒れてしまったり思うように治療ができなくなってしまうことがあります。


>抜歯だけすぐにでも済ませて、そのままの状態で9ヶ月ほど待ち日本でインプラントを入れ、その後1年以上あけてからクラウンをするようにしても大丈夫でしょうか。

大丈夫だとは思いますがインプラントを入れる手術を行ってからクラウンを入れるまでが1年間ということでしたら、何かしらスペースを確保するようなものを入れていただいたほうが良いかもしれません。

参考になれば幸いです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-07-10 14:48:38
極々普通の古めの考え方、だと思います。

変にネットとかで調べると、抜歯後顎堤保持の為のソケットプリザベーションとか、出来る先生なら即時植立、即時修復までしてしまう、と言うのを読まれるかも知れないですが、個人感想で申し上げれば本当本物のそう言う治療がちゃんと出来ている先生はかなりの少数派だろう、と思います。

患者さんにとってベストなのは、歯がなくなった日に直ぐにインプラントで綺麗に歯が入り、顎堤保持出来ていることなんでしょうが、海外でもそう言う治療に長けている先生を探すのは難しいだろう、と思います。


やはり、感染の恐れ、手術自体の難易度が凄く上がることの解決の難しさ、等々の理由で、抜歯したらそのまま治癒を待つ、と言うのが採られることが殆どだろう、と思われます。

多少の顎堤の痩せることを許容出来るのでしたら、説明受けた方法であれば、感染の危険性を避け、安全に治療を進められるメリットが高い、と思います。



9ヶ月とかそのままでも大丈夫か?と言うことに関しては、正直何方も正確には分からないと思います。

動く方もいれば、全くそのままと言う方もいますので・・・

感染起こしていて、拙い状態になっているのなら、抜歯して置いて、顎堤が綺麗に感染源が消えている状態に治るのを待つ、と言うのでしたら悪いことではないと思います。

そして、その後の経過に応じて対策を取る、と言うことしかないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆうこ0123さん
返信日時:2015-07-10 20:35:03
さがら先生、畑田先生、松元先生、お忙しい中ご回答いただき、ありがとうございます。

さがら先生、

>デメリットは、人間の身体には無駄な部分などありませんから、その歯を失ったことによるツケは将来必ずしっぺ返しがきます。
>病気の後始末だけをしたいのか、健康回復をしたいのかで、治療目的は大きく正反対ともなります。

メリットとデメリットに関するわかりやすい説明をありがとうございます。

歯を失った状態のまま9ヶ月放置した場合、将来のしっぺ返しは大きいでしょうか。
出来れば健康回復をしたいですが、その場合歯を失った状態で6から8週間回復を待ってからすぐにインプラントをする場合に比べて、9ヶ月放置した場合は健康回復は難しいでしょうか。




畑田先生、

>私個人としては6番という歯は非常に重要な歯なので、何らかの方法で補綴を行ったほうが良いと思います。
>そして、ある程度時間がたってしまうと隣の歯が倒れてしまったり思うように治療ができなくなってしまうことがあります。

9ヶ月補綴を行わないことで、隣の歯が倒れてしまったり思うように治療ができなくなってしまう可能性は大きいでしょうか。
何らかの方法で補綴を行うことを考え、インプラントまでの期間が空く場合にその期間のみ仮の補綴を行うことは可能でしょうか。

私は噛み締めのくせがあるようなのですが、このことも隣の歯が倒れてしまったり思うように治療ができなくなってしまう可能性を大きくするでしょうか。


>大丈夫だとは思いますがインプラントを入れる手術を行ってから
クラウンを入れるまでが1年間ということでしたら、何かしらスペースを確保するようなものを入れていただいたほうが良いかもしれません。

