金属での矯正中は、酸性度が強いフッ素は使用しない方がよいのか?

相談者: pinko007さん (34歳:女性)
投稿日時:2015-08-07 15:16:45
こんにちは。
いつも参考にさせて頂いています。
矯正中のフッ素の使用について教えて頂きたく、投稿致しました。


私はジェル状の0.4%フッ化第一スズの製品を使用していました。
(眠前と、昼に酸性になりやすいものを食べたらその時の1〜2回)

しかし、矯正歯科歯科衛生士に、その製品は酸性度が高く金属で矯正しているため使用しない方がよいと指導を受けました。
(そのため、その矯正歯科では中性のフッ素洗口液を基本的には取り扱っているとのことです)

その意見は正しいのでしょうか?


正しいとすると、ミラノールなども駄目ということなのでしょうか?

また、口腔内に金属のインレーがいくつもありますが、その金属にも悪影響がありますか?


お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-08-08 03:41:22
フルオールゼリーなど一部のフッ化物ジェルは、フッ化物が取り込まれやすくなるように酸性(ph3~5)に調整されています。

ただ、酸性になった部分は唾液ですぐに中性に戻りますので、矯正をしていたとしても特に問題になることはありません。


ミラノールも弱酸性(ph5前後)ですが、上記と同じ理由で通常は全く問題ありません。

食品にも酸性のものは多数ありますが、これらも矯正をしているからといって特に問題となることはありません。


ただ、どうしても気になるようでしたら、中性のフッ化物洗口材を使って頂いても全く問題はないと思います。

(一応、フッ化物の取り込みや耐酸性の獲得は酸性のフッ化物洗口材の方が高いとされています)



矯正中はワイヤーやブラケットのせいでプラークが溜まりやすくなりますので、プラークコントロールは特に念入りに行う必要があります。

また、食事のタイミングなども非常に重要ですので、せっかくキレイに並んだ歯が虫歯になってしまわないよう、担当の衛生士さんにしっかりとチェック・指導をして頂いてください。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: pinko007さん
返信日時:2015-08-08 08:49:06
田尾先生、おはようございます。
お忙しい中でのご回答ありがとうございます。


フッ化物の使用は唾液の緩衝能で、矯正や金属のインレーにも基本的には問題ないということですね。

削らず経過観察中の虫歯がいくつかある中での矯正中のため、これからも引き続きフッ化物を使用していきたいと思います。
食事も間食なしを続けていきます。


ありがとうございました。



タイトル 金属での矯正中は、酸性度が強いフッ素は使用しない方がよいのか?
質問者 pinko007さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ フッ素
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




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