アドバイスをありがとうございます。
インプラントをする際に相談してみようと思います。




松元先生、

>変にネットとかで調べると、抜歯後顎堤保持の為のソケットプリザベーションとか、出来る先生なら即時植立、即時修復までしてしまう、と言うのを読まれるかも知れないですが、個人感想で申し上げれば本当本物のそう言う治療がちゃんと出来ている先生はかなりの少数派だろう、と思います。
>患者さんにとってベストなのは、歯がなくなった日に直ぐにインプラントで綺麗に歯が入り、顎堤保持出来ていることなんでしょうが、海外でもそう言う治療に長けている先生を探すのは難しいだろう、と思います。
>やはり、感染の恐れ、手術自体の難易度が凄く上がることの解決の難しさ、等々の理由で、抜歯したらそのまま治癒を待つ、と言うのが採られることが殆どだろう、と思われます。

歯がなくなった日に直ぐにインプラントで綺麗に歯が入り、顎堤保持できるということはすごく難しいのですね。

感染の恐れ、手術自体の難易度が凄く上がることの解決の難しさ、等々の理由で、抜歯したらそのまま治癒を待つ、と言うのが採られることが殆どだろうということで、抜歯したまま治癒を待つことに安心できました。

ありがとうございます。



>多少の顎堤の痩せることを許容出来るのでしたら、説明受けた方法であれば、感染の危険性を避け、安全に治療を進められるメリットが高い、と思います。
>9ヶ月とかそのままでも大丈夫か?と言うことに関しては、正直何方も正確には分からないと思います。
>動く方もいれば、全くそのままと言う方もいますので・・・

多少の顎堤の痩せることを許容出来るのでしたらということですが、9ヶ月そのままだと、動くことのリスクの他に顎堤はかなり痩せる可能性があるのでしょうか。

私は噛み締めのくせがあるようなのですが、このことも動くリスクを増やす原因になるでしょうか。



>感染起こしていて、拙い状態になっているのなら、抜歯して置いて、顎堤が綺麗に感染源が消えている状態に治るのを待つ、と言うのでしたら悪いことではないと思います。
>そして、その後の経過に応じて対策を取る、と言うことしかないと思います。

顎堤が綺麗に感染源が消えている状態に治るのを待つのは悪いことではないということで、安心しました、ありがとうございます。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-07-14 07:53:17
ご返信ありがとうございます。

>歯を失った状態のまま9ヶ月放置した場合、将来のしっぺ返しは大きいでしょうか。

個人差があります。
診察とは現状の分析だけではなく、予後を考慮した治療計画への診断も意味します。
それはご担当の先生の仕事となります。


>出来れば健康回復をしたいですが、

とても良いお考えです。
良くありがちなことは、目先の困っている歯の解決だけに目を奪われて、将来の大きなリスクを見逃して、後悔を積み重ねる人が後を絶たないからです。

今回も、再根管治療に至ってしまった初期の対応にさかのぼって反省すれば、トラブルはこれで最後にすることも可能かもしれません。
病気の後始末も大事ですが、それだけにとらわれず、健康回復,さらに維持増進まで計画して頂くとベストとなります。


>その場合歯を失った状態で6から8週間回復を待ってからすぐにインプラントをする場合に比べて、9ヶ月放置した場合は健康回復は難しいでしょうか。

もしタイミングが重要な症例では、自然に易しくなることはありません。
そうでなければ、時期に合わせた対応を具体的に計画しておけば、その程度の期間ならば十分に対応できます。


なお、

>噛み締めのくせがあるようなのですが、

この場合は対策が必要です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆうこ0123さん
返信日時:2015-07-16 00:37:01
さがら先生、ご回答ありがとうございます。

>今回も、再根管治療に至ってしまった初期の対応にさかのぼって反省すれば、トラブルはこれで最後にすることも可能かもしれません。
>病気の後始末も大事ですが、それだけにとらわれず、健康回復,さらに維持増進まで計画して頂くとベストとなります。

アドバイス、ありがとうございます。
今回は、抜歯インプラントクラウンという方法が健康回復のためにベストなようなので、こちらか日本の地元でインプラントをしていただく歯科医の方を探して、噛み締めのことも含めて、相談をしてみたいと思います。


今回は、抜歯をしなければならないという残念な状態になってしまいましたが、今後同じようなことにならないように反省してみます。
ありがとうございました。



タイトル 左下6番抜歯、インプラントとクラウンの時期 (アイルランド)
質問者 ゆうこ0123さん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
回答者




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